クラッチ 鉄道貨物部屋

悲しみに振り向いたら明日が見えないよ

岡見貨物

岡見貨物 夕方の美祢ヤードを堪能する120408

今年のダイヤ改正で、岡見貨物は美祢線内のダイヤが変わりました。特に炭カル列車は改正前と比較して6分もスピードアップしています。集中豪雨後の復旧工事により徐行区間がなくなったためですが、これにより「追っかけ撮影」はかなり困難になりました。

美祢    15:35
南大嶺   15:39
四郎ヶ原  15:43
厚保    15:47
湯ノ峠   15:55
鴨ノ庄   15:59
厚狭    16:03

美祢駅にて

美祢ヤードで入換を行うDD51−756。

新製配置は熊本だったという756号機。その後、寒冷地仕様に改造されて東新潟機関区で活躍していましたが、平成21年に幡生機関区厚狭派出へ転属しています。厚狭派出の閉鎖に伴い、現在は門司機関区の所属となり、岡見貨物専属で走り続けています。

美祢駅にて

美祢駅への入線は15:10過ぎで、それまではヤードで待機しています。タキ1100の観察をしていたところ、車票挿しに「マニフェスト伝票」が見えたので目を凝らしてみたところ、4月6日のフライアッシュ列車のものでした。何でも発送量は360立方メートルで、タキ9両分とのことです。

<4月6日のフライアッシュ列車編成>


新山口
DD51−750
DD51−835
タキ1100−10
タキ1100−6
タキ1100−16
タキ1100−22
タキ1100−13
タキ1100−1
タキ1100−3
タキ1100−15
タキ1100−21
タキ1100−9
タキ1100−17

10と6は空車でした。仕事でマニフェスト伝票はよく見るのですが、まさか鉄活動の最中に目撃するとは思ってもみませんでした・・・。

美祢駅にて

ヤードから美祢駅へ移動します。
美祢駅では20分ほど停車します。

湯ノ峠〜厚狭間にて

沿線の主要な撮影ポイントはどこも鉄で賑わっていました。快晴の日曜日で国鉄色100%のDD51が牽引するのですからその注目度も頷けます。何とか桜と絡めて撮影したかったのですが、これだと思うポイントを発見できず、結局は旧国道2号線の陸橋から撮影することになってしまいました。

厚狭〜埴生間にて

ラストは石山俯瞰にしようと思ったのですが、普通に踏切から撮影してみました。山陽本線を行くDD51というのもなかなか面白いものですね。4月15日から3ヶ月ほど運休になるという「岡見貨物」ですが、8月になったらまた訪問したいところです。

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美祢線での撮影の際には必ず立ち寄る厚狭駅の「鬼笑亭」ですが、今回も訪問しました。ここのそば・うどんはつゆがとてもおいしいので気に入っています。営業時間は7:00〜15:00です。

岡見貨物 流血しつつも藪を進む120406

代休を取って山口へやってきました。

昨日のANA699便で山口宇部へ飛び、新山口のホテルを拠点に一日目は山陰線、二日目は美祢線と岩国の日本製紙専用線、最終日は美祢線と山陽線で撮影を行う予定です。初日の今日は早朝5時にホテルを出発し、夜明け前の国道9号線をひたすら北上して益田へ向かいました。

益田にて

益田駅、午前7時。

炭カル列車は益田駅で1時間以上停車します。その先の山陰線内も石見津田、鎌手の両駅で列車交換のため10分以上停車するので、撮影チャンスは3回あるのですが、午前中は季節外れの寒波の影響かドン曇りで露出が上がらずまともに撮影できませんでした・・・。

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「岡見貨物」と呼ばれている美祢〜岡見間の炭酸カルシウム・フライアッシュ輸送は、中国電力三隅火力発電所の運転開始に合わせて平成10年6月15日に運転を開始しました。フライアッシュをセメント原料として利用し、炭酸カルシウムを脱硫触媒として使用するスキームは東藤原〜碧南市間で行われているものと変わりませんが、使用する貨車はホッパ車ではなくタンク車であるタキ1100となっています。

