2019年01月07日

 平成の紅白歌合戦も回を重ねること30回。昭和で映像が残っている紅白は第14回以降全部で25回分なので、もう振り返る紅白も今後は完全に平成がメインになることでしょう。ラストの競演が示すように、今回の紅白はこれまでの中でも群を抜いて反響の多い好評の内容でした。ですが、課題が全く無いかと言われるとそうではありません。良かった所、そうでない所をあらためてまとめることにします。

・司会
 総合司会の内村光良はもしかすると歴代最高と言ってもいいくらいの内容だったかもしれません。三津谷ディレクター(複数回)、ミル姉さん、USAダンサーなど、ここまで変幻自在な司会者は過去にいません。第34回〜第36回の鈴木健二アナ以上だと思います。昭和なら白黒時代の宮田輝、カラー時代の山川静夫。平成だとマチャアキ・古舘伊知郎・中居正広に阿部渉アナ辺りが名司会者かつその時代を牽引する紅白司会者になるかと思いますが、今は完全にその系譜にウッチャンが入っていると断言して良いでしょう。
 年々曲紹介でVTRを用いるケースが増えていますが、今回は特に多かったような気がします。その分紅組・白組司会者の負担も昔と比べて少し軽減されているかもしれません。紅白だけならず司会経験自体が初めてだった広瀬すずは、度胸の良さが印象的でした。自信なさそうな、見る人を不安にさせるシーンがあまり無かったのは良かったですが、間違える時は思いっきり豪快に間違えていましたね。第70回、総合のウッチャンもそうですが彼女も連続で起用される可能性がかなり高いと思われるので、『なつぞら』の仕事が落ち着いたら何か一つ番組を持たせて練習させても良いのではないでしょうか。斉藤由貴や石田ひかり、松たか子と比べるとポテンシャルはあると個人的には考えています。ネットでは間違えたことがやたら叩かれていますが、そこまで叩くこともないだろうというのが自分の見方です。一方白組司会の櫻井翔は特にコメント無し、所々にアドリブも入れたりして慣れた安定した司会ぶりでした。第70回は他の嵐のメンバーもしくは続投、あるいは近年紅白司会への野望が半端ない村上信五が起用されるかもしれませんが、変えるとしたら少しプレッシャーがかかる環境になるかもしれません。
 桑子真帆アナはやはりラスト勝利チームを間違えたのが大きなマイナスポイント。ここ最近、総合司会に新たな起用されるアナウンサーの技術低下が正直かなり目立ちます。ただ桑子アナにしても少し前の武田真一アナにしても畑が違うニュース系からの起用なので、仕方ない部分もあります。ですので可能ならば、やはり歌番組・音楽番組の司会である程度慣れてる人を使った方がいいのではないでしょうか。
 
・選考方法
 今回の紅白で一番疑問が残ったのは、本番ではなくその前段階です。出場歌手発表以降、特別ゲストやら特別枠やら後に発表された歌手がいつの間に正式歌手に加わったりしたり。曲目に冗長なサブタイトルが気になったり、メドレーだと結局曲目が分からなかったり。
 まず従来の出場歌手発表は11月後半に全歌手発表というスケジュールです。平成初期に数枠空けて海外のアーティストを後からラインナップに加えたという前例もありますが、概ね最初の発表で全て決まっていたはずです。流れが変わったのは第60回矢沢永吉の特別出演、そこからこういった発表が毎年のように続いて、目玉歌手が大きく報道される機会が多くなったように思います。
 各音楽番組、民放の特番を見ると第1弾・第2弾という具合で時期を分けて発表していることが多いです。夏や年末に行われるロックフェスはもっと顕著で、最初に全員が発表される大型フェスなど存在しません。今回の紅白、本番に近づくに連れ大物アーティストが発表される形になりました。いかがでしょうか。例えば幕張メッセで行われるCOUNTDOWN JAPAN、第1弾で発表されるアーティストはほとんどが毎年のように出演する常連組です。思い切って2回や3回に分けて、例えば最初は毎年のように出ている常連各10組ずつぐらいを一気に発表して、12月前半くらいに初出場メインの発表、後半に残り数枠の発表という形式にしても面白いかもしれません。
 曲目ですが、今回メドレーに関しては例年以上に本番までシークレット状態になっているケースが目立ちました。例えばライブ中継でファンがいる中現地でリハしたPerfumeは、SNSで本番まで明かさないようにということを徹底させていました。それによって、この曲が来たか!という驚きが生まれたシーンは今回特に印象的でした。ただ既に曲目発表されていたアーティストは、そういうサプライズは全くありません。演出面はともかく…。
 曲順に関してはその歌手目当てで見る人が多い以上間違いなく本番までに発表する必要はありますが、曲目に関してはどうでしょうか。いっそのこと完全シークレットにして、本番でこれが来たか!と楽しめるシーンを増やすのも面白いかもしれません。勿論リハーサルもあるので、曲目が出ても問題ない時はその際の報道で軽く触れるのもありという程度で…。いずれにしても、曲目はどうしても本番までに発表する必要があるかと言われると、必ずしもそうでないような気はします。

・ステージについて
 第65回から個人的に、見た後の感想をワンフレーズで残すようにしています。順番に「ライブ感を味わう」「実験」「虚構」「新時代」ときましたが、今年は文句なしに「歌」で決まりでしょうか。
 歌番組なら当たり前のはずの歌が主役になっていないステージが、特にここ数年の紅白ではかなり目立っていました。ところが今回そういったシーンは非常に少なかったです。多彩なダンサーが登場した郷ひろみや筋肉体操が目立った天童よしみでさえも、歌の方が印象的でした。強いて言うとイリュージョンの水森かおりかけん玉の三山ひろし位になるでしょうか…。
 サザンやユーミンなど後半は言うに及ばずとして、今回一番それを感じたのが丘みどりや山内惠介のステージ。ゲストダンサーが登場する場合、立ち位置にしてもカメラワークにしてもどちらがメインか分からなくなるものですが、実際のステージではなんだかんだ言いつつも歌手が一番クローズアップされていたような気がします。あるいは楽曲のパワーが強かったという部分もあるでしょうか。いずれにしても、どういう演出をしても最終的には歌に帰結するという形は非常に良かったです。今回プロデューサーが変わりましたが、前回までで気になっていた所を今回そのまま良いように修正したようにも見えました。過去曲がそれなりにありつつも、後半その年の曲を比較的多く入れた曲順も近年の中では最上位、第63回に並ぶくらいの出来だと思います。そもそも、全体的に未来志向なのが何より良かったですね。過去の節目の紅白は明らかに未来より過去を振り返ることに重きを置いていた印象が強かったので…。その方針は、第70回でも是非継続して欲しいと切に願います。

・カメラワーク
 良いシーンも勿論ありましたが、スイッチングのミスが例年に増して多かったです。さすがに第65回のAKB48でメンバーのアップとメッセージを逃すという最悪の事態はなかったですが、もうちょっとリハを重ねても良かったのではないでしょうか。
 
・審査方法と、そもそものあれこれ
 今回は白組勝利という形になりました。ただゲスト審査員は紅組圧勝、おそらくひと昔前までの決め方だと間違いなく紅組勝利になっていたと思います。振り返ると、今のように視聴者が直接投票出来るようになったのは第53回(2002年)から。その当時はゲスト審査員が1人ずつボール1個で全11個、視聴者投票と会場審査で勝った方にそれぞれボールが2個加わる形でした。ゲスト審査員の一票が視聴者・会場の一票と同じ価値になったのは第56回(2005年)からで(ただし第57回・第64回・第67回は第55回までと似た形)、その背景には前年視聴者投票で白組圧倒的優勢だったにも関わらず紅組勝利だったという結果があります。第56回以降、紅組が勝利したのは14回中3回しかありません。会場・視聴者審査では更にそれが顕著で、本編レビューでも書いた通り中間審査で紅組がリードしたのは第62回(2011年)が最後です。最終審査では第66回の視聴者審査が紅組リードという例があって、その時は結果も紅組の勝利でしたが他はほぼ全て白組です。ですので視聴者審査の比重を上げるとその時点でもう白組勝利の可能性が圧倒的に高まります。逆にゲスト審査員の比重を上げると視聴者・会場審査で白組圧勝でも結果紅組優勝になった場合、ネットを中心に抗議が起こる事態と化しています。
 良くも悪くも審査結果は番組の評価に直結するものでなく、国民からしてもどちらが勝とうが日常に変化はありません。ただそれ故に、その歌手のファン人口×熱狂度でほとんど勝敗が決まる状況になっています。こういった熱狂度・団結力は総じて女性ファンの方が高い傾向にあります。ジャニーズもそうですが、三浦大知や氷川きよし、星野源辺りでも相当なものです。第43回(1992年)、チェッカーズのラストステージにファンが大挙して会場に集まってほとんど白組応援状態になったことがありますが、あそこまで極端でないにしてもそれに近い状況がここ10年くらいは毎年当たり前になっていると考えて良いかもしれません。
 勿論かつてがそうでなかったかどうかは断言できませんが(例えば野口五郎や水前寺清子などのステージなどでは明らかに特定のファンが存在していた回があります)、第31回(1980年)まではゲスト審査員と電話もしくは会場に招待される形で事前に選ばれた一般審査員のみの投票で、ごく普通の視聴者や会場の観客に審査権はありませんでした。ここ最近の勝敗のアンバランスさを考えると、もうこれくらいの時代にまであえて戻すのも一つの手かもしれません。
 あと今回はサザンオールスターズのステージの後に投票する形でしたが、その是非はともかくサザンは一応白組歌手ではなく特別枠です。ですがやはり一般的な見方だと、白組というイメージでそのまま投票に流れるケースも多々あったような気がしますね。どちらにしても白組勝利だった可能性もありますが、そこは一応考えても良かった点ではなかったでしょうか。
 最後に、おげんさんといっしょのコーナーで「紅白もこれからね、紅組も白組も性別関係なく混合チームでいけばいいと思う。そうしたらおげんさんも出れるし、おとうさんも出れる」という発言が今回ありました。さすがに第70回は現行通りでいくと思いますが、2020年以降はどうするでしょうか。昭和の紅白は男女雇用機会均等法も制定される前、女性チームの紅組が男性の集まる白組に向かって戦うという構図もありました(意外と白組側は女性のいる紅組に流れようとする演出も多かったですが)。第19回(1968年)では、今見ると女性蔑視としか思えない、今それをやると確実にネットが炎上して問題になるような台本も正直見受けられます。ですが今は、肝心の女性が思いっきり白組を応援するような世相です。そもそも、ここ数年は女性アーティストと男性アーティストの間でも色々と差を感じる部分が出てきて、両組を同数で揃えることさえ疑問を持ちたくなるような年もあります。とは言え、紅組=女性・白組=男性という図式は大変根強いものです。そこを変えて新しい様式にするのは、やはり並大抵のことではありません。
 2020年以降も、大晦日NHKで大型音楽番組は間違いなく放送されるはずですが、それは「紅白」でなくなるのかもしれません。あるいは「紅白」というブランドを残して、例えば「第1回NHK紅白フェスティバル」という新しい番組として、紅白歌合戦が今でいう前身番組・1945年の紅白音楽試合に近い扱いになるのかも分かりません。少なくとも、元号が変わりオリンピックが開かれる今が非常に大きな変革期になることは間違いないような気がします。

・最後に
 とりあえず第70回、大きな期待をかけたいところですが、前年の紅白の内容が優れていると翌年大きく視聴率が下がったり、内容が悪くなったりするケースが多いです。さすがに今回ラストのような奇跡的な内容は望むべくもないですが、番組としての軸は間違いなく堅持して欲しいところ。その中で残すべき要素は残し、改善すべき部分は思い切って変える。記念すべき第70回、今から非常に楽しみですがその分課題も例年以上に多いと思います。昔と比べると、今のNHKの番組作りは紅白に限らず本当に良くなっています。その手腕にあらためて期待したいです。それでは2019年も、よろしくお願いします。



kouhaku19510103 at 22:45コメント(7)第69回(2018年)紅白歌合戦  このエントリーをはてなブックマークに追加
MISIA(3年ぶり3回目/第63回/1998/40)
「アイノカタチ 2018」
 「アイノカタチ (feat.HIDE GReeeeN)」(2018/GReeeeN/GReeeeN/初)
 「つつみ込むように…」(1998/SATOSHI SHIMANO/SATOSHI SHIMANO/初)
〜作詞作曲GReeeeN 大ヒットドラマ主題歌/20年前のデビュー曲〜
Key:重実 徹 Dr:TOMO Ba:JINO Gt:吉田サトシ Sax:鈴木明男 Org/Cho:佐々木久美 Cho:ギラ・ジルカ Perc:ASA-CHANG Str:弦一徹ストリングス

 紅白の出場は3回目ですが、NHKホールで歌うのは今回が初。また、GReeeeNの曲が紅白で歌われるのも初。TBS系ドラマ『義母と娘のブルース』主題歌として支持された楽曲、フルコーラス歌うかと思ったのですが1コーラス半。この流れでいくとやや演奏時間短いかなと思ったらなんともう1曲。度肝を抜かれる超高音で始まるデビュー曲「つつみ込むように…」の演奏が始まります。正直2曲やることもこの曲をやることも完全に予想外だったのでビックリしました。圧倒的な歌唱力は前日のレコ大でも話題になっていましたが、この日はもうそれ以上のステージでしょう。ラストの超超ロングトーンはおそらく、日本の歌手ではMISIA以外出せる人はいないのではないでしょうか。圧倒されました。このステージに、司会者3人も大感激。(5分13秒)
 ここで桑子アナが訂正アナウンス。AKB48の映像で出てきたタイの王女の名前が間違っていたそうです。正しくはウボンラット王女ということ。


