2012年01月22日

2012年1月22日(日) .ロストレーニングセミナー・器械体操編

 9時前に、高田馬場駅に到着します。いつもの「Vie de France」で、コーヒーを飲んだりしながら、ゆったりとした時間を過ごします。
 今日はここで、本日の講師をお願いした、南暢秀先生と待ち合わせをしています。9時過ぎに、南先生がいらっしゃいました。9時半、増田道場に、南先生をお連れします。
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 さて、このクロストレーニングセミナーも、今日で52回目になります。今日は、道場内から女性2人を含む5人、道場外から女性3人を含む12人、合計17人の方が参加してくださいました。
 まずは、道場内のランニング、サイドステップ、カリオカステップなどでのウォーミングアップです。今日は、走りながら、バレーボールのアタックや、サッカーのヘディングシュートの動きを入れてみます。次に、アジリティートレーニングを入れてみました。その後、ストレッチングをして、空手の基本稽古に移ります。
 空手の動きは、今日が初めての方が何人かいらっしゃいました。言葉での説明を多くするよう、心掛けました。
 ここ何回か、突きの連続動作を入れて、稽古をしています。「ワンツー」、「ワンツー・ワンツー(四連打)」、「ワンツー・フック・アッパー」、その後、「左ジャブ‐右フック‐左アッパー‐右ストレート」とその逆を入れてみました。私がかつて修行していた道場での稽古、ボクシングのジムで学んだことを導入してみました。空手の基本稽古というと、単調な動作の繰り返しですが、そんな中でも、少しずつ変化をつけていきたいと思います。
 その後、15分ほど蹴りの基本稽古をして、第一部は終了です。
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 今日の第二部は、器械体操です。南先生、体操の他に、剣道、他流派の空手、柔道なども経験されているということでした。
 南先生から、あらかじめ、レジュメをいただいていました。それに従って、稽古の概要を書いてみたいと思います。
 体操選手は、競技や普段の練習で速筋がつくので、ウエイトトレーニングはやらない人が多いそうです。一方で、普段のトレーニングでは、基本的な動作の前転や後転などを行なったり、普通では考えられないほどの時間、普通では考えられないような姿勢を保って、遅筋を鍛えるような、地味なトレーニングを行うのだそうです。たとえば、体育館の「肋木」を前を向いて握り、身体を挙上するような姿勢を数分間保っていたり、逆立ちで歩いたりといったことをされていたのだそうです。
<基本動作>
・ジャンプターン
 ジャンプして、身体を一本の棒にして、回転させます。ジャンプした瞬間に、「お尻を締める」ことをイメージすると、きれいに回れるとのことでした。空手でも、後ろ回し蹴り、飛び後ろ回し蹴りなどというものがありますが、言葉での明確なイメージは、目から鱗でした。
・前転、開脚前転、伸膝前転
 前転は、足で床をしっかり蹴って、大きく回る力をコンパクトにまとめながら回ると、手をつかなくても、立ち上がることができます。先に錘のついた紐をグルグル回していて、紐の途中に指をあてると、錘の勢いが増して、クルクルと指に巻き付いていくイメージを持つようにと説明を受けます。膝を伸ばして、床を蹴り、立ち上がる前に膝を曲げて、身体を小さくします。
 これで勢いがついてくると、開脚でも、膝を伸ばした状態でも、起き上がれるとのことでした。
 伸膝前転では、膝は伸ばすけれども、股関節は屈曲させて、立ち上がります。立ち上がる瞬間に、両手を腰の脇ではなく、膝の両側について、それも、最後の最後まで、指先でマットを蹴り出すイメージで、身体の勢いを保ちます。
 立ち上がれそうになるのですが、勢いが足りず、2、3歩、後ずさりしてしまいました。私の課題ですね。
・倒立前転
 脊椎の上から下まで、順番にマットに触るようなイメージで回っていきます。
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・後転、開脚後転、伸膝後転、後転倒立
 後転では、両手をウサギの耳のように、頭の脇に構えます。しっかりと床を手のひらでとらえ、回る勢いをつけるとのことでした。
<筋力トレーニング>
・プッシュアップ(ワイド、ナロー)
 両肘を張るような、普通の腕立て伏せではなく、脇を締めて肩を前に出していくようにします。特に両手を重ね合わせるようにする、「ナロー」では、手の甲が、みぞおちにつくぐらい、身体を前にずらしていきます。
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・体幹トレーニング
 腕立て伏せの格好で、姿勢保持を行います。普段やっている拳立て伏せや、一般的な腕立て伏せの姿勢と違い、手首は外に向け、肩を前に押し出すような形で、かつ、爪先はまっすぐ伸ばすのだそうです。
 爪先を伸ばすという意識が強過ぎたのでしょう。足背の筋肉がつってしまいました。
 次に、その姿勢から片手を上げて、身体を横向きにして、さらに倒し、お腹を上に向けます。これを「右に1回、左に1回」、あるいは「右に2回、左に2回」といった感じで、連続して行います。しっかりと背中を持ち上げること、腰が落ちないように、身体を1本の棒にすることなどを意識します。また、手をつくときに、ただ体重が上からかかってしまうと、手関節、肘関節を傷めてしまうので、自分から床を押さえつけに行く、床を押し続けるということを意識することが大切だとのことでした。
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・伸腕伸膝歩行
 腕に体重を乗せる、指で床をつかむ感覚の練習ということでしょうか。
・腹筋
 Vシットです。体操選手は、これを素早く繰り返すのだそうですが、南先生のスピードには、みんな唖然としてしまいます。
・背筋
 立っているパートナーの足を掴み、うつ伏せになり、お腹がマットから離れるように、足を持ち上げます。南先生に、お手本を見せていただきますが、胸の下まで、マットから離れてしまう感じで、「えっ」と、息を飲んでしまいます。
 これで、今日の第二部は終了です。
「『体操』とは、文字通り、『体を操る』ということなんですよね」
 南先生の言葉が印象的でした。「体幹トレーニング」とか「ボディバランス」という言葉が使われるより前に、これらを意識して、トレーニングをされてきたんですね。
 最後、正拳中段突きを50本、金的蹴りを30本で、今日の稽古を締めました。
 厳しい稽古が終わり、さらに厳しい、第二道場の稽古に向かいます。

