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今日は、雑談風に…
1.安倍総理の野党殲滅戦略
10月12日から14日にかけて、NHKが行なった世論調査によると、安倍内閣を「支持する」と答えた人は先月より1ポイント下がって58%、「支持しない」と答えた人は、先月より3ポイント上がって26%で、依然、高支持率をキープしている。
また、各党の政党支持率も、自民党が36.1%、民主党が5.2%、日本維新の会が2.1%、公明党が3.8%、みんなの党が1.2%、共産党が4%、生活の党が0.2%、社民党が0.5%で「特に支持している政党はない」が41.8%と、これも自民党の独り勝ち。
この間の消費増税発表や、先日のTPPの聖域除外検討などがマイナス要因があったにも関わらず、支持率には左程影響していない。だけど、その消費増税発表あたりから、ネットを中心に、これまで安倍総理を支持していた層の中からも、安倍総理は変節したのではないかと、若干の混乱も見受けられる。
以前、「安倍総理のデフレ脱却構想」のエントリーで、安倍総理は、今後"新自由主義者"に近い動きをするのではないかと述べたことがあるけれど、戦略特区構想や、一昨日閣議決定された、電気事業法改正案とか、構造改革路線の政策を次々と出していて、確かに、新自由主義に鞍替えしたのかと見えなくもない。
何故そうなのか、を考えているうちに、ふと、安倍総理にある狙いがあってのことではないかと思うようになった。それは何かというと、野党を殲滅し、第2次安倍政権を長期政権にしようとする戦略。
安倍総理の政策をみていると、消費増税をやると同時に大規模経済対策をやったり、経団連に賃金アップ要請をする側ら、法人減税をやろうとしたり、何やらアクセルとブレーキを同時に踏むような政策をやろうとしているように見える。
だけど、それぞれの政策を個別にみてみると、それら一つ一つは野党も主張している政策だったりする。例えば、TPP推進や規制改革といった新自由主義路線は、みんなの党の政策だし、賃金引上げなんかは、民主党や社民党、共産党あたりが大好きな政策。
また、この秋の臨時国会で自公が提出するとみられている道州制法案は、かねてから、維新やみんなの党が主張していたものだし、法人減税は元より自民が得意とする政策。
つまり、現段階での安倍内閣の政策は、与野党の目玉政策をパッケージ化、悪い言葉でいえば、他党の政策を、パクりまくって袋詰めしたものだとも言える。
もしも、自民党が、この「全方位型ポピュリズム」ともいうべき、与野党政策パッケージを実行しようとしているのだとすると、野党はもう壊滅する運命にある。なぜなら、自民党は民主党などの野党と違って、政策実行能力があるから。
野党の主張する政策を、自民が実行するのなら、その時点で野党の出番は無くなり、存在意義は消える。だから、自民が野党の目玉政策をパクって実行すればするほど、野党はどんどん苦しくなる。そして、最後には自民に吸収されるか、自民が言わない政策を無理矢理ひねり出して、細々と存在を主張するしかなくなる。
どちらにせよ、野党勢力はどんどん縮小する方向になるから、ますます自民は独り勝ちになり、安倍政権は長期政権になっていく。もしかしたら、安倍総理はこれを狙っているのではないか、と。
つまり、新自由主義的政策を実施することで、みんなの党を潰し、道州制で維新を潰し、賃金引上げで、民主、共産、社民を潰す。この観点からいえば、消費増税は、財務省を味方に取り込んで、官僚を味方につける方策の一環かもしれない。
2.安倍総理が全方位型ポピュリズムになった理由
この全方位型ポピュリズム戦略は、安倍政権前は成立しなかったと思われる。なぜなら、野党の「自分達にやらせてみれば、もっと上手くできる」という主張も国民に受け入れられる余地があったから。だけど、その期待は、民主党政権が粉々に打ち砕いてしまった。