ゆず(4年連続9回目/第54回/1997/41, 42)
「うたエール」(2018/北川悠仁/北川悠仁・蔦谷好位置/初)
〜直筆歌詞で全国へ届けるメッセージ〜

 7月6日に起こった西日本豪雨。その時ゆずは翌日行われるライブのため広島にいました。公演は中止、急遽関東に戻って「うたエール」を弾き語りでレコーディング、その収益を全て広島に届けたというVTRが流れます。歌前には北川悠仁がコメント。延期公演で歌った時には「やっと会えたねという思いを確かめるように歌ったことを今でも思い出します」ということ。
 完全弾き語りステージ、歌詞テロップに曲名クレジットも全て北川悠仁の直筆。勿論他にある演出も照明くらいのもので、まさしく純粋に声と音だけで聴かせる内容。Cメロからのサビはマイクからも離れて直で歌唱、客席から手拍子も自然に入ります。”ありがとう平成最後の大晦日 始まる新たな時代へ 届け 僕らの声”、ラストはまさしくこの紅白のために作られた歌詞。本当に見事でした。2019年は史上初となる弾き語りでのドームツアー開催決定、発表方法には賛否両論ありましたが、こちらも相当素晴らしいものになりそうです。(2分56秒)


石川さゆり(35年連続41回目/第28回/1973/60)
「天城越え」(1986/吉岡 治/弦 哲也/2年ぶり11回目)
〜ギター布袋寅泰と届ける”日本の心”〜

 歌前の石川さゆりコメント「皆さんにも私にも今年は色んな日がありましたけど、でもやっぱり、日本って、歌って、日本人っていいよねぇって思って頂けるそんな歌を歌ってみたいと思います」ウッチャンに振られた出川哲朗は「これこそホントのヤバイよヤバイよ」「いつもそんなにヤバくないから本当は」。曲紹介は「過ぎゆく時代、残るは人の心。石川さゆりさん「天城越え」」
 紅組ラストは布袋寅泰との共演ステージ。以前マーティ・フリードマンが冒頭だけギター演奏したことがありましたが、今回はイントロだけでなくラストまで終始ギターで盛り上げる形。ギター以外も尺八や箏などの和楽器要素が強く、オリジナルとはかなり違うアレンジになっています。内容はもう高値安定で、特に言うことありません。相変わらずの鬼気迫る熱唱でした。
 3年連続で紅組トリですが、「津軽海峡冬景色」も含めて独自色は年々強くなっているようです。だったら別の曲に…という気持ちもありますが、よく考えられるとカラオケランキングでは何十年もずっと年間ランキング上位に入っています。「津軽海峡冬景色」「天城越え」2曲の強すぎる支持を考えると、この12年間繰り返しの選曲になるのも致し方ないのかもしれません。布袋さんは第57回の夫婦共演以来12年ぶりの紅白ですが、彼にもれっきとしたヒット曲が多くあります。どこかの機会で、歌手としてのステージも紅白で見たいところですね。(3分58秒)


嵐(10年連続10回目/第60回/1999/35〜38)
「嵐×紅白スペシャルメドレー」
 「君のうた」(2018/ASIL/多田慎也・A.K.Janeway/初)
 「Happiness」(2007/岡田実音/Wonderland/2年ぶり3回目)
〜5人が訪ねた福島の映像 写真とともに/次の時代に新たな一歩を〜

 大トリですが、VTRが用意されています。福島県の飯舘村をメンバーが訪れた映像です。来春から牛の放牧を再開する農家、花の栽培を再開させた農家、避難指示解除後すぐに店を再開させたうどん屋…。5人が感じたのは、”あたりまえの尊さ”のようです。
 「ふるさと」のインストをバックに、嵐の5人がそれぞれ話します。ありふれた日常の有り難さを実感、今年から3月11日を当たり前をありがたいと思う日に制定、当たり前の毎日は沢山の要素で大切に紡がれていた、多くの災害に見舞われた平成、新しい時代が希望と優しさに溢れることを祈って…。
 メッセージソングとして歌われるのは2018年の新曲「君のうた」。日常の大切さを描いた歌詞は、こういう形で聴くと大変説得力のある内容です。過去の持ち歌でなく、新しい曲をこういった形で選曲するのはものすごく意義あることですね。素晴らしいです。メドレーのラストはライブで盛り上がる定番曲「Happiness」。「笑って新しい年を迎えましょう!」というニノの呼びかけが入ります。5人がそれぞれNHKホール中を駆け回るステージも、紅白3度目の歌唱となるともはや定番の演出と言えるでしょうか。あらためて見ると、国民的アイドルグループがやるべきステージを見事に実現させたという内容でした。ただ会場全体を動かす力・特に歌声で人の心を大きく動かすという点では、まだもう少し課題がありそうな気もします。(5分13秒)



 特別枠ということですが、最終審査は次のステージが終わってからということです。コメントを求められた桑田さんは「何年経っても緊張しちゃいます」「盛り上がって楽しくなって頂ければと。頑張ります」。衣装は正装でビッシリ。35年ぶりのNHKホール、過去3回のラフ過ぎる服装とは全く違います。VTRでも過去のヒット曲とともに足跡を振り返ります。「いとしのエリー」は第30回の紅白映像、ただ「チャコの海岸物語」は紅白でなくレッツゴーヤングでした。「勝手にシンドバッド」「LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜」「TSUNAMI」「東京VICTORY」、そして2018年の「壮年JUMP」が流れます。曲紹介はウッチャン。「平成という時代への感謝の思い、そして次の時代が希望に満ち溢れることを願って。サザンオールスターズの皆さん、お願いします!」

サザンオールスターズ(4年ぶり5回目/第30回/1978/62〜64)
 「希望の轍」(1990/桑田佳祐/桑田佳祐/初)
 「勝手にシンドバッド」(1978/桑田佳祐/桑田佳祐/初)
〜次の時代へ希望の歌を〜

 松田弘のドラムの音から始まる生演奏、楽曲は1990年に発表された「希望の轍」。数多くあるサザンの楽曲の中でもとびっきりの名曲です。昭和だけでなく平成でもものすごく多くのヒット曲があるサザンですが、NHKホールの紅白では全く歌われることがなかったわけです。単純に、今大晦日NHKホールでサザンが歌っている、その事実に酔いしれる時間となっています。嬉しい想い、ついに…!という想い。思えば中継とは言え、特別ゲストとして桑田佳祐が紅白に戻ってきたのは2010年・第61回のこと。そこからでも8年経ってます。前回の紅白は朝ドラの小芝居にも参加したりするなど年々紅白に積極的になっていましたが…。
 間の盛り上げを経て、サンバのダンサーが登場してデビュー曲「勝手にシンドバッド」。気がつけばNHKホールは完全総立ち。1コーラスを経て、もう完全に桑田さんのスイッチが入り始めました。どさくさ紛れに岡村さんがけん玉に成功、2番サビからは歌手もステージに全員集合。まずはサブちゃんと握手、「ありがとサブちゃん!」と歌います。更にaikoに引っ張り出される形でユーミンが桑田さんに抱きつきます。ここからは一緒に腰まで振るわデュエットするわで、怒涛の光景が目の前で繰り広げられます。完全にあり得ないレベルの祝祭感です。「ララララララ、ユーミン」「ララララララ、桑田さん」。2人がテレビで共演するのは32年ぶりのことらしいです。この感覚は、ジャンルは違いますが『笑っていいとも!』の最終回以来ではないでしょうか。ラストはウッチャンに、翔さんに、桑子さんに、すずちゃんに、サブちゃんに。それぞれにありがとうを述べて倒れてフィニッシュ。紅白歌合戦のみならず、日本の流行音楽史・テレビ史に残る映像として、間違いなく何十年も先もずっと後世に語られる内容です。(8分50秒)


 興奮醒めやらないまま最終投票。サザンオールスターズは白組でなく特別枠なはずなのですが、見ている方は正直そんな事情はよく知りません。ゲスト審査員は9対2の大差で紅組ですが(白は長谷部誠と小平奈緒)、観客席はやはり白の方が多そうです。恒例となっているステージのダイジェスト。その後に桑田さんは「夢の中にいるようです」とコメントしてますが、おそらく見ていた人も同じ感想だったのではないでしょうか。
 結果発表、ゲスト審査員は先述した通り紅組。会場は1176 vs 1453で白組。視聴者は、240537 vs 411931で白組。結果は2対1。白組優勝です。優勝旗を渡すのは野村萬斎。ちなみに桑子アナ思いっきり「紅組に優勝旗が渡されます!」と間違えています。
 白組勝利の嬉しさとともに、紅組も含めて感謝を述べる櫻井翔、悔しいですけど楽しかったですと話す広瀬すず。ラストは都倉俊一の指揮で「蛍の光」。
 aikoMISIAが隣同士で一緒に歌ってます。YOSHIKIは白組側にいます。やはり昔の仲間ということで、岡村隆史武田真治が一緒にいる場面多かったですね。ラストは第九のアレンジです。そしてウッチャンがまとめに入ります。
 「いろんな奇跡が起きました。そんな紅白歌合戦でした。平成最後の紅白でした。2019年素晴らしい年でありますように!」「皆さん、良いお年を!」


kouhaku19510103 at 05:09コメント(6)第69回(2018年)紅白歌合戦  このエントリーをはてなブックマークに追加
松田聖子(6年連続22回目/第31回/1980/56)
「SEIKO DREAM MEDLEY 2018」
 「風立ちぬ」(1981/松本 隆/大瀧詠一/初)
 「ハートのイアリング」(1984/松本 隆/Holland Rose/初)
 「天国のキッス」(1983/松本 隆/細野晴臣/初)
 「渚のバルコニー」(1982/松本 隆/呉田軽穂/初)
〜みんな歌える!ドリームメドレー〜

 『いだてん』で主演を務める阿部サダヲが登場。普通にファンとして感激しています。広瀬すずも映画で「瑠璃色の地球」を歌ったこともあったりカラオケでも歌ったりで縁があるそう。メドレーを歌えることは嬉しいと、聖子さんも話します。スタンバイ時に「前ごめんなさい、失礼します」、その一言にも感激する阿部さん。相当なファンのようです。
 まずは「風立ちぬ」。1981年、同じ年の紅白では「夏の扉」を歌ったので紅白では今回初歌唱。当時と比べてかなりキーを下げていますが、その分全く無理のない歌声。勿論当時大ヒットした名曲で、舞台袖で阿部サダヲも熱唱しています。
 次は1984年の秋にヒットした「ハートのイアリング」。同じ年の紅白では「Rock'n Rouge」でした。Holland Roseのペンネームは佐野元春、彼の提供曲が紅白で歌われるのも初めてではないでしょうか。更に続くのは1983年「天国のキッス」。その年は「ガラスの林檎」と「SWEET MEMORIES」が両A面で大ヒットして、紅白では「ガラスの林檎」が歌われました。
 フィナーレは「渚のバルコニー」。1982年、その年の紅白では「野ばらのエチュード」。同じ年のヒット曲「赤いスイートピー」は3年前の大トリが記憶に新しいですね。作曲は呉田軽穂、言うまでもなくこの後ステージにも登場するユーミンのペンネームです。
 全体的にキーをかなり下げて歌った部分は賛否あるかと思いますが、その分歌声に無理は全くなく、非常に聴きやすかったです。選曲も全てが紅白で初歌唱というのがとんでもなくポイント高いです。というより、20代前半のアイドル期に歌った曲を50代後半にこうやってステージで歌うことが、絵的に違和感全くないのは本当に凄いこと。したがって、30年以上前の曲なのに不思議と古さが感じられません。アイドルソングでありながら、まさしく何十年後でも歌い継がれることを当時から予見していたかのような。聖子さんに対してもそうですが、同時に当時の制作陣にもあらためて大きな拍手を贈りたい、そんな気持ちにさせるステージでした。(4分28秒)
 歌い終わった後に、審査員の夏井いつき(楽しみな歌手:星野源)にコメントを求めます。けん玉で白に傾いたものの、聖子さんで完全に紅になったとか。あとチコちゃんは紅なの?と質問。特別枠ということですが、確かに普通に見てると特別枠と言いながら白か紅か自然に区別する形になりますね。

 
氷川きよし(19年連続19回目/第51回/2000/41)
「勝負の花道〜世界に響く和太鼓SP〜」(2018/朝倉 翔/四方章人/初)
〜世界で活躍 DRUM TAOと共演〜
太鼓:DRUM TAO

 VTRで紹介されるのはDRUM TAO。伝統的な和太鼓のイメージを変えるステージは世界26の国・地域で800万人を動員しているそうな。中村勘九郎の舞台でも共演したようです。ちなみに安藤サクラはよくカラオケで「きよしのズンドコ節」を歌ってるそうです。どのステージでも笑顔で思いっきり楽しんでいて、個人的に好感度は上がりました。
 大迫力の和太鼓演舞から始まる楽曲は「浪花節だよ人生は」みたいなノリノリ演歌。もっとも作曲:四方章人自体が同じです。DRUM TAOは太鼓の演奏だけでなく、踊りも兼ねているようなパフォーマンス。ダイナミックです。間奏で衣装の早替えもありましたがこちらはやや失敗気味。何とか2番までに間に合わせようとする動きもまたダイナミック。曲の途中で登場する巨大な氷川きよし和太鼓人形もまた、迫力があってダイナミック。それにしても「ソーラン祭り節」「男の火祭り」同様、この曲もかなり色々演出しやすそうです。10年以内にもう1回紅白で歌われる可能性も高そうですね。(2分44秒)


椎名林檎(5年連続6回目/第62回/1998/40)宮本浩次(初出場/第69回/2018/52)
「獣ゆく細道」(2018/椎名林檎/椎名林檎/初)
〜奇跡のコラボレーション〜
Piano:笹路正徳 Harp:朝川朋之 Bass:鳥越啓介

