2020年01月05日

710号系統 東回り環状線

710号系統 神河町コミュニティバス 東回り環状線

131日目
16:43 岡崎
16:50 寺前駅                        200円


 市川町コミュニティバスの「初鹿野」バス停からは市川を渡ってJR播但線の新野駅方面に向かいたいと思います。市川を渡る橋はここから1キロ弱南にある沢橋という橋ですが、この橋は先ほどのバスで渡った橋です。この橋を再び歩いて渡るのであれば、先程橋を渡る前にバスを降りればよかった訳でして、「初鹿野」まで乗ってきた身としては少し悔しいものです。そう思って南に歩いていると、川を渡る砂利道を発見します。これは渡りに船ならぬ渡りに砂利道。

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                  渡りに砂利道。



 砂利道は川の流れの中まで続き、簡易な橋で流れを渡ります。流れの音を間近に聞きながら川と同じ高さで見る風景は橋の上からでは見ることのできないものです。

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           砂利道から川上の風景を眺めます。



 川を渡った先には砂利や石材の選別場のような場所があります。石を選別しているのでしょうか大きなベルトコンベアがガタガタゴトゴトけたたましい轟音をたてて回っております。ここは一般人が立ち入るような場所ではありません。どうしようか困っていると一台の重機がやって来ます。


 こうすけ        「すいませ~ん!道に迷ってしまいました!」

 重機のおじさん    「どこに行くの?」

 こうすけ        「新野駅の方へ行きたいんですけど。」

 重機のおじさん    「たしか奥にここから出る通用門のようなところがあったけなぁ?一応案内するわ。ついておいで。それでもそこから先は知らんで。」


 ということで重機(ホイールローダーというらしい)の後を小走りでついていきます。

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                  ついておいで。



 重機のおじさんが高い運転席からあっちだよと腕を伸ばして合図を送ってくれます。帽子を振ってお礼の合図を返信して教えてもらった方へ進むと、フェンスに開閉できる箇所がありそこから外へ出ることができます。

 助かった、助かったとほっとした気分になりますが、同時に一般人はこのような場所に安易に立ち入ってはいけないということを肝に銘じます。

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      親切なおじさんのおかげで外に出ることができました。



 外に出れたはいいけれど、現在地がどこなのかよく分かりませんし、道もよく分かりません。されど北西に進んでいけば間違うことはないでしょう。秋も深まり収穫を終え少しばかり寂しさをまとった田園風景の中を歩いていきます。ガタガタゴトゴトというベルトコンベアの音は次第にかすかになってやがて聞こえなくなっていきます。

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          収穫を終えた田園風景の中を歩きます。



 ベルトコンベアのガタガタゴトゴトという音に変わってカタンコトンカタンコトンと乾いた鉄の響きが聞こえます。播但線の線路は近いようです。ということは新野駅も近いということ、歩みは軽やかになります。知らぬ間に神崎郡市川町より神崎郡神河町に入り、「初鹿野」より一時間弱、JR播但線の新野駅に到着です。

 新野駅にはバスロータリーがあり、神河町のコミュニティバスが2台停車しています。ここから次のバスに乗り継いでもいいのですが、「当日の出発地点を除いて、後日同一地点(バス停)をバスで再訪しません。」という旅のルール(路線バスの旅のはじまり。参照)に鑑み、後日のことを考えここ「新野駅」からバスに乗ることを回避します。

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    JR播但線新野駅には神河町コミュニティバスが乗り入れます。



 新野駅近くには豊かな水の流れを利用した水車がギーコギーコと音を立ててのんびりと回っております。この辺りには全部で11基の水車が点在し、新野水車の郷として四季折々の田園風景を撮影する写真家に人気の場所のようです。

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             ギーコギーコと水車が回ります。



 水車の風景を愉しんだ後はバス停へ。神河町コミュニティバスの東回り環状線という町内を循環する系統に乗車すべく「新野駅」の次のバス停である「岡崎」バス停へ向かいます。

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         「新野駅」の次の「岡崎」バス停から乗車です。



 日吉神社の前を通り過ぎて、市川の支流である小田原川を渡ると「寺前駅」、ここで下車します。

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               JR播但線の寺前駅。



 姫路駅から和田山駅を結ぶ全長65.7キロの播但線、ここ寺前駅以南は電化されておりますが、以北は非電化区間となります。駅の構内には非電化区間を走るキハ40系気動車が国鉄の香りを漂わせて並んでいます。

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            昭和の香りただよう寺前駅の構内。



 本日の路線バスの旅はここ寺前駅をゴールといたしますが、最後に駅前をブラブラ散策します。どこか営業中の飲食店を探しますが、なかなか見つかりません。日はすっかり暮れてしまいましたが、そんな中では赤い提灯がとても目立つものです。

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           暗くなると赤い提灯が目立ちます。



 赤い光に誘われて入ったお店は「日和」という小さな居酒屋さん。カウンターに座して先ずは生ビール、あてはレバニラ炒めです。店内のお客さんは私の他に地元のおじさんが一人、スタッフはここの女将さんであろうお姉さんが一人で、この人はどこの誰だろう?というような視線を時々感じます。実はこれも心地の良いもので、遠くに来たなぁというのをしみじみ感じながらビールを喉に通します。全国どこに行ってもあるような居酒屋チェーンにない個人経営の小さな店の渋さがあります。

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              レバニラ炒めに生ビール!!




 それでも酒がすすむと会話も始まるものでして、


 女将さん       「遠くから来られたのですか?」

 こうすけ        「えぇ、旅の者でございます。ところで、ドアの横にNHK連続テレビ小説『あまちゃん』のヒロイン能年玲奈さんのポスターがありますが、ファンなんですか?」

 女将さん       「今は『のん』という芸名で活動しているんですがね。玲奈ちゃんは神河町の出身なんですよ。」

 こうすけ        「ほほぉ。」

 女将さん       「彼女のお母さんと知り合いでして、ポスターにサインをもらったんですよ。」

 こうすけ        「ほぉ。ではこの店で飲んでいると、のんさんが来はるかもしれませんなぁ。」


 面白い話を聴かせてもらい、お銚子が2本、いや3本ほど転がったところで店をあとにします。駅前商店街の街灯はお月様のように輝きます。そんなに夜が遅い訳でもないのですが、街はすっかり眠りに入ったかのように静かです。駅舎の中の駅員さんが改札の支度をし、背広を来た男性が一人ホームに入っていきます。まもなく姫路ゆきの上り列車が発車するようです。

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             駅前商店街の夜更けは早い。


 


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kousuke0217 at 11:01コメント(0) |  

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