三隅発電所

三隅火力発電所を俯瞰します。現在は火力発電所としては国内最大級の100万KWの出力を持つ1号機のみが稼働していますが、2号機(出力40万KW)の建設が計画されています。年間32万トン発生するフライアッシュのうち23万トンが宇部興産伊佐工場で粘土の代わりにセメントの原料として再利用され、そのうちの8.4万トンを鉄道で輸送する計画でスタートしましたが、最近では輸送量が落ち込んでおり、フライアッシュで5.2万トン、炭酸カルシウムは1.7万トン程度になっています。1列車で407トン輸送することができますので、11両フルに積載し発電所の定期検査に伴う運休を3ヶ月と仮定すると、輸送量の多いフライアッシュ列車でも月の半分程度運転すれば事足りる計算になってしまいます。

中国電力専用線にて

午前中唯一のまともな写真がこれ。

発電所へ続く道路の途中にお墓があり、そこからこのポイントへアプローチできるのですが、この道がとにかく悪路というか何というか・・・。今はまだ春先なので比較的通行も容易ですが、夏場はしんどいでしょうね。ハチや蚊、ヘビにヒルなどオールスターで出てきそうです。加えてトゲのある植物があってこれがズボンやフリースに容赦なく引っ掛かります。今回は嫌な予感がしたので枝切りはさみ持参、ズボンは仕事で使う作業着という極めてあやしい出で立ちにしたのですが正解でした。

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昼頃から急速に天気が回復し、雲ひとつない快晴になりました。益田からの重単をどこで撮影するか悩んだのですが、初めての山陰線での撮影でしたのでロケハンを兼ねて青浦鉄橋へ向かうことにしました。

 鎌手〜岡見間にて

青浦鉄橋は炭カル列車もフライアッシュ列車も撮影できる有名な場所ですが、個人的にはかなり危険を感じました。すなわち炭カル列車のポイントはけもの道が狭く足を踏み外すと絶壁の下へまっさかさまで、高所恐怖症の私は腰を抜かして退散してしまいました。また写真の重単も藪をかきわけ、急斜面を下りて波しぶきがかかる岩場から撮影したものです。怖かったですよ、本当に。。。

中国電力専用線にて

専用線の末端部には機回し線があり、その奥に荷役施設があります。写真奥に見えるサイロがそれです。スイッチャーはいませんが、大型のアント(おそらくANT100シリーズ)が1台配置されており、遠巻きながらその姿を見ることができます。

ちなみに岡見駅から発電所へ続く専用線は、山陰線の旧線を流用したものです。かつての山陰線は発電所の構内を縦断しており、発電所の建設に伴って平成4年に現在の新線へ付け替えられています。

中国電力専用線にて

中国電力専用線にて

〆は再び俯瞰ポイントへ。

国鉄色の重連はやはり最高です。今回の最大の目的はこの俯瞰撮影でしたので、達成できて来た甲斐がありました。しかしながら残念だったのは、この後カメラを構えた石見津田〜益田間の有名撮影地で雲にやられて撃沈したことです。運休明けの8月に再訪問したいところです。

岡見貨物 強行日程で撮影111023

☆11月から転勤になるため、更新スピードが遅くなっています。ご了承ください。

2年ぶりに美祢線を訪問しました。
10月半ばに運転を再開した「岡見貨物」を撮影するためです。

日曜日の美祢発に的を絞ったため、往路は羽田を9時過ぎに出る便、帰りは山口宇部19時の最終便(いずれも青い会社)をチョイス。翌月曜日は朝からひたちなかで仕事が入っていたので羽田から水戸へ直行して○ヨというかなり乱暴な旅程でした・・・。余談ですが、空港から厚狭駅へ向かう途中、セントラル硝子専用線がほぼそのまま残されているのを確認することができました。

美祢駅にて

14:30に厚狭から単機でやってきたDD51は、すぐに入換のためヤードへ向かいます。留置されているタキ1100と連結後、しばらく停車していますが、15:17になると美祢駅1番線へ入線し、15:35の発車まで小休止となります。

