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2010年03月30日

K-1MAX日本代表トーナメント試合感想 自演乙の優勝により見えてきた可能性・・・

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先日開催されましたK-1MAX日本代表トーナメントの試合感想を書きました。感想を読みたい方は「続きを読む」をクリックしてください。

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日本代表決定トーナメント1回戦

龍二(日本/リアルディール)VS城戸康裕(日本/谷山ジム)

試合結果・・・3R判定で龍二の勝利

これは、勝った龍二をほめるべきなのか、それとも負けた城戸に失望すべきなのか・・・。しかし、ダウンを奪われてからの城戸の怒涛の反撃は凄かったと思います。が、それ以上に龍二の根性と打たれ強さが素晴らしかった。

技術的には城戸が一枚も二枚も上手でしょう。ところが、それさえも凌駕してしまう執念が龍二にはあった。こんなところでつまづいてしまうあたり、城戸には世界へと羽ばたける芽はないのかもしれないなあ〜。マサトの指摘していた通り、精神面をもっと鍛えた方がいいかもしれない。


名城裕司(日本/K NETWORK国士会館)VS長島☆自演乙☆雄一郎(日本/魁塾)

試合結果・・・1R0分39秒、KOにより長島☆自演乙☆雄一郎の勝利

この大会、全てが自演乙に有利なように作用していたことは事実であります。もちろんそこに作為的なものなど介在していない。つまり、何かが起きる時というのはこんな具合なのであります。

本来戦うはずだった小比類巻選手の欠場。もし出場していたら、今大会NO1の優勝候補となったことは確かでしょう。彼と自演乙との対戦が決まった時、正直何と運の悪い男だと同情しましたが、むしろそれは優勝のフラグとなっていたようで・・・。

とにかく、この試合は自演乙の圧勝。体格差が指摘されていましたが、自演乙は突進してくる相手に対して冷静にカウンターを合わせていた。その冷静さがあったからこそ、一瞬のチャンスをものに無傷の1ラウンド勝利を収めることが出来た。

この日の自演乙は何かを持っていた・・・。


中島弘貴(日本/バンゲリングベイ・スピリット)VSTATSUJI(日本/アイアンアックス)

試合結果・・・2R0分43秒、KOにて中島弘貴の勝利

中島のパンチ力は確かに本物だが、ややスピードが遅い難点であるというのが私の評価でありました。パンチの殴り合いならば、スピードとテクニックで勝るTATSUJIが試合を有利に進めるだろうなと予想していましたが、全く想像しない展開に・・・。

1ラウンドは、互いに良く手が出る展開。ただ、後半TATSUJIがパンチから右ローへと繋げるコンビネーションを見せたあたりから、中島の手が止まり出します。こうなると、TATSUJIのペースに・・・。

ところが2ラウンド、開始早々に中島のロングフックが決まるとTATSUJIがグラつき、TATSUJIは必死にクリンチで逃れようとするものの、中島が強引にそれを振りほどきややプッシュ気味に左フックをヒット!

これでTATSUJIはダウン宣告を受けてしまう。TATSUJIにとっては、少々不運なダウンだったが、一発目のフックで効いてしまったのがまずかったか・・・。この後、中島はTATSUJIに猛然と襲い掛かり、フックに連打を見舞うとTATSUJIはたまらずダウンしKO負けとなった。

まあ、二度のダウンとも、プッシュと取られてもおかしくないものだったけど、TATSUJIは中島の勢いに屈してしまったかっこうとなった。中島はスピードがないのならもっとリーチを生かした戦い方をすべきですね。あのロングフックは強力な武器になると思います。


日菜太(日本/湘南格闘クラブ/Toshin Family)VS山本優弥(日本/青春塾)

試合結果・・・3R判定3-0で日菜太の勝利


戦前も予想していたけど、山本優弥にとって日菜太は相性的の悪い相手なんですよね。山本優弥の戦い方はあまりにも素直すぎると思うのです。これでは日菜太の思う壺・・・もっとも、山本優弥も後半物凄い踏ん張りを見せましたが・・・。

