2006年11月06日 04:55
ケータイあれこれ
少し時期を逸した感があるが、携帯・番号ポータビリティ(MNP)についてまとめてみる。ちなみにおいらの携帯はボーダフォン(現ソフトバンク)。
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今、ニュースを賑わしているソフトバンクの「0円」「予想外割」というのは、言わば、「ローン」のようなものであるらしい。
つまり、携帯の購入代金を、2年間に渡って支払うというもの。2年間、機種変更をしなければ良いのだけれど、機種変更をしてしまうと、その時点で「ローン」の残金を払わなければならない。(つまり、ソフトバンクの「予想外割」に加入した段階で、債務を背負うことになる。)
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この料金体系になった背景には、現在の携帯のビジネスモデルを変えようというものがあるらしい。
携帯というのは本来4〜6万円はする、いわば小型コンピュータのようなもの。ところが、電話会社→代理店に携帯を卸す際に、インセンティブ(報奨金)を支払っている。そこで代理店は、「定価」4〜6万円もする携帯を、「売価」1〜2万円で販売し、消費者は安く購入できる。
電話会社はその分のコストを、通話料金に上乗せして回収している。日本の通話料金が他国と比べて高くなってしまっているのは、このため。
ところが、実際問題、同じ携帯を何年も使い続ける消費者は少数で、多くは短期間の間に機種変更で乗り換えていく。結果、そのしわ寄せが開発費・販売費に響いて、現状、このビジネスモデルは「破綻」してしまっているらしい。
【参考記事】
ソフトバンクの料金体系、このままで大丈夫?(ITmedia)
ソフトバンクモバイルの戦略ミス 〜スーパーボーナス罠の解説と長期加入者切捨て方針
盛り上がるMNPの陰に、携帯業界の火薬庫を見た(日経パソコン)←インセンティブによるビジネスモデルについてユーザーサイドから解説している。
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そこで、ソフトバンクがこのビジネスモデルを是正すべく、携帯は「定価」で売り、通話料金を安くするという方針を掲げたらしい。(←ただ、本当に通話料金を安くするのか疑問という声もある。)
ただ、携帯を4〜6万もする「定価」で売っては誰も購入しないので、一括払いで購入するのとは別に、24ヶ月の月賦払いも用意した。これが「予想外割」。
その代わり、2年以上使ってくれた人には結果的に安くしますよ、でも途中で買い換えた人には、そんなにサービスしませんよ、というもの。なので、予想外割に加入して、もし翌月解約するとなると、(機種にもよるが)単純に4〜6万もの違約金が発生してしまう。
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以上はソフトバンクの話だけど、ドコモやauも、このビジネスモデルに移行していく計画ではあるそうだ。というのも、所管の総務省がその方針らしいから。
で、ドコモ・auも、来年3月には新料金体系を発表する予定らしい。(←プレスリリース探したけれど、見つからなかった。また、それが従来のビジネスモデルによるものか、ソフトバンクに倣うものかは分からない。)
また、ソフトバンクも、来年には旧ボーダフォンユーザー向けのプランを発表する予定があるとのこと。(←これもプレスリリース見つからなかった。2chでは「レッドプラン」なんて名前がついてたけど。)
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以上、「らしい」の伝聞系が多いな。(´・ω・`)
おいら、「ソフトバンクの名前はダサいなあ」と思いながらも、最新動向には鈍感なので、「しばらく様子見〜」ってのほほんとしてたんだけど、家族もソフトバンク使ってて、「予想外割ってどうなのかしら」なんてメールがきたりしたから、ちょっと調べてみた。
ネットソースだけだとよく分かんないので、携帯を販売している知り合いのいる友人に聞いてみたり。
ただ、おいらの書いたことって、みんなもう分かってることなのかな。情報に疎くて、よくわからん。
その友人の意見だと、来年3月までに各社とも次の一手を出してくるだろうから、様子見が良いんじゃない、とのこと。
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今のところ、ソフトバンクについて分かっていることは、
・「売価」を廃止し、「定価」で売る方向へ
・機種変更時は、一括払いか、月賦払い
・「定価」になった分だけ、通話料金が安くなっているのかについては「?」
前述の友人の話だと、一括払いの場合、平均して2,500円×24ヶ月=6万くらいの価格になっているらしい。←おいら、ショップに行ってないから知らない。(/-\;)
現段階では通話料金はイーブン(のようなので)、ドコモ・auがインセンティブモデルを続ければ、「定価」−「売価」(=インセンティブ)の分だけ、ソフトバンクユーザーはとばっちりを食らうことになる。(割賦の場合、割引があるので、月賦払い+2年間同じ機種を使いつづけてようやくチャラ。)
