2010年05月09日

2010年5月9日(日) クロストレーニングセミナー

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 今日は、クロストレーニングセミナーの日です。朝、早めに高田馬場に着き、「Vie de France Cafe」でコーヒーを飲みながら、久しぶりの友人にメールで連絡をしたり、本を読んだりして、30分ほど、ゆったりとした時間を過ごします。これこそ「Vie de France Cafe(フランスの生活)」だと、講道館で柔道の稽古をしているフランス人に言われました。
 9時半前に、極真増田道場に到着します。今日で31回目のセミナーになります。今日は、道場内から女性3人を含む8人、道場外から女性1人を含む4人、合計12人の方が参加してくださいました。
 まずは、道場内のランニング、サイドステップ、カリオカステップ、ブラジル体操でのウォーミングアップをします。続いて、ストレッチングをして、空手の基本稽古に移ります。突きや受けなど、上半身の基本技の稽古を20分ほど、さらに蹴りの稽古を20分ほど行います。これが、いつもながらのセミナー第一部です。この第一部も、少しずつ工夫をしていかないといけないと思っています。
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 続いて、第二部に移りますが、今日の講師は、さくら接骨院の木田実先生にお願いしました。もと自衛官で、シュートボクシングのリングに立たれたこともある格闘家です。それと同時に、ストリートダンサーでもあります。その関係でのお知り合いも多く、EXILE直轄の演劇部門、「劇団EXILE」のコンディショニングのサポートもされていらっしゃいます。
 木田先生によると、ストリートダンスの基本的な所作は、格闘技や武道以外のスポーツでも役に立つことが多いとのことでした。
 「リズムに合わせて規則的な動きをすることによって、リラックスしやすくなる」、「リラックスを得たら、柔らかい動き、変則的な動きにも進んでいく」、「頭、胸、腰など、身体各部をさまざまな方向に動かしながらも、全体の統一感を得る」といったことが、今日の課題だとのことでした。
 私も、ダンスなんて、阿波踊り以外は、ほとんど経験もないので、言葉からして理解不能でした。たとえば「グルーヴ感」という言葉、これは同じ前後の移動にしても、パッと前に移動して静止し、パッと後ろに移動するような場合と、前に移動してから途切れずに後ろに移動するような場合とがあります。音楽で言うと、「スタッカート」と「スラー」でしたっけ・・・、その違いで、武道の緩急にも通じるとのことでした。
 門外漢の私の記憶に頼ると、間違いがありそうです。以下は、木田先生のレジュメを、そのまま使わせていただき、解説を加えていきます。
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課題
1.ボディリズム
2.アイソレーション
3.ステップ
4.総合動作
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<リズム体操>
曲:keep on movin’
1.首:後ろ、前、横(1〜8カウントで1方向)、回す(1〜8カウントで1回転)
2.体幹の左右の伸び(片側1〜8カウント)
3.体幹の左右のひねり(片側1〜8カウント)
 
<ボディリズム>
曲:Hot Pants〜Play That Funky Music
アップとダウン。身体をつなげる。全身の協調性。
(アップでは、動きの要所で股関節を伸展し、ダウンでは、股関節を屈曲します:小山註)
1.スクワット:ダウン
まずは膝を柔らかく保つことを意識して、その場でのステップ、ダウン。
2.前後左右斜めステップ
 2カウント、1カウントで。
3.アップ&ダウン:その場ステップ。片足1カウント、2カウント、4カウント。
・ブランニューショルダー(ダウン。1カウント、2カウント)
・ショルダーアップ(アップ)
・イン&アウト(アップ)
・ロジャーラビット
・ペンギン(アップ&ダウン)
 
<アイソレーション>
(「孤立化」、「分離」、「隔離」といった意味の英語ですが、ダンスの場合は、ある特定の身体の部位だけを動かすといった意味のようです:小山註)
 体全体が器用に、しかも力みなく動くのを目標とします。
曲:She’s Bad Mama Jama & Flash Light
・首:前、横、左右回す(始めは首だけ、次に膝のダウン&アップを使って)
★ポイント:首は横方向へはシフトさせづらいが、視線で誘導するとやりやすい
・肩:上下、前後、上回り、下回り(片方ずつ、左右同時、互い違いに)
・腰:左右、前後、右回り、左回り
・膝:内回り、外回り(左右同時、互い違い、クローズスタンスでも同様に)
(膝は今回、行なわず:小山註)
・左右とセンター、あるいは前後とセンターへのステップを入れて、首、肩、腰で、2カウントずつ繰り返す
 
<ステップ(総合動作)>
曲:Supremes
1.サイドステップ(スケーター&ウォーターゲート)
・頭が先導
・胸が先導
・腰が先導
 アイソレーションの応用。ボディリズムをより細かく、全体の踊りでグルーヴ感が断然違い、格闘技における、さまざまな変則的な動きに効果的だとのことです。
 
曲:Lady Marmalade〜He’s The Greatest Dancer〜Shake Your Groove Things
・フロントウォークで4カウント目に斜め前ステップ、バックウォークで4カウント目に斜め後ろステップ
・クロスステップ(ポップコーン)
 片方の足を、軸足と交差して、後方に引く際に、軸足は踵を中心にして爪先を外に向けます。まずはステップを意識して、次に腕での横へのパンチ(裏拳脾臓打ちなど)の動作を加えます
・ナスティ
・フリーキー
 
