先日、夫とお気に入りの鰻屋に行って食事をしたときのこと。
私はいつものように鰻丼の小、夫もいつものように菊姫(日本酒)と串焼きセット。
夫の串焼きセットは、川魚の塩焼きや焼き鳥などと共に、ししとうの串焼きがくる。
いつ行っても、ほとんど変わらない内容。

ところが。
話しながら食べていた夫の表情がいきなり固まり、言葉につまった。
どーしたのかと思い、見ていたら、凄い声で、

「かっ....らーーーい!」

と叫んでのけぞり、目を白黒させておる!

ししとうが、辛かったのだ。

その後、辛さが後を引き、何を食べても飲んでも、つらそう。
うちは二人とも、辛いものはダメなのだ。
夫は若い男性店員に、
「このししとう、辛いねえ」
などと、涙目で愚痴っていた。

その様子に、デジャブを感じ、思い出したのが、このブログに書いた、「辛くないっておっしゃったじゃねえか!」の記事。

思わず、10年くらい前のその記事を見てみたら、私がししとうのパスタを頼み、注文時に店員に、ししとうは辛くないか確認したのに、死ぬほど辛かったことが涙ながらに書いてあった。
最後は、怒り心頭で、「もう金輪際、ししとうは食わんぞ!」との捨てゼリフで締めくくっておった。
今回は、夫が、同じ体験をしたわけである。
まあ、夫の場合は、鰻専門店なのに、鰻を食べないから、バチが当たったのだと思うがな。
結論は、「ししとうは、辛いこともあるから、油断するな」ということである。


さて、話は変わるが、私の髪型は、ショートカットである。
最近は、耳を出すのがマイブーム。

ところが。

例により、私は電車に乗っている時間が長い。

今のこの季節は、大抵、冷房がかかっている。
それが、座席に座ると、冷たい風が、ジャストミートな感じで耳に当たるのだ。
スカーフなど巻いても、耳は守れない。
以前は、ショートでも、耳は髪に隠れていたので、防寒になっていたらしい。

あまりの風の冷たさに、気がつくと、両手で両耳を覆っていた。
まるで、ムンクの「叫び」。
または、なんか、幻聴が聞こえる人みたい。
周囲には、不穏な空気が漂う。
だがな、冷えを防ぐためなら、周りの乗客に不審に思われようが、後ろ指を指されようがどーでもいいわい。
が、やはり長丁場である。腕が疲れてしまい、いつしか、うっかり腕を下ろしてしまった。
すると、途端に風邪をひいたのである!
まるで耳なし芳一ではないか!
恐ろしいことである。


男性や、ショートカットの皆様、耳から入る霊気、じゃなかった冷気には気をつけるように。