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北野 琴奈
◆日本FP協会 CFP®認定者
 (ファイナンシャル・プランナー)
◆日本ソムリエ協会認定
 ワインエキスパート

◆実践型FPとして、講演・執筆・資産運用アドバイザーなど多方面にわたり活動中

◆TBS「がっちりアカデミー!!」、
BS11デジタル『不動産王』、
BSジャパン「日経プラス10」、
日経CNBC「不動産投資AtoZ」
等にコメンテーターとして出演
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資産運用

子どもにかかるお金

人生でかかるお金のうち、3大支出といわれるものに、リタイア後の生活費、住居費、教育費が挙げられます

子どもの数が多ければ当然それだけかかるお金も増えるわけで、これが少子化の原因のひとつ、とも言われたり

確かに、小学校から大学まで国公立でいったとしても800万円/人程度かかるわけです。

特に首都圏では、中学受験をする子が年々増えているような感じもありますが、中学校から私立に行った場合で、1,500万円前後

全て国公立の場合の2倍弱まぁ、私立大学は文系理系、医学部によっても変わってきますが。

詳しくは、文科省が公表している「子供の学習費調査」や「私立大学等の入学者に係る学生納付金等調査結果」などを見れば細かい数字が出ています

学費を無料にする、などという動きもありますが、上記の調査を見てみると、学校に関係する出費以外にもかかるお金が多いことが分かります

小学校の例ですが、「学校外活動費」として挙げられるのは例えば、塾や家庭学習に関係する費用。
1年間の平均は、

公立小学校:8.2万円
私立小学校:34.8万円


他にも、「芸術文化活動費」
公立小学校:3.5万円
私立小学校:9.6万円

「スポーツ・レクリエーション費」
公立小学校:5.5万円
私立小学校:8.3万円

これが6年間続くわけですから、結構な違いですね。

そして、本格的にお金がかかる10代を迎えることに

教育費は、できるだけ時間を稼ぐために子どもが生まれたらすぐにでも貯蓄を始めたいところです
時間は大きな味方です



運用利率引き下げに思う

世界的な低金利が普通になって久しい中、資産運用と言われても、大事だとは思うけれど調べているうちに面倒になって・・・という声はよく聞きます

預金や国債も含めて金利は小数点以下。
低金利に慣れ切っているので、利息なんて基本的には無いものだと思っているという世代も多いはず

じゃあ株式?投資信託?、と思うけれど、いろいろ調べたりする時間もないし、別に普通に預貯金で良いのでは、という考えになるのもうなずけます。

ただ、自分たちが直接関与していない、年金なんかの運用も低金利で運用難が続いていて、じわじわとその影響が出てきています

特に企業年金は、保険会社などに委託して運用を任せている部分がありますが、利率の引き下げのニュースが次々と挙がっています

先日発表されていたのは、第一生命保険が、3000社を対象に、約束していた利率を1.25→0.25%に下げるというもの。
19年ぶりだそう。

他の保険会社も追随するんじゃないかなぁ。

委託した企業は、年金の給付水準を維持するために掛け金を引き上げ、私たちの負担が増えることも十分考えられます。

ヒト任せではなく、自分の生活は自分で守るという意識が必要なのだと、改めて感じます

だとしたら、少しでも時間を使って、なるべく早く基本的な勉強はしておいた方が良いのではと

初めに多少時間がかかったとしても、金利、株式、債権、投資信託、為替の仕組みといった基本の部分の知識は、のちのちまで役に立つはずです



貯蓄から投資へ

「貯蓄から投資へ」とは、よく聞くけれどいつから言われているんでしょうか

少なくとも私が20代後半の頃には既に言葉として存在していたよなぁと思って調べて見たら、2003年、小泉政権時に始まった税制の優遇措置を指していることが多いよう

当時は、株式などからの配当や売却益に対する税率を20%→10%へと優遇していて、これは2013年まで10年続きました。

それ以前にも、「貯蓄から投資」という流れをつくろうとしてはいたようだけれど、なかなか上手くいかなかったみたいですね

で、2014年からはNISA制度が始まり今に至るという流れ。
NISAも、制限をゆるめたり、ジュニアNISAやつみたてNISAというようにターゲット層に合わせた種類を作ったり、なんとか使ってもらおうと工夫が見られます

