今朝のテレビ朝日「モーニングショー」で、横田空域について沖縄国際大学の前泊教授が、羽田空港の増便に対して米軍の許可が出ないという話題について話していました。

いわゆる「横田空域」と呼ばれる制空権です。

これによって、羽田〜大阪間はわざわざ千葉沖を通って離発着せざるを得ない現状があります。



これらの原因となっているのは、日米地位協定です。

テレビのコメンテーターの論調では、

「今までの政府は何をやっているんだ!」という感じ。

でも、この前泊教授のふとこぼした一言が真実のような気がしました。

「この問題に対しては、右とか左とかはない。第二次大戦で日本と同じ敗戦国であるドイツやイタリアには、こうした不平等な地位協定がない。」

そして、こうも言っていたのです。

「ドイツやイタリアは、制空権は自国の法律で定めている。これに対抗しようとすれば軍隊が出てくる」

ここなんだと思いました。

要するに、日本は自国を守るための自衛隊でさえ憲法に存在を認められていない。



先日、話題になっていた韓国での国際観艦式に、あろうことか国際的に認められている旭日旗を自衛隊に対して掲げるなと申し入れをしてきて、日本は拒否して参加を見合わせました。

そして、北朝鮮もその論調に乗ってきました。

というより、おそらく北朝鮮の思惑が大きくこの問題を捻じ曲げているような感じです。

その北朝鮮は、国家的に拉致を認めています。



日本は、憲法で他国から日本国民を守ることさえできない国なのです。

どうして、憲法改正論議すらできないのでしょうか。



戦後のドイツやイタリアのように、毅然として制空権を取り戻してもらうためには、そして、拉致被害者を一刻も早く日本に取り戻すためには、もはや今までの日本国憲法では難しいのではないかと思うのですが、皆さんはどのようにお感じですか?

異論反論、議論は大いにすべきだと思うのです。



でも、最初に言っておきますが、私は右翼でも左翼でもありません。(笑)

そして、左翼の方に言いたいのは、攻撃的にならないで欲しいということです。

ご自分の主張を通そうとするあまり、暴力的な言葉や、活動家たちの暴力は絶対にやめて欲しいと願っております。

その同じ口で、「平和憲法」とか言われると違和感をとても感じてしまうので。

ネットで情報を集めてみると、どうも「ネトウヨ」と呼ばれている人たちって、「中道」と感じています。

右翼の街宣車を走らせるのも、勘弁願いたい。



冷静に、憲法について何も考えない、ではなく、一から論議してみようではないかと思う人が最近増えているように感じています。