民主党の政権担当能力がゼロであることが明らかになって、国民は骨身に沁みた。口だけの野党に日本を任せてはいけないと心底思ったから、政権担当能力のある自民に政権を戻した。それが今。
だから、今の状況で、政権担当能力がある自民が野党の政策をパクって、それなりに上手くやってのけたら、国民にしてみれば、野党など完全にお呼びでなくなる。それぞれの支持層の代弁だけやってくれさえしたら、あとは自民がちょこちょこ拾ってやってくれると思うようになる。これはそのまま野党の壊滅を意味してる。
ゆえに、安倍総理がこの戦略で長期政権を築いたとしたら、次の選挙では野党はボロボロになっているのではないかと思う。その意味では、恐るべき戦略かもしれない。
本当に、安倍総理がこの全方位型ポピュリズムで政権運営をしているのだとすると、おそらく、前回の第1次安倍内閣の経験がそうさせているのではないかと思う。
前回の第1次安倍政権では、安倍総理は「美しい国」という理念を掲げて、戦後レジーム脱却を目指し、理念に沿った政策を進めようとしたし、実際、数多くの法案も通した。だけど、その試みは、安倍憎しのマスコミと、野党の攻撃と官僚の抵抗によって1年で潰えることになった。
この時の苦い経験から、安倍総理は、今回、自身の理念に沿った政策は殊更に前面に出さず、他党の政策をパクることで敵を作らないようにする、政権運営方針を取っているのではないか。
確かに全方位型ポピュリズム戦略は敵を作りにくい。だけど、これは互いに相反する政策を同時に実行するケースもあるから、そうなった場合は各々の政策効果を互いに打ち消し合うことになり、思ったほど効果がでてこない、或いは、効果がでてくるのに時間がかかることが考えられる。
今回の消費増税と経済対策のセットにしてもそうだし、賃金引上げと法人減税のセットもそう。だから、全方位型ポピュリズム戦略は、眼前の敵を消し、野党を壊滅させることはできるかもしれないけれど、日本を良くする方向に導けるかどうかは未知数。タグボートで船を四方八方から同時に引っ張っても、船は少しも進まない。
もしかしたら、安倍総理はこの全方位型ポピュリズムで政権を安定させ、野党を壊滅に追い込んだ後、最後の任期の1年で、憲法改正などの本当にやりたかったことを矢継ぎ早やにやってしまう気があるのかもしれないし、それを期待したいところではあるけれど、政治の世界は一寸先は闇という。
それに2~3年経っても、まだデフレから脱却していなければ、流石に支持率も持たなくなってくる。そうなると本当にやりたかったことにも手を付けられずに終わってしまうことだってあり得る。安倍政権の行方は如何に。
今日は、雑談風に…
1.安倍総理の野党殲滅戦略
10月12日から14日にかけて、NHKが行なった世論調査によると、安倍内閣を「支持する」と答えた人は先月より1ポイント下がって58%、「支持しない」と答えた人は、先月より3ポイント上がって26%で、依然、高支持率をキープしている。
また、各党の政党支持率も、自民党が36.1%、民主党が5.2%、日本維新の会が2.1%、公明党が3.8%、みんなの党が1.2%、共産党が4%、生活の党が0.2%、社民党が0.5%で「特に支持している政党はない」が41.8%と、これも自民党の独り勝ち。
この間の消費増税発表や、先日のTPPの聖域除外検討などがマイナス要因があったにも関わらず、支持率には左程影響していない。だけど、その消費増税発表あたりから、ネットを中心に、これまで安倍総理を支持していた層の中からも、安倍総理は変節したのではないかと、若干の混乱も見受けられる。
以前、「安倍総理のデフレ脱却構想」のエントリーで、安倍総理は、今後"新自由主義者"に近い動きをするのではないかと述べたことがあるけれど、戦略特区構想や、一昨日閣議決定された、電気事業法改正案とか、構造改革路線の政策を次々と出していて、確かに、新自由主義に鞍替えしたのかと見えなくもない。
