2008年11月

2008年11月24日 10:56

《ほっとする関係者》


先日、例の元厚生官僚の殺傷事件の犯人が自首と言う形で逮捕された。

警察はまだ犯人だと断定していないが、現在証拠固めを進めているところのようだ。


おそらく事件関係者はほっとしている事だろう。

犯人を名乗る小泉が自首してくれなかったら、ひょっとしたら犯人逮捕が困難だった可能性もあるからである。


犯人もその事はマスコミに送りつけたメールで指摘していたようである。


《動機を考える》


現時点では犯人と断定するに至っていないようだが、一応ここでは小泉の自供に基づき、彼が間違いなく犯人である、
と言う前提でこの事件の動機を考えて見たい。


では何故私がこの事件の動機に触れるのかと言うと、現在マスコミに出てくる心理屋(精神科の医師、大学の先生達)
さんや元刑事の犯人の心理分析が私から見てあまりにも滑稽だからである。


?根本的な動機について:

これは小泉の現在置かれた境遇への不満に他ならない。この点は新聞やテレビの報道である程度理解できる。彼の生い立ち、中学、高校時代、
そして国立大学入学から退学、社会人へのスタートと今日までの変遷がその根本的な動機をうかがわせる。

要するに彼は自業自得とは言え、
過去に自分が抱いた事のあるセルフイメージと現在のリアルな自分とのギャップが受け入れがたかったのであろう。


?鬱積した不満:

?のような状態で根本的には自分に対して不満を抱きながらも日々一人で生活をしている。しかし彼の鬱積した不満は時に隣人とのトラブルや、
建築会社とのトラブルなど、きっかけがあれば小さな噴火を繰り返していた。しかしその不満の根底には政治が悪い、
国が悪いと言うまともな中高年の持つ当たり前の不満も内在していた事は見逃せない。


?秋葉原の事件など:

そして彼を刺激するのは、秋葉原の無差別殺人や、続発する「誰でも良かったから殺したかった」と言う事件である。

「この鬱積する不満のやり場は最終的に誰かを殺さないと収まらない。」いつの頃からかそう確信するようになった彼は、
ここでまた自分に内在するセルフイメージとの間で、新たな葛藤を覚えるのである。


?殺人にはそれなりの正当性が必要だ:

「誰でもよいから殺すのはまともな人間のする事ではない」傷つき、ズタズタになった、彼の心の奥に残されたプライドがそう囁くのである。


そこで彼は誰を殺せば自分のプライドが許してくれるのかを考えるのである。


?やるならみんなが納得するヤツを選ぼう:

優先順位から考えると、今の総理大臣なんか一番ふさわしいだろう、もちろん勝手に総理になって勝手にやめたFや、Aなども対象になるし、
自分と同じ名前のあいつもその価値はあるかも知れない。

と思いつつも彼らは自分の手の届かないところにいるから、直接殺すにはハードルが高すぎる。

もっと適当で無防備で、しかも自分にもっと関わりのあるヤツはいないだろうか?

彼の思索はますます深まるのである。


?やっぱりやるなら旧厚生省で社会保険庁しかない:

彼は小さいときから今までの記憶を辿りながら、あるときふと小さいときの楽しかった頃の自分を思い出したのである。
そう自分の可愛がっていた犬のポチ(仮名)の事である。

学校から帰るとおしっこをちびって喜んでくれたポチ、そしてポチが死んでから新たに飼ったコロも可愛かった。あの頃、
コロ(仮名&洒落)を殺したのは自分の親と保健所のやつら。そして保健所の親玉は厚生省。

今世間を騒がせているのは、国民を馬鹿にした詐欺師集団の社規保険庁とその制度。

そしてその制度を作ったヤツこそ自分のプライドを喜ばす格好の標的だ。


?やっぱりトップは狙えない彼だった:

こう言う自分勝手でかつ安易な必然性により、彼は今回の標的を絞り込み、そして標的の住所を探し犯行に及んだのである。やはり自分より弱い、
そして無防備な人間しか標的に出来ない彼の持つ弱さがここでも露呈している。


?律儀な性格の彼:

小泉の性格を物語るエピソードは少しずつ報道されているが、恐らく彼は基本的に律儀でまじめなのであろう。
報道から知る限り家賃の滞納も無く、近隣とのトラブル以外は無い。恐らくこのトラブルも彼なりの正当性に裏付けられたトラブルであり、
怒りの爆発だったのであろう。

