「我々はこんなに素晴らしい国を代表していることを誇りに思わないといけない」
1.野田首相からは、未来の日本のビジョンは出てこない
10月4日、民主党最大の支持団体である連合の定期大会が4日、東京国際フォーラムで行なわれた。
古賀伸明連合会長は、その挨拶で、「鳩山、菅両政権は首相の指導力が課題とされ、思慮を欠いた発言で政局の混乱に引きずられ、国政の停滞を招き機能しない政治が続いた。率直に落胆と失望を感じた…、連合の理念、政治の実現のために政治の関わり方も検証しなければいけない」と、これまで連合が掲げてきた、"政権交代可能な二大政党制の実現"という、連合の方針のと見直しにも触れ、最後には首相に対して、「民主党政権再生へのラストチャンスだ」と最後通牒を突きつけた。
確かに、この2年間、民主党は、混乱を生みこそすれ、日本のためにプラスになることを何かやったかと言うと、殆ど思い浮かぶものはない。
もちろん、連合が求める、労働者派遣法の改正や雇用創出なども、捨て置かれたまま。だけど、残念ながら、連合の求める政策は、野田内閣では実現は難しいだろうと思われる。
民主党政権は、鳩山・菅の前政権を例に挙げるまでもなく、唯でさえ統治能力に欠けているのに、それに加えて、今回の震災と外交の停滞。更には、昨今の世界経済不安。
こんな状況では、とても、連合の求める政策に着手するだけの力量は今の内閣に求めるだけ酷というもの。
現に今の野田内閣は、震災復興のための3次補正を通すことだけで、もうアップアップ。最初から増税ありきの議論で、野党から袋叩きされているし、党内の反対も根強い。
閣内・閣外、与野党問わず、一体となって、事に当たらなければならないこの状況下にあってなお、閣僚は、寝ぼけた発言をしている。
10月5日、小宮山厚生労働相は、都内のホテルで開かれたパーティーの挨拶で、3党合意で廃止が決まった子ども手当について、「ちょっと姿は変えたが継続した」と述べ、翌6日の参院東日本大震災復興特別委員会で、野田首相が、この小宮山発言について、「児童手当の改正と認識している」と修正し、小宮山厚労相も「(現行の子ども手当)そのままのものが継続するとは言っていない」と釈明に追われた。
また、山口壮外務副大臣は6日の記者会見で、玄葉光一郎外相が訪韓したことについて「本当は中国に行ってほしかったが、国慶節だからしょうがないということで、韓国に行っていただいた」と、また軽い発言をした。
こんな発言を、公の場でしてしまう方がよっぽど"しょうがない"と思うのだけれど、さすがに何度も、閣僚の不適切発言が続くと、安全運転に終始している野田首相の任命責任が一段と問われるだろうし、与野党協議にも影響を及ぼすことになる。
自民党の石原幹事長は6日午前の記者会見で、この小宮山発言について、「あきれてものが言えない」と強く反発し、真意の説明や発言の撤回を求める考えを示したうえで、「そういうことを言うなら、何の話し合いもできない」と述べている。
それはそうだろう。あれほど、野田首相が国会で3党合意は守る。3次補正の与野党協議をしてくれといった傍から、足元を掬う真似をされるのなら、話し合い以前の問題。
党内融和を掲げて、なんとか党内と閣僚人事で纏まりをつけたかのように見せた野田政権も、ここにきて、早くも綻びが見え始めた。
このままでは、3次補正はどうにかなったとしても、来年度の予算編成は相当な困難が予想される。例の小沢氏の証人喚問問題も燻っているし、下手に手を出せば大火傷を負いかねない。
だけど、いくら野田首相が安全運転に終始したとしても、来年になっても震災復興の道筋がついていなければ、解散の声が高まるのではないかと思う。
兎に角、現状維持、政権維持で何とかやり過ごそうという姿勢ばかりの野田首相からは、未来の日本のビジョンは出てこない。
2.日本の復活を告げる「ダイヤモンド・リング」
今年の3月29日、長居スタジアムで、日本代表とJリーグ選抜とで、震災復興支援のチャリティーマッチが行われ、カズのゴールなど感動的な試合で、国民に勇気を与えたけれど、その試合前のミーティングで、ザッケローニ監督は選手たちに話していたのが、冒頭に紹介した「「我々はこんなに素晴らしい国を代表していることを誇りに思わないといけない」という言葉。
翻ってみると、民主党政権になってからというもの、首相の口から、「日本が素晴らしい国だ」というセリフを聞いた記憶がない。
やれ"友愛"だ、やれ"奇兵隊だ"とか、そんなことは言ったかもしれないけれど、その口から日本を素晴らしいという言葉が発せられることはなかった。
なぜ日本は素晴らしい国だと言えないのか。
あれ程の震災に遭ったのに、パニックも暴動も起きることなく、電力不足になると大騒ぎだった夏をも国民皆の節電努力で乗り切った、こんな国民が世界の何処にあるのか。
なぜ、日本国民は素晴らしいと言えないのか。