 動的で派手なステージの後ですが、スタンバイ中の2人は完全に静の佇まい。スイッチ入ってます。共演のキッカケは前回の紅白、曲は今日のことまで見据えて書いたのだそう。歌前のコメントは野村萬斎、エレカシの宮本さんとは同い年なんだそう。
 同じ姿勢のまま微動だにしない椎名林檎、思いっきり縦横無尽に動きまくる宮本浩次との対比。間奏でダンサーより動く歌手は、ダンスを主体としたアーティスト以外ではなかなか見られない光景です。マイクの雑音が入るくらい動きまくる歌手も初めてではないでしょうか。2人の歌声は言うまでもなく。ただただ圧倒、本当に言葉に出来ないようなスペシャルなステージでした。林檎嬢の紅白は6回目ですが、神ステージ率100%はまだ継続中。(3分40秒)


松任谷由実(7年ぶり3回目/第56回/1972/64)
「私が好きなユーミンのうた〜紅白スペシャル〜」
 「ひこうき雲」(1973/荒井由実/荒井由実/初)
 「やさしさに包まれたなら」(1974/荒井由実/荒井由実/初)
〜みんなの声から生まれたSPパフォーマンス〜
Pf:武部聡志 Str:阿部雅士ストリングス
Key:松任谷正隆 武部聡志 Dr:林 立夫 Ba:小原 礼 Gt:鈴木 茂 遠山哲朗 Cho:今井マサキ 亜美 佐々木詩織

 ROCK IN JAPAN FESTIVALで「真夏の夜の夢」を歌う映像が流れます。全曲ネット配信が話題、エピソードは1万4千を超えるメッセージが寄せられました。歌前にはお正月に自宅に招かれるくらい仲の良いaikoゆずも登場。実際ゆずは以前コラボ作品も発表していて、気軽に「ユーミン家」と呼ぶ部分にウッチャンも驚き。aikoが聴きたい曲は「ひこうき雲」「冬の終り」「DOWNTOWN BOY」「守ってあげたい」他多数。
 1stアルバムのタイトルナンバー「ひこうき雲」からスタート。NHKホールではなく、スタジオでの歌唱です。ピアノと弦楽器の演奏のみで聴かせる厳かな雰囲気。そういえばこの曲は2013年のジブリ映画『風立ちぬ』の主題歌でした。リアルタイムの1972年より、むしろ最近の方がより広く全世代に知られている楽曲かもしれません。歌い終わり、ユーミンはスタジオを後にします。この曲の演奏が終わると、すぐに次の曲「やさしさに包まれたなら」のイントロが流れます。
 カメラが映したのはNHKホールの舞台裏。そこにユーミンが現れて、そのままステージで歌い始めます。事前報道では今回完全にスタジオで歌うと発表されていたので、サプライズです。おそらく「ひこうき雲」を歌ってる際はバンドも準備していたと思われるので、ホールの観客は”まさか…!”という気持ちで、気が気ではなかったかもしれません。非常に大きな歓声と拍手に会場が包まれます。「よかったら一緒に歌ってね」という言葉から大合唱。映像にはカラオケのように、歌詞が大きく映し出されています。
 ゲスト審査員は総立ち、舞台袖にいるaikoは感激の余り大粒の涙を見せています。1974年の楽曲ですが、同時にジブリ映画『魔女の宅急便』主題歌でもあります。おそらく日本に住む人で、知らない人はほぼいないのではないかと思われるくらいの愛唱歌です。少なくとも紅白の会場まで見に行くくらいの音楽ファンなら全員知ってます。この一体感、7年前の「春よ、来い」も凄かったですがそれ以上だったのではないでしょうか。
 司会陣にも知らされていなかった演出なので、ウッチャンもテンションが高まっています。aikoの涙には「よくしといて良かったです」、今回の演出は「平成最後のお祭りですから」。ちなみに14707の投稿で1番多かったのは「春よ、来い」、その次が「やさしさに包まれたなら」で、以下は「DESTINY」「守ってあげたい」「ひこうき雲」「ルージュの伝言」「埠頭を渡る風」「卒業写真」「リフレインが叫んでる」「Hello, my friend」…の順番でした。(5分26秒)


星野 源(4年連続4回目/第66回/2002/37)
「アイデア」(2018/星野 源/星野 源/初)
〜ドラマ「半分、青い。」主題歌〜

 『半分、青い』のVTRが流れます。星野源とともに、主演の永野芽郁と佐藤健も舞台袖に登場。「アイデア」は2週間分の台本を頂いて、色々ある人生や日々を生きる人を応援できる楽曲を作りたいと思って作ったのだそう。主演の永野芽郁も「この曲に救われて、街で聴いても一瞬でフラッシュバックする」と、佐藤健は「源さんにおはようと言われるとこんなにも爽やかな気持ちで一日が迎えられるんだと分かりました」とそれぞれコメントします。
 1番はメインステージで、2番は階段上の楽器の横で、Cメロのギター弾き語りは下手側別に用意されたマイクで。そして静寂の後のステージは真ん中で、紙テープを舞わせながら。熱唱後は木琴の演奏もあり、最後は銅鑼を鳴らします。歌詞自体も素晴らしいですが、トラックの作りがまず新しいです。J-POP史上に残る立体的な楽曲と言って差し支えないでしょうか。本当に、歌い終わった後の何回見ても泣きそうになるという芽郁ちゃんの一言が、まさにしっくりきます。ユーミンから源さんの流れは大団円感が半端なくて、少し前の紅白なら文句なしのトリ大トリくらいの勢いですが、今回の紅白で本当に凄かったのはまだこれから。(4分46秒)


米津玄師(初出場/第69回/2010/27)
「Lemon」(2018/米津玄師/米津玄師/初)
〜亡き祖父の思い出つまった徳島から〜
振付:辻本知彦 踊り:菅原小春

 まずはVTRで紹介。彼の活動足跡を簡単に、そして「Lemon」がどれくらい売れたかをやや詳しく。中継は徳島から、本番では言及なかったですが鳴門市にある大塚国際美術館が舞台。ですので鳴門大橋の夜景がそのまま映ります。楽曲に込められたストーリーも、櫻井翔がしっかり紹介します。
 システィーナ・ホールを舞台にしたステージは無数の光と蝋燭に囲まれています。テレビ初披露となる歌声はまさしく大熱唱。作られた歌詞の素晴らしさだけでなく、ハッキリとしたエピソードもあるので気持ちが見ている方にも自然に伝わります。そこに彩りを添える菅原小春の踊り。動的な動きもそうですが、何よりCメロで聞き入る振付がとてつもなく素晴らしかったです。
 「この場を用意して頂いた全ての方に感謝の気持ちを述べたいと思います。どうも本当にありがとうございます」。「米津さんが喋ってる」と感激する司会陣に、少し照れ笑いする姿も素敵でした。(4分34秒)




kouhaku19510103 at 00:16コメント(2)第69回(2018年)紅白歌合戦  このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年01月06日

 5年ぶり紅白登場の北島三郎に、櫻井翔がインタビューするVTR。紙吹雪には随分泣かされたそう。サブちゃんにとって紅白は「新しい年への橋渡し」「今年はつらかったけど頑張ってっていうような番組」「なくしちゃ困る」。今回歌う「まつり」に関しても、多かった災害の被害者、復興に向けて頑張っている人たちを励ましたいという気持ちがあるようです。ステージにはサザンオールスターズチコちゃん他も含めた、紅白歌手と司会陣が勢揃い。

北島兄弟(初出場/第69回/2018/29, 44)
「ブラザー」(2018/大地土子/大地土子/初)
〜北島三郎 弟子も盛り上げる!〜

 下手側から大江裕、上手側から北山たけしが歌舞伎のセットをバックに登場。1コーラス、まさしくサブちゃんの前座として場を盛り上げる形でした。力強い歌声が印象深いです。(1分5秒)

北島三郎(5年ぶり51回目/第14回/1962/82)
「まつり」(1984/なかにし礼/原 譲二/5年ぶり7回目)
〜5年ぶりに紅白に帰ってきた!〜
振付:花柳糸之 踊り:花柳糸之社中

 ド派手なセットに乗って1コーラス半熱唱。勿論出場歌手の手には祭と書かれた団扇が。紅白歌合戦と言いますか、日本のお祭りの原風景を見ているかのようなステージでした。御年82歳、この年齢で紅白のステージに立って歌った例は第61回で「ゲゲゲの鬼太郎」を歌った熊倉一雄しかいません。何と言いますか、平成ラストの紅白という場をいつも以上に噛みしめて歌っていたような気がしました。ラストは「これが平成 まつりだよ」。歌い終わりの挨拶は「会場の皆さん、出演者の皆さん、テレビをご覧の皆さん、ありがとうございました!」(2分6秒)


 楽屋ロビーから桑子アナ進行のもと中継。出川哲朗ロコ・ソラーレの4人が勢揃い。BS4K・BS8Kの宣伝で、ちょうどセット転換の様子が映されています。なんとしてでも4人に「そだねー」と言わせたい出川さんですが、ソラーレをソレーラと間違えたり期待していない部分で「そだねー」と言われたり、終いには「なんじゃそらそら、ワーイ!」と訳の分からない締めでホールに渡したりするなど、期待通りのグダグダでした。ゲスト審査員席にいる池江璃花子も、迫力とパワーを頂いてますとコメントします。しみじみ「まつり」の余韻に浸りつつ、ダンスパフォーマンス対決を曲紹介。


TWICE(2年連続2回目/第68回/2015/19〜23)
「紅白メドレー2018」
 「I WANT YOU BACK」(1969/Berry Gordy/Alphonso James Mizell/Frederick Jamse Perren/Deke Richards/Berry Gordy/Alphonso James Mizell/Frederick Jamse Perren/Deke Richards/初)
 「BDZ」(2018/J.Y. Park “The Asiansoul”/Shoko Fujibayashi/Yu Shimoji/J.Y. Park “The Asiansoul”/初)
〜紅白だけのSPメドレー〜

 今年日本で発売されたアルバム『BDZ』より、ジャクソン5の「I WANT YOU BACK」カバーとタイトルナンバー「BDZ」が披露されました。「I WANT YOU BACK」は全世界的に知られているスタンダードナンバーですが、紅白で歌われるのは今回が初。2018年大活躍したアーティストの割にえらくあっさりした曲紹介で、メドレーという形にしては演奏時間やや短め。ただ9人のダンスの鮮やかさは前回に引き続いて健在。色々事情はあるかもしれないですが、次回紅白出場で引き続き人気が高いまま継続していた際には、もう少し長くステージパフォーマンス時間をあげても良いのではないでしょうか。(2分30秒)


EXILE(3年ぶり12回目/第54回/2001/23〜39)
「EXILE紅白スペシャル2018」
 「Rising Sun」(2011/ATSUSHI/Didrik Thott/Sebastian Thott/Johan Becker/Sharon Vaughn/3年ぶり4回目)
 「Heads or Tails」(2018/STY/STY/Dirty Orange/初)
〜3年ぶり紅白 代表曲メドレー〜

 3年ぶりに紅白に戻ってきたEXILE、「Rising Sun」のイントロに乗せて颯爽と階段上からセットが開いて登場。紅白では4回目、2010年代の楽曲では演奏回数が極めて多いです。各音楽番組でも多々歌ってるので見飽きているくらいですが、「Heads or Tails」は2018年の楽曲だけあって新鮮で、かつ炎の演出が情熱的で非常にカッコ良いステージに仕上がっています。メドレーで豪華感を出していますが、結果的にはその曲フルコーラスで通した方が良かったような気もしました。(3分49秒)


 デビュー40周年を迎えたサザンオールスターズがここで登場。『金メダル男』で主題歌を務めた縁で、桑田さんは内村監督と呼びます。ROCK IN JAPAN FESTIVALで6万9千人を盛り上げた映像を紹介。ウラトーク席にもご挨拶。次にステージに登場するSuperflyは当日のフェスでも一緒で、ステージの袖から彼女を見てモチベーションが上がったとのこと。

Superfly(2年連続3回目/第66回/2007/34)
「Gifts」(2018/越智志帆/越智志帆 蔦谷好位置/初)
〜前向きな歌詞が響くNコン課題曲〜

 Nコン課題曲と言いつつも、特別今回それが言及されるわけでもなく。非常に高い歌唱力で優しく歌い上げるステージを展開していました。彼女の素晴らしさは、声量や音程もそうなんですが何より一つ一つの言葉に気持ちを込めて歌うこと。今回は後に出てくる歌手が恐ろしく豪華なので過去2回より目立った印象ではなかったですが、やはり流石。もう完全に紅白歌合戦に欠かせない歌手になっています。(3分32秒)


 三浦大知にはDA PUMPのISSA、aikoには天童よしみが紹介役として登場。同郷同事務所の先輩であるISSAから見る三浦大知は「才能の塊」「努力を怠らない」「本当に凄いと思います」。aikoにとって天童よしみはお姉ちゃんのような存在で、お互いのライブを行き来する関係のよう。aikoがデビューした年に広瀬すずが生まれた、リハではビックリしてたようですが本番では「なんなら産めるくらいの」と余裕の?コメント。

三浦大知(2年連続2回目/第68回/1997/31)
「Be Myself〜紅白スペシャル〜」(2018/ Nao'ymt/Nao'ymt/初)
〜本人プロデュース SPダンス〜