従って自分の起こした事件で関係の無いものが疑われたり、或いは誤認逮捕されるのは彼の望むところでは無い。

このまま放っておくと警察は焦ってとんでもない事をしそうである。

そう考えた彼は親切にも事件に関する証拠品を揃え、少しでも関わりのあったアパートの住人に彼の喜びそうなDVDを形見に渡して、
少し早い老後を刑務所で安泰に過ごすべく、また逮捕されてからは自分の主張もしにくいだろう事を考えてマスコミにメールを送りつけた後、
また父に手紙を送った後困っているおまわりさん達を助けるべく警視庁に車を乗り付けたのである。


《お役人や政治家はご注意を:もちろんOBを含む》



この分析は当たらずといえども遠からず、テレビに出てくる犯罪心理の専門家の推測よりは余程正確だと私は自負している。

その根拠は私のセラピストとしての経験とプロファイリングのセンスから来るものである。

そして注意しなければならないのは、この小泉の行為に共感する人々が潜在的に何万と居ると言う事実である。

先日の防衛庁幹部の論文問題に触れた私のブログでも書いたが、今の日本に憤りを持つ人は限りなく多いが、
官僚のトップまで上り詰めた彼でさえ、あの程度しか書けないのである。

あの文章には彼の抑えられた気持ちが封印されていると私は分析する。



「一矢報いる」と言う言葉があるが、今回の小泉事件も、自衛隊幹部の論文も共通点は「一矢報いる」にある。

日本の国をむちゃくちゃにした、或いは現在も無茶苦茶にしている人たちは、自分はそう思っていなくても対岸では
「あいつらが日本を駄目にした」「あいつらのせいで俺はうまくいかなかった」と思っている人が何万人、何十万人と言う事を知って欲しい。


ひょっとしたら、生活苦に苦しむ高齢者の中には「あいつらを殺して老後は刑務所で」とか「最後に国の為にあいつらを殺さなければ」
と思っている人が多数いるのかも知れない。



「あいつら」の範疇に入る方々は、くれぐれもご用心ご用心。






 


 




 


 



2008年11月12日 10:48

《ブログの書けない言い訳》


最近は忙しさにかまけて3つあるブログの殆どが書けていない。

しかし書けない理由は忙しさだけではない。

書こうと思う内容、要するにネタに問題があるのである。


とにかく世の中腹が立つ事が多すぎる。


といいつつ今まではそういう事をネタにしていたのだが、最近そういう事をネタにするのが嫌になってきた。


そう言うネタなら幾らでもある。


例えば日本全体の話なら、例のムダ金ばら撒き政策や、消費税18%案。



これほど国民を舐めた話は無い。



まず国政から全ての無駄を省き終えてから言うべき話だろう。

犠牲は一般国民より先に官僚と国会議員から払うのが筋だろうが。



今の政治家は2代目、3代目が増殖してきて、金持ちの世間知らずのバカボンが閣僚はおろか総理にまでなってしまった。



まさに世も末の体である。


身近な話なら、最近始めて行った大阪市中央区の仕事場付近の居酒屋のネタの悪さ。



酒は不味いわ、ネタは悪いわ、おまけに値段が高い。



行きつけの安くて旨い店が閉まっていたので仕方なく入ったが、最近2番目にひどい店だった。

素人がいきなり飲食店に手を出したのが丸判り。

おそらく6ヶ月以内に無くなるだろう。

と言った様に思いついた事を書こうと思うと、腹立つネタが目に付きすぎるのである。


最近良かった出来事と言えば、例の自衛隊最高幹部の国会での答弁くらいだろうか。

ああ言うまともな公務員がいた事は本当に喜ばしい限りである。

この発言がもっと正しい歴史認識を多くの人々に気づかせるきっかけになって欲しいものである。



しかしその人の6千万円の退職金を返せと言った、馬鹿な大臣がいたが、そいつの給料や議員辞めるときの退職金こそ無駄だと思う。


大体あいつの親父は・・・・・・・。


《これではいかん》


と言った様に書くこと書く事腹が立つ事ばかりなので、腹が立たない事をネタにしたいと考えたのである。


そこでそう言う視点でものを見ようと思い直したのであるが。


書くことが無いのである。


私が悪いのか?世間が悪いのか?


ここは私の修行がまだまだ足らんという事で、リフレーミングしてネタ探しをしたいと思う。



 


 


 


 


 



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