2007年03月

2007年03月16日

バウが虹の橋へ。。。

f403f82a.jpg

9fb485ff.jpg
2b4c8fc5.jpg 日記を書くまでに少し時間がかかりました。。。
3月11日 日曜日 18:00ちょうど
7歳9が月。。。あまりにも早く。。。 バウが虹の橋に、
いつもの遊んでる時に走ってる様に。。。 駆け足で逝ってしまいました。。。
 主治医の書いてくれた診断書に記載されていた死因は
 「 出血性心タンボナーゼ 」
11日の日曜の夕方、いつもの様に元気に散歩へ
その日も1日いつも通り、変わった様子もなく 相方が帰宅するまで、
ソファーで私のお腹の上で昼寝をし
散歩に行く前におやつのクッキー催促にピョンピョン飛びつき
元気いっぱいで散歩に出掛けました。
 ただ、いつもと違ったのは、その日に限って 朝、雨が降った事もあり道路がドロドロだからという事で いつも遊びに行ってる川沿いまで、私が車で送って行く事になった事。。。
川岸にまでの途中、ガールフレンドの黒ラブを見つけて 「くぅ〜」っと鳴いては大騒ぎしていたバウ 川岸手前の道路で車を止めて降りる時も、川岸に向かって歩いている時も、いつも通りの元気なバウでした。。。
ところが、私が様子を見ていたら 突然、バウが1回転するようにバァーンっと倒れたのです 初めは、雪に体を擦りつける為に転がったのかどうかも よくわからず。。。「えっ?!」っと見ていたら やっぱり様子がおかしくて。。。
慌ててバウのところまで駆け寄ると、バウは身動きせず 失禁と便もしてました。。。
すぐに病院に電話し、そのまま車に乗せて病院まで飛ばしました
 病院に着くと先生が車まで来てくれて、聴診器をあて 急いでバウを抱き上げて診察室へ 診察室に寝かされたバウはまずバリカンで手と"胸"を刈られ 点滴とエコーで心臓を見始めました。
 なんで胸?という疑問と、そこで先生のいつもと違う動きに 戸惑いながら、邪魔にならないように見守るしかありませんでした
いつもなら、いろんな説明をしてくれる先生も無言で。。。
しばらくしてから、やっと先生の重い口から出た説明は
 バウの心臓に5cmの腫瘍が張り付くように出来ている事。。。
 その腫瘍のせいで、心臓と心臓の周りにある膜の間に血が溜まってしまい、それが心臓を圧迫して発作を起こし、 心停止を起してしまってる事。。。 処置としては、まずその膜の間の血を抜く事だけれど 血を抜いたとしても、また5分くらいで溜まるかもしれないし それが、2〜3日して溜まるかもしれない。。。 と言って、一旦言葉が止まりました

私が「それじゃぁ、どっちにしても助からないという事ですか?」 と聞くと、
静かに、そして申し訳なさそうに先生は静かに頷きました。。。
一瞬、何が起こっているのかわからなく倒れそうになりました
それでも、まだ一緒に帰れると思っていたから
いつもの様に、大騒ぎで病院に来ても、帰りには 「まったくぅ、人騒がせなんだからぁ」っと帰りの車の中で笑って 一緒に家に帰れると。。。
そう思っていたから。。。
バウは横になりながらもずっと目を見開いて、 私と相方を目で追っていいました。。。
そんなバウに、「一緒に帰るよ!大丈夫だから!!」と 2人で撫でているのだけれど、バウの足は少しずつ冷たく。。。 点滴で血圧が上がるのを診ていた先生が、やはり血を抜きましょう ただ、バウの体力が無くなっているので、最悪そのまま逝ってしまう可能性もありますが。。。と言われましたが