何故そうなのか、を考えているうちに、ふと、安倍総理にある狙いがあってのことではないかと思うようになった。それは何かというと、野党を殲滅し、第2次安倍政権を長期政権にしようとする戦略。
安倍総理の政策をみていると、消費増税をやると同時に大規模経済対策をやったり、経団連に賃金アップ要請をする側ら、法人減税をやろうとしたり、何やらアクセルとブレーキを同時に踏むような政策をやろうとしているように見える。
だけど、それぞれの政策を個別にみてみると、それら一つ一つは野党も主張している政策だったりする。例えば、TPP推進や規制改革といった新自由主義路線は、みんなの党の政策だし、賃金引上げなんかは、民主党や社民党、共産党あたりが大好きな政策。
また、この秋の臨時国会で自公が提出するとみられている道州制法案は、かねてから、維新やみんなの党が主張していたものだし、法人減税は元より自民が得意とする政策。
つまり、現段階での安倍内閣の政策は、与野党の目玉政策をパッケージ化、悪い言葉でいえば、他党の政策を、パクりまくって袋詰めしたものだとも言える。
もしも、自民党が、この「全方位型ポピュリズム」ともいうべき、与野党政策パッケージを実行しようとしているのだとすると、野党はもう壊滅する運命にある。なぜなら、自民党は民主党などの野党と違って、政策実行能力があるから。
野党の主張する政策を、自民が実行するのなら、その時点で野党の出番は無くなり、存在意義は消える。だから、自民が野党の目玉政策をパクって実行すればするほど、野党はどんどん苦しくなる。そして、最後には自民に吸収されるか、自民が言わない政策を無理矢理ひねり出して、細々と存在を主張するしかなくなる。
どちらにせよ、野党勢力はどんどん縮小する方向になるから、ますます自民は独り勝ちになり、安倍政権は長期政権になっていく。もしかしたら、安倍総理はこれを狙っているのではないか、と。
つまり、新自由主義的政策を実施することで、みんなの党を潰し、道州制で維新を潰し、賃金引上げで、民主、共産、社民を潰す。この観点からいえば、消費増税は、財務省を味方に取り込んで、官僚を味方につける方策の一環かもしれない。
2.安倍総理が全方位型ポピュリズムになった理由
この全方位型ポピュリズム戦略は、安倍政権前は成立しなかったと思われる。なぜなら、野党の「自分達にやらせてみれば、もっと上手くできる」という主張も国民に受け入れられる余地があったから。だけど、その期待は、民主党政権が粉々に打ち砕いてしまった。
民主党の政権担当能力がゼロであることが明らかになって、国民は骨身に沁みた。口だけの野党に日本を任せてはいけないと心底思ったから、政権担当能力のある自民に政権を戻した。それが今。
だから、今の状況で、政権担当能力がある自民が野党の政策をパクって、それなりに上手くやってのけたら、国民にしてみれば、野党など完全にお呼びでなくなる。それぞれの支持層の代弁だけやってくれさえしたら、あとは自民がちょこちょこ拾ってやってくれると思うようになる。これはそのまま野党の壊滅を意味してる。
ゆえに、安倍総理がこの戦略で長期政権を築いたとしたら、次の選挙では野党はボロボロになっているのではないかと思う。その意味では、恐るべき戦略かもしれない。
本当に、安倍総理がこの全方位型ポピュリズムで政権運営をしているのだとすると、おそらく、前回の第1次安倍内閣の経験がそうさせているのではないかと思う。
前回の第1次安倍政権では、安倍総理は「美しい国」という理念を掲げて、戦後レジーム脱却を目指し、理念に沿った政策を進めようとしたし、実際、数多くの法案も通した。だけど、その試みは、安倍憎しのマスコミと、野党の攻撃と官僚の抵抗によって1年で潰えることになった。
この時の苦い経験から、安倍総理は、今回、自身の理念に沿った政策は殊更に前面に出さず、他党の政策をパクることで敵を作らないようにする、政権運営方針を取っているのではないか。