つみたてNISAは、20〜40代の若い世代も惹きつけているようで、NISAも含め口座数はじわじわと増えているようです

【NISA、つみたてNISA口座数】

2014年1月時点 320万口座
2020年3月時点 885万口座

【投資未経験者割合】

NISA口座 39.6%
つみたてNISA口座 73.8%

*いずれも、日本証券業協会公表資料より

口座は持っているけど実際にはまだ運用を始めていない、という人は多いので、まずはスタート地点に立ち、これから本格的にという感じですね


若い人たちは、堅実で人生設計を立ててお金のこともきちんと考えている人も多いと感じます。
↓こういうご相談、けっこうあります

20代後半の独身女性:これから結婚して子供が欲しいと思っているが、その前に貯蓄をしっかりしておきたい。そのための運用手段を知りたい。

30代前半の共働きご夫婦:子供が2人欲しいと思っているが、マイホーム購入も含めた資金計画をどう考えたらよいか、アドバイスが欲しい。

20年くらい前は、まだそこまでではなかったと思うので、お金のことを考えることは着実に浸透してきているのかもしれません。

「貯蓄から投資へ」というと、どうしてもお金だけのことに目が行きがちですが、根本は自分の人生をどうしていきたいのか、ということです


リタイア後の家計は

定期的に公表されている総務省の「家計調査」は、仕事で見ることも多いです

単身、2人以上の世帯、また年齢別の統計なんかもあって、それぞれの傾向がつかめたり、比較も出来たりと面白い

60歳以上の無職世帯で2人以上で暮らしているお家の家計状況はこんな感じだそうです。(2018年版より)

まずは支出から
以下の数字は月額の「消費支出」。
非消費支出(税金、社会保険料等)を除いたものです。

<消費支出>
60〜64歳  27.3万円
65〜69歳  26.2万円
70〜74歳  25.3万円
75歳以上   22万円

一方、収入はというと

<収入>
60〜64歳  19.5万円
65〜69歳  23.8万円
70〜74歳  22.3万円
75歳以上  21.8万円

ここだけ見ても収支はマイナス

で、非消費支出を加味した毎月収支はというと・・・

<毎月収支>
60〜64歳  -11.6万円
65〜69歳   -5.8万円
70〜74歳    -6万円
75歳以上   -2.8万円


65歳からは年金給付があるので収入増となり、毎月収支の赤字幅は減少します
でも、マイナスということに変わりはないのですが。

90歳までこの金額でいくとすると、確かに2,000万円近くの不足となります
だから、この数字が貯蓄額の一つの目安になるということでしょう。

もちろん、平均なので全ての世帯に当てはまるわけではないですが、ご参考までに。

資産運用は、少額でも早くから始める方がやはり強い。
時間は大きな味方です




2015年にNISA口座で購入したもの、要確認。

ついこの前11月に入ったばかりだと思ったのですが、既に半分以上経過

これから年末にかけては、更に早いだろうなぁ

さてさて、2014年に始まったNISA口座は非課税期間が5年で満了。
満了後、その資金をどうするのか自分で選ぶことになります

今年だったら、2015年にNISA口座で購入したものが対象です。

手続き期限を12月上旬としている証券会社も多いので、早めに確認しておきましょう
選択肢としては、

_歙埜座へ(特定口座など)
⇒菁のNISA非課税枠を使ってそのままスライド(ロールオーバー)
G箋僂罵益(損失)確定

△麓蠡海が必要ですが、,鷲塒廖
何もしなければ自動的に,砲覆蠅泙后

だから、気がついた時には期限が過ぎていて、意図せず,砲覆辰討靴泙辰燭箸いΔ海箸發△蠧世泙

あと,△両豺隋移管する際の価格は、2015年購入時の金額ではなく2019年末時点のものに引き直されることに注意が必要です

例えば2015年時よりも今の方が価格が下がっている場合に課税口座へ移管すると。
購入時よりも低い価格が「取得価格」になるため、実際は損をしているのに、将来売却時その差額に課税されてしまうことがあります

