口内炎は、猫や犬にもできることがあるということを皆さんは知っていますか。ここでは、「猫や犬の口内炎」について紹介します。猫や犬を飼っていらっしゃる方はぜひ参考にしてください。
まず一番覚えてほしいことは、「猫や犬の口内炎は命にかかわる病気」ということです。人の口内炎の場合は、放っておけば治るだろうと安易に考えやすいですが、猫や犬の口内炎はそうはいきません。
なぜなら、猫や犬の口内炎は、慢性化(治りにくいという意味です。)しやすく、症状が悪くなると、食事を全くしなくなってしまうからです。猫や犬の場合、私たちと違って我慢しながら食べるということはなかなかしてくれません。
なので、猫や犬の口内炎は、「命にかかわる本当に恐ろしい病気」だということを飼い主の方には、ぜひわかってほしいです。では、口内炎にならないようにするためにどう予防すれば良いかを紹介します。
■骨などの尖ったものを与えない。
猫といえば、「魚好き!」犬といえば、「肉好き!」というイメージもあり、魚や肉を与える飼い主さんも多いことでしょう。ただ、与えるときは骨を含まないようにしてください。
骨があると口の中を傷つける可能性があるからです。 同様に、口の中を傷つけるような尖ったものは与えない方が良いでしょう。そもそも人が食べるようなものを猫や犬に与えることは、良いとされていません。
猫や犬も「くれくれ!」と目を輝かさせて寄ってくるので、そのかわいさのあまり、自分の食べ物を与えたい気持ちはわかりますが、猫や犬の健康面を本当に考えるなら、与えない方が良いです。
私の家も猫を飼っていますので、魚を与える場合は、「骨などの鋭い物ががないか」を注意しています。骨と食べる所の身を分けるのが魚の種類によっては以外と難しいですよね・・・。
■食事の後に、歯を磨いてあげる。
猫や犬の口内炎の主な原因は、歯垢や歯石に存在する細菌と言われています。これは人の場合にも当てはまり、歯垢や歯石が多いと、口の中の細菌が増殖しやすいからです。
なので、食事の後は、歯磨きをしてやることが大切です。「歯垢が歯石になるのは、一週間ぐらいかかるので、最低でも週に二、三回、理想は一日一回の歯磨きが良い」と、ある獣医さんがおっしゃっていました。
歯磨きの仕方は、箇条書きにすると下のような感じです。
①歯に対して、約45°の角度で、歯と歯茎の間の溝(歯肉溝)の歯垢を除くように横方向に磨く。
②力を入れすぎると歯茎を傷めてしまうので、力を入れすぎないように優しく小刻みに磨く。
③歯の各部位である奥歯(臼歯)、犬歯、前歯(切歯)を一周磨いて終わり。
具体的な歯磨きの仕方は、下の動画を参考にしてください。歯磨きの仕方に自信が無い方は、お近くの獣医さんに相談するのも良いでしょう。なお、歯ブラシは、動物用や人間の子供用を使えば良いようです。
【猫の歯磨きの仕方】
【犬の歯磨きの仕方】
上の動画は、かなり歯磨きに慣れている猫や犬です。本来は、生後6ヶ月前後までに歯磨きを慣らさせていないと、動画のように大人しくはしてくれません。
特に多くの猫は、口の中を無理やり開けられたり、異物を入れられたりするのを嫌います。慣れないうちは、歯ブラシに肉汁などの猫の好む液体状のものをしみ込ませ、その歯ブラシをかじらせて、慣らしていくのが良いと思います。
なお、一番歯石ができやすい場所は、奥歯(臼歯)と言われています。全部の歯を磨くのが大変なようでしたら、奥歯だけでも重点的に磨いてやってください。
■歯磨きが無理なら、ガーゼでふく。
猫や犬の歯磨きの仕方を上で紹介しましたが、どうしても嫌がって、思うように磨かせてくれない猫や犬もいます。獣医さんでも、猫や犬の歯磨きを断念してしまう場合もあるようです。
そのような場合は、ガーゼなどの柔らかい布で拭いてみるのも良いかもしれません。アマゾンでも人気商品が紹介されています。例えば、このガーゼが安くて使いやすいので、ベストセラーとなっています。