koyamaclinic at 23:01│Comments(10)TrackBack(0)トレーニング | 空手

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この記事へのコメント

1. Posted by ヨシダ@カラテ   2012年01月23日 20:42
ども。
ところどころ、名文が散りばめられていて、とても素晴らしい記事ですね(^_^;)。
いつもワタシ、トレーニング中の記憶は残っていないので、後で自分が何をしたかを思い出すのに、こやまセンセイのブログだけが、頼りでございます。ナンチャッテ、、、。

この日のセッションのお陰で、体操を見るのが楽しみになりました。

南先生、ありがとうございます。今後共、よろしくお願いします。
2. Posted by 事務局遠藤です。   2012年01月24日 17:26
毎回多彩なゲストを展開するクロストレーニング協会の講演。めったに参加していない私が言うのもへんですが、今回の企画、体操競技に興味と関心を沸かせるに十二分な内容であった。
目から鱗とは、この事かと思うくらい、体操競技の神髄を垣間見る事が出来ました。
教育関係にも是非、伝授をと思っています。南先生ありがとうございました。
3. Posted by タケウチ   2012年01月24日 18:54
知人ともども参加させていただき、ありがとうございました

体幹と重心移動について分かりやすく学べて、とても楽しかったです。

人数が多かったにも関わらず
ワチャワチャしないところがオトナの集団ですよね。

張り切ったつもりはないのですが
翌日から、首〜背中一帯が筋肉痛

参加する度に、新しい刺激をいただいています。
これからもまた宜しくお願い致します。
4. Posted by 小山郁   2012年01月25日 15:52
 ヨシダ@カラテ様、コメント、ありがとうございます。
 いやあ、先に文章をまとめてくださると、後の人間は助かります。
 今後とも、よろしくお願いいたします。
5. Posted by 小山郁   2012年01月25日 15:57
 遠藤事務局長様、コメント、ありがとうございます。
 いやあ、南先生、いい講義をしてくださいましたね。
 体育教師にも、それぞれの専門があるでしょうから、東京都の教育委員会でも、ぜひクロストレーニングの概念を導入し、体育教師間で、相互に教え合うようなシステムがあるといいですね。
6. Posted by 小山郁   2012年01月25日 16:26
 タケウチ様、コメント、ありがとうございます。
 
> 人数が多かったにも関わらず
> ワチャワチャしないところがオトナの集団
> ですよね。
 
 みなさん、興味を持って、来られてますし、南先生の人を惹きつける力でしょうね。
 また、いろいろと企画します。よろしくお願いします。
 勧誘も、よろしくお願いしますね。
7. Posted by 南   2012年01月26日 18:30
今回ご縁があり、第二部の講師をさせて頂いた南です。
クロストレーニングを身をもって経験し、更に新年会にも参加させて頂き、とても楽しい経験となりました。
小山先生、及び参加者の皆様に深く感謝致します。

体操競技の基礎、姿勢の保持法、身体のコントロール法等は、様々なスポーツに応用できるものだと気づいて頂くことを目的とし講演させて頂きました。
「目から鱗」の気づきがひとつでもあれば、それは大きな成果だと思います。
ありがとうございました。

8. Posted by Lumi   2012年01月26日 21:32
三回目の参加でした。バレエとはまた違った体幹の使い方など勉強になりました

頚椎の痛みがまだあり、当日も前転後転が出来なかったのはとても残念でした。

次回までには完治していると良いのですが。。。

漆山君ともども、今後もよろしくお願いします
9. Posted by 小山郁   2012年01月27日 09:49
 南暢秀先生、コメント、ありがとうございます。
 記載に、何か間違いはなかったでしょうか。
 今後とも、よろしくお願いいたします。
 また、お誘いしますので、この会合での今後の出会いを、楽しんでください。
10. Posted by 小山郁   2012年01月27日 09:52
 Lumi様、コメント、ありがとうございます。
 
> 頚椎の痛みがまだあり、当日も前転後転が出
> 来なかったのはとても残念でした。
 
 すみません。治療者が悪かったようで・・・(笑)。
 今後とも、よろしくお願いいたします。

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