2012年07月01日

2012年7月1日(日) クロストレーニングセミナー・ボクシングのフェイント編

 9時前に、高田馬場駅に到着します。「Vie de France」で、コーヒーを飲みながら、ゆったりとした時間を過ごします。
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 9時過ぎに、増田道場に移動しました。今日は、クロストレーニングセミナーの日です。今日で59回目のセミナーになります。道場の鍵を開け、トレーニングウエアに着替え、一人、ストレッチングを開始します。若かりし頃、バイト先から、空手の道場にバイクで駆けつけて、「押忍、失礼します」と稽古の列の最後尾に入ったようなときにも、いきなり高い蹴りも出せたものでした。それから30年以上の時が流れ、ストレッチングに、より長い時間をかけなければいけなくなりました。それでも、出せる蹴りは、当時の8割ほどの高さでしょうか。また、股割りができるようになるまで、じっくりと時間をかけて、調整していきたいと思います。
 10時までの間に、ぽつぽつと、人が集まってきます。今日は、道場内から女性2人を含む5人、道場外から女性4人を含む11人、合計16人の方が参加してくださいました。
cross-training-seminar-20120701
 第一部は、いつも通り、私が担当します。
 道場内のランニング、サイドステップ、カリオカステップで、まずはウォーミングアップです。下半身のストレッチングは、前回同様、テコンドーの三岩さんに、指導をお願いしました。
 その後の、空手の基本動作ですが、今日は第二部がボクシングということで、まず、蹴りから始めました。本数を10本ずつと少なくして、「前蹴上げ」の後に、「内回し」、「外回し」、「踵落とし」を入れたり、組手構えから、奥足での「蹴込み」の前蹴りと、前に出している足からの「出足」の前蹴り、同様に、「蹴込み」の回し蹴りと、「出足」の回し蹴りを入れたりして、技の種類を増やしてみました。
 いつもは、突きや受けなど、上半身の稽古を先にしてから、蹴りの稽古に入ります。しかし、後半の蹴りでは、疲れてしまい、徐々に集中力も途切れてしまいます。やけになっての汚い蹴りではなく、基本にのっとった正しい蹴りになるよう、今日は、蹴りの稽古を前半に持ってきました。
 また、上半身の突きや受けの稽古も、第二部がボクシングなので、これも10本ずつにして、流していきます。
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 第二部に入ります。第二部は、学生時代からボクシングを始め、現在も青木ボクシングジムで練習を続けていらっしゃる、宮田直樹氏に、「フェイント」についての講義をお願いします。
 まず、二人組になり、膝立ちの姿勢から、「肩タッチゲーム」を行います。
 続いて、立ち姿勢で、軽くフットワークを入れて動きながら、肩、腰、余裕があれば頭に、お互いに触りあうゲームになります。
 これが導入で、ここから、「フェイント」についての講義が始まります。
 フェイントには、「肩でのフェイント」、「腕の引きでのフェイント」、「目でのフェイント」、「足でのフェイント」があると説明を受けます。それぞれ、宮田氏の用意してくださったプリントに準じて、説明をしていきます。
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「肩でのフェイント」
 ボクサーは、通常、相手の肩の動きなどで、次にどんなパンチを打ってくるかを判断しています。これを逆手に取り、肩を入れて、そちらに意識を集中させ、がら空きになった反対側を攻撃します。
 例として、次のような一連の動きを、例として示してくれました。
・左ジャブ → 右肩でフェイント(右パンチを出す振り) → 左ボディ
・ワンツー → 左肩でフェイント(左パンチを出す振り) → →アッパー
 この方法の利点は、「腰の溜めができる」とのことでした。左でフェイントをかけて、左の腰を前に回転させると、次の右のパンチの溜めができます。右でフェイントをかけて、右の腰を前に回転させると、次の左のパンチの溜めができます。
 宮田氏を除く16人が、4人ずつ4列に並びます。1列目と3列目が「回れ右」で、向き合った者同士がペアになり、攻守を交代して、練習を開始します。一つのフェイントについて、3人の相手と練習します。
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「腕の引きでのフェイント」
 普通、相手が腕を外に開けば、フック系のパンチが来て、腕を下に下げれば、ボディへのパンチや、アッパーが来ると思ってしまいます。
 相手に、ボディもしくは、フック、アッパーと読ませるような動きを出しておいて、違うパンチを出します。
・腕を下に引く(相手に、ボディか、アッパーを出すと思わせて) → ジャブ、ストレートを顔面に
・腕を外に開く(相手に、フックを出すと思わせて) → ジャブ、ストレートを顔面に
 2回ほど、腕を外に開いてからのフックを出しておいて、3回目に、外から顔に向けてのストレートを出したりすると、フェイントが生きてきます。
 さらに、同じようなフェイントを何度かやっておいて、相手に、「またフェイントか・・・」と思わせておき、今度はフェイントではない、通常の軌跡でのパンチを出したりもするそうです。「裏の裏をかく」ということですね。
 こうなると、かなり上級者の戦略ですね。
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「目でフェイント」
 普通、人は、攻撃する時に、攻撃する場所を見ます。これを逆手にとります。打たない場所を、あえて見てから、違う場所を攻撃します。
・ジャブ → 右ボディ → 左ジャブ → (視線をボディに向けて) → 顔面への右ストレート
・ワンツー → (顔を見ながら)ボディ
 顔を見ながらボディを打ったり、ボディを見ながら顔面を打ったりということですが、一瞬であっても、自分も攻撃部位から目を離しているということは、やる側にとっても、非常に勇気の要ることですね。
 その他に、「足でのフェイント」もあるそうですが、これは宮田氏がデモンストレーションをしてくださいます。
 普通は、軽い踏み込みでジャブを出し、強く踏み込んでストレートを出しますが、軽い踏み込みから強いストレートを出したり、力強く踏み込んで、相手にストレートを警戒させておいて、ジャブとアッパーを出すような、そんなフェイントも紹介していただきました。
 最後に、もう一度、最初の二人組になり、講義で学んだフェイントのテクニックを交えて、肩、腰、頭のタッチゲームを行います。もちろん、すぐに上手くできるわけではありませんが、最初のタッチゲームの感触とは違って、「考えることの重要性」、「考えたことに、相手がはまったときの嬉しさ」などを実感して、より楽しいゲームになりました。
 新鮮でした。ありがとうございます。
 最後、腕立て伏せ30回、まっすぐに身体を起こす腹筋30回、ひねりを入れた腹筋20回、まっすぐに身体を反らす背筋30回、対角線の手足を上げる背筋20回、ハーフスクワット30回、四股20回、握力のトレーニングを10本×人数分で170回、ワンツーを左右で10本ずつ、金的蹴り20本で、今日の稽古を終了しました。
 有志13人で、「石庫門」に移動し、2時間飲み放題の第二道場です。
 月初めで、レセプト(診療明細書)の見直しをしなければいけません。その後、私はクリニックに戻り、昨日の残りの作業をしました。ようやく、一通り、見直すことができました。

