2008年07月

2008年07月24日 19:37

《レッグパットを着けないと自打球が当たる》


今大阪では、高校野球の代表校がまもなく決まろうとしている。



私も連日、暑い(熱い)中関わりのある高校野球部の応援に行った。



20日、21日、24日と3日間に渡って観戦する中で、色々と気付いた事や感じた事があった。



私が高校野球と関わるようになって、5年目を迎えるのだが、その間近畿大会にも行ったし自校のグランドでの観戦などを含めると、
結構沢山の試合を見てきたのだが、今夏の観戦が一番気合が入っていたようだ。


それは今年はひょっとしたら行けるかも知れないと言う期待もあったし、特に今年の3年生には例年になく、
親しくコミュニケーションが取れている子が多かった事も関係している様である。


特に21日は第2試合と言う事もあり、早めに球場に行って第1試合から観戦することにした。


全く関係の無いチーム同士が闘っているのは気が楽で、普段では気付けない事にも気付きが起こる。


これはたまたま見た出来事だが、印象に残ったのでその事について書いて見る事にする。



私が観戦中にふとバッターボックスに立っている打者の足元を見ると、珍しくその子はレッグパットをしていなかった。

今まで見てきた中では、殆ど100%に近い打者が前足の脛にレッグパットを着けている。

これは自分の打った球で自分の足の甲などを痛めない為に着けるのである。

そして自打球を自分の脛や足の甲に当てる率と言うのは、印象で行くと30人に1人あるか無いかの様に私は思っている。

臨床的には練習中に自打球で脚を負傷する子はそこそこいるようで、年間5〜6名程度は自打球の負傷者を治療しているように思う。


何故、目の前にいるその選手がレッグパットを着けていないのかは判らないのだが、
着けないでバッターボックスに立った事がとても気になった。

そこでその子の脛ばかり見ていると、何と1球目から早々に自分の打った球が足関節を直撃した。

そこでゲームは中断し、チームメイトからコールドスプレーの処置を受ける。


たったこれだけの出来事なのだが、私には実に意味ある出来事に思えた。



『レッグパットを着けないと自打球が足を直撃する』



それ以前のゲーム中も、それ以後の他の試合も、殆ど自打球による事故は無かったように思えた。


たった一人だけ、パットをつけていない子の足に自打球が当たる。それも初球から。


これを見た瞬間に、昔買ったばかりの中古車に車両保険を掛ける金が無くて、
まだ支払いが残っているのに事故で全損にしてしまった事を思い出した。要するに車が無いのに借金だけ残ったのである。


『レッグパットを着けないと自打球が足を直撃する』


実はこれに近い現象が日常生活や仕事の上でよく起こっている。

ちょっとした横着が取り返しの着かない損害を引き起こしたり、或いは命まで左右するかもしれない。

私の車両保険もそうだけれど、バイクのヘルメットや車のシートベルト、運転の代行屋と飲酒運転、はたまたドアの鍵に盗難など。

数え上げたらキリが無いほど、こう言う事が我々の周りに潜んでいる。


『災いは忘れた頃にやって来る』と言うけれど、やっぱり『レッグパットを着けないと自打球が足を直撃する』
を知っているのと知らないの、さらに着けるのと着けないのとはどこかで人生を左右する結果に結びつくのかも知れない、
その時私バックネットで野球の試合を見ながらそう思った。


 


 


 


 


 


 



2008年07月17日 19:09

《通勤電車で思うこと》


最近仕事の都合で週3日電車で通勤する事になった。

といっても家を出る時間は午後1時過ぎで、帰りは10時から11時頃だから一般のサラリーマンとは少し時間帯が違うかも知れない。


そこで思ったのだが、とにかくマナーの悪いやつが多い。


例えばちょっと電車が空いていると思うと、
自分の通学用のボストンバックの口を広げたままで思いっきり座席を占拠してメールしているアホな高校生とか。

はたまた誰に聞かせたいのか、シャカシャカ耳障りな音をヘッドホンから発するおねえちゃん。
こいつなんかヘッドホンステレオの直接音で半分以上脳みそが破壊されているような顔に見える。


さらにはいくら11時過ぎの電車とは言え、
結構込んでいるにも関わらず自分の横に荷物を置いて横に人が座らないようにブロックするOL風のおねえちゃんとか。
こう言うのを見ると強引にでも横に座りたくなってしまう。


とにかくここ数年は定期的に決まった時間に電車に乗ると言う事が無かっただけに、
この数年でさらに全体のマナーが悪くなったように思えるのかも知らないが、こう言う風景を見ているとそれがストレスになってしまう。


反面数年前にはよく見た、電車の床に座り込む馬鹿をあまり見かけなくなったような気もする。

これは車内のアナウンスでの啓蒙や、車掌さんが見かけたら注意をすると言う影響かも知れないが、数年前に通勤していた時には、
あちこちで見かけるあの車内の床に座り込む馬鹿どもの姿を見るたびに、不愉快になり腹が立ったのを思い出す。


しかし思い起こして見ると、自分が中学時代や高校時代に車内でタバコを吸っているやつが沢山いたけど、
さすがにこれは最近見かけなくなった。

車内どころか最近はホームでさえ自由にタバコが吸えなくなったから、それどころでは無い時代になったのだろう。



よく考えて見ると、車内でタバコを吸うことに比べたら、シャカシャカや、床に座ったり、座席の不法占拠など可愛いものかも知れない。


私がもしサラリーマンで、毎日電車で通勤しているようだと、
ひょっとしたらこう言う事には慣れっこになってしまって何とも思わなくなっているのかも知れないが、
何年かぶりに通勤するからきっと気付けるし、気になるのだろう。


車内でのタバコもそうだが、昔は車内での喧嘩口論と言うのもよく見かけた風景だった。

いつの時代でもマナーの悪いやつはいるものだが、マナーの悪さが時代と共に変化している。

もっとも携帯電話なんか昔は無かったし、シャカシャカも無かった。


職住一致で通勤時間30秒だった私が、週3日と言えど通勤するにあたって、最初は落ち着いて本が読めると喜んでいたが、
実際に電車通勤して見るとその道中が面白くもあり腹立たしくもある。


通勤電車に飽きるまでは、当分乗客ウォッチングが続くのだと思う。


 


 


 


 


 


 



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