私の住む奥深い山村は、長い歴史と南アルプスの麓、「日本で最も美しい村」連合に、最初に加入した村です。
四季折々に美しい花々が咲き乱れ、シーズンには登山者や観光客で賑う村です。
この国の公共工事全盛の時には、この村も為政者がお上の掛け声に乗せられて、あちこちにその工事の爪あとも残っていますが、それでも東に南アルプス連邦、北西に中央アルプス連邦を望める希少価値的な村です(登山者の多い所以です)。
ところが無謀にも、この村を抱きかかえている赤いし山脈にトンネルを造り、リニア新幹線を通そうという案が出来ているのです。閣議決定されてしまえば、もうどんなに反対しても敵いません!
大型工事車の流入と、トンネル工事の金属音により、村中が騒音と振動とざわついた雰囲気の村になってしまいます!
最も残念でならないのは、トンネル工事が始まる目前の集落は、600年の古い歴史のある里として知られ、赤石岳山頂が胸に抱いて見守っているような、素晴らしいい集落が消えていきます。
もの凄い騒音と振動と、ハンパでない電磁波の前には、逃げ出すしか取るべき手段はないでしょう。15〜17年掛かると言われています。
村の観光も打撃を受け、経済的にも大きな損害を蒙り、ざわついた落ち着きの無い日々に、人口減に拍車がかかるでしょう…!
とても哀しい出来事が、この村で間もなく起ころうとしております。
たかだか東京から名古屋・大阪間に俊足の乗り物を通すために、莫大な経費を掛け、環境を破壊してまで、本当にリニア新幹線を通す必要があるのでしょうか!?
「どうしても工事を始めるなら、わが村はゼッタイ通るな!」と言いたい!
皆さんの賢明なご意見をお聞かせ下さい…。
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