2009年09月
2009年09月11日 19:36
≪間もなく政権が代わる≫
毎日のニュースは政権交代に関する内容でにぎわっている。
ノリピーの事件もようやく決着がつくようで、やはり今の国民の関心は政権交代に関わる事柄に集中している様である。
考えて見たら自民党も随分でたらめな政治をやってきたようで、いたちの最後っ屁のように各所でバラマキをやったものだから、民主党も後始末が大変なようである。
また官僚についてもこの期に及んで平気で駆け込みの天下りが大量発生との事である。
こいつらにかける殺虫剤は無いのだろうか?
政権が代わる事で恐らくあちこちから、今までの自民党政権のボロが大量に出てくるのだろう。
もちろん官僚に好き放題させていた事も含めてである。
八ッ場ダムの件にしてもそうだ、とりあえず公約どおりにダム工事を中止させるとしても、ここまでに破壊されてきた自然は元に戻すと言う事も出来ないだろう。
今朝のニュース番組で、このダムの為に今まで住んでいた家を追われた人たちはどうなるのか、などと言っていたが、それを言い出したら結局何も前に進まなくなってしまう。
私はダムや治水に関しては殆ど知識が無いので、ダム建設の是非についてはよくは判らないが、ダム建設と言う膨大な自然破壊を伴う方法以外に、水源の確保や治水に関する方法があるのなら、やはり別の方法を検討するべきだと思うし、また出来る限り自然を破壊しない方法に移行していくべきだとも思う。
どの政党も国民の利益と言う事を公約やマニフェストに掲げるが、国民の利益と言うものも立場が変わったり、見方が変わるとすっかり変るものなのである。
小泉さんの郵政民営化だってそうである。
私個人としては民営化によって何ら恩恵も受けていないし、また殆ど損もしていない。
しいて言えば移行に伴って多少面倒な手続きが必要だったり、郵便局員の愛想が少し良くなったくらいだろうか。
しかし地方では、特に僻地の高齢者には随分不便が生じていると聞く。
民営化されると利益が上がらないものは切り捨てざるをえなくなるからである。
そういう意味でこの政権交代に期待できるものがあるとすれば、それは新しい議員の大半が素人で庶民上がりだと言う点である。
≪庶民感覚と言うけれど≫
民主党の鳩山さんは決して庶民の出身ではない、しかし民主党に比べれば世襲議員の比率は自民党の方が圧倒的に多いだろう。
ニュース番組のインタビューに答えたある老人が、民主が政権をとると素人の集まりだから不安だと言っていたが、もし自民党が本当に政治のプロの集まりだったとしたら、プロが日本を滅茶苦茶にした事になるのは誰だって判るだろう。
裁判員だって素人じゃないか。 素人に無理やり勉強させて裁判員に仕立上げている。
それなら少なくとも自分で政治に関わろうと言う志を持った素人に、政治を任せて見るのも悪くはないと思う。
きっと彼らは必死になって必要な事を勉強するだろう。
今まで政治のプロの常識では出来なかった事を、多くの素人を抱える政党に委ねてみたらひょっとしたら、多くの硬くて古い腐った頭では考え付かなかった事が出来るかも知れない。
いちいち庶民云々と言わなくても国民の大半は庶民なんだから、庶民が普通に働いて普通の収入を得て普通に安心して生活がしたい、老後を迎えたいと言う、当たり前の思いが満たされる。
さらに国としては他国に主権を侵される事無く、理不尽な要求にはどうどうと「ノー」と言える自立した国家であって欲しい。
そんな多くの良識ある国民の願いを少しでもかなえてくれるよう、私は今民主党に期待している。