口内炎になる原因と、食べ物によるビタミン不足は、関係があるようなので、ここでは、口内炎とビタミンと食べ物の関係について、ご紹介したいと思います。

口内炎のときに、一番いやなのが、なんといっても食事ではないでしょうか?「とにかく痛い!食べ物が食べにくい!!」この経験は、口内炎になった人しかわかりませんよね。さらに、食事中、口内炎ができたところを間違って噛んだ時の痛さときたら・・・

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ビタミンと食べ物

口内炎があまりにも痛くて、断食をする人がいるようですが、当然、断食なんて体によくありません。
断食をするとビタミン不足になり、治るのが余計に遅くなってしまいます。

痛くても、
口内炎パッチケナログなどの痛み止め薬を利用して、バランスの良い食事をとり、ビタミン摂取を心がけましょう。

また、口内炎(特に口角炎)は、先ほど言ったようにビタミン不足が原因で発症することもあります。なので、積極的にビタミンを取ることで、予防したり、早期治療に役立つことがあります。

特に、乳幼児などの小さなお子様は、塗り薬の使用や、うがいなどができないでしょうから、ビタミンの多い食べ物を食べさせることが、口内炎の治療法の1つとなります。

では、どのようなビタミンが口内炎に良いとされているかというと、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンA、ビタミンCなどです。特にビタミンB2が大切だと言われています。

この理由は、ビタミンB2が口の粘膜の再生などに深くかかわっているからなんです。そのため、チョコラBBなどの薬には、ビタミンB2を中心にたくさんのビタミンが含まれています。

以下に、口内炎の時に食べると良い食べ物や、各ビタミンの役割や、そのビタミンを多く含む食べ物、口内炎にしみにくい食べ物を紹介しています。知りたい項目をクリックしてください。 


口内炎の時に、とにかく食べておきたい食べ物
ビタミンB1を多く含む食べ物
ビタミンB2を多く含む食べ物

ビタミンB6を多く含む食べ物
ビタミンAを多く含む食べ物
ビタミンCを多く含む食べ物

ビタミンの効果を高める方法
口内炎にしみない、しみにくい食べ物
消化にいい食べ物、悪い食べ物


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■口内炎の時に、とにかく食べておきたい食べ物

「ビタミンとかの知識よりも、口内炎を治すのに何を食べればよいか」ということを知りたい方に、とにかくこれを食べればよいという食べ物を紹介します。


①豚のレバー
ビタミンと食べ物

ビタミンB2が不足すると、口内炎の原因
となることがあります。ビタミンB2の不足が原因の場合は、ビタミンB2を多く含む食べ物を積極的に摂取しましょう!

ビタミンB2を多く含む食べ物は、「レバー」です。レバー100gあたりに、ビタミンB2を多く含む食品のベスト3を以下に紹介しておきます。


第1位 「豚のレバー」 ビタミンB2の含有量3.6mg

第2位 「牛のレバー」 ビタミンB2の含有量3.0mg

第3位 「鶏のレバー」 ビタミンB2の含有量1.8mg


しかし、レバーは、人によって好き嫌いが激しい食品だと思います。ちなみに、私もレバーは好きではありません。なので、他のビタミンB2を多く含む食品を知りたい方は、こちらをクリックしてください。

なお、1日に必要なビタミンB2は、成人男子なら1.6mg、成人女子なら1.2mgとされていますので、1日に50gの豚レバーを食べれば十分です。


②ハチミツ(蜂蜜)

口内炎 食べ物

口内炎のときに、お勧めな食べ物がハチミツです。ハチミツは、昔から使われている治療方法です。上で紹介したレバーより食べやすいと思いますし、小さなお子様にもオススメだと思います。

患部にハチミツを塗ると、少し痛みはありますが、ハチミツの粘性が患部をカバーして くれると共に、殺菌・消炎作用があるため、治りをよくしてくれます。



■ビタミンB1を多く含む食べ物

ビタミンB1の食べ物

口内炎の原因でも触れましたが、口内炎(特にアフタ性口内炎)は、疲労が貯まっていたり、ストレスに弱い神経質な人にできやすい病気です。ビタミンB1は、その疲労やストレスなど、神経の調節を適切にする働きがあります。