koyamaclinic at 23:40│Comments(8)TrackBack(0)トレーニング | 空手

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この記事へのコメント

1. Posted by お疲れ様です(^o^)   2012年07月03日 00:42
あれから仕事ですか(唖)
信じられません…(@_@)私は足し算出来ませんでした(笑)
2. Posted by 小山郁   2012年07月03日 09:15
 「お疲れ様です(^o^)」様、コメント、ありがとうございます。
 クリニックにたどりつき、診察台の上で横になったら、しばし深く眠ってしまいました。そこからの開始でしたから、ヘロヘロと、遅くまでかかってしまいました(笑)。
3. Posted by 三岩@テコンドー立川   2012年07月03日 23:51
先日はお疲れ様でした。今回のフェイント講座、非常に参考になるものでとても面白かったです。ありがとうございました。

すぐに身につくものではないと宮田さんもおっしゃっていましたが、少しずつでも自分で応用していけたらいいなと感じました。


ちなみにあの後、偶然夕方に渋谷でLeeさんに声をかけられてビックリしました(笑)
私はイヤホンをしてたので最初気づかずにいたのですが、それにしてもあんなに人が多くて広い場所で会うなんて凄い確率だなと。
4. Posted by 小山郁   2012年07月04日 17:54
 三岩@テコンドー立川様、コメント、ありがとうございます。
 お疲れさまでした。
 ここで体験したこと、学んだことを、それぞれが自分の競技に持ち帰り、応用していただいているなんて、何と嬉しいことでしょう。主催者冥利です。
 今後とも、よろしくお願いいたします。
5. Posted by こっしー   2012年07月04日 19:24
先日は参加させていただきありがとうございました。意図したフェイントがあんなにも難しいものとは、想像以上でしたそして、自分の不得手ジャンルをこなしていく皆さんが羨ましいを通り越しとてもカッコよく見えました(o^_^o)フェイント獲得は相当な困難ですが、考え方だけでも理解し自分のジャンルに生かせたらと思います。
またよろしくお願いいたします。
6. Posted by 帰蝶   2012年07月05日 10:28
お疲れ様です。「フェイント」について、剣道にも使えそうで(剣道でもフェイントのかけ方の稽古をします)、大変興味深いです。

参加できなくて残念でしたが、次回は参加しますので、よろしくお願いします。おてやわらかにお願いします。
7. Posted by 小山郁   2012年07月05日 11:50
 こっしー様、コメント、ありがとうございます。
 
> 考え方だけでも理解し自分のジャンルに生か
> せたらと思います。
 
 さて、フルマラソンにフェイントを、どう生かしますかねえ?
 ゴール直前で、競り合っている相手に、「あっ、UFOだ・・・」とでも言ってみますか(笑)?
8. Posted by 小山郁   2012年07月05日 11:53
 帰蝶様、コメント、ありがとうございます。
 剣道のフェイント、ぜひ、紹介してください。
 次回、7月29日、ラテンダンスの予定です。手術をされた鎖骨には、それほど負担はないと思いますよ。
 第二道場、おてやわらかにお願いします(笑)。

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