2011年01月16日

2011年1月16日(日)① クロストレーニング

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 9時半前に、高田馬場の増田道場に到着します。今日で38回目のセミナーになります。今日は、道場内から女性2人を含む7人、道場外から女性2人を含む6人、合計13人の方が参加してくださいました。
 まずは、道場内のランニング、サイドステップ、カリオカステップでのウォーミングアップをして、軽くアジリティートレーニングの紹介をします。ストレッチングをして、空手の基本稽古に移ります。
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 いつもなら、突きや受けなど、上半身の基本技の稽古を最初に、続いて蹴りの基本稽古をするところ、今日は蹴りを先にしてみました。最初の頃は集中していても、蹴りのころになると集中が途切れ、正確にやろうという気持ちがなくなってしまいます。そこで、今日は先に蹴りの稽古を20分ほど、さらに突きや受けの稽古を20分ほど行います。
「蹴りを先にやると、効きますね。ウエイトトレーニングで、大きい筋肉のトレーニングを先にやるのと同じですね」と参加者の方から言われましたが、そこまで考えたわけではありません。何となくです(笑)。
 これが私による、セミナー第一部です。
 続いての第2部では、現在、フランス人学校で体育教師をされている、シルヴィー・バッハ先生に、コーディネーション(共同運動、協調性)、スタビライゼーションといったことを中心に、日本ではまだ馴染みのないトレーニング方法を紹介していただきました。前回、私が少しだけ紹介しましたが、今日は、体育教師、プロによる本格的なご指導です。
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「trick cordination」
・右手で鼻、左手で右の耳をつまみます。次に、両手を叩き、左手で鼻、右手で左の耳をつまみます。また手を叩いて、右手で鼻、左手で右の耳に持ち替えます。これを徐々にスピードを上げていきます。これが、なかなか難しいのです。
・右手で頭を軽く叩きながら、左手をお腹の前で回します。同様に、左手で頭を軽く叩きながら、右手をお腹の前で回します。お腹の前での腕の動きを、時計回りにしたり、反時計回りにしたりします。いつの間にか、頭の上で手を回していたり、お腹をたたいていたりします。
・右手を身体の前で時計回りに回転させながら、左の足を上げて、左下肢を股関節を中心に反時計回りに回転させます。左右を変えたり、回転の方向を変えたりします。どちらか、得意な方向があるのに気付きます。
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「elephant walk」
・四つ這いの姿勢になります。右手と右足を一緒に前へ、次に左手と左足を一緒に前へ出しながら、前へ進みます。ゾウの歩き方なのだそうです。道場の後ろから前まで歩いたら、今度は後ろ向きに進みます。
「spider walk」
・四つ這いの姿勢から、右手と左足を一緒に前へ、次に左手と右足を一緒に前へ出しながら、前へ進みます。クモの歩き方なのだそうです。道場の後ろから前まで歩いたら、今度は後ろ向きに進みます。これが意外と難しいです。前向きに進んでいて、いざ後ろ向きで進もうとしたら、一瞬、動きが止まってしまいます。ゴルフで言う、「イップス」というやつでしょうか。
「side elephant walk」
・四つ這いの姿勢から、左手と左足を一緒に左方向に出し、左向きに進みます。道場の端から端まで進んだら、今度は右向きに進みます。
「side spider walk」
・四つ這いの姿勢から、左手と右足を一緒に左方向に出し、左向きに進みます。道場の端から端まで進んだら、今度は右向きに進みます。いつの間にか、「side elephant walk」になっていたりします。
「hardle exercise」
・走りながら、右足だけ腿上げ2回を繰り返します。「右(腿上げ)-左-右(腿上げ)-右(腿上げ)-左-右-左-右(腿上げ)-左-右(腿上げ)-左-右-左-右(腿上げ)-左-右(腿上げ)-右(腿上げ)-左-右-左-・・・・・・」という感じです。
・続いて、右と左を反対にして行います。
・走りながら、右の腿上げを2回、続いて左の腿上げを1回。「右(腿上げ)-左-右(腿上げ)-左(腿上げ)-右-左-右(腿上げ)-左-右(腿上げ)-左(腿上げ)-右-左-右(腿上げ)-左-右(腿上げ)-左(腿上げ)-右-左-・・・・・・」という感じです。