確かに全方位型ポピュリズム戦略は敵を作りにくい。だけど、これは互いに相反する政策を同時に実行するケースもあるから、そうなった場合は各々の政策効果を互いに打ち消し合うことになり、思ったほど効果がでてこない、或いは、効果がでてくるのに時間がかかることが考えられる。
今回の消費増税と経済対策のセットにしてもそうだし、賃金引上げと法人減税のセットもそう。だから、全方位型ポピュリズム戦略は、眼前の敵を消し、野党を壊滅させることはできるかもしれないけれど、日本を良くする方向に導けるかどうかは未知数。タグボートで船を四方八方から同時に引っ張っても、船は少しも進まない。
もしかしたら、安倍総理はこの全方位型ポピュリズムで政権を安定させ、野党を壊滅に追い込んだ後、最後の任期の1年で、憲法改正などの本当にやりたかったことを矢継ぎ早やにやってしまう気があるのかもしれないし、それを期待したいところではあるけれど、政治の世界は一寸先は闇という。
それに2~3年経っても、まだデフレから脱却していなければ、流石に支持率も持たなくなってくる。そうなると本当にやりたかったことにも手を付けられずに終わってしまうことだってあり得る。安倍政権の行方は如何に。
コメント
コメント一覧 (16)
2013年11月3日~12月2日は旧暦の10月1日~10月30日の神無月です。丁度アイソン(愛孫)彗星が大接近する11月29日が最大のイベントです。出雲には日本各地から神様達がお集まりになり、従来でしたら良縁の相談となるのでしょうが、今年はどうでしょうか。恐らく遷宮後の秘密の会議が行われるに違い有りません。鹿島神宮からも鹿島大神さまが出雲出張でしょうから、なまずには注意が必要かもしれません。秋マケは台風26号だけとは限りません。油断しないように。
あれから、仕事がいそがしくなり、引っ越し・子供の誕生と続きまして、パソコンすら開けない日々が続いておりました。最近、漸く落ち着き、こうして、記事を拝見させて頂いてます。
パソコンが開けない分、色々読書などで研鑽していたのですが、今回のエントリー内容は、まるで、カエサルの暗殺を踏まえ、元老院を懐柔した古代ローマのアウグスティスみたいですね。
ちょっと長くなりますが、最近の安倍政権や外交に関する記事のコメントを。
先日宮崎駿監督が引退されましたが、彼のインタビュー記事で「日本の風土は好きだけど日本という国と日本人は嫌い」というのがありました。
美和明宏さんが以前TVで、敗戦の時、昨日までこれが真実だと言って教鞭をとっていた教師が、これは間違ってるから墨を塗れ。と言われて、大人を欺瞞を感じた・・・というのがありました。
今まで、どこか引っかかっていた話なんですが、
先日、某掲示板のまとめブログをみてたさい「韓国の方の歴史観はいびつだけど、それを習得するために費やした労力を時間は本物だから、なかなか譲らない」といったコメントをみて、
日本のリベラルやインテリと言われる層が、非現実的で、政策実行能力・政権担当能力がない点は、そういった「騙されていた恨み」というものが根底にあるのでは?と思いました。
彼らは、権力に対する恨みを捨てきれず、自らが権力者になっても「反権力」を捨てきれない。
故に、保守・革新・新自由主義にかかわらず、政権を任せられない。
維新の石原氏はわかりませんが、橋下氏、渡辺氏にも同じような「任せられない」不安感を感じます。
日本が異民族に支配された事がなく、また、異民族を支配する事に記憶に刻まれるほど苦労した経験が一度しかない為ではないかと思います。
相いれない相手との遭遇・衝突という現実に対峙した場合、下手な理想や真実よりも、詭弁や欺瞞とわかりつつも自国をまとめ主張しなければならない時がある。
異民族との衝突や宗教による衝突を繰り返し経験してきた諸外国と比べ、日本には、本音と建前の文化はありますが、欺瞞の歴史が乏しいのではないでしょうか?
