2017年06月10日

504号系統 四条河原町 ゆき

504号系統 京阪バス 四条河原町 ゆき

93日目
13:45 山科駅
13:51 陵ヶ岡天智天皇陵                  220円


 山科駅からは毘沙門堂を訪ねてみようと思います。京阪京津線の線路沿いに歩き、案内に従って左折、JRの高架をくぐって閑静な住宅地の中を北へ進みます。山科盆地の北端近くで、周囲の山が次第に近づいてきます。新芽の若々しい緑が点在する山、「春山淡治(たんや)にして笑うが如く」、クスクスと春のそよ風に揺らされ山は笑っています。

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               新芽が若々しい春の山。



 新芽だけでなく藤の花も山を彩り、遅咲きの八重桜は青空に映えます。

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             山に彩りをあたえる藤の花。

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                 遅咲きの八重桜。



 山科駅から毘沙門堂まではおよそ1キロくらいですが、ちょうどその真ん中あたりで琵琶湖疏水を渡ります。水の流れは随分と早く一心不乱に京の都を目指します。

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             琵琶湖疏水を渡ります。



 山科駅から15分ほどで毘沙門堂に到着。紅葉の名所として知られるところですが、日の光を浴びて輝く青もみじも負けず劣らず美しいものです。

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              門跡寺院である毘沙門堂。



 江戸時代初期、天台宗の僧である南光坊天海によって再興された毘沙門堂。後には後西天皇皇子の公弁法親王が当寺で受戒し、晩年は隠棲したことにはじまり門跡寺院となりました。

 勅使門へゆるやかな石段が続きますが、天皇陛下か勅使のためにしか開かない門ですから途中で引き返します。

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                 勅使門へ続く石段。



 勅使門への石段の手前に一般の人がお参りするための石段があります。ゼーゼー息を切らしながらその石段を登っていきます。

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           ひえ~!!急な石段が続く、、、、、。



 石段を登り終え仁王門をくぐるとそこには毘沙門堂の本堂が迎えてくれます。ご本尊の毘沙門天像が安置してある本堂は鮮やかに赤い柱が印象的な建物です。

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          毘沙門像が安置してあるという本堂。



 本堂の拝観は無料のようですが、NHKで紹介されたという「安らぎの庭園」と「動く襖絵」を見るためには志納金として500円が必要であります。庭園好きのこうすけさんとしては500円支払ってでも見ておくべきでしょう。それにしても「動く襖絵」とは何でしょうか?「動く襖・絵」つまり動く襖に描いてある絵という意味でしょうか。しかし、それではあんまりです。襖が動くのに大した不思議なし、襖が動かなければ襖の意味がありません。NHKが紹介するほどですからやはり「動く・襖絵」なのでしょう。襖絵が動く???

 これはこの目で見ておきましょう。

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               なに!?動く襖絵???



 500円を納めると案内のカードが手渡されます。これを見ながら拝観してくださいということのようです。先ずは本堂の隣りにある霊殿から。霊殿の天井には龍が描かれており、部屋のどこからみても目が合うといういわゆる八方睨みの龍であります。

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        カードの案内を見ながら順に拝観していきます。



 続いて宸殿。ここに「動く・襖絵」があるのであります。いったいどんなものでしょうか。ワクワクしながら部屋に入ります。

 襖には机を囲んで語り合う老人が描かれているのですが、襖から1メートルほど離れて絵を見ながら右へ左へ行ったり来たりすると、あら不思議!机の長さが長くなったり、短くなったりするではありませんか。

 高度な絵画技法を用いたゆえとは分かるのですが、机が長くなったり短くなったりするのが単純に面白くて、何度も襖の前を行き来します。

 また、隣の部屋には円山応挙の筆によるという鯉が描かれたついたてがあります。この鯉の絵も不思議でどこから見ても目が合いますし、見る方角によって頭の向きを右に左に変え、まるで生きて泳いでいるかのようです。これまた面白く何度もついたての前を右に左にウロウロします。


 こんな面白い宸殿の前には見事な枝垂桜があります。藤の花や八重桜は花を咲かせていても枝垂桜はさすがに散り終わって、今や立派な葉桜です。また閉ざされている勅使門も近くに見え、檜皮葺の屋根が印象的であります。宸殿の廊下を枝垂桜や勅使門を見ながら右へ左へ移動すると、桜が咲いたり、門が開いたりするかなと試してみますが、そういうからくりはないようで素直に宸殿の裏にある庭園に向かいます。

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          宸殿の廊下から見る枝垂桜と勅使門。



 「安らぎの庭園」と言われる庭園は江戸時代初期のもので、谷川の水を引いて作ったという滝あり、静寂な池あり、ふと心が安らぎます。その安らぎの空間には背後の山が迫り、じっと見ていると次第に迫力を感じるようになります。

 ここは山科盆地の北の端の端、この庭園で折り返して南に広がる山科盆地を巡りましょう。毘沙門堂を後に山科駅への道をぶらぶら歩きます。

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         山科盆地の北端にある毘沙門堂の庭園。



 さて「山科駅」のバス乗り場からはあちらこちらへバスが出ていきます。さて、どのバスに乗ろうかと思案です。地図とにらめっこし、京阪バスの案内所で情報を聞いて、「四条河原町」ゆきのバスに乗ることにします。といっても終点の「四条河原町」まで乗る訳ではありません。山科を少し旅しなければいけませんからね。

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          「四条河原町」ゆきのバスに乗車です。



 駅前ロータリーを出て南へ進んだバスは外環三条の交差点を右折し三条通りを西に進みます。この系統は「三条京阪」「河原町三条」までひたすら三条通りを走るのですが、それは京都市営地下鉄東西線のルートと重なります。それゆえバスに需要があるのかと思っていましたが、お客さんは意外にも多く座席は満席近くになっています。

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          「陵ヶ岡天智天皇陵」でバスを降ります。



 京都薬科大学の前を通り、JR東海道本線の下をくぐると「陵ヶ岡天智天皇陵」バス停です。ここで下車し洛中へ向かうバスを見送ります。






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コメント一欄

1. Posted by しげたか   2017年06月11日 17:38
5 行きたいけどまだ行ったことのない場所。そんなところを紹介して下さる旅行記が好きで、こうすけさんのブログとの出会いもそれがきっかけでした。
そしてこの毘沙門堂のあたりのお話も興味のある場所の一つなんです。
2. Posted by kousuke   2017年06月11日 19:09
しげたかさん。いつもコメントいただきありがとうございます。

毘沙門堂、なかなかいいところでした。実はこの旅の後にももう一度訪ねたくらいです。しげたかさんも是非「動く襖絵」ご覧になってくださいませ。

3. Posted by 引谷   2017年06月15日 20:19
「動く襖・絵」じゃなくてよかったです笑

でも側から見たら「動く・襖絵」というより「体が動かされる・襖絵」な感じですね。
4. Posted by kousuke   2017年06月15日 20:54
引谷君。コメントありがとうございます。

おっしゃる通りですね。襖絵の前を何度も行ったり来たりしましたからね。

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