曲:Get to be Real
・ワーム
(頭先導のサイドステップを、さらに滑らかに、まるでイモムシのように身体をくねらせます:小山註)
・スネーク
(ワームの動きを、前後方向に行なうもので、上半身を前上方に、さらに後下方へと回転させるようにします。上半身を後下方にストンと落とした形が、空手の後屈立ちに似ています:小山註)
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 今日の練習は、非常に楽しかったです。けっこう運動量もあったと思いますが、音楽に乗せてやると、時間も疲れも忘れてしまいます。われわれ、「デスコ世代」ですから・・・(笑)。
 私にとっても、「目から鱗が落ちた」、「これで一皮剥けそう」と思うようなことがたくさんありました。もちろん、一朝一夕に、上手くなるはずはないですが、いいヒントをいただきました。
 例えば、回し蹴りの蹴り方で、私も人に指導するときに、拇趾球に体重をかけ、拇趾球を回転軸の中心として、蹴るようにと言います。これは、基本稽古で宙を蹴るような場合であったり、サンドバックを蹴ったりするような場合ですが、実際の戦いの中では、そんなに都合よく、相手がいい距離にいてくれて、こちらが万全の形で蹴らせてくれるはずはありません。相手に押し込まれたようなときに、身体の中心から遠い拇指球を中心に回るよりも、下腿の骨の直下にある、踵を中心に回った方が、早く蹴りを出すことができます。今回、教えていただいたクロスステップをすることによって、踵中心の、コンパクトな回転が、会得できそうです。
 「このやり方が正しいんだ」、「絶対だ」と押し付けるのではなく、「基本」はあくまでも基本であって、これがすべてではないと、柔軟に、そして謙虚に考えておくべきでしょう。空手の形などにも、踵中心で身体を回転させた方が、都合のいい動きがいくつかあります。
 ただダンスだけをやってきた方ではなくて、空手、シュートボクシングを経験されたダンサーだからこそ、ダンスと格闘技の動きを、常に頭の中でキャッチボールができて、今日のようなセミナーにつながったのだと思います。
 びっくりしたのは、木田先生が、こういったダンスの指導は、初めてだとのことでした。もっと、いろいろな格闘技をされる方々に、広く指導されてもいいのではないかと思いました。木田先生の可能性を広げるために、私達のネットワークが役に立てばいいなあと思いました。
tenshinranman-20100509
 いい天気です。オープンテラスで、サングリアか何かを飲みたい気分ですが、有志8人で、いつもの「点心拉満(てんしんらんまん)」に移動して、第二道場となります。
 木田先生、この日のために、選曲、CD作りなど、かなり気合を入れて、取り組んでくださったようです。感謝です。楽しいお酒になりました。
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 木田先生が、今回のセミナーの模様を、「YouTube」で見られるように、アップしてくださいました。クリックしてください。みなさんが楽しんでくださっている様子が、よく伝わってきます。ご覧になってください。



koyamaclinic at 23:15│Comments(6)TrackBack(0)トレーニング | 空手

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この記事へのコメント

1. Posted by ヨシダ@カラテ   2010年05月10日 17:48
お世話様です。
楽しげな内容ですね。参加できず、残念であります。
ひそかに、ダンスに備えてマイケル・ジャクソンの昔の映像を見ていたのですが、風邪にヤられました。
土曜の晩以降、声が出せずじまいです。
次回は体調、しっかり整えます。。。
2. Posted by 小山郁   2010年05月10日 18:25
 ヨシダ@カラテ様、コメント、ありがとうございます。
 
> 楽しげな内容ですね。参加できず、残
> 念であります。
 
 残念でしたねえ。いやあ、楽しかったですよ。
 木田先生に対する、スタンディングオベーション、鳴りやまずといった感じです。
 道場ですから、もともと、スタンディングなんですけどね・・・(笑)。
 
 お風邪を治して、また、ご参加ください。次回は、ムーンウォーク、ご披露ください。
3. Posted by キダ   2010年05月10日 21:14
小山先生

昨日は本当に有難うございました!

私自身、ダンスレッスンなど初めてでしたので非常に緊張しておりましたが、皆さんの武道家、運動愛好家ならではの底抜けの明るさに救われ、またとても元気づけられました!

仕事や家庭のストレス(?)もぶっ飛んで、久しぶりに爽快な気持ちになれました。

ところで、河合奈保子の歌、あれは
「エスカレーション」ですね。

と言う訳でアイソレーションも思いだして下さい!!!
4. Posted by タケウチ   2010年05月11日 02:36
先日はありがとうございました。

普段、練習しているアクションやサバットにも使えそうな動きが多く
とても楽しく学ばせていただきました

道に迷って、1時間も遅刻して申し訳ありません。
もう場所は覚えたので、次の機会にはきちんと行きます
是非また参加させてください。
5. Posted by 小山郁   2010年05月11日 10:52
 木田先生、コメント、ありがとうございました。
 
 「Youtube」見させていただきました。われわれの動きの硬いこと、硬いこと・・・。もっと、しなやかに動きたいですね。みなさんも、目から鱗だったと思いますよ。
 
 いえいえ、とても、初めてだとは思えませんでした。すばらしい内容だと思いました。
 「強くなるためのダンスレッスン 〜 タンサーと喧嘩しちゃタメたよ」といった内容で、先生、全国行脚ができますよ。
 
> ところで、河合奈保子の歌、あれは
> 「エスカレーション」ですね。
 
 そして、「グラデュエーション」が倉田まり子・・・あれっ?
 
 今後とも、よろしくお願いいたします。
6. Posted by 小山郁   2010年05月11日 11:00
 タケウチ様、コメント、ありがとうございました。
 
 ホームページの地図も、以前のままのようでしたし、前の道場に貼ってあった、転居先の貼紙も、もうありませんでしたね。申し訳ありません。
 増田道場事務局に代わりまして、お詫び申し上げます。
 
 次回、予定が決まりましたら、また告知いたします。ブログをときどきチェックしていてください。

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