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北野 琴奈
◆日本FP協会 CFP®認定者
 (ファイナンシャル・プランナー)
◆日本ソムリエ協会認定
 ワインエキスパート

◆実践型FPとして、講演・執筆・資産運用アドバイザーなど多方面にわたり活動中

◆TBS「がっちりアカデミー!!」、
BS11デジタル『不動産王』、
BSジャパン「日経プラス10」、
日経CNBC「不動産投資AtoZ」
等にコメンテーターとして出演
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2020年12月

コロナ禍で

今年もすっかり年末
特に夏を過ぎると、残り数ヶ月が毎年本当にいつもあっという間だなぁ。

コロナ一色の一年で、学校行事やイベントなど子どもが楽しみにしていたことが軒並み中止で、お友達と一緒に出かけることも少なくなり、親としても残念に思うことも多かったです

そういう気持ちがある一方、子どもの一年は戻ってくるわけではないから、こういう状況だからこそできることや楽しめることに注目していかなくてはとも感じます。

春先の緊急事態宣言下では、家で勉強することが多くなり私も大変でしたが、子どもがどんなことを学んでいるのかをよく知るようになったし、一緒に本を読んだりご飯を作ったりする機会も増えたなと

娘は、いろいろなことに興味を持ってとりあえずやってみることが好きなので、そういう点では良かったかな。

今のところ、掃除や料理、後片付けなんかも楽しいらしいので助かっています
いつまで続くかわかりませんが

目の前のちょっとしたことを楽しむ、という気持ちを大事にしていきたい、そう感じずにはいられない年だったなと思います


運用利率引き下げに思う

世界的な低金利が普通になって久しい中、資産運用と言われても、大事だとは思うけれど調べているうちに面倒になって・・・という声はよく聞きます

預金や国債も含めて金利は小数点以下。
低金利に慣れ切っているので、利息なんて基本的には無いものだと思っているという世代も多いはず

じゃあ株式?投資信託?、と思うけれど、いろいろ調べたりする時間もないし、別に普通に預貯金で良いのでは、という考えになるのもうなずけます。

ただ、自分たちが直接関与していない、年金なんかの運用も低金利で運用難が続いていて、じわじわとその影響が出てきています

特に企業年金は、保険会社などに委託して運用を任せている部分がありますが、利率の引き下げのニュースが次々と挙がっています

先日発表されていたのは、第一生命保険が、3000社を対象に、約束していた利率を1.25→0.25%に下げるというもの。
19年ぶりだそう。

他の保険会社も追随するんじゃないかなぁ。

委託した企業は、年金の給付水準を維持するために掛け金を引き上げ、私たちの負担が増えることも十分考えられます。

ヒト任せではなく、自分の生活は自分で守るという意識が必要なのだと、改めて感じます

だとしたら、少しでも時間を使って、なるべく早く基本的な勉強はしておいた方が良いのではと

初めに多少時間がかかったとしても、金利、株式、債権、投資信託、為替の仕組みといった基本の部分の知識は、のちのちまで役に立つはずです



最近のオフィス賃料

コロナ第3波とも言われる中、景気に影響を受けやすいと言われるオフィスマーケットは気になるところで、データも毎月見ています

8月にもこちらで取り上げた、空室率・賃料データ

7月時点での東京ビジネス地区(都心5区)の状況は、こんな感じでした↓

・平均空室率は2.77%で、21ヶ月ぶりの2%台に上昇
・平均賃料は前月比0.59%upで79ヶ月連続上昇


その中にも書きましたが、空室率の上昇から数ヶ月遅れて賃料減少が見られるようになるので「ちょうど変わり目かも」と思っていたところ

やはり、8月から賃料は下落に転じています。
10月は前月比1.3%の下落(東京都心5区)。

コロナの状況を考えると、しばらくはこういった傾向が続くのかもしれません。
空室率減少→賃料増加に転じるのはいつになるか

リーマンショック時は2年半ほどかかりましたが、今回は金融市場が傷んでいるわけではないですね。

ただリモートワークがある程度定着するのであれば、マーケットがこれまでとは変わることも考えられるし。

引き続き、定期的に動向確認です




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