 30人近いダンサーと一緒に同じ振付で踊り、その代表として三浦大知が歌うような内容のステージ。およそJ-POPからイメージされる楽曲とは違うテイストで、数年前までの紅白ではほとんど見られなかったような曲調です。無機質さの中に混じるようなダイナミックな「動」はもはや芸術に近いです。本人の歌唱力の高さも凄さに拍車をかけていますね。ラストはBPMが一気に速くなって高速ダンス。文句なしの、会心のステージと言って良いのではないでしょうか。(2分40秒)


aiko(5年ぶり13回目/第51回/1998/43)
「カブトムシ」(1999/AIKO/AIKO/初)
〜カラオケでも大人気の代表曲〜

 アカペラのサビから始まる熱唱のステージ。彼女もデビュー20周年、非常に高い人気がずっと続いたままです。5年ぶりの紅白ですが、本来なら19年連続でも問題ないくらいの。この「カブトムシ」をはじめとする歌詞が人気の原動力と言われていますが、一番の理由はやっぱり歌の上手さだと思います。年齢はもう40代に入っていますが、キーも変わらず高音の伸びもまだまだ健在。これまた見事なステージでした。出来るならば次回も普通に、紅白で見たいです。(2分42秒)



kouhaku19510103 at 21:50コメント(2)第69回(2018年)紅白歌合戦  このエントリーをはてなブックマークに追加
・チコちゃんに叱られる×紅白(後半)
 再び岡村隆史チコちゃんが登場。これまた司会者のように振る舞います。翔さんが抗議するもネットでは司会と言われているんですからと反論する岡村、ただ状況を察しているチコちゃんは「ネットに踊らされてるんじゃねぇよ!」と怒ります。ゲスト審査員席のテーブルに頭をぶつけながら。
 ここで関ジャニ∞の村上信五に質問。「安田も聞いとけよ」とも言いながら。「他の歌手の方が歌い終わったら何をする?」「お辞儀とか拍手ですよね」「今日は誰が歌った後に一番拍手した?」「やっぱりKing&Princeくんは直の後輩ですし…」「みんなにした?」「みんなにしましたよ勿論、先輩方も沢山出てらっしゃいますし」「あ、ホント?それで、数年のうちにこの司会のポジション狙ってるの?」村上くん徐々に追い詰められています。「なんで歌い終わった後に拍手するの?」「おめでとうございますお疲れ様でしたという時に拍手しますから。いいことだからじゃないんですか?」「いいことだから、うん、うん、うん。ぼーっと生きてんじゃねぇよ!」でもチコちゃんは知ってます、「でも教えなーい。自分で歌って、拍手もらったら分かるんじゃない?考えてみて」かなり斬新な曲フリと化しました。「丸ちゃんこの前お父さんに会うたよ」とステージに向かう際小声で呟く辺り、チコちゃんと関ジャニ∞は仲良さそうです。


関ジャニ∞(7年連続7回目/第63回/2004/33〜37)
「ここに」(2018/WANIMAのMA/WANIMAのMA/初)
〜1970→2025 大阪万博映像と!〜

 大阪万博の開催が決まったということで、1970年大阪万博と2025年イメージ映像をバックに関西出身のグループが歌うという形。サビ前では両司会やチコちゃんたちと歌うシーンもあり。映像以外は極めてシンプルな演出で、会場を盛り上げるとともに熱唱。本来のアーティスト性と、楽曲本来のパワーが両立している素晴らしい内容でした。(2分21秒)
 結局答えは分からなかったようですが、温かい拍手は多く頂きました。チコちゃんが出した答えは「神を目覚めさせるため」。詳しくは桑子アナがボードを持って解説。最古の記録は古代エジプトで、強い音を出して神を目覚めさせるため・神を称賛するため拍手をしていた、そのために歌や踊りなどを拍手で称賛していたようです(諸説あり)。むろん村上さんも櫻井さんも知らなかった模様。紅白司会のポジションを狙う争いは、まだ続きそうです。

 
欅坂46(3年連続3回目/第67回/2016/17〜23)
「ガラスを割れ!」(2018/秋元 康/前迫潤哉 Yasutaka.Ishio/初)
〜紅白だけのダンスパフォーマンス〜

 前年に「不協和音」を一緒に踊ったウッチャンがトーク。「無理させてごめんね」と謝りつつも、その経験はお互いにとって宝物だったよう。両手をクロスさせるポーズは内村さんポーズとして、今回振付に取り入れましたとも話します。ゲスト審査員の中村勘九郎(楽しみな歌手:欅坂46)も「はい、楽しみです!」と内村ポーズ。ちなみに彼の欅坂46ファンは相当なもので、歌舞伎に彼女たちのネタを取り入れることもあるそうです。曲紹介の途中で演奏に入ってしまう段取りミスあり。喋る前に数秒出来た間がそうさせてしまったのでしょうか。
 本来のセンター・平手友梨奈が怪我のため活動休止、その間は各番組で色々なメンバーが代役を務めてます。今回の紅白では小林由依が担当。彼女が見せる動き・表情もまた鬼気迫るものがありました。見る人の心を動かすようなパフォーマンスはダンス・表情・要所で自然に生まれたような叫びに至るまで非常に高いレベルで完成されています。他番組で見た時にも感じたことですが、平手不在というピンチがかえって新たなストーリーを創り上げているような、そんな印象もあります。今回スイッチングミスが目立つなど全体的にカメラワークはあまり良くなかったですが、このステージに関して言えば臨場感のある動きを伝える役割をおおいに全うしていて大変素晴らしかったです。次回の紅白では平手友梨奈も戻って、更なるベストパフォーマンスを見せてくれることをあらためて期待したいです。歌い終わりのウッチャンのメッセージも大変温かくて見事でした。ただ思いっきり広瀬すずが「乃木坂46の皆さんありがとうございました!」と間違えたのは残念。(2分35秒)


三山ひろし(4年連続4回目/第66回/2009/38)
「いごっそ魂〜けん玉世界記録への道、再び〜」(2018/久仁京介/中村典正/初)
〜けん玉世界記録に挑戦中!〜
けん玉:けん玉ヒーローズ with ず〜まだんけ

 ウッチャンが早速盛大にツッコミ。「マジっすか!?」「去年やったじゃないっすかリベンジやるっすか!」「あれ坂本龍馬の歌ですよ!」わざわざボードまで用意してどういう風に進めるのかも説明。ギネス記録員もウラトーク席の横に、桑子アナと一緒にスタンバイ。
 明らかに一人あけおめ状態な衣装のDJ KOOが今回も3番として参加しています。前回失敗した14番の方は今回7番、成功してホッとした表情を見せます。9番までに失敗したらやり直しということでしたが、ここまで失敗はなし。外国の方もいますね。20番辺りからはワイプも駆使して、歌とけん玉の二元中継。笑顔で三山さん熱唱しています。
 1コーラス終了で75番、ラストのフレーズを歌う頃には100番台に突入。歌い終わって気合いを入れる三山ひろし、ここまで123人全員成功。ラスト124人目として成功した瞬間、NHKホール中が歓喜の輪に包まれます。ここまでで一番の大拍手、ゲスト審査員総立ち、124人全員が大喜びでガッツポーズ、記録員も公認、金の紙テープも舞います。「よーしみんな、勝どきあげるぞー!エイ、エイ、オー!」この裏では三山さん中心に、記録更新成功に向けてものすごく団結力が高まっていたそうな。本当に成功して良かったです。ただ次回出場する際は何をするのでしょうか…。(2分26秒)


西野カナ(9年連続9回目/第61回/2008/29)
「トリセツ」(2015/Kana Nishino/DJ Mass(VIVID Neon*)/Shoko Mochiyama/etsuco/初)
〜豪華衣装に注目!〜

 広瀬すず(なつぞら)安藤サクラ(まんぷく)永野芽郁(半分、青い。)と連続テレビ小説ヒロインが勢揃い。そういえば3年前も美人女優4人が揃って曲紹介でした。すずちゃんには「目一杯楽しんでください」(安藤)「これだけ立派に司会やられてるんで問題ないと思います」(永野)とそれぞれアドバイス。更にウッチャンが『なつぞら』の語りを担当することをこの場で初めて発表。
 さて「各結婚式場に必ずね、1人西野カナいるんですよね」というコメントも出る中で始まったステージは結婚式仕様の教会セット。紙吹雪や新郎新婦風の4人のダンサーも彩りを添えます。衣装もかなり考えられていて、スカートの裾がそのままステージ中に大きくハート型に広がり赤のLoveが描かれています。ラストでHAPPY NEW YEARと白い文字で書かれた赤ドレスに早替わりするのは、歌唱後動きやすくするためでもあるでしょうか。構成も前回紅白で歌った時は冒頭サビ〜1コーラスで消化不良感がありましたが、今回はイントロ〜1コーラス〜Cメロ〜サビという一般的な形。まさに紅白アップデート版「トリセツ」をあらためて見せてくれた印象で、大変良かったです。これまで出場した全9回の中でも一番の出来だったのではないでしょうか。(2分46秒)


SEKAI NO OWARI(5年連続5回目/第65回/2010/32〜33)
「サザンカ」(2018/Fukase&Saori/Nakajin&Fukase/初)
〜ピョンチャンの感動が再び〜

 平昌五輪のVTRが流れます。「サザンカ」に勇気づけられた高梨沙羅のメッセージもあります。金メダルを獲得した小平奈緒(楽しみな歌手:Superfly SEKAI NO OWARI ゆず)はゲスト審査員。グッと!スポーツMCの相葉雅紀も登場。小平さんは渡辺直美に勇気をもらったそうで、直美さん素で驚き。ビヨンセの動画を見て元気を頂いたらしく、本人の目の前で「奈緒ちゃん見てる〜?」と生パフォーマンス。この後に演奏するセカオワの曲も、選手村で聴いていたそうです。
 Saoriは2年ぶりの出場ですが、曲の前半では前回ピアノを担当したNakajinも背中にギターを背負いながら弾いてます。バックの映像は勿論平昌五輪。バラードをじっくり歌い上げます。「Dragon Night」で初出場した時には全く思わなかったことですが、ちょうどその年に入れ替わりとなったコブクロに近いポジションにだんだんなりつつありますね。(2分48秒)


乃木坂46(4年連続4回目/第66回/2012/14〜26)
「帰り道は遠回りしたくなる」(2018/秋元 康/渡邉俊彦/初)
〜センター西野 ラスト紅白〜

 この紅白を最後に乃木坂46を卒業する西野七瀬。再びウッチャンがレコード大賞を祝福。両親からのメッセージが寄せられています。
「絵が好きで前に出るのが苦手でいつも泣いていた七瀬。ここまでよく頑張ったと思います。これからの自分の行きたい道を、しっかりと歩んでいってください」(父親)
「17歳で実家の大阪を離れて、本当はすごく寂しかったです。でも私たちに心配をかけないよう、いつもいい報告をしてくれた心遣いをありがとう。最後の紅白、悔いなく笑顔でステージに立ってください」(母親)

 このメッセージ自体もサプライズだったようですが、大阪にいる家族のもとを訪ねたのはなんと乃木坂46の公式お兄ちゃん・バナナマンの2人。これには彼女だけでなく他のメンバーも驚き。
 この曲もまた非常に考えられた楽曲で、卒業する西野七瀬を送り出すような歌詞もさることながら、PVだけでなく振付にもストーリーを感じさせる内容になっています。踊っている彼女に向けて歌うようなフォーメーションに、ファンなら分かるドラマがある秋元真夏と一緒に踊る動き。彼女を応援している人々にとってはただでさえ感涙モノのステージに、ウラトーク席にはずっと乃木坂46を見てきたバナナマンが駆けつけるというサプライズ。
 歌い終わり、ウッチャンが「バナナマンが来てくれたぞ!」と大声でステージにいるメンバーに伝えます。驚きとともに大感激。振り返ると、これまでの紅白のステージも全てバナナマンが見守ってくれていたわけです。完全に国民的グループになった乃木坂46ですが、そこに至るまでの2人の役割はとてつもなく大きいことをあらためて感じる瞬間でもありました。(2分26秒)


kouhaku19510103 at 13:47コメント(0)第69回(2018年)紅白歌合戦  このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年01月05日

DA PUMP(16年ぶり6回目/第49回/1997/30〜40)
「U.S.A.」(2018/CIRELLI DONATELLA/LOMBARDONI SEVERINO・日本語詞:shungo./ACCATINO CLAUDIO・CIRELLI DONATELLA・GIOCO ANNA MARIA/初)
〜大人気!”いいね!ダンス”〜

 今回の後半は久々に間を開けず早速ステージが始まります。21世紀初頭は「ひとり」「さくら」「Jupiter」などですぐ歌に入るステージが多かったですが、この形でのオープニングは第57回の絢香「三日月」以来12年ぶり。舞台にはDA PUMPのメンバーをはじめ、紅白歌手が勢揃いしています。階段上にいる乃木坂46純烈刀剣男士などはDA PUMPと一緒に、イントロに合わせて半回転しながら前を向きます。フロントで一番目立つ位置にいるのは、やはり五木ひろし石川さゆり郷ひろみ松田聖子といった大御所の面々。
 髪なびかせたという歌詞直後に映るAqoursは本当になびかせてるメンバーもいてノリノリ。上手側にはHey! Say! JUMP天童よしみ島津亜矢Little Glee Monster丘みどり水森かおりといった面々が揃います。聖子さんとSexy Zoneがノリノリで踊ります。それより下手側は坂本冬美氷川きよし山内惠介といったところ。筋肉体操の三人衆もいます。客席にはいいね!のパネルが全員に配布され、広瀬すず・櫻井翔の両司会も一緒にUSAダンス。
 間奏で左右に動くメンバー、それに紛れて後ろに総合司会とデカデカと書かれた衣装を着ている人が登場。それを見て出場歌手は驚きあるいは大ウケの表情。聖子さんのリアクションは特に大きいです。その主は勿論内村光良。これまたサビの振付を見事に完コピしてます。後ろの出場歌手も一緒に踊ってます(動きについていけない人もいましたが)。限りなく全員合唱に近い演出、それは2018年を飾る大ヒット曲に相応しい見事な内容でした。今回の紅白の名場面の一つとして、後々まで振り返られるステージになるでしょう。同時に、2019年以降も継続してヒットを出して、また紅白で見たいと思わせる内容でもありました。(3分3秒)


