皆さんは、「なぜ自分が口内炎になるのだろうか?」と、口内炎の原因を考えたことがあるでしょうか?私は口内炎に悩まされている一人なので、普段からその原因をよく考えています。

口内炎最強治療法!あらゆる治し方を駆使し、早く治す方法!!でも書きましたが、自分なりの口内炎の原因がわかっていると、口内炎を治すときに役立つことがあります。

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しかし、残念なことに、口内炎の原因は、専門家の方でも、はっきりとわかっていません。ただし、その原因が全くわかっていないという訳でもなく、今のところ口内炎の原因は大きく分けると2つの説が有力となっています。

1つ目は、自分の歯で頬や舌を噛んでしまったり、食べ物や歯の摩擦で、口の粘膜に傷をつくったりする外からの刺激による原因です。

2つ目は、睡眠不足やストレスなどの体調不良により体力が低下したとき、もともとの体質やウイルス感染など、体の中から口の中に自然と傷を発生させてしまう内からによる原因です。

口の中に傷ができると、口を動かすなどの皮膚粘膜の動きによって、その傷がだんだん広がって大きくなり、やがて小さな傷も、穴が開いたような大きな傷口になります。

この傷口に、細菌が繁殖することで、炎症を起こします。この炎症が、あのいやーな痛みの原因となります。これが口内炎(アフタ性口内炎)のできるしくみです。

このように、口内炎ができる原因は、口の中に、なんらかの原因で傷ができ、その傷に細菌が繁殖することによってできます。

最初に、口内炎の原因をまとめておくと以下のような感じです。専門家の意見など、私が知っている限り、口内炎の原因は少なくとも22個ぐらいはあげられます。

口内炎 原因

口内炎になりやすい人は、これらの原因のどれかに当てはまることが多いのではないでしょうか? それでは、上で紹介した口内炎の原因をもう少し詳しく説明していきます。

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■口の中を噛んでしまったとき。

口内炎の原因は、噛むこと

口内炎の主な原因は、口の中にできる小さな傷です。例えば、ぼんやりしていて、頬の内側を噛む人もいますし、偶然に舌を噛んだり、唇の内側を噛んでしまうこともあります。

こうして歯で噛んでしまった傷が口腔粘膜を痛め、口内炎の原因の1つとなります。皆さんも、一度は口の中を切ってしまったり、噛んでしまったことはありませんか?私は、何回もあります・・・

「口の中の頬や舌を噛む → そこから口内炎ができる」というパターンが、一番口内炎になりやすい原因ではないでしょうか?



■食べ物で、口の粘膜を傷つけてしまったとき。

原因

先ほど説明したように、口内炎は口の粘膜の傷によりできやすくなります。なので、口の中に入れるものを食べる時は、口の粘膜を傷つける可能性があるため、注意が必要です。

では、口の粘膜を傷つける可能性が高いものはどのようなものでしょうか。それは、「せんべえ」などの硬い物、「魚の骨」などの先の尖った物、「炭酸や果物」などの酸性の飲み物や食べ物です。

これらのものは、口の中に入れたとき、口の粘膜や舌を傷つける可能性があります。例えば、硬い物や魚の骨のような先の尖った物は、摩擦が起こりやすく、刺さったりすることで口の中を傷つける原因になりやすいです。

また、酸性の飲み物や食べ物は、酸の力で口の粘膜を溶かしてしまう原因になりやすいです。そのため私の場合は、口内炎ができているときは炭酸水などのジュースは避けています。

口内炎ができやすい人は、これらの食べ物をできるだけ口に入れないようにするなど、口の粘膜を傷つけないようにすることが、非常に大切です。



■口内炎になりやすい体質のとき。

口内炎の原因、体質

おそらく皆さんの周りにも、全く口内炎にならない人が一人ぐらいはいるでしょう。口内炎の原因は、体質にもよりますので、できる人、できにくい人、さらには全くできない人もいます。

体質による原因の例として、頬の粘膜が薄い人、唾液の量が少ない人や食べ物によるアレルギーなどにより、口内炎になってしまう人もいます。

「できる人もいれば、できない人もいる。」ように、口内炎の原因が、今現在でもはっきりと分かっていないのは、この体質が関係してくるからではないでしょうか?