本音と建前に基づいた「厚顔無恥」と詭弁や欺瞞も含めた「厚顔無恥」は、似て非なるものかと思います。
そういった詭弁・欺瞞を未熟ながらも行使できていたのは、残念ながら自民党だけで
第2次安倍政権は、漸くその手法に日本がなれてきたのでは?と思います。
また、我々国民もピュアなメンタル故に捨てきれなかった「騙されていた恨み」から漸く卒業しつつあるのではないでしょうか?
身近な人間観察から・・・ですが、
私の周辺では、長引く不況に政府に不満を抱くのではなく
自力でなんとかしないとどうにも成らない・・・という変なパワーがありますね。
かといって、一時期のように日本脱出!というものでものない。
オリンピックという目標があるのも理由の一つでしょうけど、
アベノミクスが的を得てようが、得てなかろうが、働いて景気をよくしなければ、このままジリ貧だし、出来ないようなら、河岸をかえても同じ
っていう覚悟のようなものでしょうか。
だから、上手くいかなくても、安倍さんの長期政権はあるんじゃないかな?と思います。
「うだうだいったって、どうせお前ら野党はもっと出来ないだろ?こっちはそんなことに構ってる暇ねーんだけど」
みたいなね。
長文失礼しました。
変な政策でもぐっとこらえて下に任せてやらせているのでしょう。
ネットでわいわい騒いでいる人の影響力は、ちっぽけなことを知っているから。
やはり、第一次安倍内閣と比べると、安倍総理は前に出過ぎないように、気を使っているように見えます。昔と比べて老獪といえばそうかもしれないですけど、匙加減を間違えると、直ぐに手詰まりになりそうで、何とも難しいですね。
>私は、この「騙されていた恨み」というものは、日本が異民族に支配された事がなく、また、異民族を支配する事に記憶に刻まれるほど苦労した経験が一度しかない為ではないかと思います。
なるほど、これはいえるかもしれません。日本人は良くも悪くも正直すぎるということですかね。日本人が「騙されていた恨み」から卒業しつつあるのであれば、その分"大人"になったということでしょうね。
安倍総理の本当にやりたいことは、やはり国内外の支持と理解がないと難しいものばかりです。その為の長期政権への足固めとすれば、もう少し様子をみる必要はあるかと思います。
>たかじんで「前のときは自分の考えをやろうとして失敗した」「今はやりたいことの3割ぐらいしかやれていない」と言っていたのが思い出されます。
あぁ、そんなことを言ってました。確かにぐっとこらえているのかもしれませんね。消費増税を境に、安倍総理のfacebookには批判コメントが並ぶようになったとか。少なからず、反対の人がそれなりにいることは知っているでしょうね。それを払拭するにはやはり結果を出すしかないかと思います。
…で、この「騙されていた恨み」は、今は、戦後サヨク・嫌韓にむきつつあるんじゃないですかね。
中国の南京事件は、白髪三千丈の大げさなプロパガンダですが、韓国の慰安婦・強制連行はまるっきりの嘘の部分がある。
この差は大きいかと。
だから、安倍首相が今の挑発しながら「対話の窓はひらいてる」外交は、結構支持されるのではないかと思います。
靖国は特定アジアからのどう喝カードではなく、日本の「譲歩姿勢」というアピールのカードに変わりつつある。
日比野さんのエントリーをよんで、他にも色々思う事があるのですが、子供が小さいから、ゆっくりパソコンの前に座れないもので、コメントする前にエントリーが流れてしまって。
意見をまとめて、メールで・・・ともおもったのですが、
mixiも長期間放置していたため、アカウントが消滅してまして、メッセージもおくれませんで。
よろしければ、エントリーズレに成りそうですがこの記事のコメント欄でしばらく意見を交換させていだたけないでしょうか?