いきものがかり(2年ぶり10回目/第59回/2003/34〜36)
「じょいふる」(2009/水野良樹/水野良樹/初)
〜母校ダンサー×全国ダンス動画も!〜
振付:振付稼業air: man
ダンス:神奈川県立厚木高等学校ダンスドリル部 神奈川県立海老名高等学校ダンス部

 VTRであらためて紹介。第66回・第67回紅白の映像と、放牧中それぞれの活動を振り返ります。公式グッズでも販売されているオレンジのタオルが配布されて、会場全員で回す演出のようです。
 ステージ上には3頭の牛がいます。てっきり中にメンバーが入ってるかと思いましたが、そんなことはなくせり上がりの形で登場。冒頭から吉岡さん非常に高いテンションで会場を盛り上げます。その様子はまさしく自身のワンマンライブさながらの光景。ただメンバー出身校のダンス部と、TikTokで寄せられたダンス動画の映像はまさしく今回の紅白ならではの演出。よく見ると真ん中上辺りにCX方面から寄せられたと思われる映像が混じっていますね。牛の格好をしています。
 もともと短い曲とは言えフルコーラス、放牧前の何回かの紅白と比べると扱いは破格と言えるくらい良いです。そもそもいきものがかりの紅白は9回中8回がバラードで、唯一のアップテンポ「GOLDEN GIRL」もややあっさりした内容でした。個人的には紅白で一度こういういきものがかりを見たいというリクエストを体現してくれたような形で、非常に嬉しい気持ちです。(3分11秒)
 歌い終わりにコメントもあります。楽しそうな表情で聖恵さんが喋っていました。あらためて2019年以降の活動も楽しみです。翔さんはミル姉さんの映像が入るサプライズがあったと案内はしますが、当の本人はタオルを回すのに夢中になっていたためステージ上では気づかなかったようです。


AKB48(10年連続11回目/第58回/2006/13〜27)
「恋するフォーチュンクッキー」(2013/秋元 康 タイ語歌詞:Tanupop Notayanont/伊藤心太郎/3年ぶり3回目)
〜タイで国民的ヒット BNK48とコラボ〜
振付:武田舞香 三ツ井裕美
踊り:埼玉在住タイ人クラブ バーンラバムタイ舞踏団 花柳糸之社中

 タイでBNK48が歌うこの曲が大ブレイクしているというVTRが流れます。全国民的な現象で、なんとウランボット王女も踊っているのだとか(王女の名前は後に訂正アナウンスがあります)。12月9日には本家のAKB48もタイでこの曲を歌って、大盛り上がりだったようです。ステージはAKB48とともにBNK48のメンバーも勢揃い。「先輩と一緒に、先輩と…先輩と一緒に、紅白…ガンバロウ!」とものすごく緊張してコメントするのは、この曲でセンターを務めるMobile。そして紅白では最後のステージになる指原莉乃も楽しみたいというコメントを残します。曲紹介は相当練習したという、タイ語で広瀬すずが披露。向こうでのタイトルはคุกกี้เสี่ยงทาย、クッキー・スィアン・ターイと発音するそうです。
 韓国語やロシア語にスペイン語さらにはラトビア語など、英語以外でも各国の歌詞が過去紅白で披露されてはいますが、タイ語に関してはおそらく今回が初めてと思われます。AKB48が日本語で、BNK48がタイ語で最初それぞれ歌いますが、曲が進むたびに日本語とタイ語が混ぜこぜになっていきます。1番サビ前の入りは指原がタイ語、ラストサビ前はそれぞれの言語でそれぞれのセンターが同時に。曲後半からは日本系とタイ系のダンサーが大量に増えて更に賑やかに。通路にはそれに混じってミル姉さんも一緒に踊ります。曲終わりには「指原放牧」「がんばれ」と書かれた看板を持ちながら、指原の卒業を祝福。なおこのキャラクターは20年近く前、コント番組『笑う犬の生活』で大人気を博しました。直後に撮影された動画によると、フジテレビの許可は得ているようですが、会場の若い子は知らなかった人も多いようで…。
 「北国の春」や「昴」「恋人よ」など日本のヒット曲が海外特にアジアで国民的大ヒットになった例はいくつかありますが、この曲もその一つにどうやらなったようです。AKB48がこの先何度紅白に出場するかは分からないですが、連続出場する際には何度となくこうやってこの曲が歌われる形になるのかもしれません。また日本と海外のアーティストが同じ曲で共演する例は第65回のアナと雪の女王「生まれてはじめて」の例もありますが、NHKホールでJ-POPとなると今回が初。そういった点でも大変意義のあるステージでした。(2分56秒)

福山雅治(10年連続11回目/第44回/1990/49)
「2018スペシャルメドレー」
 「零-ZERO-」(2018/福山雅治/福山雅治/初)
 「甲子園」(2018/福山雅治/福山雅治/初)
〜話題の映画「名探偵コナン」主題歌/NHK高校野球テーマソング〜
Keyboard:井上 鑑 Drum:山木秀夫 Bass:高水健司 Guitar:今 剛 小倉博和 Percussion:三沢またろう Sax:山本拓夫 Trombone:村田陽一 Trumpet:ルイス・バジェ Violin:金原千恵子 Chorus:松本英子、田中雪子 マーチングバンド:YOKOHAMA ROBINS

 今回NHK初の甲子園中継のテーマソングを歌う福山雅治。盛り上がった大会のVTRが流れた後にサンドウィッチマンの2人が登場。やはり東北勢の活躍が嬉しかったという話でした。パシフィコ横浜からの中継は「零-ZERO-」を含めたメドレー。「零-ZERO-」は前回の倉木麻衣ステージと同様、主題歌になった映画名探偵コナンの映像がバックで流れます。演奏するギターには映像効果の演出も加わります。
 「甲子園」のバックはもちろん球場と高校野球の映像、生のマーチングバンドもステージに加わります。ライブ会場ならではの臨場感を、今回も満喫できるステージでした。ただ恒例だった曲前もしくはライブ前におけるNHKホールとのやり取りが今回全くなかったのは、少し気になります。(4分27秒)


 初出場のキンプリ、ついでに松本の潤氏に来て頂いたと翔さん少し三津谷スタイル。「パプリカで全力を尽くしました」「一年の集大成を見せれたらなと」「休養中の岩橋玄樹の分も思いを乗せて頑張りたいと思います」と平野紫躍がコメント。続いて横浜アリーナにいるPerfumeと中継。広瀬すずとは映画『ちはやふる』で大きな関わりがあります。今回ディープラーニングというリアルタイム映像演出で盛り上げる、とのことで。

King&Prince(初出場/第69回/2018/19〜23)
「シンデレラガール」(2018/河田総一郎/河田総一郎 佐々木望/初)
〜記録的ヒットのデビュー曲〜

 デビュー曲の紅白初出場でこの曲順は、過去のジャニーズ所属グループの歴史においても破格の扱い。ですが更に驚きなのは、豪華なセット以外バックダンサーも変わった映像演出も何もなしで思いっきり歌を聴かせる演出。少なくともNYCやHey! Say! JUMP、Sexy Zoneではやったことのない試みです。破格の大ヒットという理由もありますが、あらためて見て感じたのはメンバーの歌唱力。5人とも相当美しい声質で音程も悪くなく、何より声がよく出ています。全員が歌うサビは分からないですが、少なくとも各自ソロパートは生歌でしょう。確かにこの5人でこの楽曲なら、こういった演出でも十分成立するのは大きく納得。パプリカで全力を尽くした平野くんの動き一つを見ても、好感度はここ最近のジャニーズグループの中でも非常に高くなりました。この調子で是非、10年後くらいには今の嵐ばりの盤石の地位を目指して欲しいです。(2分35秒)

Perfume(11年連続11回目/第59回/2002/29〜30)
「Future Pop 紅白SP」
 「Future Pop」(2018/中田ヤスタカ/中田ヤスタカ/初)
 「エレクトロ・ワールド」(2006/中田ヤスタカ/中田ヤスタカ/初)
〜映像を駆使したSPメドレー〜
振付:MIKIKO

 デビューした2005.9.21から刻まれる活動歴を映像でざっと振り返った後に「Future Pop」のパフォーマンス。映像の中に実写の3人がいるような演出、照明によって衣装も多くの色に変化します。
 事前情報ではメドレーという報道がありましたが、その曲目は伏せられていてライブ会場のリハーサルでもSNSで広めないで欲しいというリクエストがありました。「チョコレイト・ディスコ」か「ポリリズム」辺りを予想していましたが、演奏されるのはなんと「エレクトロ・ワールド」。ライブでは現在でもおおいに盛り上がる定番曲とは言えブレイクする前の楽曲、正直驚きました。ブレイク前の苦労期の動画を見ているので、余計にものすごく感慨深い選曲です。紅白で、それもライブ会場からの中継で披露することになるとは当時誰ひとり想像していなかったことでしょう。
 映像演出は第67回のダイナミックVRを更に進化させたような内容、大きな会場でその効果はものすごいことになっていました。ライブ中継のPerfumeも一度紅白で見たいとは考えていましたが、今回はまさにそれが実現する形に。ただ中継が恒例になるかそれとも今年NHKホールに戻って歌うかは、また年末まで待つ必要がありそうです。(3分31秒)


kouhaku19510103 at 23:58コメント(1)第69回(2018年)紅白歌合戦  このエントリーをはてなブックマークに追加
 ジャパンカルチャーが世界中で大ブームという話題とともに、ミュージカル刀剣乱舞とラブライブ!サンシャイン!!がVTRで懇切丁寧に説明されます。刀剣男士は今回19振りが勢揃い。「人」ではなく「振り」という数え方を解説する翔さん、その独特のキャラクターにウッチャンも「キャラがブレねえ…」と感嘆。喋りを担当したのは加州清光役の佐藤流司。一方Aqoursは高海千歌役の伊波杏樹が、アニメとシンクロするパフォーマンスを見せ場としていますとコメント。こちらは刀剣乱舞の濃い世界観と比べると極めてノーマルです。

刀剣男士(初出場/第69回/2015/23〜30)
「刀剣乱舞〜出陣!紅白歌合戦〜」(2016/茅野イサム/篤志 渡辺光彦/初)
〜世界でも人気の2.5次元ミュージカル〜

 19振りとも大変個性のある衣装なので、NHKホールのステージがものすごく狭く見えます。それぞれが殺陣を主体とした振付で歌い踊ります。かなりの迫力ですが、やはり男らしい・いかついというよりは美しいという言葉の方がしっくりきますね。少なくとも昭和の時代では絶対に浮かびもしなかったであろう発想です。これを機に、ファンになる人その世界観に新たにハマる人もきっと多いことでしょう。(1分31秒)

Aqours(初出場/第69回/2015/22〜26)
「君のこころは輝いてるかい?」(2015/畑 亜貴/光増ハジメ/初)
〜「ラブライブ!サンシャイン!!」発の声優ユニット〜

 バックの映像は勿論ラブライブ!サンシャイン!!仕様のPV。サビ以外は踊っているわけでないのでシンクロ率も何もありませんが、サビはなるほど確かにバッチリ。最後の記念写真的な絵もしっかりアニメとステージでシンクロしていました。3年前のμ’sと比べるとスペシャルアニメも用意されたわけでなく、前に出てきた方々が濃すぎることもあって若干目立たない印象はありましたが、持ち前のパフォーマンスは十二分に見せていたのではないでしょうか。(1分33秒)


YOSHIKI feat.HYDE(初出場/第69回/2018/49〜53)
「Red Swan」(2018/YOSHIKI/YOSHIKI/初)
〜アニメ「進撃の巨人」主題歌〜

 YOSHIKIとHYDEのツーショットに、思わず力が入る櫻井翔。結成の経緯を語るYOSHIKIの喋りは噛み気味。HYDEは第69回、ロックの回にYOSHIKIと一緒に出来るのは最高じゃないですかとコメント。ゲスト審査員の阿部サダヲ(私にとっての平成ソング:X JAPAN「紅」)も興奮気味かつ謙虚。13年前に白組歌手として出た時とえらく雰囲気が違います。
 YOSHIKIは歌い出しで電子ピアノ、直後すぐドラム演奏に入ります。X JAPANと比べると激しいパフォーマンスではないですが、一音一音力強く。SUGIZOもギターでステージに立っていて、間奏ではバッチリソロ演奏。直後、YOSHIKIはなぜか立ち上がり上半身裸に。勿論HYDEも思いっきり熱唱しています。それにしても、1990年代のジャパニーズ・ロック界隈を知る人にとってはX JAPANとL'Arc〜en〜CielとLUNA SEAのメンバーが紅白で共演している光景を見ているわけで、これぞまさしく夢のステージ。各所ロックフェスも盛んになり他バンド同士の共演も多々ありますが、この3人を揃えるのは相当難しいような気がします。それこそ今回の紅白以外、今後も見られない組み合わせかもしれません。(2分27秒)
 

YOSHIKI feat.サラ・ブライトマン(初出場/第69回/2018/53〜58)
「Miracle」(2018/YOSHIKI/YOSHIKI/初)
〜世界の歌姫が緊急来日!〜

 赤いジャケットを羽織り、グランドピアノの演奏をするYOSHIKI。セリから上がってきて、ピアノと同じ高さの土台で歌うのは27年ぶり紅白登場のサラ・ブライトマン。聖歌隊コーラスに光を思いっきり使った映像演出、彼女を中心に金色の紙吹雪まで降り出します。もうほとんど何かの宗教的儀式と化しています。荘厳さという意味では、紅白だと第65回の中島みゆき・美輪明宏と双璧。そもそも、NHKホールによく彼女を呼べたよなぁと思います。そりゃあ前半の視聴率が過去最高レベルにもなりますよね。歌い終わった後に英語で挨拶するサラ・ブライトマン、YOSHIKIと日本に感謝の意を述べます。それを受けてYOSHIKIも満面の笑顔でピース。(2分27秒)