なお、体質が口内炎の原因の場合は、口内炎最強予防法!口内炎ができやすい体質の人は必見!!を読んでいただければ、口内炎の予防につながるかもしれませんので、ぜひご覧ください。



■唾液の量が少なく、口の中が乾燥しやすいとき。

口内炎の原因、唾液の量が少なく、乾燥しやすい

唾液は、汚いというイメージがつきやすいですが、実は大きな誤りです。なぜなら、唾液は、口の中の細菌を殺し、病気から私たちの体を守ってくれるからです。汚いどころか、口の中をきれいにする「うがい薬」のような働きをしてくれます。

体質的に、唾液の量が少ない人は、口の中が乾燥しやすく、細菌が増えやすいため、口内炎の原因や、口臭・虫歯・歯周病の原因になりやすいです。ガムを噛んだり、飴を舐めたりすることで唾液の分泌をうながしましょう。



■口の中を不潔にしているとき。

原因

口の中を不潔にしていると、口の中の菌が増殖します。そして、口の中の小さな傷に、その細菌が入ることで、口内炎の原因になったり、口内炎の治りが遅くなる原因になることがあります。

特に、起床時の口の中は、細菌だらけです。朝起きたら、すぐに歯磨きや早く治すためのうがいの仕方を参考に、口の中を清潔に保ちましょう。また、汚い手で、うがいをしたりするのは逆効果になるので、くれぐれもやめましょう。



■口内炎になりやすい病気になったとき。
 
口内炎の原因は、なりやすい病気にかかったとき

先ほど、口内炎は、口の中を噛んで傷つけたり、口の中を不潔にしていると発症する原因になると述べましたが、口の中の状態に関係なく、体の病気が原因で発症する場合があります。

その病気は、ベーチェット病、手足口病、ヘルパンギーナ、生活習慣病などの病気です。これらの病気になると、口内炎ができる原因となります。詳しくは、口内炎と病院をご覧ください。



■ウイルスに感染したとき。

口内炎の原因、ウイルス感染

ウイルス感染が原因の口内炎もあります。例えば、皆さんの周りで、「口にヘルペスができた」と言っている人を知りませんか?

これは、単純ヘルペスウイルスが原因の「ヘルペス性口内炎(口唇へルペス)」です。実は、ヘルペスウイルスは、ほとんどの人が持っています。普段は細胞の中で、おとなしくしていますが、体力が落ちた時(例えば風邪をひいたとき)などに出てきます。

他にも、「梅毒(読み方:ばいどく)・淋病(読み方:りんびょう)・クラミジアなどのSTD(性行為感染症)」によるウイルスが原因の口内炎もあります。

よくヘルペス性口内炎とアフタ性口内炎の違いを誤解される場合があるので、その違いを書いておきます。

①ヘルペス性口内炎は、口の周り、唇、口内、上半身にできます。アフタ性口内炎は、主に口内にできます。

②ヘルペス性口内炎は、唇や口腔内の粘膜に小さな水疱(すいほう、水ぶくれのことです)がよく片側にたくさんできたり、40度近い高熱が出たりする特徴があります。アフタ性口内炎は、片側に集中的にはできません。

③一度、ヘルペス性口内炎になると、残念なことに今の医学では完全に治療できないようです。なので、体力が落ちた時にしばしば再発するようです。

また、「ヘルペス性口内炎のほうが痛い(アフタ性口内炎も十分に痛いと思いますが)」という意見もあります。 私はヘルペス性口内炎になったことがないですが、ヘルペス性口内炎になったことがある人は、その特有の痛みはすぐにわかるようです。

ヘルペス性口内炎の治療法は、抗ウイルス薬の入った軟膏を使ったり、うがいをしたりすることで、口の周りや口内を清潔にすることです。

普通は、アフタ性口内炎と同様に数週間で自然に治りますが、上記に書いたように、高熱や症状が辛いことが多いので、できる限り、皮膚科などの専門医に相談されることをおすすめします。

アフタ性口内炎が原因だと思われる方は、アフタ性口内炎の原因と治し方をわかりやすくまとめました! を、口唇ヘルペスが原因だと思われる方は、口唇ヘルペスの治す方法!他人に感染し、うつるので注意!も参考にしていただけたらと思います。



■歯磨き粉が合わない、歯磨きの仕方が悪いとき。

原因

多くの歯磨き粉に含まれる一般的な成分の中には、一部の人の口内炎発生率を増加させる原因になることがあります。ノルウェーのある調査によると、ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)が入った歯磨き粉は口内炎の原因につながるということがわかったそうです。

もしあなたが、「ラウリル硫酸ナトリウムが口内炎の原因かもしれない」と疑いを持ったら、少しの間、ラウリル硫酸ナトリウムの入っていない歯磨き粉に変えるのも一つの方法かもしれません。

ちなみに、「デンターのGUM」は、ラウリル硫酸ナトリウムが含まれていませんので、私も愛用しています。また、歯磨きの仕方が悪いなど、誤った歯のブラッシングも口内炎の原因の一つとなります。

歯を強く磨く人は、舌、頬の粘膜、歯茎を傷つけないように注意しましょう。私も、一時期、誤った磨き方をしていたので、口の粘膜を痛めて、口内炎になってしまうことがありました。