歯磨きと違って、歯茎の歯垢は取れませんが、ガーゼで拭くほうが嫌がらない猫や犬もいるようです。 やり方は、猫や犬の好きな汁などを付けたガーゼを指に巻き、初めは、舌でなめさせたりして、ガーゼに慣れさせてください。
徐々に慣れてきたら、歯の表面を優しくなでてやってください。 ここで、猫や犬が抵抗するようでしたら、無理にしないようにしてください。
歯磨きの場合もそうですが、結構根気がいるので、「数週間かけて慣れさせる!」ぐらいの長い目で見てやってください。 順調に、ガーゼで拭けるようになったら、今度は歯ブラシを使った歯磨きに挑戦してもらっても良いと思います。
■食事は、缶詰よりドライフードを与える。
これは意外に思うかもしれませんが、缶詰よりドライフードを与えたほうが歯垢や歯石がつきにくいと言われています。
これは、缶詰をよく食べている猫や犬とドライフードをよく食べている犬と猫を比べると、「後者の方が口内炎になりにくい」という実験結果があるため、このように言われているようです。
■電気コードを噛ませない。
猫や犬を飼っている方なら、電気コードのような細長いものを噛んだりして、じゃれ合っている光景を見たことはありませんか。私も猫を飼っていますので、パソコンのコードを噛もうとするしぐさをよく見ます。
可能性は低いと思いますが、猫や犬の歯は鋭いので、感電して口の中を傷つけることがありますので、電化製品を猫や犬の周りに置かない方が良いでしょう。
日ごろから、飼い主さんができそうなことは、上のようなことです。基本的には、人間の場合と同じで、口の中を清潔に保つということが予防につながります。
以上が猫や犬の口内炎を防ぐ方法です。ちょっとした心遣いをすることで、防げることが可能なので、飼い主さんの参考になれば幸いです。
まず一番覚えてほしいことは、「猫や犬の口内炎は命にかかわる病気」ということです。人の口内炎の場合は、放っておけば治るだろうと安易に考えやすいですが、猫や犬の口内炎はそうはいきません。
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なぜなら、猫や犬の口内炎は、慢性化(治りにくいという意味です。)しやすく、症状が悪くなると、食事を全くしなくなってしまうからです。猫や犬の場合、私たちと違って我慢しながら食べるということはなかなかしてくれません。
なので、猫や犬の口内炎は、「命にかかわる本当に恐ろしい病気」だということを飼い主の方には、ぜひわかってほしいです。では、口内炎にならないようにするためにどう予防すれば良いかを紹介します。
■骨などの尖ったものを与えない。
猫といえば、「魚好き!」犬といえば、「肉好き!」というイメージもあり、魚や肉を与える飼い主さんも多いことでしょう。ただ、与えるときは骨を含まないようにしてください。
骨があると口の中を傷つける可能性があるからです。 同様に、口の中を傷つけるような尖ったものは与えない方が良いでしょう。そもそも人が食べるようなものを猫や犬に与えることは、良いとされていません。
猫や犬も「くれくれ!」と目を輝かさせて寄ってくるので、そのかわいさのあまり、自分の食べ物を与えたい気持ちはわかりますが、猫や犬の健康面を本当に考えるなら、与えない方が良いです。
私の家も猫を飼っていますので、魚を与える場合は、「骨などの鋭い物ががないか」を注意しています。骨と食べる所の身を分けるのが魚の種類によっては以外と難しいですよね・・・。
■食事の後に、歯を磨いてあげる。
猫や犬の口内炎の主な原因は、歯垢や歯石に存在する細菌と言われています。これは人の場合にも当てはまり、歯垢や歯石が多いと、口の中の細菌が増殖しやすいからです。
