水木しげる
2017年02月19日 23:21
猫楠―南方熊楠の生涯 (角川文庫ソフィア) 水木 しげる 角川書店 1996-10 by G-Tools |
「入らずの森」に南方熊楠が出てきて、南方熊楠をもう少し知りたいなと思ってAmazonで検索したら、水木しげるのこの漫画がレビューが多かったので買ってみた。
なんだか読みにくい漫画だったが、おおまかに南方熊楠のことを知れたからよしとしよう。
2016年02月08日 00:47
のんのんばあとオレ (講談社漫画文庫) 水木 しげる 講談社 1997-07-10 by G-Tools |
「のんのんばあとオレ」はこの漫画版と、ちくま文庫の文章版があるのだけど、文章を読むのは億劫だったので漫画版を購入。
もっと妖怪の話が出てくるのかなと思っていたが、そうでもなかった。
ホロリとする話がいくつも出てくる。コミック昭和史に出てくる話もある。
文章版とは内容が違うのかな。
2013年09月25日 04:38
コミック昭和史 (第1巻) 関東大震災~満州事変 水木 しげる 講談社 1994-08-01 by G-Tools |
水木しげるは1922年(大正11年)生まれ。太平洋戦争でも激戦だったラバウル・ニューギニアに兵隊として出征、爆撃で左腕を失くす。
水木の「総員玉砕せよ!」は読んだことがある。巻末で9割は事実と本人が語っているが、最後に玉砕しているため、本当の水木の体験記を読みたかった。
「コミック昭和史」は、水木が自分の半生と昭和史を語った漫画。その中でも太平洋戦争の話に多く割かれている。
本作は昭和史の解説部分と、水木の人生が交互に描かれている。僕は水木の人生を読みたかったので、昭和史の解説は斜め読みした。昭和史の勉強をするには、時事ニュースの切り貼りなので、やや分かりにくいかも。
とにかく、戦地での生活は過酷だ。「ジャワの極楽、ビルマの地獄、死んでも帰れぬニューギニア」と言われたニューギニアに、末端の兵隊として従軍した氏の体験談は重い。毎日、古年兵にビンタされ、魚を獲りに行っては仲間がワニに食われる。
左腕を失った後、後方に移り、そこで現地人と交流する。その経験は水木に大きく影響し、終戦後、日本に帰らず現地に残ろうとしたほどだ。
7〜8巻では戦後26年経って、再びニューギニアを訪れ、現地の人と再会する場面が描かれている。
他にも水木の幼少期、戦後の貧乏な中での漫画家生活など、エピソードを挙げたらきりがない。僕の祖父母くらいの世代が経験した時代を知るには、非常に良い漫画だと思う。