2025年03月08日

795号系統 神戸空港 ゆき

795号系統 神姫バス 神戸空港 ゆき

153日目
13:24 イオンモール神戸北
14:03 有馬温泉(太閤橋)            610円


 大盛況のピクニックコートで椅子とりゲームに勝利し座席を確保。並ぶお店は、うどん、ラーメン、天ぷら、たこやき、ハンバーガーなど多種多彩。そんな中で目に留まったのは滋賀県民のソウルフードこと近江ちゃんぽん、この路線バスの旅で彦根駅前で食べた思い出の逸品であります(395号系統参照)。あっさりしながらも旨味たっぷりの黄金スープはとても美味しく、さらに途中でお酢を加えてマイルドな味への変化が愉しむことができるのも近江ちゃんぽんの魅力です。

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        近江ちゃんぽん(880円也)。



 あっという間に完食ですが、周囲にはもうすぐ食べ終わるであろうことを察する人々が虎視眈々と席を狙っております。こういうフードコートでは混雑時はすぐに席を譲るのがマナーでしょうから、食後一息入れることもなく席を離れます。

 イオンモールの中は買い物客で溢れていますが、特にショッピングに来たわけでもないのでそのままバス乗り場に向かいます。次に乗車するバスは三宮を経由する「神戸空港」ゆきのバスです。

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         食後すぐにバスに乗車です。



 バスは鹿の子台というニュータウンの中を進みます。このあたりには温泉もあるようですが、いわゆる温泉街があるわけでもありません。やがて藤原台を経由し本日の出発地点である岡場駅あたり来ると右手前方に六甲山が迫ってきます。あの峰々の一番高いところが六甲最高峰だと確認しつつバスに揺られます。バスは駅前ロータリーに入ることなく東へ進みます。

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      岡場駅の向こうに六甲山が横たわります。



 兵庫県道15号線を横切って坂道を上ると神戸市北区から西宮市に入ります。

 おぉ、西宮市!わがふるさとよ!この路線バスの旅でふるさと西宮の地を踏む(正確にはバスのタイヤが地に接している)のは、128日目以来、実に5年ぶりなのであります(698号系統参照)。

 この久しぶりのふるさとの風景というのは倉庫群であり、中国自動車道西宮北インターチェンジに隣接する阪神流通センターと呼ばれる一角です。流通センターに通うトラックが多いからというわけではないのですが、バスは渋滞につかまりノロノロ運転が始まります。阪神高速7号北神戸線の西宮山口南ランプを過ぎると渋滞は解消し、バスは速度をあげて坂道を上っていきます。右手前方には有馬温泉のホテル群が見えてきます。そしてバスは再び神戸市北区へと入ります。ふるさと西宮は一瞬でした。

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      有馬温泉のホテル群が車窓に現れます。



 定刻より8分遅れてバスは「有馬温泉(太閤橋)」に到着です。ここで降車しますが、入れ替わりに大きなバックを持った多くの乗客が乗車します。

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     「有馬温泉(太閤橋)」でバスを降ります。



 枕草子にも記された古泉で、草津、下呂とならび日本三名泉に格付けされる有馬温泉。鹿之子温泉とは違ってこちらは温泉街の見本のような雰囲気で、多くの観光客の笑顔があります。


 山の神様     「いいなぁ、有馬温泉」

 こうすけ     「でも、有馬は高いで」


 西宮に住んでいると有馬温泉とは身近な温泉で、六甲山への登山の後に入ったりするのですが、宿泊するとなれば「高い!」というイメージがどうしても先行してしまいます。


 こうすけ     「みんなお金持ちの人なんや」


 ただただお金持ちのみなさんをうらやましく思う、山の神様と私なのであります。

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        典型的な近代的温泉街の風景。



 この有馬の湯を愛した人の中には豊臣秀吉がおりまして、その妻ねねとともに像があります。秀吉には「有馬=高い」と思うようなこともない巨万の富があったのでしょう。今も賑わう有馬の様子を見て、像の秀吉様のご満悦のようです。

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         有馬を愛した太閤豊臣秀吉。

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      秀吉の妻 ねね様も有馬にたたずみます。



 さらに温泉街をぶらぶらしますと公衆浴場の「金の湯」が。近くにある「銀の湯」とともに六甲山への登山客の多くがここで登山の汗を流しています。こうすけさんもここにはたびたび通っており、自宅からここまで六甲山を越えて徒歩5時間くらいでしょうか。長く続けた旅ですが、どんどんホームに近づきつつあります。

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          公衆浴場の「金の湯」。



 「金の湯」から先の路地を進むと風情ある一角となります。名物の炭酸煎餅や竹細工、松茸昆布などのお店が並び、観光客がお土産選びにお店を覗いてまわっています。

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         有馬温泉の風情ある一角。



 さて、次のバスですが、どうしたものでしょう。温泉街にある阪急バスのターミナルには先程来大きなバスが出たり入ったりしていますが、こちらは大阪梅田や京都とを結ぶ高速バスの乗り場のようです。すると先ほど下車した太閤橋にあるバス停から次のバスにしましょうか。なかなかの考えどころであります。

 まぁ、本日の旅はここ有馬温泉で終えることにし、次のバスは次の日の朝に考えることにしましょうかね。といっても本日「高い」有馬に泊まることはありません。

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      温泉街にある阪急バスのターミナル。
 



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kousuke0217 at 09:49コメント(2)│ 
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