先週末、東野圭吾氏原作の『白夜行』の映画が公開されましたね
私は、去年から今年に持ち越しで、この『白夜行』とその続編であると言われている『幻夜』を読んでいます
文庫本で、一冊あたり800〜900ページ程の長編小説
小説はじっくり読む派なので、こちらのシリーズとも時間をかけての
お付合い
ストーリーを追うだけではなく、様々な状況の描写や登場人物各々の個性、人間関係を味わいながら楽しんでいます
東野圭吾さんと言えば、今や日本を代表するミステリー作家のお一人ですが、こちらの小説、単なるミステリー、謎解きというわけではない
話が展開するに従って人間の本質部分を突き詰めていく中、主人公の直接的心理描写がないので、読者の想像力をかきたたせるんです。
主人公についての描写は、「言動」だけ。
あとは、起きた出来事とか、他登場人物たちの言動や気持ちから、読み手が想像していくという感じです
改めて気づかされる考え方や、説得力のある表現との出会いも多々
一例として・・・
都合のええ方法なんかはないよ。
嫌なことを避けて、道を拓くのは無理や。
ええ道にするかどうかは、その後の行動にかかってると思う。
どんなに正解を選んでも、後のやり方がまずかったらあかんと思う。
そうだよなぁ。
小説は夜寝る前に読むことが多いのですが、展開が気になって
寝られなくなります
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