2020年02月08日

715号系統 生野駅西口 ゆき

715号系統 神河町コミュニティバス 生野駅西口 ゆき

133日目
10:08 神崎総合病院
10:34 生野駅西口                    230円(400円)


 「神崎総合病院」からは北へ向かうことにします。バスロータリーに滑り込んできた「生野駅西口」ゆきのバスに乗車します。本日の出発地である寺前駅から生野駅なら普通は播但線利用でしょうが、わざわざ「神崎総合病院」でバスを乗り継ぐところがこの旅の普通でない所以であります。

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           「神崎総合病院」から北へ向かいます。



 神河町コミュニティバスを運行している神姫グリーンバスの粟賀営業所を経由して、バスは国道312号線を北へ北へと駆けていきます。左手には有料道路である播但連絡道路が山の裾に走っています。神河町の南では市川の流れに沿ってJR播但線、播但連絡道路、国道312号線が並んでおりましたが、このあたりでは市川の流れと播但線の線路は左手の山の向こうです。

 かつては生野鉱山寮馬車道というのが生野銀山と姫路の飾磨港を結んでおりました。国道312号線沿いには日本の高速道路の祖先とでもいうべき馬車道の遺構があるそうで、時折あの土地の形状はかつての馬車道の跡だなと思わせる景色が車窓に現れます。輸送の主役は播但鉄道(現在の播但線)、やがて国道312号線、播但連絡道路に代わっていくのですが、馬車が忙しく走り抜けた風景に郷愁的な思いが巡らされるものです。

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           バスは北へ北へと駆けていきます。



 バスは「ヨーデルの森」バス停に立ち寄りここで時間調整のためかしばらく停車します。ヨーデルの森というのは神河町立の農業公園で、動物や植物とふれあうことができたり、工作やバーベキューなどもできる体験型の施設です。バス停は広い駐車場の中でも入場門の近くにあり至極便利なのですが、バスに乗ってここに来る人は皆無であろうことは容易に想像できます。京阪神からならば国道312号線に播但連絡道路を利用してマイカーでやって来るのが普通なのでしょう。

 「ヨーデルの森」で乗降客もなくただ休憩しただけでバスは生野峠に挑みます。生野峠は播州国と但馬国の境、登坂車線に入り後続車に道を譲りながら猛々しくエンジン音を轟かせたバスは坂道を登ります。やがて登り坂の終わりが前面に見えて標高361メートルの生野峠です。ここでバスは播州国から但馬国に、今風に言えば神崎郡神河町から朝来市に入ることになります。

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              生野峠を越えて但馬国へ。



 峠を越えれば当然下り道が続き、バスは朝来市生野町の市街地に向かいます。左手には生野峠を避けて西に迂回した市川と播但線の線路が見えてきます。やがてその市川と播但線の上を跨いで「生野駅西口」のバスロータリーに到着です。「神崎総合病院」からの運賃は400円ですが、本日最初のバスで購入した神河町内1日バスポート(714号系統参照)のおかげで生野峠の南にある神河町内の「生野峠」バス停までの町内の運賃は免除され、朝来市に入って以降の230円のみを支払います。

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             JR播但線生野駅に到着です。



 さて、ここから先ではありますが、次のバスをここ「生野駅西口」から乗ることにしてオプションツアーとして播但線に揺られてみたいと思います。生野駅から北へ3駅の竹田駅までの切符を購入します(330円也)。


 山の神様        「どこへ行くの?」

 こうすけ         「竹田城跡へ行ってみようか。」

 山の神様        「行ったことあるの?」

 こうすけ         「はじめて。」


 生野駅は北の和田山方面に急勾配区間があります。和田山方面からの列車が生野駅構内にて左側(東)に分岐する為には急勾配区間の途中で減速する必要があります。かつての蒸気機関車ではそれが非常に困難だったために分岐することなく直線的に右側(西)の線路に入線しました。現在でもその名残で生野駅は全国的にも珍しい右側通行の駅となっています。

 生野駅で上下列車がすれ違うダイヤ設定のようで、北からの上り列車が西側のホームに、南側から下り列車が東側のホームに入ります。なかなか違和感のある光景でありますが、国鉄の香りを色濃く残すキハ40系気動車が並ぶ懐かしい光景でもあります。11:03発の和田山ゆきの列車に乗車します。

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         右側通行の生野駅にキハ40系が並びます。



