「封緘のグラセスタ」をクリアしました!という事で感想です。
先月発売の作品のため、ネタバレ防止で追記に書いておきます。
そして、当初思っていたよりも分量が多くなってしまったので、システム面とストーリー面に分けたいと思います。



封緘のグラセスタ



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システム面の感想です。ストーリーの方は短いですが次の記事を読んで下さい。
全体として、物凄いノーマルなRPGでした!普通過ぎてつまらないという事では無いです。
ドラクエやら何やら、所謂RPGが好きなら楽しめると思います。
1週にかかった時間は40時間程。その内、半分近くは戦闘時間だったかもしれません。(笑)
これは、僕がダンジョンを隅々まで探索してしまうタイプのために戦闘回数が増えてしまっているだけです。
それに加え、ほとんど通常攻撃のみで戦っていたのもあります。
ついでに魔王石は40個ほど発見しました。

ストーリーは、レベルさえ足りていれば初期スキルだけで十分に戦えます・・・というより戦闘時間短縮のためにスキルを使った方がいいです。
中盤以降、技回数を回復するための羽がダダあまりしてくるので、ストックが出てきたらガンガン使って攻略しちゃいましょう。

あと、仲間のイベントがあまり起きませんでした。
日数経過でのイベント発生条件があるため、あまり日数を経過させないとイベント自体起きないんですよね。
日数経過のデメリットは再雇用時のGP消費くらいだと思うので、序盤から気にしないで良かったです。(笑)
技を使いまくって時短→寝る→イベント回収するのが良いですね。
それでも序盤はGPが溜まりにくいため、雇用し直すのも厳しいかもしれません。


ここら辺からゲーム的に気になったこと


・お金が溜まりにくい&武器の種類が少なめ
プレイ雑記の時にも書きましたように、最初は武器の種類が少ないです。
「封緘」武器も少なく、宝箱の武器を装備するだけでした。
お金が溜まりにくいのはシステム面でもシナリオ面でもOKなのですが、色々と武器を変えて敵に立ち向かう楽しさはそんなになかったです。
原因の一つはロザリンドの鑑定にありました。


・ロザリンドの鑑定&加入イベント
シナリオを進めていくとロザリンドの加入イベントが発生するかと思いきや、そんなことはなかったです。(笑)
実は、雑記を書いた後に「リリカの家に行く」事をすっかり忘れていて、暫くシナリオが詰まってしまっていた時にロザリンド加入を果たしました。
今まで強化しようもなかった未鑑定装備が鑑定できることで、装備品やら金銭面での余裕が結構出てきましたね。
もっと加入が遅くなっていたら悲惨なことになっていたので良かったです。


・武器を買おうにも金が…
敵の種類が少ないのと、武器自体もポンポン拾えるわけでもなく、拾えてもGPで買いなおすためにGPが溜まりません。(スキル開放にもかなり使います)
そのため、ロザリンドの店で売っているものは放置することになってしまいました。
結果として、弓と杖はずっと弱い装備のままでしたね。


・武器の攻撃範囲&キャラの攻撃時間の格差
つい先日の記事にペイロが凄い強いと書きましたが、理由としては攻撃してから待ち時間の速さと攻撃範囲にあります。
あまりにも早いので「最動の靴」を装備させていたら、最後までエースとして輝いてくれました。

RPGとして面白かったのは敵の配置と数の多さに利ます。
今どきのRPGでは敵の数が少なく、戦闘自体も演出での派手さを出していますが、本作では敵の数と配置があるために多少は考えて戦う必要があります。