こんなときだからこそ、国民を鼓舞し、支援する政策を打ち出すべきときに、増税ありきの話を持ち出して、これ以上、日本を暗くしてどうするのか。
ただ、まぁ、筆者は、来年5月以降にようやく、日本に陽が射し始めるのではないかと期待している。おそらくは、解散総選挙・政界再編がその切っ掛けになるのではないかと思う。
なぜ、来年5月なのかというと、オカルト的発言を許していただけるのであれば、2012年5月20日に、日本の太平洋沿岸で金環食が観られるから。
金環食とは、日食の一種で、月の視直径が太陽より小さく、月の外側に太陽がはみ出して細い光輪状が見える状態の日食。別名、ダイヤモンドリング。
振り返ってみれば、2009年7月22日のあの日、悪夢の政権交代のひと月前に、皆既日食は起こった。
今の日本を見ていると、結果として、あの日を境に日ノ本の国は、天岩戸隠れしたように思う。
だから、逆に、今度は、来年5月の金環食、即ち、ダイヤモンドリングが、日本の復活と、その予告を告げるのではないかと思っている。もちろん、これは、単なる期待にしか過ぎないけれど、時期的にそうなってもおかしくはない。
日本を再生させ得るしっかりとした政権が、来年出来ていることを期待している。
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岐路に立つ連合 民主党とじわり距離 内部の軋轢も表面化 配信元:2011/10/05 00:02更新
民主党最大の支持団体であり、政権交代の立役者である連合(日本労働組合総連合会)の定期大会が4日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで始まった。民主党の凋落(ちょうらく)傾向を受け、古賀伸明会長の表情はいつになく厳しく、採択された平成24~25年度の活動方針では「今後の政治方針の見直し」に言及した。民主党に最後通牒(つうちょう)を突き付けたに等しい。東京電力福島第1原発事故をきっかけに連合内では、官公労を中心とした旧総評(日本労働組合総評議会)系と、民間労組がベースの旧同盟(全日本労働総同盟)系の軋轢(あつれき)も表面化する。11月に結成22年を迎える連合は岐路に立った。(桑原雄尚)
「政権交代の原動力である皆さまの評価を十分得るに至っておらず責任をひしひしと感じている。引き続き心を合わせて力を合わせて…」
大会冒頭、野田佳彦首相はひたすら低姿勢に今後の連携強化を求めたが、古賀氏のあいさつは辛辣(しんらつ)だった。
「鳩山、菅両政権は首相の指導力が課題とされ、思慮を欠いた発言で政局の混乱に引きずられ、国政の停滞を招き機能しない政治が続いた。率直に落胆と失望を感じた…」
連合が掲げてきた「政権交代可能な二大政党制の実現」という政治方針についても「連合の理念、政治の実現のために政治の関わり方も検証しなければいけない」と見直しに言及。首相には「民主党政権再生へのラストチャンスだ」との言葉を浴びせた。
2年前の衆院選でフルパワーで民主党を支援した連合だが、政権交代後は煮え湯を飲まされ続けた。労働者派遣法改正や雇用創出など連合が求めてきた多くの政策はなお実現していない。
3月の東日本大震災と東京電力福島第1原発事故への対応はその怒りを増幅させた。多数の企業・従業員が被災したにもかかわらず政府の動きは鈍く、原発事故を受け菅直人前首相は場当たり的に「脱原発」にかじを切った。
エネルギー政策の“揺らぎ”は、自動車総連など産業系労組を怒らせたばかりか、連合内の確執を表面化させた。
連合はこれまで旧同盟系の電力系労組に配慮し「原発推進」を掲げてきたが、事故後は旧総評系が勢いを増し、連合は5月の中央執行委員会で原発推進方針を凍結し「脱原発依存」にかじを切った。電力系労組は「性急すぎる」と収まらず、電力の安定供給が生命線となる製造業系労組も不満を募らせる。
古賀氏が大会で「中長期的に原子力への依存度を低減させ、最終的には原子力に依存しない社会を作る」としながらも「脱原発や原発推進という二項対立の議論を行うべきではない」と断じたのは、民主党にこれ以上振り回されれば、連合が存亡の危機に瀕(ひん)すると考えたからだろう。
古賀氏ら連合幹部は9月5日、政権交代後初めて山口那津男代表ら公明党幹部と会談し、「政治の混乱が長期化するのは好ましくない」との認識で一致した。連合と縁が薄い野田首相の就任を機に民主党と距離を置き、この先の政界再編を見据えて先手を打つ。そんなしたたかな思惑が見え隠れする。
URL:http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/530704/
「児童手当の改正」と認識=野田首相、小宮山厚労相発言を修正