・おげんさんといっしょ 紅白スペシャル
 自宅(と呼ばれているセット)から中継出演。開口一番、「あの…温度差すごすぎね?」非常に緩い雰囲気で登場するのはおげんさん(星野源)、おとうさん(高畑充希)、長女(藤井隆)、次男(三浦大知)、ねずみ(宮野真守)。長女の隆子はなぜか「サラ・ブライトマンです」と挨拶。さすがに長男の細野晴臣は呼べなかったみたいですね。ねずみの紹介でアイドル・雅マモル(宮野真守)を紹介するテロップ。どうやら酒屋のバイトで来れなかったみたいです。そのねずみから「白組・紅組どっちなの?」という質問。過去の紅白なら桃組とか、紅組だけど心は白組とか適当に答えそうな場面ですが、おげんさんはこう答えます。「紅白もこれからね、紅組も白組も性別関係なく混合チームでいけばいいと思う。そうしたらおげんさんも出れるし、おとうさんも出れる」。なかなか考えられた回答です。この発言は各所で話題になっていますが、確かに色々な観点から考えて意義深い内容です。これはまた全レビュー終わった後のまとめであらためて書いていきます。
 さて、この番組の内容はあくまでも歌をメインにしたもの。追加リクエストを募集したところ相当な数が来たようで、その中で特に多かったこの曲をおげんさんファミリー生演奏で披露します。
「SUN」(2015/星野 源/星野 源/3年ぶり2回目)
Dr:河村”カースケ”智康 Ba:伊賀 航 Gt:長岡亮介 鍵盤ハーモニカ:石橋英子、櫻田泰啓

 星野源が紅白初出場した時に歌われた楽曲を生演奏。おげんさんを筆頭にみんなで歌います。考えてみればおげんさんファミリー、全員歌唱力高いです。次男は言うまでもなく、長女も17, 18年前に歌手として出場実績あり。おとうさんは2年前ゲスト審査員ですが、歌手としての実績はあります。途中から酒屋のバイトを終えた雅マモルも登場、彼も声優としてだけでなく歌手としても思いっきり売れっ子ですね。ものすごく自由な雰囲気で、心から楽しそうに歌い演奏するメンバーたちが大変微笑ましかったです。ちなみに演奏時間は、初出場した時よりも20秒長くなっています。実質2曲歌う形になるわけで、この3年間で大きく人気を伸ばしたことをあらためて実感。ちなみに放送後の様子もTwitterでアップされているので、もし良ければこちらも。(2分23秒)
 

島津亜矢(4年連続5回目/第52回/1986/47)
「時代」(1975/中島みゆき/中島みゆき/3年ぶり3回目)
〜中島みゆきの名曲を平成映像とともに〜
Pf:坂本昌之 Str:弦一徹ストリングス

 久々に登場した桑子アナ、中間投票を呼びかけ。前半トリですが、広瀬すずの曲紹介は実にあっさりしたもの。それだけに、アカペラから入る歌声が余計に胸に沁みます。「時代」ということで、平成を象徴する映像がバックにズラリ。明るい映像もありましたが、全体的にスポーツ系以外は災害絡みの映像の方が目立っていたような…。ピアノ・弦楽器中心の演奏と高音が響き渡る彼女の歌唱もそれに拍車をかけていた気もしました。平成とはこういう時代だった、という意味では意義あるステージだったような印象です。そういう意味ではドキュメンタリーに近い内容かもしれません。(2分35秒)

 中間投票の結果は37904 vs 71890、ダブルスコアくらいの差で白組優勢。確かにここ何年かで紅組が連勝した例もありますが、この時点で紅組優勢だった記憶がほとんどありません。第62回を最後に全部7年連続で白組優勢です。
 というわけで、前半ラストを前に紅白スーパーアドバイザー・三津谷寛治の部屋から中継。今回はムロツヨシも同伴。「水森かおりが歌ってる最中消えました。メイガス!メイガス厳重注意です」。というわけで呼ばれた方々を一人ずつダメ出し。
 武田の真治氏「その格好はなんですか!天童よしみ氏のステージ、天童氏に北海道、よさこい節にサックスに筋肉。近年稀に見るカオスです。ステージ上で腕立て伏せする人は初めて見ました」なお武田氏自身も不本意だったようで「だったら断りなさい!」と強く注意。
 ドドンパの皆さん、いやDAのPUMP氏「あなたたちの歌うU.S.A.、歌詞が意味不明です。サビのところのどっちかの夜は昼間、全く分かりません。本番までに歌詞を全とっかえしなさい」「NHKがお嫌いですか!」というわけで、次のステージを盛り上げてくださいという指示のもと、そのまま準備に入ります。
 乃木の坂の46「2年連続レコード大賞おめでとう。白石の麻衣氏の涙ながらの歌唱、とても印象的でした。以上です」ダメ出しは特になかった模様。というわけで完全にムロツヨシに「天狗になってますよ!」「LIFE!のスケジュールちゃんと来てくださいよ!」と飛び火してます。なおこのコーナーのゲストは本番6時間前時点でも決まっていなかったようで、そうなるとラストの苦し紛れな展開も納得でしょうか。


五木ひろし(48年連続48回目/第22回/1965/70)
「VIVA・LA・VIDA!〜生きてるっていいね!〜」(2018/なかにし礼/杉本眞人/初)
〜DA PUMP ”いいね!ダンス”〜
振付:TOMO KENZO(DA PUMP)

 48回目の出場にして初めて見せる五木ひろしのフォーメーションダンス。さすがに終始踊っていたわけではありませんが、70歳の年齢を考えると驚愕の内容と言えます。バックで盛り上げるのはDA PUMPのメンバー、ラストサビからはAKB48の主要メンバー、TWICEAqoursも登場します。五木ひろしのステージでAKB48のメンバーが入るのは4度目、特に第63回以降は新曲を歌うたびに必ずバックに立っています。さすがに何もないバックで新曲を歌う可能性はもうなさそうですが、そもそもこの年齢でその年の新曲を歌うという前例がないので、そう考えるとやっぱり凄い歌手だなぁとあらためて感じるところです。(2分46秒)

 ラストは再び三津谷の部屋に戻ります。横にいるイカ大王が後半戦の見どころを紹介。「ヒストリアでお馴染み、井上のあさひ氏のニュースまで十秒前、五、四…」。担当する井上あさひアナは一瞬神妙な表情を見せつつも、普通にプロのアナウンサーらしくニュースを読み上げていました。


kouhaku19510103 at 16:46コメント(0)第69回(2018年)紅白歌合戦  このエントリーをはてなブックマークに追加
・チコちゃんに叱られる×紅白(前半)
 付き添いの岡村隆史と一緒に登場。やはりホールの入口でチコちゃんがひっかかって遅くなったみたいです。岡村隆史が白組司会、チコちゃんが紅組司会としてあらためて挨拶。ネットには私達が紅白司会で決まっていたと岡村さん言い張りますが、状況を察するチコちゃん。「この人アホなんです」「ネットに書いてあること全部本当だと思ってるんです」と。
 さて、ここで白組司会の櫻井翔に質問。「なんで紅白歌合戦は紅白なの?」「めでたいから」「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」。お馴染みのCG&決め台詞に会場も大拍手。答えは「初代ディレクターが剣道部だったから」。わざわざ紅白のために、これまた番組でお馴染みの「NHKたぶんこうだったんじゃないか劇場」まで作られています(語り:森田美由紀)。
 紅白歌合戦 誕生物語、音楽番組のひな型は決まっていましたがタイトルに悩む近藤積ディレクター(演:岡村隆史)。上司(演:鶴見辰吾)に早くしろと催促されます。必要以上に丸めた台本で叩こうとしますが、そのたびに防御します。男女に分かれて対戦するというのはこの時点で決まっていたみたいです。そして叩いた上司に向かって一本。「紅白戦では負けなしでした」「紅白戦では負けなし…」。もし剣道部で無ければ違うタイトルだったかもしれないですね、と話を締めます。なおラストに紹介された映像は現存している中で最も古い1963年、第14回のものでした。
 ちなみに少し補足すると、舞台は1945年。当時は紅白歌合戦の”合戦”の部分がGHQの許可が降りず、やむなく「紅白音楽試合」として同年12月31日に放送された経緯があります。紅白歌合戦の第1回は1951年1月3日放送ですが、原型は既にこの時点で出来上がっていたわけですね。
 というわけで、この答えは検討もつかなかったという白組司会の翔さん。どっちが司会、相応しいか分かりましたよね?という岡村さんの質問には、ウッチャン迷いなく「櫻井くんとすずちゃんです」と即答。しっかりオチがつきました。

天童よしみ(22年連続23回目/第44回/1970/64)
「ソーラン祭り節2018〜どさんこver.〜」(2012/水木れいじ/若草 恵/6年ぶり2回目)
〜YOSAKOIソーラン×ロコ・ソラーレ×武田真治〜
Sax:武田真治 振付:EBITO 踊り:小林航太 村雨辰剛 YOSAKOIソーラン北海道・東京学生合同「旭」

 平昌五輪で活躍したカーリング娘のVTRが流れます。その間に本橋麻里・藤澤五月・吉田夕梨花・吉田知那美・鈴木夕湖ロコ・ソラーレが登場。横にいる岡村隆史は勝手に司会者のように振る舞います。流行語にもなった「そだねー」、出川哲朗にうまいこと振ってみてとウッチャンが無茶ぶり。最初からなぜか自分でそだねーと言ったり、チコちゃんにそだねーと答えられたりするなどやはりグダグダ。岡村さんにもしっかりツッコまれていました。そしてみんなで筋肉体操で話題になった武田真治が筋肉とサックスで盛り上げますと紹介。通常ならあり得ない文章に、他の司会陣特に岡村がツッコミを入れます。
 イントロで曲紹介するパートですが、台本が見えなかったのか何か指示があったのか読めなかった漢字があったのか、すずちゃん思いっきり言葉が詰まってしまいました。上手側ではロコ・ソラーレが大きな団扇を持ったり鳴子を振ったりして笑顔で応援、下手側では筋肉体操の3人が腕立て伏せしたりスクワットしたりしています。舞台袖では司会陣と、チコちゃんも一緒に踊ります。バックではYOSAKOIソーランのダンサーが大量、通路にも多くいます。ソーラン節自体は過去の紅白で様々な形で何度も歌われていますが、よく考えるとYOSAKOIソーランが入るのはこの曲のみ(前回歌唱時もバックにいました)。ただこれだけ前面に出たのは初めてだと思います。
 武田真治は第54回にゲスト審査員として出演していますが、紅白のステージでサックスを演奏するのは初めて。ただまさかこんな姿で演奏することになるとは、当の本人も想像だにしていなかったのではないでしょうか。ツッコミどころは多くありつつも、意外と終わってみれば天童よしみが一番存在感を出していた形だったような。圧倒的な歌唱力に最後の「そだねー!」もバッチリ、お見事でした。(2分3秒)

Suchmos(初出場/第69回/2015/26〜29)
「VOLT-AGE」(2018/YONCE/Suchmos/初)
〜ロシアの興奮再び 2018NHKサッカーテーマ〜

 2018FIFAワールドカップロシア大会のVTRが流れます。代表キャプテンを務めた長谷部誠(私にとっての平成ソング:Mr.Children「終わりなき旅」)がここで登場。試合前はそれぞれイヤホン、トレーニングではスピーカーで、スイッチが入るとみんなで大合唱になることもあるようです。今回演奏されるSuchmosの楽曲の印象は「熱い歌」とのこと。
 「クサくて汚ねえライブハウスから来ましたSuchmosです、よろしく」と歌前にYONCEの挨拶。バックの映像は勿論FIFAワールドカップ・日本代表の名場面。
 確かに本開催中、盛り上がりに欠けるという批判は多く見られましたが、スタジオ生演奏のライブとなると全く別。フツフツと湧き上がるようなグルーヴィーな演奏と、YONCEを中心とした熱狂的なパフォーマンス。理屈抜きでものすごくカッコ良い、この一語で全てが説明出来るようなステージでした。個人的には文句なしに、前半のベストアクトとして挙げたいです。(3分35秒)

純烈(初出場/第69回/2010/32〜47)
「プロポーズ」(2018/幸 耕平/幸 耕平/初)
〜初紅白!スーパー銭湯アイドル〜
平均年齢40歳 スーパー銭湯アイドル

 初出場の純烈をVTRで紹介。全国のスーパー銭湯を中心に活動してきた彼ら、近すぎるファンサービスが特徴ということで、ファンにはもはや病院・ドクターとまで言われているようです。メンバーを代表してリーダーの酒井一圭がコメント、今日はまさに夢が叶った日でここが紅白か…と感慨深く喋ります。自身もスーパー銭湯が好きという安藤サクラ(楽しみな歌手:五木ひろし)も夢がありますねとコメント。
 スーパー銭湯仕様のセットに転換、両脇には50〜70代くらいと思われる女性の方々が団扇を持ちながら応援。サビではその客席に混じって、文字通り近すぎるファンサービスを見せまくっています。メインボーカル・白川裕二郎の歌声も素晴らしく曲も良く。1コーラス半で演奏時間はやや短めですが、良い内容でした。ちなみにバックの女性の方々は本当の純烈ファンなのだそう。「旦那さん方はそれぞれ家でテレビをご覧になってるということですね」と、歌い終わりにウッチャンのツッコミが入りました。
(2分3秒)

