上荒田日記

鹿児島市上荒田在住の年金生活者です。

T514 古事記輪読会始める

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今日午後、
古事記の輪読会を行いました。

使用したテキストは、
由良弥生のものです。

現代語訳が読みやすいです。

参加者は、6名でした。

・古事記を取り上げた動機
・古事記に関するメンバーの感想
を経て
今日は、
はじめに p3-6

1 イザナキとイザナミの誕生 p20-28
を読みました。

今後も、月1回のペースで本書を音読しつつ、
自由に話し合います。

今日のところでは、
男女の役割に関する古事記に示された考えの
現代的な意義を話し合いました。

次回の日時などは
今回のメンバーを中心にFacebookでイベントがたてられます。

T513 古事記を読む

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古事記に関して読書中です。

42日、宮崎県の西都原古墳群を見学しました。

417日、東京で行われる読書会のテキストは佐藤優の「日本国家の神髄」です。

 

以下、手元にある7冊を紹介します。

これらを並行して読んでいます。

読み始めたばかりのものもあり、以前読み終えたものをもう一度読み直しているものもあります。

 

1 岩波新書のテキスト。1963年。最近、角川ソフィア文庫から出ている。2009年。

2 古事記は込み入っているので、全体を概観することが重要です。

3 外国人による研究の古典的なもの。チェンバレンのもの、初版は1882年。

このTuttle版は、1982年。

4 佐藤優「日本国家の神髄」(扶桑社新書、2015)は、旧文部省「国体の本義」(1937)を解説しています。

5 「神話となった日向の巨大古墳」は、考古学的な解説と神話の考察が統合化している。

6 中村明蔵の2019年版(旧版は2001年)です。第9章日向神話とハヤト

7 丸山真男の講義録。1956年の講義が2017年にまとめられた。

 第1章に「神国思想の端初的形態」が書かれている。p29-67


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T512 78歳を迎えて

今日、47日で満78歳です。

この機会に心身の現状を総括して、残された時間の使い方についてメモしておきます。

 

【心身の現状】

3月に受診した健康診査の結果から、現状では特に身体的な問題はない。

自覚症状として違和感のある部分はない。しいて言えば、夜間の頻尿、耳が遠くなったことがあるが、これは典型的な「老化」であって、生活の中で慣れる。

現在は、いかなる組織にも属していないので、精神的には自由である。

 

【今後の方針】

食事を中心として工夫してきた現在の健康維持方針を続ける。

様々な会合・イベントへの参加は限定的でよい。

Facebookへの参加などネットへの関与は最低にとどめる。

 

【テーマの収斂】

中世における大隅半島の対外関係。

肝付氏の興亡。

種子島・大隅半島・日向を核として、奄美・沖縄・中国と、関西への交易の経路の中に位置していた時代の検証。必要な限りで、古代と近世にも及ぶ。

方法として、

・村井章介による研究をフォローする。

・稲村公望による黒潮文明論の肉付けと体系化

 

【個別の参加グループ・活動】

1 西郷隆盛を英語で読む  隔週

2 尊風ゼミ 社会人による自主的ゼミの試み 毎月

3 社会保障輪読会 毎月

4 高山歴史研究会(肝付町) 隔月


T511 西都原の春(写真)

4月2日、宮崎県西都原公園へ行きました。
満開の桜、菜の花、古墳群。
6枚をアップしています。

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T510 大隅半島の桜は満開(写真)

昨日4月4日、大隅半島の桜を見に行った。

6葉を撮った場所を順にメモします。

1 大隅湖(県農村研修センター)
2 高山川(二階堂住宅前付近)
3 獅子目(鹿屋市)
4 吾平山稜(入り口付近)
5 大崎の道の駅
6 弥五郎の道の駅

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T509 中世史研究:村井章介の著作から

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村井章介の著作を読んでいます。
左から6冊、順に概要を紹介します。
村井は、長く東大で中世史を講じ、現在立正大学教授。

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「中世史研究の旅路」(校倉書房、2014)は、東大退官後に編まれたエッセイ集。
冒頭に研究史。以下、文献・先学など折に触れた小文を収める。書評や弔辞なども含まれています。
p175「種子島だより」については、3月10日種子島で行われた講演で触れられた。
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「日本中世の異文化接触」(東大出版会、2013)は、東大時代に書かれた研究論文を収める。

序章「異文化交流と相互認識」を読んだ。じっくり読みます。
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「東アジアの中の建長寺」(勉誠出版、2014)は、編集。
村井は、序言と冒頭の1節「蘭渓道隆の渡日をめぐる人脈」を書いています。本書のことは、肝付町で道隆寺跡を管理する福谷平氏から教わった。
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「分裂する王権と社会」(中央公論新社、2003)は、講座「日本の中世」の第10巻です。
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「中世倭人伝」(岩波新書、1993)
朝鮮の文献から当時の東アジアと日本を読み解きます。「中世は案外現代に近い」と著者は言います。

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「世界史の中の戦国日本」
(ちくま学芸文庫、2012)は、啓蒙的な本ですが、画像も豊富で読みやすいです。本書は、この6冊の中で最初に読みました。中世を研究する著者の現代的な関心に惹かれます。


