 車内の雰囲気も懐かしい限り、ボックスシートも扇風機も国鉄の香りが漂います。なんだか旅をしているなぁと気分が高揚しますが、列車に揺られるのも約20分。11:23に竹田駅に到着です。

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            国鉄の香り漂うボックスシート。

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              国鉄の香り漂う扇風機。

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              約20分で竹田駅に到着。



 天空の城や日本のマチュピチュとも呼ばれ最近人気の竹田城跡。その最寄駅ということで特急はまかぜの一部も停車するようになった竹田駅ではありますが、ヨーデルの森同様に竹田城跡への観光客の多くはマイカー利用のようで、駅前はひっそりとしております。

 駅裏から竹田城跡までの直登する登山道があるようですが、山の神様は断固拒否。天空バスという手段もあるようですが、本数が少なく時間が合いません。実は12:57発の上り列車で生野駅に戻りたいのです。1時間半の間に駅から竹田城跡行って帰ってくるとなるとタクシー利用しかありません。

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       駅裏から直登する登山口があるのですが、、、、、

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             竹田城跡周辺の案内図。



 タクシーの運転手    「竹田城はそもそも虎臥城と呼ばれておりましてなぁ。虎が臥したように見えるからですわ。」


 そう言っていろいろ案内していただくのですが、絵葉書で見るような雲海に浮かぶ臥した虎を見ようと思えば円山川対岸の立雲峡に行く必要があり、時間がなんせ限られているので割愛せざるを得ません。虎の背中に乗ることだけを目指してタクシーはスピードをあげます。

 途中に山城の郷という道の駅のような場所を経由します。ここには大きな駐車場があり、マイカーや観光バスの場合はここまでしか通行が許されていません。ということはマイカー利用やバスツアーの場合は山城の郷から歩くことになります。タクシーは許可車両ですので、マイカー利用の観光客が1.4キロ、徒歩にして約20分の道を歩いているのを横目に涼しい顔して山中を進みます。

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        山城の郷より先もタクシーなら進入可能です。



 タクシーは天空バスの「竹田城跡」バス停で停まります。ここからはタクシー利用の人も天空バス利用の人も歩かねばならぬそうです。竹田駅からの料金は1570円。


 タクシーの運転手       「12:57発の列車に乗られるんでしたら余裕みて12:20にはここに迎えに来ますんで。12:30くらいには戻ってきてくださいね。」

 こうすけ             「おおきに。」


 ここからは竹田城跡までは1キロ弱、やや急な上り坂になるので約20分ほどかかるようです。竹田城跡へ向けていざ出発!!

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            ここから竹田城跡までは1キロ弱。



 わずかな距離の上り坂ですが、山の神様は不平タラタラ。


 山の神様       「もっとゆっくり歩きましょうよ。」

 こうすけ        「お城に行って12:30までには戻らなあかんねんで。あと50分もないで。」

 山の神様       「なんでそんな強行軍なのよ。」

 こうすけ        「だって12:57の列車で生野まで戻らなあかんねんもん。」

 山の神様       「なんでそんな旅のスケジュールなのよ。もっとゆっくりした旅がいいわ。」

 こうすけ        「だって路線バスの旅やもん。」


 途中眺望のいい場所があり上り坂の疲れも吹き飛びます。眼下に円山川に沿った竹田の町が箱庭のように広がります。駅裏からの直登の山道を登っていれば間違いなく時間がオーバーしていただろうなとこの景色を見て確信します。

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            眼下に円山川と竹田の町並み。



 急いで歩いたので15分弱で目の前に石垣がそびえます。あれは虎の足でしょうか、それとも肩でしょうか、大きな虎が臥しております。起こさぬようと静かにしておくべきでしょうが、はじめての竹田城跡にドキドキワクワク感が湧いてきて胸は高鳴ります。

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         目の前に竹田城跡の石垣が見えてきます。




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kousuke0217 at 09:36コメント(2) |  

コメント一欄

1. Posted by pio   2020年02月09日 11:56
5 こうすけさん、初めまして。ブログランキングから来ました。私も交通機関を利用しての一人ぶらり旅を楽しむ者です。竹田城跡に行きたいと思っておりましたので、大変参考になりました。ありがとうございました。
2. Posted by kousuke   2020年02月11日 08:16
pioさん、はじめまして。コメントいただきありがとうございます。

竹田城跡へは時間が限られていたのでタクシーを利用しました。天空バスは本数が少ないので不便ですが、時間があれば安く済むのでいいかもしれません。

pioさんも何かブログを書いておられますか?よろしければご紹介くださいませ。

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