 2015年 100万円で購入
  ↓
 2019年 70万円に下がる。70万円で課税口座へ。
  ↓
 将来売却時 仮に90万円だとしても売却益が生じているとされ、課税されてしまう。(実際は100万円で購入したのだから、損をしているのに)

こういう場合は、ロールオーバーしておくと課税されないわけで。

ただロールオーバーするのであれば、来年の枠を使うのでそのことも含めて検討する必要がありますね

手続きはWEBで完了することも多いですが、書類が必要になることもあるので早めに確認しておきたいところです

「きんゆう女子」との対談

「きんゆう女子」と聞くと、なるほどなーと感じます。
金融の話題はどうしてもカタくなりがちだけど、「きんゆう女子」だと親しみを持つ女性も結構いそう

このグループは実在するもので、その名の通り、お金のことや資産運用に興味がある、勉強したい女子たちの集まりだとか

今回いただいた企画は20〜30代の女子たちとの対談で、家計、運用、人生といったことについてのものです

皆さんそれぞれのご家庭事情で、お金に対する考え方やスタンスは変わってきます。
昔はこうだったけど、今は結婚したから、子供がいるから、変わったという感じ。

確かに、直接自分の生活に関わることだから真剣にならざるを得ないですよね

このあたりは、男性よりも女性の方がシビアに考える方が多い気がします。
もちろん、傾向の話しですが。

私が今思うのは、ライフスタイルの変化によらず、できればなるべく早くお金のことを真剣に考えてみる機会があっても良いなぁと

若い世代の方は、まだ実感はわかないかもしれないですが、知っておいて損はないはず。


対談風景は、コチラにまとめられています。
よろしければどうぞー

資産運用のハードル

外はまだ残暑が厳しい日もありますが、子供の夏休みも今週で終わり、今年もあと4ヵ月

世界では、各国の利下げ、米中を中心とした貿易を巡る交渉や摩擦、イギリスのEU離脱問題、北朝鮮、イラン、韓国とのことなど目が離せない状況です

国内で大きいことといえば、10月に消費税アップが予定されていることや、来年の東京オリンピックの準備でしょう

米中の貿易摩擦は長期化していて、なかなか着地点が見えず、世界経済全体が不安定になりつつあるという

両国とも、関税をかける品目を増やす、関税率のアップなどでお互いに譲らず、それがじわじわと他の国の経済にも悪影響を及ぼしたり、為替変動や利下げにもつながったりと、芋づる式にいろいろ。

こういうことを全て考えると、資産運用を始めるタイミングがわからない、という方も多いでしょうし、気持ちはよくわかります。

確かにそうなんですよね。
最初の一歩でコケると、その後続かなくなるかもしれないし

でも経済の調子が良い時は逆に、価格が「もう少し下がってから」という気持ちになる方が多いので、それはそれで難しい
話題になった時には既に、高値づかみになっている可能性も十分ありえます。

人それぞれ許容範囲は違うので、選択肢は様々ですが。

特に中長期的な目線でリタイア後の資金を作りたい場合などは、最初からどーんと資金を入れるのではなく、やはり定期的な積立で時間の分散をしていくのが効果的かなと

毎日価格を気にし過ぎることなく、ちりも積もれば的な気持ちでいけると良いのですが。
ただ、「それが難しい」・・・ともよく言われます

うーん、目先の結果が気になってしまうのをどうすれば良いか・・・ここにも資産運用を始めるハードルがありそうです

ポイントで資産運用

買い物をする時についてくるポイント、これを集めるのが好き、という方は結構多いのではないかと思います
私もですけど。

似ていると感じるのが、株式の「株主優待」。
株主優待狙いで買うという話しは、割とあります。
雑誌でも定期的に特集が組まれたりしているし
おまけっぽいものを好むのは、日本の特徴らしいです。