正しい歯磨きの仕方は、下の動画を参考にしてみてください。6分ほどで正しい歯磨きの仕方がわかると思います。




■胃が弱かったり、悪いとき。

口内炎の原因、胃が悪い

よく「胃が悪いと口内炎の原因になる」と聞いたことがないでしょうか?医学的には、証明されていませんが、胃もたれの時などに口内炎が出来やすい人もいます。なので、昔から「胃が悪いことと、口内炎になる原因には関係がありそうだ」と考えられています。

そのため、胃腸炎の人や、胃が弱かったり、悪い人は口内炎になりやすい傾向があります。また、食べるのが速い人など、物をよく噛んで食べないと胃への負担が多くなり、口内炎の原因になることもあります。

口内炎のときや口内炎にならないようにするには、できる限り消化にいい食べ物を食べることが大切です。 消化にいい食べ物は、消化にいい食べ物、悪い食べ物を知って、胃に優しい食事を!を参考にしてください。



■歯並びが悪いとき。

口内炎の原因、歯並びが悪い

私がそうなのですが、歯並びが悪いと口の中や舌を噛むことが多くなります。特に犬歯が出ていると口腔粘膜と摩擦が起こりやすく、同じ場所に口内炎ができる傾向があります。

何度も同じところに口内炎ができる場合は、歯並びが原因かもしれません。また、歯科矯正装置などをつけていても、歯肉に擦れる矯正装置は、口の中を切ってしまう原因になることもあります。



■矯正器具や詰め物による金属アレルギーのとき。

原因、金属アレルギー

金属アレルギーというと、肌に触れる「腕時計、ネックレス、ピアスなどが原因」と考えられやすいですが、歯の治療で使う矯正器具、詰め物、被せ物、差し歯、入れ歯などの金属が原因になることもあります。

口の中で起こるアレルギーは、矯正器具や詰め物などの金属が原因になることが多いです。その理由は、唾液や飲食物によって、これらの金属が徐々に溶かされ、その溶かされた物質を、体の免疫システムが「異物=敵」と見なして攻撃するからです。

その金属アレルギーの結果、口の中で炎症が起こり、口内炎の原因になることがあります。また、炎症は、口の中だけでなく、全身の皮膚に見られることもあります。

矯正器具や詰め物で使われやすい金属は、亜鉛、ニッケル、コバルト、パラジウム、クロム、チタン、金、銀、銅、白金(プラチナ)などです。

これらの金属がアレルギーの原因になっているかを診断する方法があります。この方法は、「パッチテスト」という検査で、総合病院や大学病院の皮膚科や金属アレルギー科で行っています。

金属アレルギーの治し方は、当たり前ですが、原因となる金属を除去することです。金属でかぶれやすいなど、金属アレルギーを起こしたことがある人は、必ず歯医者さんにそのことを伝え、原因となる金属を使わないようにしてもらいましょう。



■ビタミンB2が不足しているとき。

原因

口内炎の原因の1つに、ビタミンB2の不足が関係すると言われています。ビタミンB2は、皮膚や粘膜の成長を促す働きを持っているため、このビタミンが不足すると、口内炎の原因となります。

口内炎に良いとされている食べ物を、口内炎とビタミンと食べ物で紹介していますので、参考にしてください。



■生活習慣が悪く、ストレスや睡眠不足、風邪などの体調不良等、体への疲労がたまっているとき。

口内炎の原因、ストレス、疲労、体調不良

口内炎は「疲れのサイン」と言われています。生活習慣が悪い人は気を付けましょう。ストレスや睡眠不足、風邪気味などは体に多くのマイナスな影響を与え、口内炎ができる原因もそのうちの一つです。

体への疲労がたまっている時は、身体の免疫システムが弱まるため、口内炎の発生率が高いということが明らかにされています。また、疲れていると、頬の噛む確率もあがるため、口の中を傷つける原因となります。



■親の遺伝による影響のとき。

原因、遺伝

「口内炎は、遺伝する可能性がある」と聞いたことがあるかもしれませんが、結論から言うと、遺伝するかどうかは不明です。

確かに、ご両親のどちらかが、口内炎になりやすいと、その子供も口内炎になりやすいこともあるようです。私の母も、昔は口内炎によくなっていたと言っています。

ただ、親が口内炎になりやすいと、子供もなりやすいのは、当たり前なことなのかもしれません。なぜなら、同じ家族なら、食べる物もほぼ一緒なので、栄養バランスも似てきます。

そのことから、ご両親が口内炎になりやすいと、子供もご両親同様、口内炎になりやすい「体質」になってしまうのかもしれませんね。



■タバコをよく吸っているとき。

口内炎の原因、タバコをよく吸う

口内炎の治し方でも触れましたが、口内炎にならないようにするための基本は、口の中を傷つけたり、不潔にしないようにすることです。その意味で、タバコをよく吸う人は、やはり口内炎の原因になりやすいようです。