戦後サヨクに対する風当たりや嫌韓が強くなっていることはその通りだと思います。この流れはもう変わらないのではないかと見ています。
>日比野さんのエントリーをよんで、他にも色々…
子供が小さいうちは目が離せませんよね。我が家もそうでした…。
この記事のコメ欄を使う件、了解しました。こちらこそよろしくお願いいたします。
ただ、毎日のエントリーに追われるあまり、タイムリーに返信できないこともあるかもしれませんが、御容赦くださいませ。m(__)m
まず、長くなりそうなので、結論だけを箇条書きにしたいと思います。
1反日後の日中韓関係について
2日韓併合の是非について
3これまでの自民党の中韓外交について
…書いていくうちにもう少し増えるかもしれませんが、とりあえずはこんなところで。
ではまず、その1
私は、韓国人の方に知り合いはいないのですが、中国人の方はいます。
また、私の夫は仕事柄、韓国にも中国にも赴きます。
そういった身近な印象やメディア、ネットの海外掲示板の翻訳サイトを見ていると同じ国策による反日でも、中国と韓国では何かが違う。
長年そこに引っかかっていたのですが、例の旭日旗の騒動をみて、私なりにひとつの結論がでました。
韓国においての反日は、ある日突然ああやって作られていったのだな…と私以外にも多くの方が感じられたかと思います。
この「作られる過程」が中国と韓国では違う。
もう一度同じ文章打てるかな?
あ~、泣き出しちゃった。
ちょっと続きはまってくださいね。すいません。
中国は一党独裁国家であり、韓国は民主主義国家である。
と言う点です。
人はどうしても自分を基準にみてしまうので、
いくら中国が一党独裁国家だといっても、「民意の反映」とみてしまう。
中国の富裕層が全体の7%・9千万人ほどであり、
その貧富の激しさと中国共産党の人数は8千万人ほど…という数字をみてみると
共産党という「貴族」が治める世界大戦以前の国である…とも考えることもできるかと。
それは、もし、中国が反日を含めた世界に対する姿勢を改めたいと考えたとき、すべてを「共産党」の所為にして、心理的矛盾や対外的体面を保つ事ができる。
北朝鮮も同様「金王朝」の所為にできます。ドイツとナチスみたいにね。
これは、民主主義国家である韓国とは大きく異なる。
同じ反日でも一部の「貴族」の方向性である…のと民意の反映である…と言うのでは、当事者も受け取る側の違うでしょうね。
出来れば,このような国とは
近隣諸国であっても、それなりに「信頼おける国家」になるまで、
おつきあいを断りたいところですが、
TPPのエントリーをみて、アメリカからアジアのリーダーをまかされた日本としては無視できません。
アジア圏の安定と繁栄の為には、つきあわざるを得ない。
大戦前と大戦後の…また、冷戦後の国家の有り様の違いにおいて、
「自国の繁栄のみならず、世界に対しての責任を果たす」ことが
近代国家の義務となっているのが現状ですから。
戦争が、経済活動に取って代わった証ですね。
経済的に大きな影響力をもった国であるにもかかわらず、
そういった「世界に対しての責任を果たす」意味を無視し続け
「自国の繁栄」のみに執着しているのが、中国・韓国なのではないでしょうか?
