2017年07月01日

511号系統 醍醐バスターミナル ゆき

511号系統 京阪バス 醍醐バスターミナル ゆき

94日目
11:38 勧修寺
11:43 随心院                         210円


 「勧修寺」のバス停に立ち、次のバスを待ちます。ここから先程乗った「竹田駅東口」ゆきのバスに乗れば一気に洛中に近づきそうですが、まだまだ訪ねておきたい場所もあるので南行きのバスを待ちます。

 それで以てやって来たのは「醍醐バスターミナル」ゆきのバス。このバスに乗車です。バスは次の交差点を左折し東に向かいます。94日目の本日のスタート地点であった「小野駅」を通過しさらに東に向かいます。

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        「勧修寺」バス停からは先程来た道を戻ります。



 「小野駅」から二つ目の「随心院」でバスを降ります。


 駐車場と墓地の横を通り随心院梅園に出ます。さすがに梅の花は咲いておりませんが、サツキの花に彩られています。

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             サツキの花咲く随心院の梅園。



 随心園は寛喜元年(1229年)に後堀河天皇の宣旨により門跡寺院となりました。薬医門など見るとその格の高さがうかがえます。

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                 随心院の薬医門。



 随心院といえば小野小町ゆかりの寺院。

 絶世の美女であった小野小町の生誕地ついては現在の秋田県湯沢市という伝承がありますが、その他にもここ京都市山科区であるとか全国に多数の伝承が存在します。はっきりとしたことは分からないのでしょうが、小野小町の縁で「あきたこまち」という秋田の米や「こまち」という秋田新幹線の愛称もあり、また何の根拠があるのか大いに謎ではあるものの美人県ということにもなっていますから、ここでは秋田県の生まれということにしておきましょう。

 その小野小町がここ随心院で暮らしていたと伝わります。六歌仙の一人であった小野小町の百人一首に選ばれた和歌の碑が庫裏のそばにあります。


 花のいろはうつりにけりないたづらに わが身よにふるながめせしまに (小野小町)


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          小倉百人一首第九番 小野小町歌碑。



 庫裏で500円の拝観料を納めて中に、小野小町のお住まいにおじゃまいたします。

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                  随心院の庫裏。



 順路に従って建物の中を進み、薬医門を内側より眺めます。

 
 小野小町といえば深草少将の百夜通いの伝説。小野小町に思いを寄せる深草少将、一方彼には冷たい小野小町。彼女は彼を諦めさせようと「私の元に百夜通ったらあなたのものになりましょう」と言うのでした。それを信じた深草少将は彼女の元に九十九夜通うものの最後の一夜目に大雪のため思いを遂げられないまま息絶えたというもの。

 あぁ、男とはせつないものです。今さっき「勧修寺」から「随心院」まで乗った京阪バスは深草方面からやってきたバスで、現在なら深草少将もバスで15分、250円の運賃で気軽に通うことができたのに。あぁ、せつない、せつない。


 小野小町は建物の中から毎夜通う深草少将をこっそりと見ていたのでしょうか。

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             建物の中より薬医門を見ます。



 江戸時代に建てられたという書院の襖絵は狩野派の絵師によるもので力強い松が描かれています。能の間前の庭は雨にしっとりと濡れて静かに物思いにふけているかのようです。本堂の仏像を拝ませていただいて再び庫裏に戻ります。

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               能の間から見る本堂と庭。



 随心院梅園の端に化粧井戸なるものがありまして、なんでも小野小町がその井戸の水でお化粧をしていたとか。行ってみると二人のおばちゃんが楽しそうに談笑中。何の根拠があるのか大いに謎ではあるもののこの水の歴史に何かあやかろうとしているのでしょうか。こちらを見てニコッリ笑うおばちゃん二人。私は愛想笑いを浮かべるほかありません。

 あぁ、男とはせつないものです。あぁ、せつない、せつない。

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                小野小町化粧井戸。



 さて、次のバスに乗るべくバス停に戻ります。途中でとある看板が目に入ります。


 「女性だけの納骨堂 ”小町堂” 完成」


 深草少将を拒み続けた精神はこういうところにも残っているようです。そこまで拒まなくてもいいではないかと思わなくもないですが、まぁ、人にはいろいろ事情もあるのでしょう。

 あぁ、男とはせつないものです。あぁ、せつない、せつない。

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               女性だけの納骨堂!?






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kousuke0217 at 08:53コメント(0) |  

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