話しを戻しまして・・・
溜まったポイントは、そのお店で現金の代わりに使ったり、提携先のポイントに変えたりなど、特にネットショッピングが普及してからは、使える範囲がずいぶん増えたと感じます

そして最近出てきているのが、ポイントを使って資産運用をするというもの
大きく分けると、

.櫂ぅ鵐箸箸靴同人僂垢襦 併慊蠅靴薪蟷饋託の値動きに連動)
▲櫂ぅ鵐箸播蟷饋託を購入して運用する


,両豺腓蓮△△までポイントを運用するので、増減するのはポイント。増えればその分使えるポイントが増えるしもちろん逆もあります。

△蓮▲櫂ぅ鵐箸納尊櫃謀蟷饋託を購入するので、お金を運用することになります。

どちらも自分が新たに出したお金が増減するわけではないので、特に運用が初めての方は比較的始めやすいようです

ここで少し慣れた後に、本格的に運用を考えるのもありかと

原資がポイントであっても、「運用」を自分自身で経験してみると、実際にメリットやリスクを実感できるなどリアル感はかなりあるはずです


日本でもこれから本腰?! ESG投資

ESG投資。

一言で言えば、環境 Environment、社会・人権 Social、企業統治 Governanceに配慮した企業に投資をすることで、社会的責任投資、などとも言われます

ここ数年は、経済界だけではなく個人投資家の間でもちょくちょく耳にする言葉

もともと、2006年に国際連合が打ち出した考え方のようですが、その後じわじわと浸透してきているのでしょう

知らないなーという方もまだ多いと思いますが、私たちの公的年金を運用する機関もESG投資を行っていますから、関係はあるんですね

ESG投資は世界で急拡大している中、日本ではまだ規模がそんなに大きくない状況
世界における2018年のESG投資額は30兆ドルだったそうですが、その中で日本は2兆ドル。(国際団体GSIAの統計)

欧州14兆ドル、米国12兆ドルですから欧米先行です。

企業はESGに配慮しながら利益を上げていくことになりますが、その配慮が目先の利益に直結するわけではありません

中長期の視点に立って経営を考えていかなければならないのですが、様々なバランスは簡単ではないでしょうし、企業として一本芯が通っていないと投資家から見放されてしまう可能性も

逆を言えば、投資家だって中長期の視点に立つ必要があるわけで

ESGに配慮することや、配慮している企業を応援することが、結局は自分に返ってくると思えるかどうか

これは個人では難しい面もありますから、各種メディアも含めて社会全体がそういう雰囲気になっていくことで、少しずつ個人の意識も変わっていくのかなと感じます



REITの決算説明

REITと書けば、「リート」と読める方もだいぶ増えたと感じる、不動産投資信託。
でも、2001年の上場以来今年で18年になるのですが、その割には株式のようにポピュラーというわけでもないかなと

2005年から2007年くらいのミニバブルや、その後のリーマンショックを経験し、現在は63銘柄ほど。
個別銘柄ではなく、東証REIT指数に連動するETFなんかでも購入可能です

各投資法人からは情報開示もかなりされているので、透明性は高いと言えるでしょう。
基本的にそれぞれのHPを見れば説明資料がたくさんあるし、J-REITのポータルサイトもいくつかあるので、各銘柄の比較もしやすい

例えば、コチラとかコチラ

机上だけではなく、J-REITフェアや各社の決算説明会に足を運んで直接話しを聞くのも面白いです
私も、時間が許せばちょこちょこと。
投資法人側の話しだけではなく、参加者からも興味深い質問があったりしてなるほどなぁと

足元の分配金利回りは4%弱くらいで推移、2018年は価格も上昇基調だったことで注目を集める機会も多少増えたのかなと思いますが、楽観視はできません

不動産価格が高値止まりの中、外国人投資家の資金が多く流入しており、そのあたりを懸念している声も少なくない状況。

決算説明会では、各社の、マーケットをどう見て、その状況でどのような成長戦略を描いているのか等、スタンスがわかります

あとは、キャラクター的なものもそれぞれ特徴があって面白い


平日開催のことが多いので参加はなかなか難しいかもしれませんが、機会がありましたらオススメです


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