「出来るだけの事をお願いします」とお願いしました

 先生が奥にその支度をしに行ったわずかな時間に。。。
ずっと動けず横たわっていたバウが 必死に起き上がろうとしました
私達の顔を見上げながら。。。
「バウ無理しなくていいんだよ!」と言っても
必死に前足だけの力で起き上がって、 私達の顔をゆくっりと見つめ。。。
 私にはその時『僕どうなっちゃうの?』と言われてる様にも見えて
「帰ろうね、お家に帰ろうね」と支える様に撫で続けましたが
 私達2人をゆっくり見たバウは。。。
そのまま気を失うようにバッタリと、力尽きる様に倒れました。。。
 先生達が慌ててバウを抱きかかえ、奥の部屋へ連れて行き それから何分たったのか。。。
私はタダ呆然と椅子に座り込み 先生がくるまで、何が起こったのかも理解出来ないほど 主治医の先生が「蘇生を試み続けていますが。。。逢いますか?」と すぐに私達も奥に行くと、もう意識の無いバウに 他の先生が一生懸命、心マッサージを続けてくれていて
私はバウの顔の近くでずっと「帰ろう、帰ろうよバウ」と言う言葉 しか出てこなくて。。。
相方に「もう、バウは頑張ったよ、寝かせてあげようと」言われるまで。。。
そして、先生が心マッサージを止めた時。。。
そんな現実を受け入れたくなくて。。。泣き崩れてしまいました
神経質なくらいバウの体の異変や体の表面を気にしていたのに
まさか、心臓に出来ていたなんて。。。
先生の話では、「もし腫瘍が早期発見出来ていたとしても 場所が心臓なだけに切除は無理だった」っと。。。
そして、この症例は病院では2例目。。。
やっぱり前の時も同じ歳のゴルだったそうです 知らない間に、バウは5cmもの爆弾を抱えていたのです 私達にはわからないように、いつも笑顔で。。。
気づいてあげられなかった。。。
先生は、痛みも苦しみもなく逝ったと思いますと言っていたけれど。。。
心臓を圧迫されていたんだもの、苦しかったんだと思います。。。
助けてあげられなかった。。。

 病院に着いて、1時間ちょっと。。。
バウに、ちゃんと『さようなら』も『ありがとう』も言えないまま
バウは本当に駆け足で虹の橋に逝ってしまいました。。。
 何もしてあげれられないまま。。。
バウは。。。本当に私に数え切れない程いろんなものをくれたのに。。。
相方の実家の北海道に1人で来る事になった私に いろいろな人との繋がりを作ってくれたのもバウ。。。
バウは私の息子でもあり、精神安定剤でもあり、
 優しくそっと泣ける場所をくれる唯一の存在でした。。。
人の気持ちが本当にわかるバウだったから。。。
たくさんの人が最後のお別れを言いに逢いに来てくれました
遠方からもわざわざ足を運んできてくれた人も。。。
みんなが涙を流してくれて。。。 次々と届く、ビックリするほど沢山のお花が、 今、私でも抱けるくらい小さくなってしまったバウの周りにあります。
 
子犬のバウを初めて連れて来た時と同じように、 抱きながら家に帰ってきました。。。
正直、未だ、バウのいなくなった現実を 受け入れる事が出来ずにいます。。。

これから沢山の思い出としてバウのブログを作ろうと思って 準備していた時に、とりあえず、ココの日記に書きとめとこうと
沢山のバウの話を書き始め。。。
そして、みなさんに出会えて、バウの事を知ってもらい 沢山話が出来たのも みんな、みんな、バウがいたからだと思っています。。。
だから、本当はもっと早く日記に書かなければと思っていたのですが。。。
 なかなか。。。手につかないと言うのが本当のところです。。。

 なので、しばらく、沢山のバウの話の思い出が詰まった日記を 書く事は出来ないかもしれません。。。
もう少し、気持ちが落ち着くまで。。。
 鏡を見たら。。。今の私は、人に会えないほど酷い顔になってました
でも、涙が止まらないのです。。。
そんな私なので、しばらくはお休みしたいと思っています
また、ひょっこり日記を書き始めたら遊びに来てくださいね
元気になった私が戻っているかもしれないので いままで、バウの事でいろいろなコメントを寄せてくれた皆さんには バウに変わって「ありがとう」の感謝の気持ちを言わせて下さい ☆ BOW  ☆続きを読む

koujirou1022 at 15:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0) バウ | 虹の橋