行動順、武器の攻撃範囲、攻撃後の待ち時間>攻撃力(属性相性)ってな感じです。
攻撃力と属性相性は、10コンボ超えると大抵はクリティカルヒットするので、レベルさえ足りていれば与ダメージはあまり考えなくてもよい。属性は武器がチェンジできるのでそれで対応可能。なので一発の火力重視である必要はありません。
本来なら、ここで数ある武器から試行錯誤できてダンジョン攻略を考えるようにすれば、もっと楽しめたのかなと思います。
以上の事から、行動順とウェイト時間が短ければ平均的な火力は出せます。
そのためクリアし終わるまでの間、行動の遅いアグナやロザリンドは殆ど出番が無かったです。これは装備できる武器の種類を変えた方が良かったのかもしれません。
でもキャラの魅力って面もありますよね~。(笑)

攻撃範囲の格差はかなりあると思います。
近接キャラは手前にいるキャラしか攻撃できません。
確かに近接キャラは攻撃力が高いかもしれません。しかし、敵が複数隊も出てくるRPGにおいて、「火力が出せて」「複数キャラ攻撃できて」「待ち時間が短く」「好きな位置を攻撃できる」なら効率面で言うとそっちの方が強いです。(笑)
もう少し武器バランスは改善してもいいのかなと思いましたが、今以上に時間がかかってしまうと戦闘がストレスなので仕方ないのかもしれません。


・ひたすら魅了
ペイロみたいに手数が多いキャラでダメージを出すにはクリティカルを出す=10コンボくらい続ける必要が出てきます。
そんな時には魅了がお勧め。
加入キャラを増やしていくと、割ととんでもない多人数なパーティーになりますが、アグナやロザリンドは攻撃順が遅いために中々コンボでクリティカルを繋げられません。
敵の配置次第では、後ろから魔法を打たれて即死するケースもあるので、敵の行動順を魅了で押し下げてしまいましょう。
敵の行動順が遅れる&コンボ数が稼げて一方的に攻撃できます。
これが今作のストレスがかかりにくく、考えるところかと思います。
シナリオ中盤以降は敵から攻撃されることがほぼ無くなりました。


・戦闘に時間はかかるけどストレスになりにくい
RPGの根幹的な部分です。今作ではここがポイントになります。
1回の戦闘で「敵の配置」「行動順」を見て、魅了していく攻撃対象を選択していく事でちょっと考え、あとはひたすらクリティカルで蹂躙していく。これの繰り返しです。
武器の持ち替えに手間がかかったりするものの、ちょうどいい塩梅でした。


・レベルの上がり方と敵のHPのバランスは良し!
敵との時間は少しかかるものの、MAP上に敵がわんさかいるところではレベルが上がりやすくなっています。
また、主人公たちが30レベル程の時に加入したフルーレティの45レベルに驚いたものの、そのフルーレティがすぐに50レベルになって止まってしまいました。
段々と(周回要素がありそうだぞ)と思うも、(50レベルあればクリアできるはず)という安心感も生まれました。

序盤は敵のHPがやたら高いのが気になりますが、チェインアイテム&コンボを繋げれば何とかなるため、こういった面での「クリアできない」ストレスは無かったですね~。
武器を集めたり、スキルを駆使する要素があれば更に面白くなっただけに勿体なく感じました。惜しい!


・ストーリークリアならば封緘要素は低い
同じ武器を手に入れたときに、初期値の違いがあることに初めて気づきました。
そして、それ以上に封緘武器とそうでない武器の違いがあまり無いことにも驚きました。(笑)
あまりにも封緘武器が便利だと、ひたすら全キャラの封緘武器を揃てしまう事になると思うので結果的に良かったと思います。
高レア武器でなければ、属性さえ合っていればある程度十分です。


・魅了以外のスキルが…
近接キャラの活かし方として引き寄せや吹き飛ばしが有効なんだと思います。
ですが、上記のようにどこにでも魅了で攻撃できるキャラがいれば十分なんですよね。
ただ、戦闘にかかる時間がこれ以上増えると面倒になってくるので、更なる効率化を求めていない場合はこのくらいのスキルでいいのかなとも思います。


RPG部分に関して気になったのはこんなところです。
かなり長くなってしまいましたが、次の記事に進むのでお付き合いいただけると嬉しいです。m(_ _)m



封緘のグラセスタ