マンガ部門の大賞は「失踪日記」メディア芸術祭賞:asahi.com

失踪日記出版の偉い人たちが「地味だ。こりゃ売れない」と言って相手にせず、色々な出版社をたらい回しにされて、最初は1万部以下でスタートしてた本「失踪日記」が、いつのまにか22万部突破し、ついには賞までとりました。
20万部突破したマンガ嫌韓流なども最初は同じように出版社からは相手にされていなかったそうですが、出版に限らず一度ヒットした物の似たような劣化コピーでヒットを目論む風潮が定着してる中で、偉い人から見ての『売るための仕組み』から外れた本でも、実力ある作品がちゃんと売れてるのはいい感じです。何より実際に読んで面白かったです。立ち読みだけのつもりが買ってしまいました。
何でこれが出版の『売るプロ』たちからは売れないと判断されたのだろう。地味だからだろうか、前例がないからなのだろうか。でも、ヒットするものって大概そういう所から出てくることのほうが多い感じもします。初代ガンダムは当時のロボットものTVアニメの常識から外れた作りでしたし、流行ったジャンルでも信念なくただ劣化コピーしたものは埋もれただけという結果がほとんどだったように思います。何より作品にやりたいものがあるかどうかが大きいです。
乱造な飽和状態で「売れない」と嘆かれてるギャルゲー界も、そんな中でもしかるべき作品はちゃんと売れ続けていますし。
音楽業界は、表舞台のほうはすっかり出来レースになっちゃってる感じですが(特にTV番組)。売れないのはwinnyのせいじゃないよ。


『失踪日記』の本のエピソードでは何故かガス管工事時代の話が特に好きです。編集主導で描かされてた漫画への不満エピソードやアル中矯正での人間関係の様子なども。さりげない部分では、微生物の生命活動で暖かいリンゴの存在も印象に残ってます。あと、カバー裏の…


どうでもいいけど『失踪日記』TVドラマ化って、マジ?
参照
吾妻ひでお公式HP

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或る編集者のオケラ日記:吾妻ひでお『失踪日記』