とりあえず、ソフトバンクには分かりやすい料金体系を出して欲しいものだ。公取委に怒られるようなCM流すわ、ゴールドプランの他にブループラン・オレンジプラン(W)・オレンジプラン(X)と、もうわけわかめだ。挙句の果て、一日で料金プランを改定する朝令暮改ぶり。全然、ユーザー本位になってないよ。
【参考記事】
ソフトバンクの新料金プランは、“予想外”に複雑(ITmedia)←「予想外割」について一番まとまっている。
「200円安い」は基本使用料だけ──実は割高なオレンジプランとブループラン(ITmedia)
本当にオトク? ソフトバンクの「全機種0円」(ケータイWatch)
ソフトバンクの「予想外割」は本当に安いのか(ケータイWatch)
ソフトバンク・ゴールドプラン(予想外割)の落とし穴
てんどん雑記 特に何もありません←ソフトバンクの機種変更する際の注意点がまとめられている。
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今、ニュースを賑わしているソフトバンクの「0円」「予想外割」というのは、言わば、「ローン」のようなものであるらしい。
つまり、携帯の購入代金を、2年間に渡って支払うというもの。2年間、機種変更をしなければ良いのだけれど、機種変更をしてしまうと、その時点で「ローン」の残金を払わなければならない。(つまり、ソフトバンクの「予想外割」に加入した段階で、債務を背負うことになる。)
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この料金体系になった背景には、現在の携帯のビジネスモデルを変えようというものがあるらしい。
携帯というのは本来4〜6万円はする、いわば小型コンピュータのようなもの。ところが、電話会社→代理店に携帯を卸す際に、インセンティブ(報奨金)を支払っている。そこで代理店は、「定価」4〜6万円もする携帯を、「売価」1〜2万円で販売し、消費者は安く購入できる。
電話会社はその分のコストを、通話料金に上乗せして回収している。日本の通話料金が他国と比べて高くなってしまっているのは、このため。
ところが、実際問題、同じ携帯を何年も使い続ける消費者は少数で、多くは短期間の間に機種変更で乗り換えていく。結果、そのしわ寄せが開発費・販売費に響いて、現状、このビジネスモデルは「破綻」してしまっているらしい。
【参考記事】
ソフトバンクの料金体系、このままで大丈夫?(ITmedia)
ソフトバンクモバイルの戦略ミス 〜スーパーボーナス罠の解説と長期加入者切捨て方針
盛り上がるMNPの陰に、携帯業界の火薬庫を見た(日経パソコン)←インセンティブによるビジネスモデルについてユーザーサイドから解説している。
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そこで、ソフトバンクがこのビジネスモデルを是正すべく、携帯は「定価」で売り、通話料金を安くするという方針を掲げたらしい。(←ただ、本当に通話料金を安くするのか疑問という声もある。)
ただ、携帯を4〜6万もする「定価」で売っては誰も購入しないので、一括払いで購入するのとは別に、24ヶ月の月賦払いも用意した。これが「予想外割」。
その代わり、2年以上使ってくれた人には結果的に安くしますよ、でも途中で買い換えた人には、そんなにサービスしませんよ、というもの。なので、予想外割に加入して、もし翌月解約するとなると、(機種にもよるが)単純に4〜6万もの違約金が発生してしまう。
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以上はソフトバンクの話だけど、ドコモやauも、このビジネスモデルに移行していく計画ではあるそうだ。というのも、所管の総務省がその方針らしいから。
で、ドコモ・auも、来年3月には新料金体系を発表する予定らしい。(←プレスリリース探したけれど、見つからなかった。また、それが従来のビジネスモデルによるものか、ソフトバンクに倣うものかは分からない。)
また、ソフトバンクも、来年には旧ボーダフォンユーザー向けのプランを発表する予定があるとのこと。(←これもプレスリリース見つからなかった。2chでは「レッドプラン」なんて名前がついてたけど。)
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以上、「らしい」の伝聞系が多いな。(´・ω・`)
おいら、「ソフトバンクの名前はダサいなあ」と思いながらも、最新動向には鈍感なので、「しばらく様子見〜」ってのほほんとしてたんだけど、家族もソフトバンク使ってて、「予想外割ってどうなのかしら」なんてメールがきたりしたから、ちょっと調べてみた。
ネットソースだけだとよく分かんないので、携帯を販売している知り合いのいる友人に聞いてみたり。
ただ、おいらの書いたことって、みんなもう分かってることなのかな。情報に疎くて、よくわからん。
その友人の意見だと、来年3月までに各社とも次の一手を出してくるだろうから、様子見が良いんじゃない、とのこと。
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今のところ、ソフトバンクについて分かっていることは、