・続いて、右と左を反対にして行います。
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「trunk training」
 仰向けで寝ている姿勢から、右に身体を回転して、腹ばいになります。そこから腕立て伏せの姿勢になり、両腕の間から足を抜いて、仰向けの姿勢になります。もう一度右に回転して腹ばいになった後に、腕立て伏せの姿勢になって、両腕の間から足を抜きます。その繰り返しです。しばらく各自で練習した後、シルヴィー先生の号令で、右回り5回、左回り5回。
 参加者の木田実先生が、「自衛隊の訓練みたい・・・」とつぶやいておられました。
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「cordination with partner」
 二人で向かい合って立ち、両方の手を合わせます。その姿勢から、片方の人は、左足を左斜め前に踏み出します。続いて右足を右斜め後ろに踏み出します。そこから身体は右方向に倒し、左足を、柔道の「内股」の要領で後ろに蹴り出すようにします。
 蹴り出した位置からは、また左足を右足の前に戻し、次に右足を右斜め前に踏み出し、続いて左足を左斜め後ろに踏み出し、身体を左に倒しながら、右足を後ろに蹴り出します。
 もう一方の人は、相手とちょうど鏡像(mirror image)になるように動きます。
 最初の立ち姿勢から、最初は「1、2、3」で蹴り出し、次からは、「1、2、3、4」、「1、2、3、4」と続きます。
 空手だと、「内股」ではなく、「横蹴り」の動作でもいいでしょうね。
 どこかから、「『Shall we ダンス?』みたい」と声が上がりますが、そんな優雅なものではなく、やるほうは必死です(笑)。
「squat cordination」
 腕を垂らした状態で立ち、「1」で両手を両肩に、「2」で両腕を前に、「3」で両手を両肩に戻し、「4」で両腕を真上に、「5」で両肩に戻し、「6」で両腕を真横に。あとはこの繰り返しです。
 足は、まずは肩幅に開いて立ちます。「1」で両膝を曲げ、クォータースクワット程度に、軽く腰を降ろします。「2」で膝を伸ばし、まっすぐ立ちます。「3」から「6」までは、「1」と「2」の繰り返しです。
 次に、これを、上半身と下半身をシンクロして行います。
「twist cordination」
 上半身の動きは、先ほどの「squat cordination」とほぼ同じですが、「6」の後に、「7」で両手を両肩に、「8」で両腕を前にと、もう一度、腕の前方挙上動作が入ります。
 足は、まずは肩幅に開いて立ちます。「1」で両足の爪先を軸にして、踵を右横に移動させます。「2」で今度は踵を軸にして、両方歩爪先を右横に移動します。「3」と「4」は、「1」、「2」の繰り返しです。次の「5」から「8」までは、進行方向を左に変え、「1」から「4」までの繰り返しです。
 今度は、これを、上半身と下半身をシンクロして行います。
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「stabilization training with partner」
 続いて、二人組みでの、スタビライゼーションのトレーニングを行います。
 背中合わせで立ちます。背中で押し合ったまま、腰を降ろしていきます。壁にもたれての「空気椅子」を、二人組でやるかっこうです。次に、この状態のまま、横歩きで移動します。右に5歩、左に5歩程度。続いて前後に移動します。
 これを、どちらに動くか約束しないで、片方の人が主導権を持って動き、もう一方の人が、そこでバランスを崩して尻餅をつかないように、相手の動きに合わせて動きます。簡単なように見えますが、両方の大腿が、パンパンになってしまいます。
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「caterpillar」
 2つのグループに分かれます。先頭の一人が両膝をついて四つ這いの姿勢になります。次の人がその人の両足首を両手でつかみ、四つ這いになります。次々とその姿勢をとり、7人ずつの大きな「caterpillar(芋虫)」が完成します。「右、左、右、左、・・・、・・・」と号令をかけながら、道場の端に置かれた、キックミットの周りを回って、元の位置に戻ってきます。2つのグループで競争です。組換えをして、もう一度。
 次に前方向ではなく、後ろ向きに移動して、競争します。
 いやあ、楽しいセミナーでした。シルヴィー先生、ありがとうございました。
 最後、荻野聡指導員の号令で、正拳中段突き30本、金的蹴り30本で、今日の稽古を締めました。

