本日は、来年度入学予定者の準備登校と神長汐音さんの卒業式を行いました。
昨日までの大雪には驚きました。今日は少し寒い朝でしたが、とても良い天気になりました。準備登校は保護者の皆さんにもお越しいただくことなので天気が心配でした。
全体会では、校長挨拶、事務室から連絡、教務係から全体説明、生活指導係からは高校生活の過ごし方、定期券購入について・・・・・・・盛りだくさんの内容なので、不明な点はお問い合わせくださいとお願いしました。
その後、教科書販売、制服の採寸、体育着、体育館シューズの試着などが行われ、13：45に終了しました。
今後、30日に販売を行い、4月5日（木）が入学式となります。
挨拶は、「高校生活を始める準備を進めてください。準備は物を揃えるだけでなく、高校生としての気持ち、行動も準備をしてきてください。本校は今年、創立111年の新たなスタートの年となります。皆さんを含め約300名の小規模な高校ですので、勉強でも、班活動でも、生徒会活動でも活躍の場面がたくさんあります。今日の説明を聞き、入学後は一日も早く学校生活に慣れ、いろいろな場面で活躍を期待しています。4月5日の入学式を楽しみに待っています。」としました。
15：00 神長汐音さん卒業式挙行
教頭先生の一同礼。開式の言葉「ただ今より平成29年度神長汐音さん卒業証書授与式を行います。」
私から、「卒業証書 神長 汐音 右は、本校所定の課程を修了したのでここにこれを証する。」と読み上げ、卒業証書授与。八ヶ嶺会栄光賞の授与。学校長祝辞。汐音さん挨拶と大会報告、保護者挨拶をして、吹奏楽班の生演奏による校歌斉唱で式を閉じました。
20日に帰国し、今日の卒業式に始まり、長野県表彰、小海高校スケート部OB会総会での報告、南牧村での報告会、小学校訪問などが計画されています。休む間もなく入社日となります。ゆっくり休んでほしいと思っていますが、自分の務めをしっかりと果たしてほしいとも思っています。
今日の卒業式には、長野放送、長野朝日放送、スポーツニッポン、信毎の各社の取材がありました。
神長 汐音さん卒業式 祝辞
日本代表として、平昌オリンピック出場、海外遠征ご苦労さまでした。
今シーズンの大会も終え、ようやく気持ちが落ち着いたところでしょうか。
汐音さん、卒業おめでとうございます。
お父さん、お母さん、汐音さんのご卒業、誠におめでとうございます。
今日まで、本校の教育活動にご理解とご協力をいただきまして、誠にありがとうございました。心から感謝を申し上げます。
ただいま、お渡しした卒業証書は汐音さんの「本校卒業の証明」であります。
そして「3年間のスケートに掛けた努力に対する賞賛と本校への貢献の感謝」の証でもあります。これを大切にして、これからさらに活躍されることを心から期待しています。
3年間の勉強とスケート班の活動、本当にご苦労様でした。学校で勉強をしなければならないと強く思いながら、自分の選んだスケート競技の厳しい練習、遠征、大会へ参加の気持ちは、私たちが、およそ想像できるものではありません。しかし、見事にスケート技術を極め、平昌オリンピックといいう最高の舞台を踏むことが出来ました。国際大会でも、メダルを獲得したことは、本校生徒だけでなく、全国の高校生に勇気と希望を与えてくれました。そして、今、3年間の高校生活の集大成として、高等学校の卒業証書を手にしました。
あなたは口に出さないけれど、3年間、重い責任と自分に課した重い課題を背負って3年間を過ごしたことと思います。この本校での3年間の経験は、人を思いやる気持ちとなったり、苦しい人を助けるやさしさとなるものです。
必ず、あなたの人間形成の糧になることに間違いありません。
卒業式では、みんなに「卒業した後も学ぶことを忘れない。」「学んだことを、みんなのために用い、社会の建設に使ってください。」と話をしました。
3年間の貴重な体験を、自分のため、社会のために活かしてください。
最後になりますが、一時も忘れることなく、応援してくれたご家族に感謝をして新しいステージでも健康に気を付けて、さらに飛躍されることを期待しています。
平成30年3月23日
長野県小海高等学校 校長 土屋 茂夫
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