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2009年07月22日

名勝負が今ここに・・・ K-1GP93視聴感想 後編 (動画) by「K -1 Channel」

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というわけで、「K -1 Channel」で配信されていますK-1GP93の感想後編でございます。ここからの試合はさらに面白くなってきます。興味のある方は続きを読むをクリックしてください。

K-1GP93感想前編の記事はこちら↓
☆公式HPで「K -1 Channel」がスタート! K-1GP93の視聴感想 前編(動画アリ)


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トーナメント準決勝



<ブランコ・シカティック(クロアチア) VS 佐竹雅昭(日本)>
3R0分45秒ブランコ・シカティックのKO勝ち

一回戦を無事突破し、観客の期待を一心に背負った佐竹と、チャンプアを夢を見事に打ち砕き観客を呆然とさせたシカティックの対決。相変わらずシカティックはカウンター狙いで自ら手を出さない。佐竹も、警戒のしすぎで手が出せず、レフリーが積極的に手を出すように促す。

ここで、試合が少しずつ動き出した。シカティックが左のフックを基点に右ストレートを繰り出し佐竹に圧力をかけ始める。バックスピンキックという大技も見せ、自分のペースへと引き込んでいくのがうまい。ここで佐竹は完全に飲み込まれてしまった感はある。

そうしているうちに、シカティックの左のジャブその後の被せるような右のストレートがヒット!・・・ダウンかと思われたが、なぜかレフリーはカウントしない。ダウンではなかったということか?しかし、ここからさらに試合は激しくなり、シカティックの攻勢が目立ってくる。


2ラウンド・・・佐竹がほとんど手数を出せないのに対して、シカティックは強烈なパンチを叩き込んでいく。ボディパンチ、ローキック、膝蹴り、前蹴り等攻撃のバリエーションも増え、このラウンドはシカティックが圧倒していた。正直、ここまでシカティックが強いというのは佐竹も予想外だったのではないだろうか?

頼みのローキックを当てようにもパンチのカウンターが怖い。そうやって攻めあぐねていると相手の重いパンチが次々に飛んでくるのだ。特に、左のフックは何発かいいのをもらっており要注意だった・・・。


そして3ラウンド・・・会場に佐竹コールが鳴り響き、佐竹もモチベーションを上げたのか積極的に前に出ようとする場面が多くなった。ただ、そこから後が続かない。

そして、互いに近距離になったところで、左のフックの打ち合いとなった場面!ところが、シカティックの方が脇を締めコンパクトに打っている分、先に佐竹の顔面にヒットした。こうした一瞬の攻防にこそ、技術の差というものが出るものだ。

佐竹はすぐにその場にうずくまり、レフリーはダウンを宣告。カウントが開始されたが、佐竹は立ち上がれず結局KO負けとなった。

佐竹の完敗、そしてシカティックの狙い済ましたカウンターには見事だと言うしかない。世界にはまだ見ぬ強豪が沢山いる・・・その事実をまざまざと見せ付けられた試合だった。




<アーネスト・ホースト(オランダ) VS モーリス・スミス(U.S.A.)>
3R1分18秒アーネト・ホーストのKO勝ち

一回戦、アーツという優勝候補を撃破し、その美しい動きで観客を魅了したホースト。そして、一回戦後川を相手に磐石の戦い方を見せ、その強さが健在であることをアピールしたモーリスとの試合。

相変わらず一ラウンドから、キレのある攻撃を見せるホースト。ローキックで相手を牽制し、我慢できなくなって相手が飛び込んできたところへ、カウンターのパンチ。流れがスムーズでモーリスに付け入る隙を与えない。

モーリスは、アーツに敗れるまで8年間無敗を守ってきたらしいが、つれはつまり負けない試合をしてきたということなのだろう。実際、相手の攻撃を殺し、決して致命傷を負わないディフェンステクニックは優れている。


しかし、ホーストはそんなモーリスを決して逃がさなかった。ニラウンドになると、コンビネーションからのローキックが面白いように決まり、モーリスの体をぐらつかせていく・・・。

この試合において、ホーストのローキックというのは大きなポイントとなった。それは足にダメージを蓄積させると同時に、モーリスの意識を下へと誘導させていったのだ。

そして運命の3ラウンド・・・パンチの連打の後に二人の体がくっついたところを、ホーストが突き放して離れ際の左ハイキックを放った。これがモーリスの側頭部にからみつくようにヒットしそのまま失神!レフリーはカウントを取るまでもなく試合を止めた。


モーリスは離れ際の魔の瞬間、ローキックの防御を行っている。つまり彼の意識では、ローキックが飛んでくると思っていたのだ。ところが死角からのハイキックが放たれ、これには全く反応出来ていなかった。

ローキックを武器に試合を組み立てた、ホーストのしたたかな戦術が光った試合だった。




<ブランコ・シカティック(クロアチア) VS アーネスト・ホースト(オランダ)>
1R2分49秒ブランコ・シカティックのKO勝ち

当時、誰がこの二人の決勝を予想しただろうか?並み居る優勝候補を悉く退け、勝ちあがったこの二人こそが世界最強の二人と言える。そして、組み合わせも意外なら、決勝の試合内容で誰もが予想いなかった意外な結末が待っていた。


一ラウンド・・・一回戦からホーストの試合の組み立ては変わらず、左のジャブを的確について、左のロー、そして右のローをこまめにヒットさせていく。シカティックの方は、基本カウンター狙いだが、攻め時と見た際の爆発力は凄まじく、ホーストにしたら慎重にいきたいところだろう。

お互いに様子見の攻防が続く中、一ラウンドの終盤に突如試合が動き出す・・・。ホーストが左のジャブで距離を取ろうしたところにシカティックが強引に入り、接近戦を嫌ってホーストがくるりと体を入れ替えると、今度はシカティックが飛び込んでの左フック、そして続けざまに右のストレートを放った。

最後の右ストレートはホーストのこめかみを打ち抜き、ホーストはそのまま後ろに倒れこみ失神KO負け!・・・あまりにもあっけない幕切れだった。ただあの一瞬、殺意の拳の叩き込んだシカティックにK-1の魔物を見た気がする。


<K-1GP93全体感想>

シカティックは一回戦から全てパンチによるKO勝ち。ここより彼には「石の拳」の異名がつき、そしてK-1の歴史が始まった。全く予想外の選手が勝ち上がり、予想外の結末を産み出す・・・そんな、選手達が紡ぎ出したドラマの爆発力に観客は度肝を抜かれた。

改めて見ると、この大会はK-1の面白さというものが凝縮されていた。前述したような意外性とそこに生じるドラマ。それから、一撃必殺のKO劇の魅力。そして今のK-1にはない殺伐さが緊張感を煽ってくれた。

K-1はやっぱり面白い!その事を再確認出来ただけでも十分だったし、このように過去の大会が無料で見られるというのは嬉しいところ。今後、どのような大会がアップされていくのかは分からないが、個人的にはGPだけではなくREVENGE等のワンマッチ大会も見てみたい。


最後に、私の長い感想に付き合ってくださった皆様ありがとうございました。今後もこのように過去の名試合を振り返っていけたらなと思っております。よろしければ応援のほどよろしくお願いいたします。


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先日行われたK-1MAXの観戦日記はこちら↓

魔裟斗VS川尻戦は何を伝えたのか? K-1 MAX 2009 FINAL8 TV観戦感想

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