2012年12月23日

2012年12月23日(日) .ロストレーニングセミナー・カポエィラ編

 9時前に、高田馬場駅に到着します。「Vie de France」で、コーヒーを飲みながら、少しばかり、ゆったりとした時間を過ごします。
 9時半を目処に、増田道場に移動しました。今日は、クロストレーニングセミナーの日です。今日で65回目のセミナーになります。
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 増田道場の交流試合が、今日、府中で開かれることは知っていました。しかし、私の都合、第二部の講師の先生の都合で、今日ぐらいしか、開催できませんでした。道場側からの出席者がなく、出席者が少ないのではないかと心配していました。しかし、女性5名を含む、20人の方が参加してくださいました。
 第一部は、道場内のランニングのウォーミングアップに始まり、続いてストレッチング、空手の基本稽古です。下肢のストレッチングは、ここ最近の恒例となりましたが、テコンドーの三岩氏にお願いしました。
 今日の第二部は、カポエィラです。NPO法人「カポエィラ・テンポ」の理事長、須田竜太先生と、塩見正太郎先生に、講師をお願いしました。
 カポエィラ、「空手バカ一代」には、逆立ちをして、高速で蹴りを出す格闘技だと紹介されていました。もともとは、手枷をつけられた奴隷が編み出した格闘技であるために、手を使わないで、足を使うようになったとか、格闘技の練習だと分からせないように、音楽をつけて、踊りの練習だと偽っただとか、いろいろな説があるようです。しかし、後の政府が、奴隷制の暗い歴史を消し去ろうとして、古い記載を焼いてしまったため、実際のところは分かっていないとのことでした。
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 最初に、須田先生がご自身のトレーニングの前後に実践されているという、体幹、特に体側のストレッチングと、回旋のストレッチングを教わります。
 右足を前にして身体を左右にひねります。後ろを見るところまで、しっかりとひねります。次に、左足を前にして、左右にひねります。
 さらに、後ろを向いたときに、向いた方向と逆の腕を上に上げて、体側を伸ばします。後の「(側転)」などの動きでも分かりましたが、カポエィラの動きの多くに、体側のストレッチからの伸張反射が使われています。
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 次に、「メイア・ルーア・ジ・フレンチ(Meia Lua de Frente)」、「半月蹴り」という意味の蹴りを教わります。空手の「外回し蹴り」から、「踵落とし」につなげる感じと言えばいいでしょうか。腰を突き出したり、腰を大きく回したり、体幹の動き、が重要なのだと分かります。
 「ジンガ(Ginga)」と呼ばれる、カポエィラ独特のステップを教わります。右にステップして左足を後ろに引き、左腕で顔面をカバーします。左にステップする際には、右足を後ろに引き、右腕で顔面をカバーします。
 須田先生が前で動く動作にあわせて、ちょうど鏡のイメージになるように、左右に移動します。ここで、須田先生が素早くスイッチしたりするので、それにあわせて、こちらもスイッチしないと、隣の人とぶつかってしまいます。方向が逆になったり、手足が逆になったり、きちんとついていくのは大変です。
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 次に、防御の練習です。須田先生と塩見先生が前に立ち、われわれが2列になって、その後ろに並びます。お二人の先生が、蹴りなどの攻撃を出して、それから逃げる方向に、身体を倒します。例えば、自分の右から、相手の蹴りが来たとすると、自分は左足を左に踏み出して、身体を左に倒します。その際に左足の前に右手をつけて身体を支えます。慣れてくると、この姿勢から反撃に出るのでだそうです。
 私の場合、最初はことごとく反対に身体を倒してしまいました。言い訳にならない程度に説明させていただきますと、空手の場合は、相手に攻撃に対して、身体を背けるといったことはしません。常に正対した状態で、ガードを固めて、相手の技を受けたり流したりします。「極真空手は後ろを見せない」という、大山倍達総裁のお言葉もあります。カポエィラの動きは、身に付いた動作と反対のことですので、頭を切り替えようとしても、身体が切り替わりません。すみません。言い訳でした(笑)。
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 「アウー(AU)」、「側転」です。小学校や中学校でやった、側転の場合は、両腕を突っ張って、身体を伸ばしたまま回転させます。しかし、カポエィラの側転は、身を低くして、腕の間から相手を見ながら、両脚をそれほど高く上げません。上に脚を回すというより、前に回す意識のようです。これも慣れないと、どうしても学校体育のマット運動になってしまいます。
 「シバータ(Chibata)」という蹴りを教わります。「鞭」という意味なのだそうです。側転から、前方に向けて蹴りを出します。これはカポエィラ式の側転を会得してからでないと、難しいですね。
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 最後、みんなで輪になります。「輪」を、ポルトガル語で「ホーダ(roda)」と言いますが、「お祭りの楽しい集まり」といったかんじでしょうか。その中央で、二人がペアになり、お互いに蹴りを出し合います。これを「ジョーゴ(jogo)」といいます。「ゲーム」という意味なのだそうですが、毎回の練習の後に、行われます。これこそ「カポエィラの華」とでもいうべき、蹴りを使ったアドリブのダンスですね。
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 輪になった人たちは、手拍子をしながら、中で繰り広げられる技の応酬に感嘆の声を上げたり、笑ったりします。楽しかったですね。
 最後、正拳中段突き30本、正座での黙想で、今日の稽古を終了します。
 今年最後のセミナーになりますが、今日も楽しい体験ができました。

koyamaclinic at 23:19│Comments(0)TrackBack(0)トレーニング | 空手

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