あいみょん(初出場/第69回/2015/23)
「マリーゴールド」(2018/あいみょん/あいみょん/初)
〜今年 配信チャートで軒並み1位〜
私にとっての平成ソング:浜田雅功と槇原敬之「チキンライス」

 こちらもVTRで本人の紹介。最新の週間配信サービスでは1位・2位・5位、胸に刺さる歌詞が支持されているという内容。その語感の良さに、ウッチャンが何度もあいみょん!と叫びます。確かにリハーサルでも落ち着いた様子でしたが、本番になるとドキドキしてきましたとコメント。紅組司会の広瀬すず、このタイミングで登場した乃木坂46白石麻衣・生田絵梨花・松村沙友理も大ファン。
 ギター演奏のみでサビを歌った後、前奏を経て1コーラスラストサビ繰り返し。衣装は紅組らしく?赤色で統一されてます。表現性豊かな歌詞もさることながら、アルトの声質が響き渡る彼女の歌声も唯一無二。今年トップクラスに支持された楽曲を見事に歌い上げます。あらためて聴くと本当に名曲、VTRでも紹介された「君はロックを聴かない」「今夜このまま」も大人気。おそらくは2019年その後もしばらくの間、毎年紅白で見られる存在になるのではないでしょうか。(2分24秒)

水森かおり(16年連続16回目/第54回/1995/45)
「水に咲く花・支笏湖へ〜イリュージョンスペシャル〜」(2018/伊藤 薫/弦 哲也/初)
〜世界一のイリュージョニストとコラボ〜
イリュージョン:メイガス プリマベーラ 振付:EBATO 踊り:プランチャイム

 世界一のイリュージョニスト・北海道出身のメイガスもわざわざVTRで紹介。その横には嵐のメイガスと言われて久しい?マジック好きの二宮和也も。今回の楽曲は北海道なので、そこが水森かおりと一番の共通性なのでしょうか。語感がいいので、またウッチャンがメイガス!と叫びます。なおこれまた北海道が舞台になる来年の連続テレビ小説『なつぞら』も紹介。映像はここが初出しのようです。
 イリュージョンが主体なので衣装はごく普通の白いドレス。十数年前普通に歌っていた時よりも地味です。間奏でテーブルに横になり、クロスを掛けます。テーブルを引いて、メイガスがクロスを持ちながらパフォーマンス。それを開けると中には何もありません。というわけで、消えた水森かおりは花柄のドレスに替わって下手側舞台袖から登場。4回に1回の確率で失敗するという話もありましたが、無事成功しました。良かったです。歌い終わってからウッチャンも「メイガス!」と何度も叫んでいました。ただ紅白のイリュージョンは美川憲一がプリンセステンコー演出のもと、ド派手な衣装と演出で過去何回もやってます。それと比べるとやはり凄さという意味ではもう少しといったところでしょうか。(2分24秒)

Sexy Zone(6年連続6回目/第64回/2011/18〜24)
「カラクリだらけのテンダネス〜2018紅白ver.〜」(2018/EMI K.Lynn/原 一博/初)
〜映像イリュージョンに挑戦!〜
踊り:白A

 セクシーカラクリイリュージョン、平成最後のセクシー。相変わらず彼らのキャラはブレがありません。映像とパフォーマンスが両立しているステージは二宮くん曰くシャープ。こちらの方はあまり驚かせるステージではなさそうですが、動きとセットはかなりよく考えられている印象で合わせるのは大変そうです。凄いというよりは感心させるステージと言うべきでしょう。歌はともかく踊りに関しては間違いなくプロと言えるSexy Zone。彼らをはじめとする、踊りを主体とするジャニーズだからこそ実現できたステージなのは間違いなさそうです。(2分25秒)



kouhaku19510103 at 14:35コメント(2)第69回(2018年)紅白歌合戦  このエントリーをはてなブックマークに追加
 引き続き、ゲスト審査員の池江璃花子(カラオケで歌う曲:米津玄師、Superfly)を紹介。海外で日本人が大活躍した1年ということで、池江選手だけでなく大谷翔平、奥原希望、大坂なおみの映像がVTRで流れます。
 中でも10代の活躍が目覚ましいということで、卓球の平野美宇伊藤美誠のコメントが流れます。音楽がなければ自分をコントロールできなかったと話す平野選手、次に歌われるリトグリの歌詞に励まされてると話す伊藤選手。それを受けて「ジャンルは違うと思うんですけど、同じ目標に向かって頑張っている美誠ちゃんに歌詞が届いてるのがすごく嬉しいです」(manaca)と話します。
 さらにその次のステージで登場する刀剣男士の面々も登場。「ところで君たちは一体何者でござるか」「我らは刀剣男士と申します」「お近づきのしるしに一つ、手合わせ致しませんか」「いや、あの、銃刀法違反になるので…」独特の世界観に、ウッチャンはかなり困惑気味。

Little Glee Monster(2年連続2回目/第68回/2014/17〜20)
「世界はあなたに笑いかけている」(2018/いしわたり淳治 丸谷マナブ/丸谷マナブ/初)
〜200人の学生と共演〜
合唱:紅白リトグリクワイア
映像提供:フジテレビ RAKUTEN-TV 日本障がい者スポーツ協会 WOWOW FISE HIROSHIMA2018 テレビ東京

 ゆったりとしたリズムのサビから始まるアレンジ。スポーツ選手が活躍する映像をバックに歌う約200人の学生は、振付もコーラスも大変大きく迫力満点。そしてリトグリのメンバー5人もものすごく声が出ています。声量・息の使い方全てが抜群。リトグリ自身も、この日ここにいた200人に大きく励まされているかのようなリラックスした笑顔。演奏時間はやや短めでしたが、見事なステージでした。(2分3秒)


山内惠介(4年連続4回目/第66回/2001/35)
「さらせ冬の嵐〜刀剣男士コラボスペシャル〜」(2018/松井五郎/水森英夫/初)
〜演歌の貴公子×世界を魅了 刀剣男士〜
振付:本山新之助 踊り:刀剣男士 時間遡行軍

 刀剣男士の演舞がステージの雰囲気を作っていますが、よく聴くとイントロから尺八や琴などの和楽器アレンジが強め。それ以降の編曲もCDなどの音源と異なる紅白バージョン。バックに人気者をただ配置するだけでなく、音にまでこういった細やかな気配りを感じた例はここ最近特に演歌ではあまりなかったような気がします。年増の女性ファンは山内くんに、若い女性ファンは刀剣男士に思わずウットリ。男性から見ても大変カッコ良いステージで、ラストの剣の音もバッチリ。こちらも素晴らしい内容でした。(2分0秒)


DAOKO(初出場/第69回/2012/21)
「打上花火」(2017/米津玄師/米津玄師/初)
〜動画再生2億回超えの大ヒット〜
私にとっての平成ソング:椎名林檎「ここでキスして。」

 「打上花火」の楽曲をPVのVTR、そして曲紹介でも解説。動画再生数2億回、思わず自分で「凄い…」と呟きウッチャンからツッコミ。「沢山の人に愛されているこの曲を大切に歌っていきたいと思ってます。今日は精いっぱい歌います」と歌前にコメント。そういえば主題歌になったアニメ映画で広瀬すずも声優として出演していました。
 青系の色を基調としたドレスは和を意識したような柄。バックの映像だけでなく、ステージ自体果てはNHKホール内全てが美しいCGに彩られています。Def Techが出演した13年前の紅白では最新技術として紹介された演出も、今では完全にバージョンアップされて当たり前のように使われていますね。この曲は米津玄師の楽曲提供、本来なら彼とのコラボ曲ですがこのステージについては歌唱音源がバックで流れるのみでした。紹介でもあったように記録的なヒットを記録した曲ですが、その割には1コーラス半ちょっとで演奏時間は短め。(1分56秒)


企画コーナー「夢のキッズショー〜平成、その先へ〜」
 NHK勤続40年、紅白スーパーバイザーでもある三津谷寛治ゼネラル・エグゼクティブ・プレミアム・マーベラス・ディレクターが自ら交渉のためイカ大王とともに漁船で海を渡る映像が流れます。演出意図は「NHK子ども向けコンテンツ 過去と未来をつなぐ」ことなんだとか。その為にはある島の住人に出て頂くことが先決。実在するかどうか分からない島に行かなくても子ども向けならワシがいるではないかと呟くイカ大王を「もういいです!」と一蹴。ライフジャケットを脱ぎ捨て、「子どもたちの夢を信じるのです、NHKなんで」と一言残し例のポーズのまま海に飛び込みます。
 ここからは実写ではなく人形劇に移行。三津谷ディレクターも人形になってます。辿り着いた島の名前はひょうたん島ドン・ガバチョハカセをはじめとするメンバーが揃ってます。早速出演交渉しますが、思いのほかあっさり承諾。そのままステージに入ります。
AKB48・乃木坂46・欅坂46「ひょっこりひょうたん島」(1964/井上ひさし 山元護久/宇野誠一郎/16年ぶり2回目)
 サンデー先生:小林由依 ダンディ:柏木由紀 ドン・ガバチョ:白石麻衣 ハカセ:指原莉乃 トラヒゲ:生田絵梨花 ライオン:菅井友香

 それぞれのコスチュームに扮する姿が非常にかわいく仕上がっています。メガネを掛けた指原は特にらしく仕上がっていました。さすがに白石に付け髭、生田に眼帯だとやり過ぎと言われる可能性ありますが、ゆいぽんに金髪のウィッグくらいはやって良かったかもしれません。(0分32秒)
 ステージ案内人を務めるのはムーロー(ムロツヨシ)オオノー(大野智。大野くんがキッズショーで目立つのは怪物くん以来8年ぶりでしょうか。

 Eテレ『いないいないばあっ!』よりワンワン、うーたん、ゆきちゃん(大角ゆき)が登場。1996年以来長年人気を博している番組ですが、そういえば今までの紅白で取り上げられた記憶がありません。『おかあさんといっしょ』からはムームー、ガラピコ、チョロミー、花田ゆういちろう、小野あつこ、小林よしひさ、上原りさ。第61回以来8年ぶり、たいそうのおにいさん・小林よしひさ以外は人形劇キャラクターも含めて当時とメンバーは入れ替わってます。ワンワンの呼びかけで、会場全員に両手を挙げてもらいます。なぜか安藤サクラにだけ個別に”よろしくね〜”と挨拶。
「わ〜お!」(2011/もりちよこ/小杉保夫/初)
 たいそうコーナーで現在起用されている楽曲で、1996年以来この曲で3代目。先ほど個別で呼びかけられた安藤サクラも一緒に手を動かしてます。ちょうど1歳のお子さんがいる母親なので、おそらく一視聴者として親子でこの番組を見ているのでしょう。あっという間の演奏時間に、ワンワンも「もう終わり?」とツッコミ。(0分26秒)
 大変平和な空間でしたが、突如画面に砂嵐が流れる緊急事態。なんと三津谷ディレクターが巨大化してNHKホールの目の前に表れます。2年前のシン・ゴジラみたいなことになってますが、こちらは襲うのではなく元のサイズに戻れなくなってしまったということ。NHKホールの前に座って泣き出します。
「にじのむこうに」(1996/坂田 修/坂田 修/初)
 かつて歌のおにいさんが作った坂田おさむが作った、1996年4月のうたとして発表された楽曲。20年以上経った今でも根強い人気を誇っています。ムーローとオーノーもステージに参加。心が温まる楽曲に、巨大化した三津谷ディレクターも大喜び。(0分35秒)
…というわけで問題が解決したかと思いきや、根本的な部分はそのまま。体を小さくする歌をリクエストしますが、「ないです」という返事(当たり前ですが)。ここで「みんな、歌の力を信じて」という声でセリから白いドレスの松田聖子が登場。
「切手のないおくりもの」(1977/財津和夫/財津和夫/10年ぶり2回目)
 歌合戦では初めてかと思いましたが、そういえば第59回のオープニングで大橋のぞみが一節歌っていました。こうやって演奏つきで歌われるのは初めて。聖子さんがアイドル時代そのままに、しっとり歌い上げます。(0分32秒)
 「こういう歌をこれからもたくさん作りたいですね、NHKなんで」という一言と同時に三津谷ディレクターから一筋の光が発されます。それと同時に、ステージからはなぜか小さくなった三津谷ディレクターが多数登場。最後に本物が登場して、Sexy Zoneのメンバーも加わってこの曲。佐藤勝利の「セクシーカモン!」という呼びかけは相変わらずの芸風。
「WAになっておどろう」(1997/長万部太郎/長万部太郎/2年ぶり5回目)
踊り:ジョビィキッズ

 V6のステージで2回、ショーコーナーでは第48回と第57回があるので合計すると紅白で5回。すっかり近年の紅白では定番曲となっています。ここでは後輩のSexy Zoneと、King&Princeも加わってメインで歌唱。三津谷ディレクターがえらく独特の振り付けで踊ってます。ひそかにイカ大王もステージに参加。ついでにライオンの格好していた菅井友香はフードを外してます。三津谷ディレクターが締めの一言、最後はもちろん「NHKなんで」で決めポーズ。(50秒)
Foorin「パプリカ」(2018/米津玄師/米津玄師/初)
〜米津玄師が手がけた<NHK>2020応援ソング〜
振付:辻本知彦 菅原小春

 映像・ナレーションまでつけて丁寧に紹介。東京2020マスコットのミライトワソメイティも登場。ステージには先ほど出演したキッズショーのメンバーもそのまま残ります。
 後ろではKing&Princeの平野紫耀が高くジャンプ、横の永瀬廉とハイタッチしたりするなど誰よりも目立つ動きをしています。Foorinのメンバーもここぞとばかりに松田聖子とツーショットになったりするなど、サビでしっかりとした振り付けがありつつもかなりフリーダム。この自由な雰囲気が、今の時代今回の紅白を象徴していると言って良いのかもしれません。(2分15秒)

