2020年04月24日
「妖琦庵夜話 空蝉の少年」を読んで

「妖琦庵夜話 空蝉の少年」、榎田ユウリ著(角川ホラー文庫刊)を読みました。

スーパーからの帰り道で出会った猫さん。

綺麗な白猫

なつっこい


紙の本で読みました
妖怪のDNAを持つ人間を主人公にしたミステリー小説の2作目です。
今作では「件」をメインにストーリーが進んでいきます。件(クダン)とは人間の頭に牛の体を持つ妖怪で予知能力があります。ストーリーではカンが良い占い師として登場します。この占い師とその娘を中心にしたストーリーになります。
印象に残ったのはココ。占いトラブルが多発し、刑事と探偵役の茶道の先生が内偵の為に一緒に占いに行く時、茶道の先生が刑事に言ったこれ。
「きみはいつ自分の馬鹿が直るか占ってもらいなさい」
わたくしも占って欲しい。
馬鹿につける薬はない?
確かに。
死ぬまで馬鹿のほうが人生楽しいはず

だよね?
ね?
ね?
もう一つはエンディングのココ。
「人は異端を許せないのだ。自分らとは異なる存在への、原始的な恐怖。それに打ち勝つ理性を持つのは想像よりもずっと困難なことだ。」
新型コロナの流行で医療関係者や、感染した人やその家族に嫌がらせをする事件が各地で起きています。中には近所の人の嫌がらせで引っ越しした人もいるようです。70%の人が感染すれば流行は終息するので、最終的にほとんどの人が感染することになります。最初の頃に感染した人がいるおかげで治療方法が見つかるわけですから、嫌がらせなどせずに感謝しないといけませんよ。遅かれ早かれみんな感染するんだから。
設定とキャラを活かしたストーリーで面白いです。お薦め