野田佳彦首相は6日午後の参院東日本大震災復興特別委員会で、小宮山洋子厚生労働相の「子ども手当は姿を変えて継続した」との発言について、「(民主、自民、公明の)3党合意に基づけば、児童手当法に所要の改正を行うことを基本として法制上の措置を取る、ということが基本認識だ」と述べ、事実上修正した。
小宮山厚労相も同特別委で「(現行の子ども手当)そのままのものが継続するとは言っていない。来年4月からの児童手当の仕組みに乗せた新たなものについては、3党で合意していただく」と釈明した。首相は「厚労相も3党合意の精神を守っていくことは共有している」と理解を求めた。自民党の岡田広、佐藤正久両氏への答弁。(2011/10/06-17:23)
URL:http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011100600564
山口外務副大臣「玄葉外相はしょうがないから訪韓」 2011.10.6 19:46
山口壮外務副大臣は6日の記者会見で、玄葉光一郎外相が訪韓したことについて「本当は中国に行ってほしかったが、国慶節(建国記念日)だからしょうがないということで、韓国に行っていただいた」と述べ、18日からの野田佳彦首相の訪韓を前に、韓国軽視とも受け取られる発言をした。
中国では毎年、国慶節(10月1日)の時期に合わせて大型連休に入る。
URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111006/plc11100619480015-n1.htm
日本の復活を告げる「ダイヤモンド・リング」
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コメント
コメント一覧 (8)
http://www.astroarts.co.jp/index-j.html
>2012年5月21日の朝、九州南部~関東で金環日食、全国で部分日食が見られます。
そうですね。日本時間だと、5/21の朝になりますね。ご指摘ありがとうございました。
を連想する. 内部にも外部にも嘘をいって取り繕う.
野田増税政権については書かれる通り.
金冠食を総選挙の原因に上げているが,
自民党への期待は?
むしろ, 自民党総裁が代わることが今の日本にとって
重要だと思うのだが. 勿論, 若手の保守に代われば
の話だが. マドンナ旋風待望.
天津国時代の日本と同祖と思われているのワイタハ族(ニュージーランドの原住民)の伝承によれば、2011年から「ウォータークロック」の時代に突入したこれから先、地球はかってない大きな変動 を迎えようとしていることを伝えている。また、別の神託によれば、ウォータークロックは瑞穂の時代で女性が活躍するとのようです。
マドンナ旋風 あると思いますよ。富士神界が出現すれば天界から乙姫さま御降臨のようです。富士神界が開く前には富士山の噴火があるようです。
参考URL
【竜の歌】
http://www.y-asakawa.com/Message2011-2/11-message103.htm
ひふみ神示 第05巻 地つ巻 第三十六帖
二二は晴れたり日本晴れ、てんし様が富士(二二)から世界中にみいづされる時近づいたぞ。富士は火の山、火の元の山で、汚してならん御山ざから臣民登れんやうになるぞ、神の臣民と獣と立て別けると申してあろうが、世の態(さま)見て早う改心して身魂洗濯致して神の御用つとめて呉れよ。
年間被ばく線量が1ミリシーベルト(毎時約0.2マイクロシーベルト)を超える全ての住宅を除染する方針を示した。
市内約11万世帯のほとんどが除染の対象になる。市は18日から作業に着手する。
現在の計画では、毎時2.5マイクロシーベルト(妊婦や子どものいる家庭は同2.0マイクロシーベルト)以上の住宅が除染の対象だが、
国が年間1ミリシーベルト以上の地域の除染に財政支援する方針を示したことを受け対象を拡大することにした。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011100700361
瀬戸弘幸が桃を生産した地域も汚染の対象でしたね。
富士神界(天の岩戸)が開く為には、鹿島神社や3つの龍宮城の連動が切っ掛けと
なると思います。3つとは琉球の龍宮城、薩摩の龍宮城、伊勢神宮の外宮の龍宮城。
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国立天文台のWEBサイトによると,2011年,2012年に東京で見られる日食は,部分日食はなく唯一,2012年5月21日に金環日食(金環食)がある。東京と静岡が日食中心であり,名古屋,大阪でも金環日食が見られる。
参照URL http://homepage2.nifty.com/yamakatsu/cal_20100521kinkan.html