2013年11月〜12月に放送された恋物語の舞台探訪(聖地巡礼)です。

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西尾維新の『物語』シリーズ、『化物語』から始まる、21世紀初頭の日本の田舎町を舞台とした、阿良々木暦(あららぎこよみ)と彼に出会った少女たちの、「怪異」に関わる不思議な物語です。【Wikipediaより】
ちなみに私は、千石撫子と阿良々木姉妹が大好きです!←

この『物語』シリーズの中に、『恋物語』というものがあり、作品内で『那覇空港』や、まもなく退役を迎える『ANAジャンボ機』の機内、『美ら海水族館』などが登場しました。
12月末、別件で那覇に訪れた際、この『ANAジャンボ機』のプレミアムクラスに搭乗したので、探訪をしてきました。


【ANAジャンボ プレミアムクラス】
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2014年3月末で退役を迎える、ANAの747-400、プレミアムクラスの一番先頭部です。通称『ジャンボ機』と呼ばれています。
通常飛行機は先頭にコックピットがありますが、ジャンボ機はコックピットが2階にあるので、1階はまるごと客席になっています。
形状の都合により、1列目は独立シート、以降は2席ずつ配置されています。作中は足の隙間が無いくらい詰められていますね。
写真は降機時、CAさんの許可を貰い撮影しました。

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プレミアムクラスはドリンクは紙コップではなく、アクリルのコップでサーブされます。
作中はANAのサービス・コンセプトである『Inspiration of JAPAN』のロゴが入ったコップでしたが、私が搭乗した際は無色透明のコップでした。
ちなみにこれより前(夏頃)に搭乗した際は作中と同じコップでした。
⇒参考:2013年08月26日:ANA137便(羽田⇒那覇 747-400) 飛行機さつえい奮闘記

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オーバーヘッドパネル、これはANAジャンボ機のものではありません。写真はJALの777-300のオーバーヘッドパネルです。
この後のシーンでJALのファーストクラスかと思われるカットも登場しており、その関連かと思われます。
やっててよかった『映画けいおん!』探訪です(^_^;)
⇒参考:映画けいおん!舞台探訪(JAL777-300ER機内)

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座席のリクライニング・フットレスト調整ノブ。

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こちらは普通席。フライトタイムが長い羽田-那覇便。機内を散歩していたら空席があったので、CAさんに許可を貰い撮影しました。

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これがJALの国内線ファーストクラスと思われるカット。アングルは異なりますが、シートの形状やシート間仕切りがそっくりです。
これは夏に那覇へ行った際、偶然ファーストクラスに空席があったのでアップグレード搭乗した際の写真です。

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『BNA Nice choice』となっている冊子は『ANA My choice』ですねw こちらは機内販売の冊子で普通席にもセットアップされています。

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ヘッドホンは…作中は肉厚でどっしり、ノイズキャンセリングもついてそうな感じがしますが、実際はノーマルなヘッドホンです。

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そんな感じで、ANAジャンボ機の機内探訪でした。

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機体外観はANAの747-400をベースに、『SNK SHIN NIHON KOUKUU』になっています。
飛行機マニア的な観点から考察すると、作中の機体はウイングレット付きの747-400であり、主に国際線で活躍していました。現在は全機退役しており、現存している747-400は国内線仕様の『747-400D』となります。
ANAジャンボ機の塗装は古いものから『全日空塗装(ウイングレット青色)』⇒『全日空塗装(ウイングレットANA)』、『ANA塗装(ウイングレットANA)』と細かい変貌を遂げています。
かつてのANA機(10年以上前)は『全日空 All Nippon Airways』のロゴが入っており、10年前頃より『ANAロゴ』に置き換えられていきました。
また、ウイングレットの塗装もかつては2色の青色でしたが、徐々にANAロゴに塗り替えられました。
前置きが長くなりましたが、作中に出ている747-400は『全日空塗装(ウイングレット青色)』がベースになっています。
『こんな昔の写真なんかねぇよ!』と思っていましたが、探したらありました。比較で掲載している写真は14年前に成田空港で撮影した747-400です。
当時は『747-400』がフラッグシップであった時代、旧機材である747-200なども現役で活躍していました。