例えば、ビタミンB1は、大きな手術をするときに、患者の神経組織や精神状態に、よい影響を与えるために使われています。つまり、患者に手術への不安を少しでも取り去るようにするためです。

また、疲れた時などに、「にんにく注射」を打つことがありますが、にんにく注射の主成分は、ビタミンB1です。このように、疲労やストレスに負けないようにするのが、ビタミンB1の役割です。


ビタミンB1を多く含む食べ物は、豚肉、うなぎ、たらこ、小麦や玄米などの穀類、落花生や大豆などの豆類などです。これらの食べ物に、「たまねぎ」や「にら」を加えると、ビタミンB1の吸収が高まるため、より効果的です。

私がオススメするビタミンB1を多く含んだオススメ1品料理は「豚のしょうが焼き」です。うなぎの蒲焼もいいですが、最近は値段が高いですからね・・・。



■ビタミンB2を多く含む食べ物

ビタミンB2の食べ物

ビタミンB2は、口や目、鼻などの肌の粘膜を守ったり、肌の炎症を抑え、細胞・エネルギーの再生や代謝(生きていくのに必要な体の活動のこと)などを促進する働きがあります。

このように、ビタミンB2は口の周りの皮膚や粘膜を保護する役割があるため、ビタミンB2が不足すると、口の周りや中の皮膚や粘膜が荒れ、炎症を起こし、その結果、口内炎(特に口角炎)の原因になることがあります。

特に、このビタミンB2の不足が、口内炎の原因になりやすいと考えられているため、市販で売られている大半の薬やサプリメントなどのビタミン剤は、ビタミンB2を多く含んでいます。チョコラBBプラスなどが良い例ですね。

口内炎ができたばかりの初期段階には、このビタミンB2を摂取すると良いとされています。

ビタミンB2を多く含む食べ物は、牛・豚・鳥レバー、のり、牛乳、ヨーグルト、チーズ、うなぎ、さば、ししゃも、カレイ、ヒラメ、たまご、納豆、アーモンドなどです。

ビタミンB2を多く含んだオススメ1品料理(料理というよりデザート)は「アロエのヨーグルト」です。アロエの果肉は、口内炎の治療にも良いとされていますし、アロエヨーグルトは、お店で売っていますので、食後のデザートにいかがでしょうか。



■ビタミンB6を多く含む食べ物

ビタミンB6の食べ物

ビタミンB6は、皮膚や口の粘膜を強化、炎症を抑える働きがあります。ビタミンB6が不足すると、口内炎の原因や、髪の毛の抜け毛、貧血、風邪をひきやすくなったりするようです。

ビタミンB6を多く含む食べ物は、マグロ、カツオ、卵、アボガド、鶏のささみ、牛・豚・鶏の肝臓、ごま、バナナ、メロン、じゃがいも、キャベツ、ピスタチオなどです。

野菜や果物を冷凍保存すると、ビタミンB6の効果が落ちてしまうようなので、できるだけ新鮮なうちに食べることをオススメします。

ビタミンB6を多く含んだオススメ1品料理は「バナナのパンプティング」です。輪切りにしたバナナを食パンの上に乗せ、軽く焼き、温めた牛乳と卵と砂糖を混ぜたものに浸して食べれます。口内炎の時は、やわらかい物が食べやすいので、バナナジュースなどでも良いですね。



■ビタミンCを多く含む食べ物

ビタミンCの食べ物

ビタミンの中では、一番有名なビタミンではないでしょうか。私が子供のころは、「ビタミンCは体に良いから、たくさんとれ!」とよく聞かされたものです。

ビタミンCは、口の中の傷や炎症を治す働きがあるのはもちろんのこと、免疫力を高め、病原体から体を守る働きがあります。他にも、発ガンの予防、しわやしみなどの予防、貧血の予防、風邪の予防などの働きがあります。

炎症がひどいときは、このビタミンを摂取することで、炎症が弱くなったりするときもあります。

ビタミンCを多く含む食べ物は、ピーマン、パセリ、芽キャベツ、レモン、ゆず、アセロラ、ブロッコリー、柿、イチゴ、みかん、はっさく、オレンジ、小松菜、レンコン、じゃがいも、トマトなどです。