・「売価」を廃止し、「定価」で売る方向へ
・機種変更時は、一括払いか、月賦払い
・「定価」になった分だけ、通話料金が安くなっているのかについては「?」
前述の友人の話だと、一括払いの場合、平均して2,500円×24ヶ月=6万くらいの価格になっているらしい。←おいら、ショップに行ってないから知らない。(/-\;)
現段階では通話料金はイーブン(のようなので)、ドコモ・auがインセンティブモデルを続ければ、「定価」−「売価」(=インセンティブ)の分だけ、ソフトバンクユーザーはとばっちりを食らうことになる。(割賦の場合、割引があるので、月賦払い+2年間同じ機種を使いつづけてようやくチャラ。)
とりあえず、ソフトバンクには分かりやすい料金体系を出して欲しいものだ。公取委に怒られるようなCM流すわ、ゴールドプランの他にブループラン・オレンジプラン(W)・オレンジプラン(X)と、もうわけわかめだ。挙句の果て、一日で料金プランを改定する朝令暮改ぶり。全然、ユーザー本位になってないよ。
【参考記事】
ソフトバンクの新料金プランは、“予想外”に複雑(ITmedia)←「予想外割」について一番まとまっている。
「200円安い」は基本使用料だけ──実は割高なオレンジプランとブループラン(ITmedia)
本当にオトク? ソフトバンクの「全機種0円」(ケータイWatch)
ソフトバンクの「予想外割」は本当に安いのか(ケータイWatch)
ソフトバンク・ゴールドプラン(予想外割)の落とし穴
てんどん雑記 特に何もありません←ソフトバンクの機種変更する際の注意点がまとめられている。
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ソフトバンク予想外で、実際携帯電話はどう使う?番号ポータビリティが始まってauが一歩リードさまざまなサービスを見れば当然の事かと思うけれども携帯電話の本来の使い方はどうでもいいのか?通話エリアのみを考えればドコモを選びた...
2. 携帯電話 ソフトバンクの機種購入の謎 [ DVDからサーバー構築まで ] 2006年11月07日 01:46
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3. ゴールドプラン発表|ソフトバンクが予想外割引のゴールドプランを発表 [ ソフトバンク携帯総合情報サイト|SOFTBANK携帯やYahoo!ケータイ情報を紹介します。 ] 2006年12月29日 09:16
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コメント一覧
1. Posted by juha 2006年11月06日 17:04
始めまして。通りすがりのjuhaと申します。
ちょっと勘違いをしているようなので・・・。
予想外割についてですが、割賦販売にするけど
その、その割賦料金をSBMが負担してくれる割引
です。
(ようするに二年使えば携帯機器料はタダです。)
ちょっと勘違いをしているようなので・・・。
予想外割についてですが、割賦販売にするけど
その、その割賦料金をSBMが負担してくれる割引
です。
(ようするに二年使えば携帯機器料はタダです。)
2. Posted by なお 2006年11月06日 20:53
なるほど〜
ある程度、現在日本携帯市場の動向がわかりました。
今まで気にしたことも無かったので、勉強になりました。
私の場合、新しい携帯に変えるとかは考えてないな〜
かれこれ5年以上使いつづけてるプリペイドのままです。
携帯にはJ-PHONEて書いてありますよ
ある程度、現在日本携帯市場の動向がわかりました。
今まで気にしたことも無かったので、勉強になりました。
私の場合、新しい携帯に変えるとかは考えてないな〜
かれこれ5年以上使いつづけてるプリペイドのままです。
携帯にはJ-PHONEて書いてありますよ

3. Posted by コーシン 2006年11月06日 22:40
>juhaさん
初めまして。コメントありがとうございます。
ちょっと誤解してたかも。
でも、ITmediaの記事によると、旧スーパーボーナスでは「分割払いの料金=ソフトバンクによる割引金」だけど、新スーパーボーナスでは「分割払いの料金>ソフトバンクによる割引金」とあるので、その差額が一括で購入した場合と比べて、どちらが得になるのか、これは機種によって変わってくるようですね。(使用1年〜1年半あたりで、分岐点があるのか?)
>なおさん
自分も携帯の市場を知らなくて、ちょっと調べてみて知ったんですよ。
Jフォン時代のですかー。電池の持ちがいいですねえ。
初めまして。コメントありがとうございます。
ちょっと誤解してたかも。
でも、ITmediaの記事によると、旧スーパーボーナスでは「分割払いの料金=ソフトバンクによる割引金」だけど、新スーパーボーナスでは「分割払いの料金>ソフトバンクによる割引金」とあるので、その差額が一括で購入した場合と比べて、どちらが得になるのか、これは機種によって変わってくるようですね。(使用1年〜1年半あたりで、分岐点があるのか?)
>なおさん
自分も携帯の市場を知らなくて、ちょっと調べてみて知ったんですよ。
Jフォン時代のですかー。電池の持ちがいいですねえ。