2013年02月03日

2013年2月3日(日) クロストレーニングセミナー・航空自衛隊徒手格闘術編

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 午前9時過ぎに、高田馬場の極真空手増田道場に向かいます。
 今日は、クロストレーニングセミナーの日です。今日で67回目のセミナーになります。
 道場内から1名、道場外から5名、合計6名の方が参加してくださいました。今日の 第二部の企画は、昨年、増田道場主催の「フリースタイルカラテ」の大会に出場された、吉田健二氏と土屋雅彦氏の両名にお願いしました。
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 土屋氏、本職は航空自衛官です。航空自衛隊式の徒手格闘教練について、ご指導いただくことになりました。「自衛隊式の教練」ということで、土嚢を担いで走ったり、1時間ぐらい延々と匍匐前進をしたりといったことを想像されたのか、集まりが悪く、特に女性の参加がなかったのは残念でした(笑)。
 10時から、第一部が始まります。道場内のランニング、サイドステップ、カリオカステップ、マット運動、前周り受身、アジリティートレーニングに続き、ストレッチング、空手の基本稽古で、ウォーミングアップをします。
 基本稽古、人数が少ないのを幸いに、今日は、後ろ回し蹴りを、基本稽古の中に入れてみました。
 第一部に続いて、11時過ぎから、第二部に入ります。
 まず、徒手格闘の基本技ということで、「基本突き」を教わります。自衛隊の徒手格闘では、両手を身体の正面に揃えて構えます。相手の距離感を狂わせて、パンチの出るタイミングをつかませないためなのだそうです。
「はっきり言って、パンチには威力はありません」
 土屋氏はおっしゃいます。相手を威嚇しておいて、あるいは相手の気をそらしておいて、次の投げなり、押さえ込みなり、より確実な技につなげるのだそうです。そして、日本拳法で使われるような、「縦拳」を使います。
 自衛隊では、「戦技」という言葉を使うのだそうです。試合での技とは異なり、実際の戦闘の場で使うような技のことです。これもまた、「戦技」なのでしょう。「押さえ突き」というものを教わります。「騎馬立ち」なり「四股立ち」の姿勢から、床のマットを叩きます。試合であれば、「倒れている相手に対しての攻撃」で、反則になる攻撃です。
 これも「戦技」ですね。「押さえ膝蹴り」を教わります。柔道でいうところの「上四方固め」や「袈裟固め」の状態から、相手の頭に膝蹴りを出します。「PRIDE」などの総合格闘技で使われた技ですね。
 「前拳面突き」、「後拳面突き」、手を握らず、「バラ手」と呼ばれる状態で、相手の顔面、特に目を叩いて、相手の視界を奪います。
 「掌打」、空手でいうところの「掌底打ち」ですが、フック気味に、相手の耳の後ろを打つ打ち方、野球のオーバースローのように頭を上から押さえつけるような打ち方を教わります。
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 次に、「対人訓練」、空手でいうところの「約束組手」に移ります。立っている相手、片膝をついた相手、倒れた相手を想定しての稽古です。
 立っている相手が、出してきた左ジャブを受け、左肩口への左パンチを返し、相手の左足のさらに左に回りこみ、相手の左足に「小外刈り」を出して、相手を倒します。
 相手のボディーへの右ストレートを左手で下に押さえ、右、左とパンチで反撃し、さらに、相手の右足に「小内刈り」を出して、相手を倒します。
 相手の「前蹴り」をキャッチして、すぐに「金的蹴り」を返します。相手の足を離して、相手が下がったところに、ワンツーパンチを入れます。自衛隊の競技では、もちろん、ノーファウルカップをつけてですが、「金的蹴り」も反則ではないのだそうです。
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 倒された相手が、起き上がってくる際、片膝立ちになったところが、一番、隙が多く、攻撃のチャンスなのだそうです。片膝をついて、立ち上がってこようとするときに、その立てた膝の外側に移動し、相手の顔面にワンツーを加え、立てた足に対して「小外刈り」を出して、相手を倒します。相手が立ち上がろうとする際に、右膝を立てるのか、左膝を立てるのかで、回り込む方向が違ってきますから、ちょっとしたゲーム感覚で行うのも、面白いかと思いました。
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 寝ている相手が、下から蹴ってくる足の後ろ側に左前腕を当て、蹴りの軌道を変え、足首の部分で、両腕でキャッチして、ここで「金的蹴り」で反撃します。そのまま押さえ込み、先ほどの「押さえ膝蹴り」を出します。
 また、押さえ込もうとした際に、相手が腕を伸ばして抵抗しようとした際に、その腕をとって、「腕ひしぎ逆十字固め」に移行する方法も稽古しました。
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 最後、2人組での補強運動をしました。
 まずは「足上げ背筋」です。普通は足を押さえてもらい、上体を起こしますが、反対に肩を押さえてもらい、足を上げて身体を反らせる背筋運動を行います。これを10本。
 「足上げ腹筋ですが、仰向けに寝て、両足を床から10センチほど上げた位置で保ちますが、バートナーがその足を上から押さえて、負荷を加えます。10秒キープ。
 これで、土屋氏の、第二部の講習は終了です。
 最後、腕立て伏せ30本、スクワット30本、四股20本、正拳中段尽き30本、金的蹴り30本で、今日の稽古を締めました。
 「フリースタイルカラテ」につながる、いい基礎トレーニングになったことと思います。
 有志5人で、高田馬場駅前にある、沖縄料理と古酒(クースー)の店「やんばる」で、第二道場となります。まずは、海ブドウ、島らっきょうを肴に、ビールで乾杯です。各自、ランチを頼み、それにソーキ、ゴーヤチャンプル、沖縄風おでんなどを追加していきます。それぞれの格闘技やトレーニングに関する話で盛り上がり、料理の写真を撮るのを忘れてしまいました。

koyamaclinic at 23:08│Comments(2)TrackBack(0)空手 | トレーニング

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この記事へのコメント

1. Posted by 菱田慶文   2013年02月04日 16:23
すごいっす 勉強になりますね。 授業で使えそうですね。格闘技方法論
2. Posted by 小山郁   2013年02月04日 19:17
 菱田先生、アブダビからのコメント、ありがとうございます。
 その内、先生に、講師をお願いしますので、よろしくお願いしますね。

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