日菜太はいつもの戦い方、ジャブ代わりに左ミドルを蹴って、相手を寄せ付けず、ダメージ、スタミナ、そして気力を削いでいく・・・。仮に左ミドルで相手が止まらず突っ込んできた場合も、そこはうまく左ストレートのカウンターを合わせるなどしてパンチの技術の向上も見られました。

ただ、それでも優弥が止まらない。何発、左ミドルやパンチを被弾しようが、構わず前に出る姿勢・・・日菜太にとってこれは嫌なプレッシャーだったことでしょう。最終ラウンドは優弥のパンチを被弾し、効いてしまった場面もありましたが、最後まで集中力を切らさず自身の戦い方を貫いた日菜太は見事判定勝利。

マサトの解説にあったとおり、日菜太は優弥のインローを結構もらってしまっていたのですよね。それと、プレツシャーの強い相手にスタミナもここで相当に使い果たしてしまいました。結果的に、これが次の試合にも影響してしまったのですよね・・・。


日本代表決定トーナメント準決勝

龍二(日本/リアルディール)VS長島☆自演乙☆雄一郎(日本/魁塾)

試合結果・・・1R1分44秒、KOにて長島☆自演乙☆雄一郎の勝利

一回戦を終えて、ダメージの差は歴然。しかし、龍二の根性と自演乙のディフェンスの甘さを考えれば、正直どちらが勝ってもおかしくない試合だったかもしれない。

ただ、自演乙はここでもクレバーな戦い方を見せたと思います。アグレッシブに、しかし丁寧に、うまくフェイントを織り交ぜて的確なパンチを当て、相手の心を折りましたね。

足裁きも非常にスムーズ。これだけリングを立体的に使い、戦える選手はいないのではないだろうか?多彩な角度から飛んでくるパンチに龍二も対処しきれなかったようです。


中島弘貴(日本/バンゲリングベイ・スピリット)VS日菜太(日本/湘南格闘クラブ/Toshin Family)

試合結果・・・1R0分58秒、KOにて中島弘貴の勝利

この試合が本大会一番のサプライズでした。多くの面で勝ると思っていた日菜太がまさかのKO負け。試合開始時の戦い方は決して悪くなかった。左ミドルも的確だったし、詰められた時も防御一辺倒になるのではなくパンチのカウンターで応戦していた。

が、前の戦いでスタミナを使い果たしたか、それとも集中力が途切れたか・・・一発に泣くとはまさにこのことであります。上からかぶせるような中島のストレートが日菜太のテンプルを打ち抜いた!!

一目で立てないと分かるほどの威力のパンチ。いやあ、中島のあのロングストレートは大きな武器になりますよ。是非とも外国選手との試合が見たい。


日本代表決定トーナメント決勝

長島☆自演乙☆雄一郎(日本/魁塾)VS中島弘貴(日本/バンゲリングベイ・スピリット)

試合結果・・・3R1分58秒、KOにて長島☆自演乙☆雄一郎の勝利

いや、この二人が決勝に上がってくることは戦前は全く予想していなかった。つまりそれは、各試合で波乱が起きたということを意味している。

ただ、この二人の決勝進出は、トーナメントならではの運の要素というものも大きく、とにかく今回は多くの部分において天が彼らに味方したと言えるでしょう。

それでも、彼らがその幸運を自身の元に強く引き寄せる事が出来たのは、破格の攻撃力があってものであるということは間違いない。実際、倒す攻撃力のない選手であれば、例え前の試合で激しく傷ついた相手にも、判定に持ち込まれてしまう恐れがあるのですから。

そうなると、ほとんど傷つかないで勝ち進むという優位性は崩れることになる。トーナメントにおいては、運の要素、そして一瞬の女神の微笑みを見逃さないチャンスへの臭覚というものは極めて重要なのであります。


それにしても、熱い試合でございました。1ラウンドから、互いに魂を削るような激しい打ち合い。もう2ラウンドの中盤辺りからは、完全に蹴りを忘れてケンカのような打ち合いを演じていましたね。

1ラウンドは、自演乙が優勢でありました。これは予想していたことですが、攻撃の基点となるあの変則の右が面白いようにヒットし、また巧みな足裁きで相手に的を絞らせないよう、攻防一体となったスムーズな動きには中島も大きく戸惑っていたと思います。結果的に、この1ラウンドの貯金が後の勝利を呼び込むことになったのでしょう。