 直後のウラトーク席中継では、ゲスト審査員の佐藤健が登場。コメントを残したところで「ちょっと何言ってるか分からない」とお馴染みのギャグで返します。

Hey! Say! JUMP(2年連続2回目/第68回/2007/25〜28)
「Ultra Music Power〜Hey! Say! 紅白スペシャルver.〜」(2007/MSS/馬飼野康二/初)
〜大学男子チア日本一とコラボ!〜
踊り:早稲田大学男子チアリーディングチームSHOCKERS

 女子チアリーディングの出演は1990年代前半あるいは20〜21世紀の変わり目辺りで多くありましたが、男子になると少なくとも個人的に出ていた記憶はありません。歌前に八乙女光が「まさにジャンプ」とコメントしていましたが、まさにその通りの内容でした。この曲のメインは高音ソロを担当する知念侑李だと思っていますが、その彼が冒頭からチアに混じってジャンプを魅せたりソロで捻りジャンプの技を見せたりして大活躍してます。
 歌の方はリアルタイムと比べて心なしかリズムがゆったりしているでしょうか。派手な動きをバックに任せている状況なのとなにぶん発表から11年も経っているので、デビュー当時の爽やかさと比べると少し違いはあります。ですが2018年、平成最後のUltra Music Powerとしては上出来だったのではないでしょうか。(2分16秒)


丘みどり(2年連続2回目/第68回/2005/34)
「鳰の湖」(2018/たかたかし/弦 哲也/初)
〜テレビ初披露 元新体操 畠山愛理ダンス〜
振付:TAKAHIRO

 畠山愛理のダンスはテレビ初披露なのだそうです。白いドレスで美しく踊りあげます。欅坂46を担当しているTAKAHIROの振付は、やはりダイナミックさが前面に出ていますね。素晴らしいです。ですがカメラワークは意外と歌っている丘みどり中心で、全体的に踊る位置もかなり後ろの方。肝心のゲストがほとんど目立っていない印象もあります。
 と言いつつも、やはりステージ本来の主役は丘みどり。着物よりもその上に身に着けた衣装にインパクトがあり、特に間奏で回転するシーンは大変鮮やかでした。熱唱もお見事。こういった紅白ならではの演出でちゃんとメインの歌手が目立つのは、本来当たり前の事象のはずですが案外近年の紅白では特に前半あまり見られなかった気がします。後々最後まで見返してあらためて見ると、このステージが今回の紅白の演出意図を最も端的に示していたように感じたのは私だけでしょうか。(2分5秒)



kouhaku19510103 at 12:04コメント(1)第69回(2018年)紅白歌合戦  このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年01月02日

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 例年通り、今年も当ブログで紅白歌合戦本編のレビューを書きます。今回は年始にまとまった予定はないのですが、始動は少し遅くなりました。なんとか7日までに全ステージレビュー出来ればと考えていますが、もしかするとそれ以降までかかるかもしれません。出来る限り、気長に待って頂けるとありがたいです。

 書式は以下の通りです。
出場歌手(回数/初出場回/デビュー年/年齢)
「曲目」(発表年/作詞/作曲/回数)
〜テロップに表記された紹介文〜
振付、踊り他のクレジット
(ステージの内容解説・講評)(演奏時間)
(ウラトークチャンネルの内容)…後日更新予定



・オープニング
 最初は和服姿の司会3人が登場。「まずは平成の紅白を、出場者のみんなと一緒に振り返ってみましょう」と映像をご案内。
 第68回、66、65、63、57、56、54、52、51、50、48、47、46、45、44、第40回と一気にオープニング映像を遡り、平成の紅白の名ステージがテレビに映し出されます。
平成2年(第41回)B.B.クィーンズ「おどるポンポコリン」
平成3年(第42回)槇原敬之「どんなときも。」
平成4年(第43回)X JAPAN「紅」
 この当時のテレビは4:3のブラウン管。まだ少し昭和の香りが残る部屋にはこたつを囲んで家族団らん。鍋をつつく夫婦は氷川きよしaiko。曲名のテロップは、当時の歌手名テロップにデザインされた模様・字体でそのまま再現されています。
平成6年(第45回)TRF「BOY MEETS GIRL」
平成7年(第46回)小沢健二「ラブリー」
 こちらの舞台は定食屋。乾杯している5人は純烈のメンバーとAKB48のメンバーでしょうか。ちょっと顔と名前が一致しません。店を切り盛りしているのは丘みどりのようです。
平成8年(第47回)JUDY AND MARY「そばかす」
平成11年(第50回)モーニング娘。「LOVEマシーン」
 旅館の和室での5人が楽しんでます。モー娘。の映像に関しては、第51回以降がやんごとなき事情で使えそうにないので必然的にこうなるといった側面もあり。
平成15年(第54回)SMAP「世界に一つだけの花」
平成20年(第59回)氷川きよし「きよしのズンドコ節」
 テレビがデジタル化しました。SMAPは5人しっかりアップで映っています。オシャレな女子会仕様の部屋で楽しんでいるのはPerfume西野カナあいみょん広瀬すずが自撮り風に記念写真を撮影。
平成21年(第60回)嵐「Love so sweet」
平成23年(第62回)EXILE「Rising Sun」
平成25年(第64回)AKB48「恋するフォーチュンクッキー」
 大笑いしている内村光良、奥さんは島津亜矢。和室の日本邸宅、そこには欅坂46DA PUMPのメンバーなども混じっています。
平成26年(第65回)椎名林檎「NIPPON」
平成27年(第66回)小林幸子「千本桜」
 一人部屋でDAOKOが椅子に座りながらLINEをしています。初音ミクのCGもいますね。
平成28年(第67回)星野 源「恋」
平成28年(第67回)RADWIMPS「前前前世」
 郷ひろみLittle Glee MonsterKing&Princeのメンバーがテンション高く騒いでる中になぜかチコちゃんがいます。
平成29年(第68回)桑田佳祐「若い広場」
 前回の紅白名場面から、25分割された各回(57, 61, 63, 65を除く)のオープニング映像、フラッシュバックのように流れる名場面(第66回・第65回開会宣言、第40回武田鉄矢、第68回椎名林檎トータス松本、第66回MISIA、第59回Mr.Children、第66回Superfly、第62回L'Arc〜en〜Ciel、第62回天童よしみ、第67回西野カナ、第65回SEKAI NO OWARI、第47回米米CLUB、第67回宇多田ヒカル、第62回松任谷由実、第46回シャ乱Q、第64回aiko、第64回北島三郎、第67回福山雅治、第65回松田聖子、第68回ゆず、第48回GLAY、第68回平井堅、第59回氷川きよし、第62回井上真央、第64回綾瀬はるか、第62回長渕剛、第67回Perfume、第67回三代目J Soul Brothers、第67回石川さゆり、第63回きゃりーぱみゅぱみゅ、第66回関ジャニ∞、第57回仲間由紀恵、第67回V6、第67回嵐、第68回Sexy Zone、第63回ゴールデンボンバー、第65回ももいろクローバーZ、第63回樹木希林、第62回松任谷由実、第68回坂本冬美、第63回いきものがかり、第66回・第51回・第56回・第58回・第63回・第67回・第59回エンディング)と名ゼリフが一気に流れて再び司会者3人が並ぶ映像に戻ります。

「平成の30年、どんな年であっても私達は歌って、笑い合って締めくくってきました。みんなで歌って笑いあえたら、次はもっと良い年になると信じてきました。今年も歌って締めましょう、平成最後の紅白!」総合司会のウッチャンがそう話しながら、3人でホールのステージに向かいます。

 「第69回NHK紅白歌合戦 夢を歌おう」。タイトルバックではっきり”夢を歌おう”という文字が記されているのは、これまでの紅白史上初めて。舞台には出場歌手が勢揃いしています。

 早くもテンションが高くなっている総合司会の内村光良、人生初の司会を頑張って務めていきたいと話す紅組司会の広瀬すず。白組司会となる嵐の櫻井翔「勝ちましょう!」と団結力を示します。35年ぶりにNHKホールの紅白にやってきたサザンオールスターズもオープニング参加、この場で紹介。そしてもう一人の総合司会・桑子真帆アナも挨拶。今回は平成最後の紅白ということで、平成を代表する大ヒット曲を3曲立て続けに披露するようです。


三代目 J Soul Brothers(7年連続7回目/第63回/2010/29〜35)
「R.Y.U.S.E.I.」(2014/STY/STY/Maozon/4年ぶり2回目)
〜平成26年 ランニングマンが大ブームに!〜

 トップバッターの曲紹介は司会者4人でお馴染みのポーズ。曲名を言わずとも間違いなく分かる、21世紀のヒットチューンで幕を開けます。今回はバックでメンバー以外が歌ったり踊ったりする演出ではないので、他の出場歌手は早々と舞台裏に移動します。その最後尾にいる刀剣男士のメンバーが、画面の隅にいても非常に目立っています。
 5人のパフォーマーの動きは鮮やかで、7人が横一列で並ぶランニングマンはまさしく圧巻。ただ今回ボーカルが双方ともあまり調子良くなさそうで、特に登坂広臣はそれが顕著でした。とは言え大変気合いの入ったステージ、最初からおおいに会場を沸かせた内容であったことは間違いありません。(2分32秒)


坂本冬美(16年連続30回目/第39回/1987/51)
「夜桜お七」(1994/林あまり/三木たかし/2年ぶり7回目)
〜平成6年大ヒット 世界一のダンスチームと〜
振付:Ruu 踊り:Fabulous Sisters BLUE TOKYO

 30回目の紅白にして初のトップバッターということで、歌声にはいつも以上の意気込みと緊張を感じさせる内容でした。事前番組では細川たかしに幾度となく歌詞を間違えろと言われていて、実際この曲を歌った際に間違えた場面も以前にありましたが、今回はそういう場面一切なく。桜を主体としたバックの鮮やかな映像、夜桜をイメージした着物、アクロバティックな動き満載の世界一のダンスチームがステージをものすごく華やかに魅せていました。ラストの大技には会場も大拍手。紅白の「夜桜お七」は基本ハズレ無しの鉄板ですが、今回も見事に名ステージ。多分近いうちにまた紅白で歌われることになるのでしょう。(3分8秒)


郷ひろみ(9年連続31回目/第24回/1972/63)
「GOLDFINGER'99〜GO!GO!2018〜」(1999/R.Rosa・D.Child・康 珍化/R.Rosa・D.Child/19年ぶり2回目)
〜平成11年ヒット曲 話題!?のあの人が登場〜
振付:梅棒 踊り:梅棒と愉快な仲間たち

 こちらはステージでなくホールの入り口付近から登場。おっと、入り口のドアでつっかえてるチコちゃんと付き添いの岡村隆史が後ろにいます。スピードスケートのパシュートからカーリング、「カメラを止めるな!」みたいなのから金足農高校野球部のユニフォームを着た方々、サッカーW杯日本代表の方々など、郷ひろみが移動するたびに色々なタイプのダンサーが表れます。サビでは全員集まってみんなでA-CHI-CHIダンス。この中にはさりげなくものまねJAPANも混じっているみたいです。
 ロビーからホールに走る郷ひろみ、ドアの横ではひょっこりはんがまさしくひょっこり登場。出演時間は2秒くらいでしょうか、気づかない人の方が多かったかもしれません。ドアから出てすぐ右手はウラトーク席で、サンドウィッチマンや渡辺直美も大喜び。ゲスト審査員にハイタッチして観客に手を振って、ラストサビは全員集合で踊ります。非常にスピード感満載のステージは内容も大変濃く、会場もおおいに盛り上がりました。
 ちなみに今回踊りで参加した梅棒は、普段J-POPの楽曲にのせてストーリー性のあるジャズダンスを披露するという活動を行っています。女性と思われる方もいましたが、実は全員男性なんだとか。個人的に2017年のYATSUI FESTIVAL!でパフォーマンスを見たことがあって、そのうち紅白にも登場するかもしれないと当時のライブレポでもチラッと書きましたが、早くも実現。もしかすると今後常連になるかもしれません。(2分28秒)


 ゲスト審査員は11人。例年通りなら1人ずつ紹介するはずなのですが、なぜか今回は「皆さんよろしくお願いしま〜す」の挨拶とともにテロップで一遍に処理されます。確かにそれぞれ個別に喋る場面はありますが、自分としては少し寂しい部分でもあります。
 まずは櫻井翔が野村萬斎(カラオケで歌う曲「2億4千万の瞳〜エキゾチック・ジャパン〜)にコメントを求めます。楽しみにしているステージは自身と同様、東京五輪の開閉会式に携わる椎名林檎と宮本浩次のステージのようです。
 次に広瀬すずが永野芽郁(カラオケで歌う曲:aiko、あいみょん)に。同じ空間にいれてすごく幸せとコメントします。
 そして内村光良、「なぜだか私が紹介する羽目になってしまいました、友人の出川哲朗くんです」出川哲朗(カラオケで歌う曲:矢沢永吉、サザンオールスターズ)のコメントは「今日はですね正直紅白の審査員より、学生時代からの親友の司会のチェンの応援に来ました」「チェン頑張れよ!」「紅白でチェンはやめてください!」「なぜならジャッキー・チェンに似てるから」「いいですその説明は!」
 ウラトーク席も紹介。広瀬すずが担当しますが、なぜか審査員のサンドウィッチマンさん渡辺直美さ〜ん」と呼びかけてしまいます。更にラジオ中継席、総合テレビと違った形で見られるBS4K・BS8Kでも放送していることを桑子アナが紹介。そのまま次に続きます。



kouhaku19510103 at 23:23コメント(1)第69回(2018年)紅白歌合戦  このエントリーをはてなブックマークに追加
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