T508 守りたい人がいるのなら

♬「守りたい人がいるのなら

  信じなさい あなたの言葉」♬

で始まる「ちむぐくる」(沖縄ことばで「真心」)が

昨夜鹿児島郊外の妙行寺で最後に唄った歌の出だしです。

 

沖縄で起きた若い友人の自殺事件に関して、仲間たちが

「一言掛けてやればよかった・・」というのを聞いて作詞したという。

 

他に母親への感謝を歌ったもの

沖縄の美しさを歌ったもの

など1時間半ぐらい、普段は読経の響く御堂に

音量豊かな声が響いた。

 

私自身は、音痴でカラオケなどでも聞く係ですが、

昨夜は「お寺でライブ?!」という点にも関心があって参加したのです。

 

平成の31年が終わりそうになって、人々はこの時代を振り返っていますが、

戦争もなく豊かさが目立つ半面、国の将来への不安や社会の荒廃を感ずる人も多い。

 

さて、一夜明けて、

私は近所にある喫茶店で、今日からオープンするという

「竹炭作品展」見に行きました。

竹自体のもつ健康効果もありますが、これを焼いた上に絵付けをするというアイデアです。

作者の中島のぞみさんは、かなりの時間を経てこのように個展を開くようになったという。

絵の中には、西郷遺訓から採られた有名な「敬天愛人」や鹿児島おはら節なども描かれています。

 

健康効果、希少性などから将来中国の各家庭でブームになる事すら予想されます。

中島さんはあくまでも謙虚ですが、若い時、金沢で伝統産業の振興などを担当した際の文字通り門前の小僧の美意識からこの竹炭絵というものの潜在的な魅力を感じたのです。

 

この2つのイベントに参加して、

「平成の後」の時代は、

・子育てを終えた世代の女性

・大都市から離れた地域に住む

人々の中から大きな転換の兆しが来るように感じた。

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T507 50年の社会生活の決算

この4月で78歳になります。

20155月、千葉の母を亡くし(99歳)、

201712月、鹿児島の義母を亡くした。996カ月でした。

 

私達には子供がいないので社会に残したことは限られますが、

親が亡くなり、自分の人生に残された時間が少ないことを思います。

 

私は母と気質が似ているので、もう20年は生きると皮算用をとる自分もいますが、父が胃がんで亡くなったのは80歳で、78歳頃に発病したことを思うとすでに最終コーナーは近いとも思います。

 

人生は計算通りにはいきませんから、しいて50年の社会生活をまとめる意味も少ないのですが、村井章介「中世史研究の旅路」(校倉書房、2014)を読み先生の一貫した研究人生を知ると、大学に30年籍をおきましたが、とうてい研究生活を送ったとは言えません。

 

30年の間、時間とエネルギーを割いたのは、大学・大学院での講義や演習です。

これを科目的に次の3分野に分けられる。それぞれ、先立つ20年の実務経験と符合・連動しています。

 

【国際社会福祉論】

大学院の博士課程で担当した科目。内容は、「社会福祉の国際比較」ですが、目標としては「社会政策の視点から日本が国際的な貢献をできること」でした。この後者は、殆どできなかった。北海道で「国際福祉論」(学部)を講義した時は、この側面にも触れました。

この科目は、ドイツに3年間住み、ドイツの社会政策をフォローしたことに起因している。

 

【高齢者福祉論】

大学院の修士課程や学部の事業、専門学校での非常勤など、コマ数的には一番多い。

旧厚生省の「老人福祉課長」を担当した実務を下敷きにしています。全国の介護実務者と最初はネットで、次いでオフ会を介して交流できたことは意義あることでした。

 

【社会福祉概論】

鹿児島で一年生に9年間講じました(前後期。3年間は非常勤)。金沢では、「社会保障論」を3年次に講じている(前後期)。これは、旧厚生省時代に大臣官房で係長・課長補佐・室長と勤務した時の経験が活かされた。


T506 春の「木市」始まる

今日315日から

鹿児島市内甲突川沿いの公園で春の「木市」が始まりました。

(5月6日まで) 

写真6枚でお伝えします。


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T505 初めての種子島

310日、種子島で行われたシンポジウムを聞きに行った。帰りは鹿児島に戻る船便が無く1泊しました。

 

鹿児島に越して13年経ちますが、種子島は今度が初めてでした。

奄美へは最初の頃に2度続けて行きました。

 

昨日11日は、快晴でタクシーを使って最南端まで往復しました。

以下、6枚の写真でメモします。

 

1 初めて高速船トッピーに乗りました。この黄色い船です。鹿児島の南ふ頭から西之表市の港まで95分です。

2 10日の夜、ホテルの近所の「銀次郎」で夕食をとった。魚やエビなど海産物が美味しい。

3 南種子町の「赤米館」で、日本へ最初のコメが南方から入った様子を知る。

4 赤米館から森へ入ると、宝満神社があります。

5 日本一というソテツです。

6 赤米館で郷土誌を購入。1987年刊行、2500円でした。

 

島の北の方や東海岸へ行く時間は無かった。西之表市内へはまた機会がありそうに思って歩かなかった。次の機会には、北部の浦田神社、東海岸の広田遺跡、それに西之表市内の鉄砲館などを見たいです。


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