koyamaclinic at 23:23│ トレーニング | 空手

この記事へのコメント

1. Posted by ヨシダ@カラテ   2011年01月17日 17:51
あちこちに書き散らしてすみません。(ーー;)

予告編には待ちきれず書き込んでしまいました。イロイロ、目からウロコだったもので、、、。
フランス語では、なんというのでしょうかね、目からウロコって。

ワタシのブログにも当日の様子、書いてみました。文章作法ができていないので、読みぐるしいと思いますが、↑名前にリンク張ってますので、暇つぶしにどうぞ。
2. Posted by キダ   2011年01月17日 23:15
小山先生

本当に楽しかったです!
楽しいだけでなく、かなり奥深い身体操作が必要になるエクササイズばかりでした!

今回もまたパクりまくりです!

ヨシダ@カラテ様

ブログ拝見しました!
独自の観点と表現で面白いと思います。
私のブログの方が乱文かと・・・。


3. Posted by 小山郁   2011年01月18日 16:46
 ヨシダ@カラテ様、コメント、ありがとうございます。
 ブログ、拝見しました。
 「目から鱗が落ちる」、各国に、いろいろな表現がありそうですね。今度、聞いてみます。
4. Posted by 小山郁   2011年01月18日 16:51
 キダ先生、コメント、ありがとうございます。
 私が紹介したもの、どんどん、パクっていただいて結構です。私も、あちこちからパクってますから・・・(笑)。
 先生のブログも拝見しました。
 「武道空手研究会」、私も勉強させてもらいに行っていいですか。
5. Posted by キダ   2011年01月19日 23:45
小山先生
とんでもありません、こちらの方こそ勉強させて頂きます!
来月は「ナイスミドル」も観戦させて頂きますが、先生のドクターの業務も見学させて頂きます。
6. Posted by 小山郁   2011年01月20日 09:37
 キダ先生、コメント、ありがとうございます。
 お恥ずかしいです。見学していただくような、たいそうなものではありませんので・・・。そのとき、また、いろいろとお話させてください。
7. Posted by シルビー   2011年01月27日 23:28
小山先生、セミナーに誘ってくれて、ありがとうございました。
みなさん、来てくれて、ありがとうございます。
小山先生のカラテから第二道場まで、とてもおもしろかった。食べるcaterpillarはおいしかった
 
ヨシダさん、私のセミナーで勉強になったら、とてもうれしいです。
目からウロコと言えば、フランス語では同じことはないけれど、似てることわざがあります。
le voile s'est leve
ということでいいのかな。ヴェールを上げるという意味です。

キダ先生、私のやり方を盗んでくれたら、とても光栄です。次のダンスのセミナーがあったら、参加したいです。

みなさま、また次もよろしくお願いします。
8. Posted by 小山郁   2011年01月28日 17:43
 シルビー様、コメント、ありがとうございます。
 楽しいセミナー、ありがとうございました。
 
 「食べるcaterpillar」、気に入ってもらえたようで、何よりです(笑)。
 
 次から、「目から鱗が落ちる」と言わないで、「顔からヴェールが上がる」と言いましょう。みんなの前で格好つけたいので、今度、発音を教えてください(笑)。
 これからも、よろしくお願いいたします。