2020年01月21日

712号系統 寺前駅 ゆき

712号系統 高原バス 寺前駅 ゆき

132日目
13:50 峰山高原
14:10 砥峰高原                        900円


 暁晴山(ぎょうせいざん)は標高1077メートル、その頂からは360度のパノラマが広がり山なみがはるか彼方につながっていきます。この景色を見ると坂道を登ってきた苦労も報われるというものです。

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          暁晴山からは360度の大パノラマ。



 下りは楽々リフト利用(片道料金400円)です。

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              下りはリフトを利用します。



 眼下には峰山高原の森が広がり、さわやかな高原の風を満喫しながらの空中散歩です。

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                 心地よい空中散歩。



 リフトを降りてホテルリラクシア近くの森の中を散策します。落ち葉が絨毯となったこの森はリラクシアの森という名で、遊歩道が整備されています。森の中には小川が流れ、木々の間から差し込んだ日の光で水がキラキラと輝きます。

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             リラクシアの森を散策します。

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          木々の間から日の光が差し込みます。



 「ノルウェイの森」という村上春樹の小説を原作とした同名の映画が平成22年(2010年)に公開されましたが、その撮影地としてこの森が使われたそうです。


 こうすけ         「ということはノルウェイの森とはこんな感じなのか。」

 山の神様        「『ノルウェイの森』という題名だけどノルウェイが舞台ではなかったと思う。」

 こうすけ         「なんや、せっかくノルウェイに来た気分になっていたのに。それはそうと映画観たの?」

 山の神様        「映画は観てないけど小説は読んだ。でもよく分からなかったし、内容もすっかり忘れてしまったわ。」

 こうすけ         「ノーベル文学賞で毎年名前が出て、熱心なファンも多いみたいだけど、村上春樹の作品を読んでみようとは思わんなぁ。好きとか嫌いでなくて、他に読みたいというか読まねばならん本が山ほどあるのよ。」


 撮影地と書かれた場所まで進み、カメラやらマイクを構えた撮影班が陣取り、俳優さんが真剣な顔で演技をしていたのかと見てもいない映画のことを想像します。

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            映画「ノルウェイの森」の撮影地。



 健康的な森林浴を終えて昼食をとるためホテルリラクシアに向かいます。ホテルリラクシアは峰山高原のリゾートの中心的存在で、テニスコートやキャンプ場といった設備があります。冬期はスキーも愉しむことができ、年間を通して主に京阪神からのリゾート客が訪れます。

 さて、昼食ですがホテルのレストランを利用します。普段のこうすけさんならおうどん屋さんかラーメン店などを探し、洋食のレストランなどほぼほぼ選ぶことがなく、そのことでいつも山の神様やお福路様にブツブツ小言を言われるのですが、今回ばかりは他に選択肢がないのでハイカラなレストランでお食事です。


 山の神様         「たまにはこういう雰囲気のレストランで洋食もいいですね。」

 お福路様         「そうねぇ。いつもおうどんとかラーメンですものね。」

 こうすけ          「、、、、、、、、、、、。」


 どうもこういうハイカラさに緊張してしまうこうすけさん、大きなガラス窓から中庭を眺めて心を落ち着かせます。

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              峰山高原ホテルリラクシア。

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            ホテルリラクシアのレストラン。

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          きれいに手入れされたホテルの中庭。



 このこうすけさんにとっては場違いなレストランでの食事ですが、お福路様はキーマカレー(1000円也)、山の神様はデミグラスソースのハンバーグランチ(1500円也)、私めはおろしポン酢のハンバーグランチ(1500円也)、バスの旅ですので当然のようにビール(850円也)も注文します。


 こうすけ         「デミグラスとドミグラスとはどう違うの?」
 
 山の神様        「さぁ?」

 こうすけ         「どうせ冷凍チンのハンバーグちゃうか。」


 そんな失礼な発言をこうすけさんは謝罪しなければいけません。ハンバーグは手間のかかった逸品で大変美味。ビールを飲んでややご機嫌になった結果、


 こうすけ         「たまにはこんな洋食もええなぁ。」

 山の神様・お福路様 「、、、、、、、、、、。」

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        ホテルリラクシアのハンバーグランチ、美味!