積み荷は美祢→岡見が炭酸カルシウム、岡見→美祢がフライアッシュとなっており、三岐鉄道東藤原〜衣浦臨海鉄道碧南市間で行われている輸送形態と同一です。ただし、使用されている貨車が異なり、東藤原〜碧南市間はホッパ車であるホキ1000を使用しているのに対して、こちらはタンク車であるタキ1100を使用しています。タキ1100は平成9年から翌年にかけて24両が製造されました。タキ1000をベースに設計された台車を履いており、最高速度95キロで走行することが可能です。

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美祢線沿線の撮影地は赤ホキ廃止直前に何度か訪問していたので大体分かっていましたが、県道33号線と国道316号線の間の峠道が先の水害でかなりやられており、四郎ヶ原駅前から入るルートが通行止めになっていました。やむを得ず二ツ橋から横坂へ抜けるルートを選択することとしました。

四郎ヶ原〜厚保間にて

ここも有名ポイントのひとつですね。
横坂へ抜ける県道の踏切です。

休日と言うこともあって沿線にはそれなりの鉄が出動していました。特に南大嶺から四郎ヶ原へ向かう途中(美祢市衛生センター手前)の直線区間はかなりの鉄で賑わっていました。

湯ノ峠〜厚狭間にて

横坂経由で国道316号線へ入り、厚狭駅手前でもう一発。
この場所は元々電線が立っていましたが、撤去されてすっきりしました。

国鉄色100%ということで、岡見貨物の注目度はかなり高まっています。愛知の国鉄色重連もついに終了してしまいましたし、DD51自体が余命あと数年?という状況の中、本州の西の果てを目指す鉄は今後ますます増えるのではないでしょうか。

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美祢ヤードに宇部興産セメントサービスのスイッチャーがいました。
専用線の運転がない時はこのヤードに留置されています。

NO12

昭和55年日立製の「No12」。
セミセンターキャブで元は宇部港にいた車両です。

プレート類

宇部興産セメントサービスは、昭和55年に宇部運送から分離独立して誕生した「宇部鉄道輸送」がはじまりです。社名は宇部鉄道輸送→宇部レールサポート→宇部興産セメントサービスと変わりましたが、宇部興産建設資材カンパニーの物流、生産、保全を主な業務として事業を行っています。ちなみに宇部興産専用道路の維持管理を行っているのもこの会社です。
このブログについて
このブログは、ある学園の荒廃に戦いを挑んだ熱血教師たちの記録・・・ではなく貨物列車を「経済活動に欠かせない物流の一翼」ととらえ、管理人が撮影した写真や現地・文献で見聞きした情報を掲載しています。正確な情報を掲載するよう心掛けていますが、鉄道とは接点の少ない業界で勤務している「フツー」のサラリーマンが道楽としてやっていることですので、誤りがある可能性があることをご承知おき下さい。また、閲覧者数の増加に伴い、意図の分からないコメントや誹謗中傷のコメントが見受けられるため、コメントについては管理人が公開の可否を判断しておりますので、ご了承下さい。なお、サブタイトルの意味が分からない方はドラマ「スクールウォーズ」をぜひご覧下さい。
クラッチ的鉄道ニュース
【DE10 最後の輝き】

HD300の量産が始まりました。今後徐々にDE10を置き換えていくものと思われます。そんな中、終わりが見えたDD51とは違ってDE10はまだ全国各地で地味ながらもひたむきに入換作業に励み、そして時には本線を猛然と突き進みます。セミセンターキャブの独特な構造には好みが分かれるかもしれませんが、後継機であるHD300にもDE10のDNAが確実に受け継がれていることから、入換には理にかなっているのでしょう。このブログでは、車扱列車と並んでDE10が活躍している駅・線区の様子をメインにお伝えしていますが、平成26年度も精力的に全国を回ってDE10の「今」を調査する予定です。特に石巻線・酒田港線・富山界隈は重点強化地域に指定して、最後の国鉄型ディーゼル機関車になるであろうDE10の魅力を発信していこうと思います。
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