2007年02月21日
大きなサンダル
大きなサンダル
お前が2歳くらいかな
保育園に行くころ
母さんが買ってきたサンダル
花柄の可愛いもんだったが
ちょっと大きいぞ
ぶかぶかのサンダル
指がサンダルからはみ出して
地面の上だ
それでも お前は
新しいサンダルを喜んだ
2007年02月18日
朱いヒイル
あんな靴 履いた女の子
一緒に お話ししてみたい
白いヒイルを履いた娘が
ぼくの彼女になりました
ぼくの背を越す
女の子
あれっきり
ヒイルは消えました
2007年02月17日
2007年02月13日
潜り
もぐり
風そよそよと 波ゆらぐ
もぐりを乗せて 船は走るよ
島を小島を通り抜け
南の島から海原へ
空の景色は海へ落ち
海の景色は空へ上り
陽は かがやき
海の底まで明るくするよ
もぐりは潜るよ 海驢のように
するりするりと海ん中
ゆらりゆらりと揺り篭よ
2007年02月11日
絵画
さあ 何を書こうか
白い画用紙の上に
色んな想像を目で追う
う〜んう〜んと唸る
こりゃあ ピカソやゴッホ以上やわ
書くまでが楽しい ぼくの画用紙
真っ白な画用紙に真っ白な絵の具で
真っ白の雪山をえがく
今日も雪がずんずん積もっている
白いうさぎがぴよんぴょんはねる
白い雪がずんずん、つもる
2007年02月06日
思い出
海に宿れば 思い出が
遠い昔の母さんの
優しい微笑み あの瞳
話しかけて ホラ波の音
聞こえてくるよ 母さんの
香りも そっと運んでくる
遠い遠い 白い波だよ
山を歩けば思い出が
風が歌うよ 父さんの
好きなあの唄「枯れすすき」
口ずさんで ホラ鳥も鳴く
揺れる木の葉も父さんの
黙して歩く後ろ姿よ
遠い遠い山の風だよ
星を仰げば思い出が
涙を誘う月も夜半
優しい二人のあの言葉
語りかけて ホラ流れ星
願いごとは微笑んで
今 幸せと告げるだけ
遠い遠い空のかなたよ
2007年02月05日
2007年01月26日
母の神 父の神
母の神 父の神
母の神
母があり
私が産まれた
父の神
父があり
母の神はどのように
母に言葉をかけたでしょう
その子を産んでよいものか
その子を育ててよいものか
母は素直に答えたでしょう
神さま
授かる 子どもの嬉しさも
授かる 子どもの悪霊など
全部 私が引き受けて
育ててみたいと思います
どうぞ 受胎させて下さいな
父の神はどのように
父に言葉をかけたでしょう
お前が伴侶と出会えたように
この子も この子の伴侶と出会うまで
それまで難題 乗り越えて
大人になるまで慈しむ
時には夜叉や妖怪に
なってお前を襲うかも
父も素直に答えたでしょう
妻が話したそのように
力を合わせて育てます
母の神 父の神 二人の神の計らいで
私がこの世に産まれでる
この世に私が許される
私の神は このように
どんなに 賢者になろうとも
すこぶる立派になろうとも
子は親を越せはせぬ
悲しく 淋しい親あれど
意見するのは 夢の中
思う心も 夢の中
お前を育てし 年月は
どんなものにも 耐え難い
2007年01月23日
気がつかないまま
気がつかないまま
気がつかないまま 生きている
この世に産まれ出たことを
気がつかないまま 生きている
ほんに誰が気付くでしょう
何万年も昔から
私はずうと生きている
代々 多くの血を受けて
気がつかないまま 生きている
犬や猫や 草や木や
ゲジゲジになんかにならなくて
人間なんかで よかったかな
とりどり生命はあるけれど
気がつかないまま 朝目覚め
知らぬ闇夜に眠りつく
気がつかないまま 生きている
生命の向こうに何がある
暗い暗い闇の中
そこから生命が産まれるんだよ
そこで生命が代わるんだよ
気がつかないまま 代わるんだよ
誰あれも知らないことだけど
今度 何ぞに産まりょうかな
今度は ちょいと休みかも
ずうと ずうと休みかも
気がつかないまま
気がつかないまま
あるんだよ
2007年01月14日
こわい、こわい
おしえて
去年から変な夢をよく見るのですよ、ジャンボ宝くじに当たったこと、それもおなじ朝方に二回も、一回目は夢かあと目が覚めたのですが2回目の時は夢の中でどこに幾ら寄付して車を買って、いやあ今の車は手放すのは寂しいしなど思っていたら目が覚めた。今年の初夢は海原に小さなそそり立った岩の天辺に、不安定な格好して摑まり、下から今にも襲いかかろうとしている二匹のライオンに毛布のようなもので威嚇しながら海に飛びこもうかどうしようか悩んで目が覚めた
何で
・誰か教えて昨日はもっと怖い夢をみました