 食事の後はフロントへ向かいます。


 山の神様        「何をしに行くの?」

 こうすけ         「予約していた高原バス(711号系統参照)の切符を買いに行くねん。」

 お福路様        「復路だけ高原バスに乗車するのね。」

 こうすけ         「そう。復路の1便に乗って途中『砥峰高原』で降りる予定です。」


 復路の1便はホテルリラクシア前より13:50発です。

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               高原バスの片道乗車券。

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        ホテルリラクシア前より高原バスは出発します。



 乗車券を呈示してバスに乗り込んだのは私達3人組の他に、おそらく夫婦であろう二人のみです。バスは三叉路に至り、711号系統で登ってきた道ではなく大河内高原ラインに入り「砥峰高原」を目指します。

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        三叉路を左に曲がって大河内高原ラインへ。



 大河内高原ラインは舗装されているとはいえ、このバスがやっと一台通れるほどの狭い道が続き、対向車にヒヤヒヤしながらバスは進みます。とはいえ運転手さんのハンドルさばきは見事で、道を熟知しているゆえにすばやく離合場所を見つけては彼我の運行を円滑にしています。

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         このバスがやっと一台通れるほどの狭い道。



 等高線に沿うように道は続き、右に大きく山々を展望しながら谷の地形を回り込みます。峰山高原を発したこの谷を流れる川の水は一部人工的に取水され太田ダムにより堰き止められた上部調整池に流れ込みます。一方、砥峰高原を発した川の水は長谷ダムで堰き止めた下部調整池に流れ込みます。この二つの池の標高差394.7メートルを利用して揚水式水力発電(注1)を行っているのが関西電力大河内発電所であります。

 そういうことを説明してあげようと思うのですが、山の神様もお福路様もお腹がいっぱいになったためか車内で熟睡しておられます。

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           等高線に沿って谷を回り込みます。



 夜鷹山の西を過ぎると峰山高原と砥峰高原との水の別れ、すなわち上部調整池に流れるか下部調整池に流れるかの別れです。されど大河内発電所は揚水式水力発電ですから、別れた水もやがては一緒になるのでしょう。

 大河内高原ラインで峰山高原、砥峰高原をマイカーでドライブする人は多く、対向車は次々とやってきます。それでも前述のようにバスの運転手さんの腕はたしか。安心してバスに乗っていることができます。

 そんなハンドルさばきに関心していると「砥峰高原」バス停に到着です。ここで私達は下車するのですが、入れ替りにここから乗車する人の列が伸びています。その中には朝の寺前駅でお見かけした顔(711号系統参照)が多くあります。みなさんはおそらく往路の高原バスで「峰山高原」まで行き「砥峰高原」までハイキングをしてこられたものと思料いたします。みなさんからすれば、朝の高原バスに乗車しなかった私達3人組がどうしてこの高原バスの復路便に乗車しているのか不思議に思っているやもしれません。寺前駅で別れた顔もこの場で再び会うことになるのですから、それは上部調整池、下部調整池の水みたいなものだと連想しているのはおそらく私だけでしょう。

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            首尾よく離合場所が見つかりました。



(注1)揚水式水力発電
上部調整池と下部調整池を設け、日中の電力需要が高い時に上部調整池から下部調整池に水を落とし発電し、夜間や休日などに他の発電所の余剰電力を利用して下部調整池から上部調整池に水を汲み揚げて次の発電に備える水力発電の方式。




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kousuke0217 at 01:13コメント(2) |  

コメント一欄

1. Posted by しげたか   2020年01月27日 10:51
5 上手く行楽地を絡めてプランニングされているのを拝読し、感服しました。私が遠くへ遠くへ行こうとしているのに対して、こうすけさんのバス旅は回遊型で行楽地を通り抜けるコースづくりが楽しそうです。
2. Posted by kousuke   2020年01月27日 22:12
しげたかさん、いつもコメントいただきありがとうございます。

たまたますすきの見頃にあたったのでコースに組み込みました。近畿にもまだまだ知らない場所があるなと感じました。

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