【中和器を知る・・・の巻】リフォームをするなら福島の光和設備工業所
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光和設備工業所の宍戸です。
先日、『急に給湯器エラー表示290でお湯が出なくなったのー』とS様から連絡を受けました。
エラーの内容は「中和器の詰まり」というもの。
早速ノーリツサービスさんに対応していただきました。(機器本体の不具合はメーカー修理)
給湯器の中を確認してみると・・・。
↑〇が中和器の場所です。
外してみました
中に入っている「炭酸カルシウム」がこんなに汚れていました
そもそも、『中和器』って何???
高効率のガス給湯器(エコジョーズやエコフィール)は、高温の排ガスを再度給湯器に取り込み、その排ガスを再利用して効率よく水をお湯に変えているんです。
その際、ドレンと呼ばれる酸性水が発生してしまうので、それを中和させてから機器外に排水させるために、高効率給湯器には「中和器」が搭載されているのです。
中和器は使用していると徐々に汚れていくので、使用時間に比例して効果も薄れていきます。
中和器の交換は平均して7年前後だとか。
S様の給湯器も入替工事から約7年経っていたので、汚れによってドレンが正常に排水されずエラー表示になってしまったのですね。
中和器交換の時期だった・・・という訳です。
そして、
↑この真っ白な「炭酸カルシウム」入りの中和器に交換しました。
試運転も行い、修理完了!!
後は問題なく今まで通り使えるようになりました。
が・・・、寒冷地に住む私たちはもう一つ注意することがあります!!
これから迎える冬季の間に大寒波が来てドレン配管が凍結してしまうと、中和器が汚れて詰まってしまうのと似たような状況になり、同じエラー表示で不具合を起こしてしまいます。
事前にドレン配管に保温をするなどの凍結予防処置をするか、凍結してしまった時は気温が上がって徐々に解けていくのを待つことにしましょう!!
経年劣化による事故の発生の恐れもあるため、盲目的に修理するのではなく今後も立て続けに不具合が発生するであろう事も加味しながら、給湯器自体の交換時期を検討することをお勧めします。
リフォーム工事のご用命は、
(株)光和設備工業所 リモデル事業部まで