2ラウンドは、勢いに乗る自演乙が試合を決めにかかり、接近戦での勝負をかけた時、中島に大きなチャンスが生まれました。ハードパンチャーとの対戦において、少しの油断は禁物です。例え試合を優勢に進めていても、たった一発のパンチで逆転するといった試合を我々は何度も目の当たりにしています。

特に、中島選手の場合は前の試合で、日菜太相手にたった一発の右フックでマットに沈めてしまうという芸当をやってのけましたからね。まあ、あれだけのインパクトを残した選手相手に、攻撃姿勢を決して崩さない自演乙の勇気もたいしたものですが・・・。

しかし、中島のあの被せる右フックは本当に強力ですね。リーチがあるため、相手からすれば想定しない距離からパンチが飛んでくるのです。ダウンを喫した自演乙・・・しかし、ここからさらに二人の戦いは熾烈さを増していきます。

チャンスの後にピンチ、そのまた後にチャンスと目まぐるしく戦況が変化するシーソーゲーム。こうなると、技術を超えた根性勝負といった様相を呈してくると思われる人もいるかもしれませんが、このような戦いでこそ、ちょっとした技術、そしてディフェンスの差というものが勝敗を分けることなるのです。

まず、1ラウンド自演乙は試合を優勢に進め、中島にダメージを蓄積させることが出来ました。そして中島は2ラウンドのチャンスの後に勝負をかけたが、度々自演乙のカウンターを浴びこれによりさらにダメージは深刻化していったのです。これに加えこれまでのダメージやスタミナの消耗度といった要素も付加されると、3ラウンドの中島の体はもうすでに限界にきていたのかもしれません。


そして、3ウランド・・・両者ともほぼ同じタイミングで拳を振りかぶったかのように見えました。が、実際には若干自演乙の方が攻撃態勢に入るのが早かったのです。当然、パンチは自演乙の方が先に当たり、これがテンプルへのまともなカウンターとなって、中島はそのままマットに叩きつけられたのです。

自演乙の見事な逆転勝利。このような好勝負を日本代表トーナメントで見られるとは・・・いや、実に見事な試合でございましたね。


<大会の全体感想・・・自演乙の優勝により見えてきたK-1MAXの可能性・・・>

しかし、「何かを持っている男」と言うのは、このようなドラマチックな結末を演出してしまうものなのです。魔裟斗やピーターアーツ、アンディ・フグがそうでした。

かつて彼らは、どん底より這い上がり、そして最終的には最も輝ける場所へとたどり着いたのです。昨年、自演乙が二連敗した時は多くの人が、彼はもう終わったと失望したことでしょう。

ところが、それもこの劇的なドラマを呼び込むためのフラグに過ぎなかったのだと、今となっては言えるでしょう。亀田の言葉を借りるならば、「強い者が勝つのではない、勝ったものが強いのだ」、自演乙はまさにそれを自作自演し証明してみせたのです。


大会全体の感想としては、日菜太や中島など、若い選手でいい個性を持った選手が育ってきたことに大きな可能性を感じてしまいました。勢いのある若手は、たった一日で人々の価値観を塗り替えてしまうだけのエネルギーがあるのですよね。

実際、中島選手、日菜太選手の試合にはそれだけの説得力がありましたし、魔裟斗がいないこのK-1MAXを自分達が背負っていくんだという気概も見られたのです。これは、優勝した自演乙もしかり・・・そのような自覚の発露は間違いなくこれらのK-1MAXを変えていくことになるでしょう。

しかし、彼らが世界のトップと戦いこれに勝つことはとても困難なことです。足りない部分は大いにあるでしょう。実際、自演乙はクラウス、シュー・イェンに敗れていますからね。だからと言って悲観的になることはありません。もちろん、楽観視は出来ないのですが、自演乙の優勝によって人の持つ可能性の大きさというものを我々は実感したばかり。

これからも、若き侍達を見守り、応援していこうではありませんか! これからのK-1MAXがさらなる盛り上がりを見せることを期待して・・・。


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この記事へのコメント

1. Posted by リスナー   2010年03月31日 13:24
5 自演乙ほんとうに感動をありがとう〜!!
更なる飛躍を期待したい!!

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