
蜘蛛は、どちらかというと嫌われる存在です。しかし、蜘蛛は、人間に害を与えるどころか、逆に人間に害を与える生き物を食べてくれるのです。蜘蛛には、毒があります。しかし、在来種では、人間に大きなダメージを与えられるほどの毒は持ってはいません。外来種でも有名な「タランチュラ」などの大型種の毒蜘蛛の毒には、「アナフィラキシーショック」を起こすことがありますので、注意が必要です。
そんな蜘蛛が生活の一部としている、蜘蛛の糸は、鉄の糸の4倍以上の強さがあり、ナイロンの2倍以上のしなやかさがあります。その蜘蛛の糸で、蜘蛛の巣を作り、獲物を捕獲しています。蜘蛛は、肉食系であり、蜘蛛の巣にかかった獲物は、何でも食すると言われています。
蜘蛛は、インドシナ半島、ミャンマーから中国南部の地域では、食用としているようです。私達には、まったく考えられないことですが、もし、食べるものがなくなった時には、蜘蛛を食べなければならない日もあるかもしれません。
そして、蜘蛛に関連することなのですが、現在は「クモ恐怖症(アラクノフォビア)」という症状を起こす人がいます。単純に言えば、蜘蛛に対する恐怖感なのですが、そのクモ恐怖症の方の異常行動は、普通では考えられないようなことを起こすことが多いようです。あなたの周りに、クモを見ただけで、悲鳴をあげる人はいませんでしたか?