2017年07月06日

512号系統 地下鉄醍醐駅前・アルプラザ前 ゆき

512号系統 醍醐コミュニティバス 地下鉄醍醐駅前・アルプラザ前 ゆき

94日目
12:24 随心院前
12:28 醍醐寺前                       200円


 随心院の前には京阪バスの「随心院」バス停の他に醍醐コミュニティバスの「随心院前」バス停があります。

 醍醐コミュニティバスは醍醐地域の住民からなる醍醐コミュニティバス市民の会により運営されているコミュニティバスであります(運行はヤサカバスに委託)。

 白い車体の小さなバスがやって来ます。

P1050662



















      「随心院前」から醍醐コミュニティバスに乗車です。



 車内は結構混雑しており唯一空いている座席に掛けます。バスは山科区から伏見区に入り旧奈良街道を南に進みます。4分程の乗車で「醍醐寺前」に到着です。運賃は200円とのことですが、300円の1日乗車券を買い求めます。

P1050664



















             「醍醐寺前」でバスを降ります。



 空海の孫弟子にあたる聖宝により貞観16年(874年)に創建された醍醐寺は真言宗醍醐派の総本山です。当初、醍醐山の山頂付近で修験者の霊場として発展していたのですが、後に醍醐天皇が自らの祈願寺として保護したことにより山麓に広大な伽藍が形成されていきました。山頂付近を上醍醐、山麓一帯を下醍醐といいます。

 下醍醐の伽藍と醍醐寺の塔頭である三宝院、そして醍醐寺の宝物を収蔵している霊宝館の3施設がセットになった拝観券を買います。価格は通常期と春期・秋期で異なり、前者だと800円、後者なら1500円となります。この日は不運にも春期にあたり渋々1500円を支払います。しかも3日後なら通常期に入るそうで次第に悔しくもなってきます。それにしても価格の差が大き過ぎるのではないでしょうか。

 まずは山に登って上醍醐、その後山を下って下醍醐をゆっくり見学し、最後に三宝院と霊宝館を訪ねることにします。上醍醐へは下醍醐の伽藍を抜けた先にその入口があるとのことで下醍醐の大きな仁王門をくぐります。仁王門は慶長10年(1605年)豊臣秀頼により再建されたもので、安置されている仁王像(長承3年(1134年)に造立)は重要文化財に指定されています。

P1050668



















             仁王門をくぐり下醍醐の伽藍へ。



 下醍醐はあとでゆっくり見てまわろうと早足で歩いていきます。それでも国宝と書かれた案内など見ると思わず足が止まります。金堂は豊臣秀吉の命により紀州湯浅の満願寺の本堂が移築されたものです。

P1050673



















             国宝に指定されている金堂。



 五重塔は承平6年(936年)に着工、天暦5年(951年)に完成したもので京都府下において最も古い木造建築物であります。

P1050671



















             国宝に指定されている五重塔。



 金堂や五重塔の細部は後ほどゆっくり見学するとして先を急ぎます。進むと静かな池があって対岸に弁天堂が建っています。池を覆うかのように青もみじが溢れています。

P1050677



















               青もみじの美しい光景。



 さて上醍醐へ向かおうと下醍醐の端まで来ましたが、そこには昔遊園地でよく見かけた一方にしか回転しない仕掛けの門が出迎えます。「あぁ、戻ることはできないんだ」と子供の頃あのような仕掛けを回して名残惜しく遊園地から出たものでした。

 
 上醍醐に行こうと思ってこの門を出ればもう下醍醐に戻ること叶わず、もう一度下醍醐の伽藍をじっくり見学しようと思えば高額拝観料を支払わねばなりません。とはいえ、ここで引き返すのもつらい一手です。下醍醐の中に入らずその周回路から上醍醐に向かうのが正解だったようです。

 とりあえず国宝の金堂や五重塔はちらりと見た訳ですし、またいつか来る日もあるでしょう。ということで渋々仕掛けを回して下醍醐の外に出るのであります。

P1050678



















           「下醍醐への再入場はできません。」



 門を出た先にあるのは女人堂。昔女性はここから上醍醐の諸仏を拝んだそうで、ここから上醍醐への山道が続きます。この山道を歩いて上醍醐に行くのにも別途拝観料が必要でして600円也。ただし、1500円の高額拝観料を支払っているので100円割引の500円となります(ちなみに通常期の800円の拝観料でも100円割引になります)。


 こうすけ           「ここから上醍醐まではどれくらい時間がかかりますか?」

 女人堂のおじさん     「登りが約1時間ですね。」

 こうすけ           「げぇっ!!1時間も登るんですかぁ。」

 女人堂のおじさん     「山上をぐるりと巡って30分、下りに50分、まぁここに再び帰ってくるまで2時間半はみといてください。朝まで降っていた雨で道が滑りやすくなってますから気をつけてください。」

 
 靴ひもを結びなおして手拭いを頭に巻いて、さぁ、山登りのはじまり、はじまり。

P1050684



















            上醍醐への入口にあたる女人堂。



 上からは鳥のさえずりが、下からはカエルのグワッグワッという鳴き声が響きます。下醍醐では人の姿も多かったのですが、この山道を歩いている人は他にいません。上醍醐は気軽に行くことができる場所でもないので、それだけに世俗から隔てられ護られているものも多いことでしょう。それをこの目で早く見ようと、かつて修験者が通ったであろう道を一歩一歩ゼーゼー息を切らしながら登っていくこうすけさんであります。

P1050688



















       かつて修験者も通ったであろう上醍醐への山道。






いつもこのブログを読んでいただきありがとうございます。
よろしければ、下のバナーをクリックしてください。

人気ブログランキングへ 




kousuke0217 at 00:51コメント(2) |  

コメント一欄

1. Posted by しげたか   2017年07月07日 20:43
5 こんばんは。
某所でバス乗り継ぎ旅をしながら読ませていただきました。
上醍醐に登ったのですね。
西国の札所が下醍醐の観音堂になり、登る人は減ったと思います。そんななかで上醍醐に登るこうすけさんは偉いです!
2. Posted by kousuke   2017年07月07日 23:58
しげたかさん。いつもコメントありがとうございます。

べつに札所を巡っているわけでもないのですが、せっかくだから一足伸ばしておこうと思った次第です。さすがに人に会うことは皆無でした。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
ギャラリー
  • 518号系統 近鉄大久保 ゆき
  • 518号系統 近鉄大久保 ゆき
  • 518号系統 近鉄大久保 ゆき
  • 518号系統 近鉄大久保 ゆき
  • 518号系統 近鉄大久保 ゆき
  • 518号系統 近鉄大久保 ゆき
  • 518号系統 近鉄大久保 ゆき
  • 518号系統 近鉄大久保 ゆき
  • 518号系統 近鉄大久保 ゆき