2022年11月11日

753号系統 恵比須 ゆき

753号系統 神姫バス 恵比須 ゆき

143日目
12:14 三木鉄道記念公園前
12:20 上の丸                  170円


 「三木鉄道記念公園前」バス停は旧三木鉄道の三木駅前のロータリーにあり、そこへ青、白、赤のトリコロールカラーの小さなバスがやってきます。バスには「みっきぃバス」と記されております。「みっきぃバス」とは、かつて運行されていた三木市のコミュニティバスの愛称で、その廃止以降もバスの塗装はそのままに神姫バス・神姫ゾーンバスの一般路線バスとして車両が使用されています。

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   トリコロールカラーの「みっきぃバス」がやってきた。



  ロータリーを出たバスは昔からの市の中心部をくるりと回って「三木本町」を通過します。

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    古くからの三木市の中心街をくるりと回ります。



 先のバス(752号系統)で渡った福有橋には進まず、美嚢川の左岸をバスは駆けて右にカーブし神戸電鉄粟生線のガードをくぐります。そして「上の丸」バス停着。ここでバスを降りて「みっきぃバス」を見送ります。

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         さよなら「みっきぃバス」。



 バス停から南にはナメラ商店街という商店街があるようで、その変わった名にも惹かれて足がそちらへ伸びていきます。興味津々のナメラ商店街ではありますが、シャッターを下ろした店が多く、なんだか寂しい限りです。もっとも、本日は土曜日で、平日には違う姿を見せているのかもしれません。

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       ユニークな名前のナメラ商店街。

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   シャッターが下りたままの店も多く寂しい限りです。



 商店街のアーケードを抜けるとバス道に面して古い家屋があります。訪ねてみると旧玉置家住宅というそうで、江戸時代に上州舘林藩の切手会所だったところです。上州といえば今の群馬県で、この三木の地が飛び地の領地だったことに驚きです。館林藩は当時金物の産地として賑わった三木の地に切手会所を開設し藩の財政危機を克服したと言われます。切手とは当時の藩札で、切手会所とは今でいう銀行であり、地方庁舎であったのでしょうか。そういう建物が現存しているところに三木という地の歴史の奥深さを感じます。

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    上州舘林藩の切手会所であった旧玉置家住宅。

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          旧玉置家住宅の中庭。



 旧玉置家住宅ではスタッフの方がいろいろ解説してくださるのですが、この近くにある旧小河家別邸も訪ねてみるよう勧めてくれます。こういう古い家屋やその庭を見るのが大好きなこうすけさんは勧められた通りに旧小河家別邸に向かいます。

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          旧小河池別邸も公開中。



 旧小河家別邸は三木の実業家、町議会議員をはじめ町長など地域の実力者であった小河秀太郎が明治末期に建築した建物で、昭和4年(1929年)には当地に来訪された朝香宮鳩彦王のご宿泊所ともなりました。その時には浴室や便所も改装されたといい、当時最先端であった便所の見学もできます。ご宿泊になられた場所はそこだけ特別な気品が漂います。

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      旧小川家別邸、朝香宮鳩彦王御宿泊の間。



 主屋の座敷からは池泉回遊式の立派な庭園を望みます。お庭にはひと際赤い花をつけた木が目立ちます。受付のおばさんに訊いてみるとサルスベリの花とのこと。「ははぁ、サルスベリとはあのような花をつけるのですね」などとつぶやきながらしばしお庭と対峙します。

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      旧小河家別邸の美しい池泉回遊式の庭園。



 こういう日本庭園を眺めるのが大好きなこうすけさんですが、いくらお庭を眺めようがお腹は空いてくるのであります。ということで、ナメラ商店街に再び戻ります。

 商店街の食堂で何か食べたいと思うものの、なかなか開いているお店を見つけることができません。そんな中、「なめらカフェ」というお店を見つけ中に入ります。

 カフェというからには、スパゲティやピラフがあると思いきや、どっこいここはおうどん屋さんなのであります。おうどんは好物なので迷わず注文。それにしても一杯280円と驚くような安さなのであります。安かろう不味かろうではないかと不安になりつつ待つことしばし。お揚げさんを乗せ、別皿に天かすを盛った「なめらかうどん」が運ばれてきます。

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       「なめらかうどん」280円也。



 ズルズルとすすれば、実にこのうどん美味なのであります。「えっ!このうどんが280円?」とびっくりしていると店主が話しかけてきます。

 店主      「このうどん手打ちなんですよ。」

 こうすけ    「えっ?本当に手打ち?」

 店主      「そうですよ。正真正銘手打ちうどんですよ。」

 こうすけ    「いやぁ、手打ちだから美味しいとは限らないじゃないですか?スーパーで売っている一玉30円くらいのゆでうどんのほうが美味しいってこともよくある話じゃないですか?」

 店主      「あはは。うちはその日の気温や湿度などに合わせて微妙に調整していますからね。」

 こうすけ    「ほほぉ。」


 聞けばこの「なめらカフェ」、引きこもりなどなかなか社会に出ていくことに困難を抱えている人の就業支援のために運営されているそうで、土曜日だけ営業しているとか。


 店主      「食後のコーヒーはいかが?」


 当然断るはずもなく、150円という激安価格でアイスコーヒーをいただきます。

 そうこうしている間にも、うどん玉を購入していく地元の人などもあり、この「なめらカフェ」が地域に根差していることが垣間見えます。店主のおじさんはじめ、みんなで支えあう社会を実現させようと奉仕する人々、そこで一途に頑張る人々、そしてそんな人たちに信頼を寄せる人々、そういう人たちの美しさが織りなす暖かさにあふれる素敵なお店であります。

 みなさんも土曜日に三木市を訪ねた折にはぜひ「なめらカフェ」で手打ちうどんを食べてくださいな。身も心もあったまることはこのこうすけがお約束しますよ。



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kousuke0217 at 00:55コメント(2)│ 
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