理由は、言わなくてもわかるかもしれませんが、タバコを吸うと、口の中が不潔になりやすい、口の粘膜などを火傷するおそれがある、体の色々なビタミンが奪われるなど、口内炎の原因となる要素がたくさん出てくるからです。

禁煙するのは、難しいことかもしれませんが、タバコを吸われる方は、「タバコは口内炎の原因になることがある」ということは、注意しておいてください。



■お酒を飲むとき。

口内炎の原因、お酒を飲む

お酒を飲むと、口内炎の原因になりやすいので、お酒が好きな人は注意してください。お酒を飲むと、なぜ口内炎の原因になるかというと、唾液の分泌が減ってしまうからです。

お酒を飲むと、アルコールを分解するために、体は多量の水分を使います。その水分を使うと、当然、アルコールを分解するために唾液の分泌量も減ることになります。

唾液の量が減ると、先ほど述べたように、口の中が乾燥しやすく、細菌が発生しやすくなってしまいます。なので、お酒を飲んですぐに寝たりすると最悪です。

寝ているときは、さらに唾液の分泌が減るため、口の中が細菌だらけとなります。お酒を飲むと、必ず口内炎になるという人もいるぐらいですので、お酒はほどほどにしましょう。



■特定の食べ物を食べるとき。

口内炎の原因、特定の食べ物を食べる

ある特定の物を食べたときに、口内炎の原因になる人もいます。これは、いくつかの食品とあなたの体とにアレルギーの関係があるということになります。その食品を除くことで、口内炎の発生を減少させることができます。

原因の候補となる食品例をあげてみます。


米、チョコレート、ピーナッツ、炭酸ジュースやソーダ系の飴など酸性のもの、せんべい、貝・甲殻類、ソース、ライ麦・大麦・小麦などの麦類、トマト、そば、ラーメン・ うどん・カレーなどの香辛料を使うもの、パイナップル、マスタード、チーズ、ミルク、りんご、柑橘系のフルーツ、酢


私の場合、ソーダ系の飴や、せんべい、香辛料が多い料理などをたくさん食べると、口内炎がよくできます。特に、せんべいなどの硬い食べ物や鋭い形の食べ物は、口の中や歯肉を傷つけやすくなる原因なので、注意が必要です。

口内炎を引き起こす食べ物を見つけるには、あなたが食べた物のすべてについて、口内炎が発生したかどうかの日記を付けてみると良いかもしれません。



■熱いものや冷たいものをよく食べるとき。

口内炎の原因、熱いものや冷たいものを食べる

口内炎は、口の中を傷つけるとできやすいので、熱いものや冷たいものなどの刺激が強いものは、適度な温度にしてゆっくり食べましょう。特に熱いものをよく食べる人は、口の中でやけどを起こす原因になるので、注意が必要です。

私の予断ですが、私はラーメンが大好きです。急いで食べてしまう癖があるため、すぐに火傷してしまい、口内炎や舌炎の原因につながるケースが多いです。



■薬の副作用が出るとき。

原因、薬

口内炎は、薬の副作用から発生する場合もあります。特に、癌(がん)などの重い病気で入院している患者さんに使われる薬(抗がん剤など)は、副作用として口内炎の原因になるケースも多いです。

私の身近にも、薬の副作用で、口内炎が30個ぐらいできた人がいますし、薬との相性が悪い場合は、お医者さんに相談することも大切だと思います。



■女性の方で、生理前や妊娠しているとき。

口内炎の原因は妊娠

口内炎は、女性に多い病気とされています。特に、生理前や、妊娠すると、ホルモンバランスが不安定になり、免疫機能が低下するため、口内炎になりやすくなります。

妊娠中は、口内炎になる原因だけでなく、身体に大きな負担がかかり、いろいろな病気になりやすくなるので、健康管理に特に気を使う必要があります。



■食事の食べ方が速いとき。

原因

食事をよく噛まずに早食いする人は、唾液の分泌が悪くなり、口内炎の原因になりやすくなります。よく噛まないと、当然、胃にも負担がかかるため、口内炎の原因になります。



■鼻が悪く、口呼吸をしているとき。

原因

鼻が悪くて、特に睡眠中に口呼吸をしている人は口内炎の原因になりやすいそうです。これは、口呼吸をしていると、口の中が乾燥して、ばい菌が発生しやすくなるためです。普段、口を自然と開けてしまう人は、意識して鼻呼吸をしましょう。 


以上が、口内炎になりやすくなる原因です。口内炎がよくできる方は、上で書いたことに、一つでも心当たりがありませんか?もし当てはまる場合は、その口内炎の原因を排除してみましょう!

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