世界各国が脇汗もので維持している経済圏を利用するだけ利用して、「責任を果たさない国」…前近代的な国家群を抱えるアジア
それらの国とうまくやりつつ、欧米等に対し、アジアをまとめていく。
望むと望まざると日本に任された役割は、それなんでしょうね。
もし、日本が先の大戦で敗戦せずに、名実ともに先進国ならば、
鎖国といってもいいような国交断絶もできたかもしれませんけど
戦争に負けた国の辛いところです。
ここまで考えてみると
かつての日本で、特定アジアに対し
併合派と反対派、そして、福沢諭吉氏のような断交論が出たのもうなずけますし
どれも正しいなぁ…と思いました。
「事実」「現実」よりも「面子」を優先する中国
「事実」「現実」よりも「情」を優先する朝鮮
任せていたら前者は共倒れになる恐れがあり、
後者は、信用すれば、いつ裏切るか予測がつかない。
予測がつかないなら、自国民にしてしまおう…リスクヘッジの観点からも日韓併合に踏み切ったのは、わかりますね。
特定アジアとの友好を深めなければ成らない。
私たちは、中国・韓国・北朝鮮を許せるでしょうか?
私、音信不通の間、歌舞伎にはまってたんですけど
日本の国民性として「大義のある嘘」「悪党でも美意識のある嘘」には寛容なのではないかと思います。
また、日本人は、まれにみるお人よしですからね。
共産党体制が瓦解し、中国という国家が近代化すれば、
「共産党の所為」で許してしまうと思います。
対して中国も、面子を潰さなければ上手くいくのではないかしら?
中国で仕事をする上で、「面前で中国人を注意してはいけない。個室によんで注意せよ。」というのを聞いた事があります。
ここからわかるように「間違いを認める事は出来るけど、面子を潰してはいけない」という所に注意できれば、案外日中関係は,回復かのうでなはいでしょうか?
確かベトナムでしたっけ?中国が「過去は水に流して未来志向でいこう」とか言ったのは。
同じ事を日本が受け入れられれば、上手くいくと思います。
では、韓国は?
中国の反日は「事実を大げさに言う」ことで成立してますから、「共産党の所為」にする事も出来る上に、国民性を信じる事も出来ます。
しかし、韓国の場合は、あきらかにねつ造された「嘘」ですからね。
かつてあった事実を利用して、「なりすまし」をしている。
日本の美意識からすると、「他人をおとしめる為”だけ”にながした不名誉な嘘」「人の親切心や良心につけこんだ自己保身の為の嘘」には、不寛容だと思います。
おまけにくかえしますが民主主義韓国の行動は「民意」の反映ですから、言い訳できません。
このやっかいな国とどのように接するべきか?
まったくわかりませんね(苦笑)
ここまで考えたとき、今までの「土下座外交」の見方が変わりました。
アメリカから委任された「アジアの安定・繁栄・民主化」は、
なにも今回のTPPに限った事ではなく、
戦後からずーっと任されてきたのではないかと。
日本の軍事力を奪い、前近代国家の中国に国連の常任理事にして影響力をもたせ、
かつ金がかかり、骨がおれる特アジア対策を任してきた。
おもわず、感心してしまう布陣と配置です。
大名は参勤交代で金を奪い、幕政にはタッチさせない。(金はあれども力なし)
幕臣は、権力はあるが、俸禄がすくない(力はあれども金はなし)
誰が考えたかはわかりませんが、かつての徳川体制にも通じる中々上手い手です。
中には中韓鮮にとりこまれた政治家もいるでしょうけど
媚中外交にも、それなりの意味があったのかもしれません。
もちろん、アジアの仲間に対して行った罪悪感もあったでしょうけどね。
私の考えは以上なのですけど
100年後、歴史書を開いたとき、この平成二十五年という年は、
開国から100年以上の時をかけ、
ようやく欧米列強においつき、
明治の元勲の悲願を達成しはじめた年である。
と刻まれるかもしれません。
安倍総理の掲げる、保守本流の悲願は、そこにあるのではないかとも思うのです。
そのために戦後70年忍びがたきを忍び、堪え難きを耐え、アメリカから与えられた任務をまじめにこなしてきた。
日本に対する世界からの信頼度は、この70年まじめにやってきた成果だと思いますね。