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デジタルで撮影した『ANAジャンボ機』、ウイングレットが『ANAロゴ』になっていることがわかります。

【那覇空港展望デッキ】
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ここでもANAジャンボが大量に登場してきました。...ちょっとまて、緑地帯から離陸しようとしているぞ...w
別途着陸のシーンもありましたが、VTOL機かよ!と思うような着陸描写で盛大に笑ってしまいました...w 

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那覇空港はこのように普段ではあり得ないような角度で撮影することができます。夏に撮影した写真、ドンピシャでした。
奥の黄色い機体はピカチュウジャンボ、昨年9月末、一足先に退役してしまいました。

【那覇空港】
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ここからは那覇空港ターミナル内のカットです。私が所属している舞台探訪コミュニティメンバーで、沖縄在住のしにふぃえさんに案内して頂き撮影しました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

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超広角が必要なカット、このカットの為にSIGMAの10-20mmを持参しましたw

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ターミナル南端のステンドガラス。南端にはジェットスターのチェックインカウンターがあります。

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看板はターミナル内ファミリーマート横。

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お土産は適当なおみやげ屋さんを撮影しました。ソーキそばやアグーそば、私も大好きです。

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エスカレーターはターミナル中央のエスカレーター。

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陽気なおっさんのモデルはこのマネキンでしょうか。

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扉をベースに撮影すると、おっさんは入りません(^_^;)

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ターミナル4階にある沖縄そば屋。

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こちらは2階の半フードコートです。

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4階にあるROYALは改装中でした。案内していただいたしにふぃえさん曰く、店内は作中で登場した風景と似たり寄ったりとのこと。

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ROYALとは反対側のお店。位置関係が結構めちゃくちゃです(^_^;)

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2階出発ロビーの発着ボード。表示が左右逆にされています。

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ANAの自動チェックイン機。もうちょっと後ろから撮影したかったのですが、クリスマスツリーがあり、撮影ができませんでした。

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またまた南側のステンドグラスカット。これは少し引き気味になっています。

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これは保安検査を通過した後の出発ロビー。JAL側の27番ゲート付近です。

【関西国際空港】
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那覇からは少し外れますが、何気に関空の出発ロビーのカットも登場していました。やっててよかった『ラブライブ』探訪(^_^;)

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【美ら海水族館】
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沖縄の有名観光名所、美ら海水族館。入口にあるジンベエザメの銅像が目印です。
沖縄県中部にある美ら海水族館、那覇から行くとなると少し大変なのですが、『美ら海クイックライナー』という観光バスを利用すると手軽に行くことができます。
これは那覇空港を14時に出発し、バスで美ら海水族館へ直行、16時からのチケットを利用して入場し、2時間半ほどの観光を楽しめるバスです。帰りは中部のリゾートホテルや那覇市の主要ホテルで下車することができます。
お値段は3600円とお手頃、旅行初日に最適なツアーバスとなっています。

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美ら海水族館の一番の目玉と言えばこの大水槽!水槽の中では3匹の大きなジンベエザメやマンタが気持ちよさそうに泳いでいます。
ゆったり泳ぐジンベエさんの前でボーっとする時間、エレガントです(^^)

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この美ら海水族館を外から見たカットはウミガメ館。ここでもウミガメが気持ちよさそうに泳いでいます。

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晴れていれば正面には綺麗な海が見渡せます。左側に進めば美ら海水族館の入口となります。

【探訪後記】
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2013年最後の探訪となったこの作品、まさかANAジャンボ機の機内が出てくるとは思いませんでした。しかも私が予約していたプレミアムクラス!変猫に続いて、また先回りしてしまった作品になりました。
私はコンパートメント中央にある一人がけ席、通称『艦長席』に座り、すっかりジャンボ艦隊の艦長になった気分で優雅に那覇までフライトしていました。
このANAジャンボ機、現在は2機が活躍しており、2014年3月末で全機退役してしまいます。
折角このように『恋物語』で登場したので、退役前にANAジャンボに乗って『恋物語』探訪、いかがでしょうか。

この記事では「恋物語」の作品画像を比較研究目的のために引用しております。画像の著作権は(C)西尾維新/シャフト/アニプレックス、講談社にあります。