なので、食事の後は、歯磨きをしてやることが大切です。「歯垢が歯石になるのは、一週間ぐらいかかるので、最低でも週に二、三回、理想は一日一回の歯磨きが良い」と、ある獣医さんがおっしゃっていました。
歯磨きの仕方は、箇条書きにすると下のような感じです。
①歯に対して、約45°の角度で、歯と歯茎の間の溝(歯肉溝)の歯垢を除くように横方向に磨く。
②力を入れすぎると歯茎を傷めてしまうので、力を入れすぎないように優しく小刻みに磨く。
③歯の各部位である奥歯(臼歯)、犬歯、前歯(切歯)を一周磨いて終わり。
具体的な歯磨きの仕方は、下の動画を参考にしてください。歯磨きの仕方に自信が無い方は、お近くの獣医さんに相談するのも良いでしょう。なお、歯ブラシは、動物用や人間の子供用を使えば良いようです。
【猫の歯磨きの仕方】
【犬の歯磨きの仕方】
上の動画は、かなり歯磨きに慣れている猫や犬です。本来は、生後6ヶ月前後までに歯磨きを慣らさせていないと、動画のように大人しくはしてくれません。
特に多くの猫は、口の中を無理やり開けられたり、異物を入れられたりするのを嫌います。慣れないうちは、歯ブラシに肉汁などの猫の好む液体状のものをしみ込ませ、その歯ブラシをかじらせて、慣らしていくのが良いと思います。
なお、一番歯石ができやすい場所は、奥歯(臼歯)と言われています。全部の歯を磨くのが大変なようでしたら、奥歯だけでも重点的に磨いてやってください。
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■歯磨きが無理なら、ガーゼでふく。
猫や犬の歯磨きの仕方を上で紹介しましたが、どうしても嫌がって、思うように磨かせてくれない猫や犬もいます。獣医さんでも、猫や犬の歯磨きを断念してしまう場合もあるようです。
そのような場合は、ガーゼなどの柔らかい布で拭いてみるのも良いかもしれません。アマゾンでも人気商品が紹介されています。例えば、このガーゼが安くて使いやすいので、ベストセラーとなっています。
歯磨きと違って、歯茎の歯垢は取れませんが、ガーゼで拭くほうが嫌がらない猫や犬もいるようです。 やり方は、猫や犬の好きな汁などを付けたガーゼを指に巻き、初めは、舌でなめさせたりして、ガーゼに慣れさせてください。
徐々に慣れてきたら、歯の表面を優しくなでてやってください。 ここで、猫や犬が抵抗するようでしたら、無理にしないようにしてください。
歯磨きの場合もそうですが、結構根気がいるので、「数週間かけて慣れさせる!」ぐらいの長い目で見てやってください。 順調に、ガーゼで拭けるようになったら、今度は歯ブラシを使った歯磨きに挑戦してもらっても良いと思います。
■食事は、缶詰よりドライフードを与える。
これは意外に思うかもしれませんが、缶詰よりドライフードを与えたほうが歯垢や歯石がつきにくいと言われています。
これは、缶詰をよく食べている猫や犬とドライフードをよく食べている犬と猫を比べると、「後者の方が口内炎になりにくい」という実験結果があるため、このように言われているようです。
■電気コードを噛ませない。
猫や犬を飼っている方なら、電気コードのような細長いものを噛んだりして、じゃれ合っている光景を見たことはありませんか。私も猫を飼っていますので、パソコンのコードを噛もうとするしぐさをよく見ます。
可能性は低いと思いますが、猫や犬の歯は鋭いので、感電して口の中を傷つけることがありますので、電化製品を猫や犬の周りに置かない方が良いでしょう。
日ごろから、飼い主さんができそうなことは、上のようなことです。基本的には、人間の場合と同じで、口の中を清潔に保つということが予防につながります。
以上が猫や犬の口内炎を防ぐ方法です。ちょっとした心遣いをすることで、防げることが可能なので、飼い主さんの参考になれば幸いです。
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