なお、ビタミンCは、水に溶けてしまうため、水洗いは早めに済ませないと、どんどんビタミンCが少なくなってしまいます。特に茹でたりする場合は、その汁を使わないと、ビタミンCを多く摂取することができないので注意しましょう。

ビタミンCを多く含んだオススメ1品料理は「野菜サラダ」です。先ほど述べたように、ビタミンCを多く取るには、できる限り、調理をせずそのままな状態で食べるのが一番です。ドレッシングやマヨネーズをかけて食べましょう。



■ビタミンAを多く含む食べ物

ビタミンAの食べ物

ビタミンAは、細菌に対する抵抗力を強くし、皮膚や口・喉・胃の粘膜を健康に保つ働きがあります。そのため、肌がかさかさになったり、胃が荒れてしまったり、喉の調子が悪かったりするときには、ビタミンAを摂取するのは良いことです。

そのため、口内炎の予防、つまり、口内炎自体にならないようにするためには、ビタミンAが必要となってきます。なお、口内炎の他の予防策に関しては、私の口内炎の予防法!これをすれば口内炎にならないかも!?をご覧ください。

ビタミンAを多く含む食べ物は、牛・豚・鶏の肝臓、にんじん、うなぎ、パセリ、ほたるいか、青じそ、モロヘイヤ、バター、卵、のりなどです。

ビタミンAを多く含んだオススメ1品料理は「パセリの卵スープ」です。コンソメや中華スープの素を使って、卵をとじて、その上にパセリや青じそを付けるだけで完成です。



■ビタミンは混ぜて摂取すると効果的!

ビタミンを混ぜる

口内炎の予防や治療には、ビタミンを取ることが効果的ということはわかってもらえたと思います。上で紹介したビタミンすべてを摂取するのは大変ですが、
効果を最大限に発揮するには、色々なビタミンを混ぜて、同時に摂取することが大切です。

なぜなら、ビタミンを同時に摂取すると、ビタミン同士の相互作用が働き、その効果がより大きくなることが知られているからです。

なので、色々なビタミンを含む食べ物は、
卵、海草、牛乳、野菜、豆などがありますので、毎日の食事で、これらの食ベ物を混ぜて食べると、ビタミンを効率よく摂取することができます。忙しい方などは、チョコラBBやサプリメントなどのビタミン剤を利用するのも良いでしょう。

ところで、
私に言われなくても、食事のバランスやビタミンが大切ということは、わかってるよ!」と思われている方もいると思います。

そもそも口内炎が痛くて、食べ物が食べにくいんだよ!」

と思われた方もいるのではないでしょうか。そんな方に、

朗報です!!

最後に、口内炎にしみない、または、しみにくい食べ物を紹介しておきます。



■口内炎にしみない、しみにくい食べ物

口内炎にしみにくい食べ物とビタミン

口内炎にしみない、しみにくい食べ物は、クリームシチュー、クリームリゾット、コーンポタージュ、茶碗蒸し、りんごのすりおろし、りんごゼリー、プリン、酸味が弱いヨーグルト、牛乳、はちみつなどです。

全体的に、やわらかいものや、あまり噛まずにツルッと食べられるものが多いですね。味付けは、醤油や塩などを控えめにして、優しい味付けにしましょう。そもそも醤油と塩は、口内炎にしみる調味料です。


クリームシチューが野菜との組合せもよく、ビタミンをしっかり摂取できてオススメですが、クリームシチューのような熱いものは必ず冷まして食べてください。火傷でもしたら、逆効果です。

しみない食べ物

なお、食事をする際にストローを使うと、口内炎の場所によっては、痛みを感じにくくなったりする場合もあるので、興味のある方は試してください。

これらの食べ物でもしみる方は、口内炎パッチやケナログなどの痛み止め薬を利用すると良いでしょう。なお、他にも、口内炎のときに、おすすめの食事を
こちらのサイトで紹介していますので、食事のメニューや、どんな食べ物を食べたらよいかに困ったら参考にしてください。


以上が、口内炎のときに、摂取しておきたいビタミンや食べ物です。口内炎のときは、食べるのが辛いですが、上で紹介したビタミンを多く含んだ食べ物をしっかり食べましょう!

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