2010年07月11日

2010年7月11日(日) .ロストレーニングセミナー

 高田馬場でクロストレーニングセミナーを開く際には、早めに高田馬場駅に着き、「Vie de France Cafe」でコーヒーを飲みながら、ゆったりとした時間を過ごすことにしています。
 今日は、朝の9時に、土佐直伝英信流居合道の先輩、樽見政人氏と待ち合わせです。居合い刀を持ってきてくださいました。模擬刀ですが、私も刀を持っており、「凶器準備集合だ」と冗談をおっしゃいます。
 樽見氏、本職は研究者ですが、中学時代から社会人5年目ぐらいまで、剣道をされていたそうです。また、3年前から居合いを始められ、現在、すでに参段です。
 本来、日曜日は、居合いの稽古日です。しかし、いつも使っている小学校の体育館が、選挙の会場になってしまい、使えないということが、先週、稽古に行ったときに分かりました。渡りに舟とは、このことです。急遽、今日のセミナー講師をお願いしました。
 セミナーについて、打ち合わせをします。剣道ではどういうトレーニングをするのか、空手家に何が足りないのか、その弱点を埋めるための適切なトレーニングは何か、そういったことを話し合います。
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 9時半少し前に、二人で、極真増田道場に向かいます。今日で32回目のセミナーになります。今日は、道場内から女性4人を含む9人、道場外から3人、合計12人の方が参加してくださいました。
 まずは、道場内のランニング、サイドステップ、カリオカステップ、ブラジル体操でのウォーミングアップをします。続いて、ストレッチングをして、空手の基本稽古に移ります。いつも、上半身の基本稽古を先にして、蹴りの稽古を後にするのですが、今日は、その順番を変えてみました。技のことを理解しつつ、自分の動きを見つめ、目の前に相手を想定して、一つ一つの技を出していくのが理想です。しかし、その集中力は長く続くものではありません。突きや受けの稽古の途中ぐらいから、集中力は散漫になってきて、蹴りの稽古に移る頃には、ただ惰性で技を出している・・・、そうならないよう、マンネリ打破も意味もこめて、今日は蹴りを先にしてみました。
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 続いて、セミナーの第二部に移ります。まずは、袴に着替えてくださった樽見氏に、真剣を使っての演武を見せていただきます。
 参加者のほとんどの方は、こんなに近くで、居合いを見たことはないとのことでした。増田道場主催の全日本大会が開かれる際に、天然理心流の居合いの演武が行なわれていましたが、彼らの多くはスタッフとして働いていて、実際の演武を見ていないのです。
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 続いて、剣道の稽古を紹介してくださいました。まず、素振りから始まります。われわれも、蹴りのブロックの練習のときに用いる、プラスチックの棒を持って、素振りを行ないました。面、小手→面を、一歩ずつ前進しながら面を4本、後退しながら面を4本、といった感じで素振りをします。
 続いて、剣道での基本稽古を紹介していただきます。いかに、相手の正中線を取るかが、剣道の基本だとおっしゃいます。二人で組になり、相手の剣を自分の正中線から外し、面を打つ、小手を打つ、これを4本ずつぐらい打ち込んで、攻守交替です。
 続いて、「後の先」の練習です。相手が面を打とうと刀を上げたところ、上げた右腕を打ちます。これも4本ずつぐらい打ち込んで、攻守交替です。
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 さらに、これも「後の先」の稽古ですが、相手が打ってきた面を上段で受けてから、抜き胴を返す練習をしました。
 最後、小手、面を打ち、打った後に身体をぶつけ、「鍔競り合い」となった状態から、離れ際に面を打つ練習です。空手の稽古にも応用できそうです。
 この他、「掛かり稽古」といって、息の続く限り、ふらふらになるまで打ち込む練習もあるそうです。これも、空手でのミット稽古で行われていることですね。
 腕立て伏せ30回、腹筋50回、背筋50回、四股30本で、今日の稽古を締めました。
 稽古の後、有志8人で、第二道場「点心拉満(てんしんらんまん)」に向かいます。剣道のこと、居合いのこと、空手のこと、いろいろな話題で、盛り上がりました。
 競技の枠を超えたこういった交流、嬉しいですね。その枠をポーンと跳び超えて、演武を披露してくださったり、素人相手に剣道の入門編をご指導くださった、樽見氏に感謝です。参加者のみなさんも、とても喜んでくださいました。主催者冥利というものです。ありがとうございました。

koyamaclinic at 23:40│Comments(2)TrackBack(0)トレーニング | 空手

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この記事へのコメント

1. Posted by 宮田直樹   2010年07月14日 19:03
 先日はありがとうございました。
 真剣を使っての演武は、なかなか拝見できるものではなく、本当に目の前で見ることができ、貴重な体験をさせていただきました。今回のクロストレーニングのためにわざわざ真剣をお持ちいただいた樽見さんに感謝致します。見ている方にも緊張感(空気が張り詰める感覚)が伝わってきました。
 剣道のレクチャーにおいて、相手に正中線を取らせないために剣先での攻防があるとの説明を受けましたが、ボクシングにおいても全く同様で、そのために絶えずフットワークで相手との位置の取り合いをします。
 格闘技にはやはり共通点が多く、クロストレーニングの意義を再認識しました。
 次回のクロストレーニングも楽しみにしております。今年は現在のところ「皆勤賞」なので、このまま年末まで続けたいと考えております。
 今後とも宜しくお願い致します。
2. Posted by 小山郁   2010年07月15日 09:51
 宮田直樹様、コメント、ありがとうございました。
 いつもは、「ヨシダ@カラテ」様が先鞭をつけてくださるのですが、今回は不参加でしたので、コメントが寂しいと思っていたところです。ありがとうございました。
 
 私が、今の居合いの流派で稽古ができているのも、宮田様が、高木様を紹介してくださったからです。お導きに感謝しております。
 
 また告知いたしますが、8月は22日(日)、9月は23日(木・祝)を予定しております。9月の講師の先生が先に決まっておりまして、柔道の小室宏二先生です。8月はサッカートレーニングの予定ですが、講師の先生を手配しているところです。
 今後とも、よろしくお願いいたします。

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