2013年03月03日

2013年3月3日(日)◆.ロストレーニングセミナー・「捌き」編

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 午前9時過ぎに、高田馬場の極真空手増田道場に向かいます。
 今日は、クロストレーニングセミナーの日です。今日で68回目のセミナーになります。
 よくも、68回まで、続けられたものです。柔道、ボクシング、キックボクシング、レスリング、テコンドー、伝統派空手、サバット、サンボ、カポエラ、少林寺拳法、相撲、シルム(韓国相撲)、ムエタイ、合気道、居合い、太極拳、ナイフ術、伝統派空手、自衛隊徒手格闘術、さらに格闘技以外では、サッカー、バスケットボール、器械体操、ストリートダンス、バレエ、ズンバなど、いろいろなことを体験してきました。今後、何をしたらいいのか迷います。
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 今日は、増田道場内から3名、道場外から13名、合計16名の方が参加してくださいました。
 今回の参加者は、そのバックボーンが、空手、キックボクシング、ボクシング、ITFテコンドー、WTFテコンドー、柔道と多彩です。また空手でも、極真増田道場に場所を借りていますが、芦原会館、正道会館、そして私が佐藤塾という、極真会館から分裂した流派で修行した人間が集まりました。今日はいらしていないですが、他にも、USA大山、誠道塾、大道塾の門下生、元門下生も、このセミナーに参加されています。
 いつも言うのですが、大山倍達総裁を起点とすれば、われわれはみな、従兄弟だったりして、親戚なんじゃない・・・と。親の世代の事情はどうあれ、孫の世代のわれわれは、一緒に高めあってもいいのじゃないか・・・と。そして、その場を演出するのは、「国境なき医師団」ならぬ「節操なき医師団」の私の役目かな・・・と。
 ランニング、サイドステップ、カリオカステップでのウォーミングアップ、ストレッチングに続いて、第一部は空手の基本練習です。空手が初めてという方もいらしたので、動きについて、言葉で説明するよう、心掛けます。
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 今日の第二部の企画は、芦原会館で空手を修行されてきた、吉川清悟氏にお願いしました。「芦原会館」というと、「空手バカ一代」の中で、「天才空手家」、「ケンカ十段」と紹介された、芦原英幸氏です。そして、芦原氏、その弟子の二宮城光氏といえば、「捌き(さばき)」です。今日は、それについて教えていただくことになりました。
 まず、「芦原空手」、「捌き」の中核となる、いくつかのセオリーを教えていただきます。
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「セオリー1 相手の外へ回る」
 人間は一般的に、自分を中心に前方90度くらいの範囲しか攻撃できないので、相手の外へ行くように心がけるのだそうです。
 まず、胸ぐらを掴まれた際の、対処の方法から、その理論を学びます。
 相手が右腕で胸倉をつかんできたとしたら、相手の右肘の部位を、外受けの要領で、左腕で外から斜め右下方45度の方向に押さえます。相手の身体は自分の身体の右方向に泳ぎますから、その襟首を右手で引っ掛けて、さらに右足を斜め後方に引いて、身体を回旋して、相手を転がします。
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 さらに、転がした相手を制圧して、「警察、呼んでください」というところまでいけばいいのでしょうが、今日一日では、なかなかそこまでは難しいところです。
 
 
 
 
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 これを、パートナーと二人組になり、左右を変えつつ、反復練習します。
 
 
 
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 さらに、相手の右ストレートに対して、右の上段受けで受け、その手で道着の肩口をつかみ、相手の背後に回り込む練習をします。
 ここでさらに、パンチを返したり、反撃のバリエーションとして、相手を崩してから、後ろに回りこんで目隠しをしたり、手刀、肘打ちなどを加えたりする方法もあるとのことでした。
 こうなると、技は無限に広がりますね。
 
「セオリー2 間合い・ポジションを外す」
 相手の攻撃から身を守るための優先順位としては、1距離、2体捌き、3受けの順番なのだそうです。まず、距離をとって離れることが一番ですが、その次に、「体捌き」が来るとのことでした。
 また、相手の攻撃のインパクトを外すということも、教わりました。野球のボールも、バットへのインパクトの位置が、10センチずれてしまえば、ホームランになるところがピッチャーゴロになってしまうということでした。
 相手の前蹴りを、バックステップと外受けで避け、相手の足が落ちたところに関節蹴りを出し、さらに相手の後方にまわり、後ろに置いた足に足払い、あるいはローキックを出す練習をします。
 相手の回し蹴りを、脛でブロックし、相手の内股に前蹴りを入れ、相手の身体が前のめりになったところを、相手の後ろ襟をつかんで、前に引き倒す練習をします。
 蹴りを受け、崩して制圧までの、さまざまなバリエーションを教わります。
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「セオリー3 意表をつく」
 どんな人間が怖いかということを考えれば、何をするかわからな人間が一番怖いとのことです。同様に、どんな技がかかるのかを考えれば、相手の知らない技が一番かかるとのことです。そのために、「どんな小さい技でもいいから、オリジナル技を考えよう」とおっしゃいます。その技が得意技となり、さらにその得意技への筋道のバリエーションを考えることで、技術を深めることができるとのことです。
 相手のローキックを、脛でブロックした後、相手が足を床に下ろしますが、その足が床に落ちる寸前に、その足をブロックした足と逆の足で払う練習をしました。これは有効ですね。柔道の足払いのタイミングの習得に、応用できそうです。
 それのバリエーションとして、吉川氏の後輩が考えたという、オリジナル技を紹介してくださいました。ブロックした足を、相手の足が床に落ちる前に、そのふくらはぎの下にスライドするというものです。相手の足は、こちらの下腿の上を、まるで滑り台のように滑り落ち、バランスを崩してしまいます。これなら、反対側の足を、長い距離を移動させる必要がありませんし、より確実です。これも、柔道で応用できそうです。
 ここで、第二部は終了です。楽しい稽古で、いつまでも続けたいところですが、時間も12時を過ぎてしまいました。
 その後、補強運動ですが、普通の腕立て伏せではなく、手の向きを変えながら、10本ずつ行う、芦原会館の方法を、ついでに吉川氏に教わります。
 次に腹筋ですが、足を床から20センチほど上げます。ここで吉川氏から、「メールアドレス、言ってみてください」と言われます。私が、「k、o、y、a、m、a・・・・・・」と言うのを、みんなが足先でそれを書くように、足を動かしていきます。
 背筋運動では、参加された鍼灸師の松井真一郎氏が、対角線上の腕と脚を挙上する方法を、紹介してくださいます。正道会館でやられていた方法なのだそうです。
 ハーフスクワット、四股立ちでのスクワット、四股踏みをします。
 その後、ワンツーパンチ左右10本、金的蹴りを20本で、今日の稽古を終了します。

koyamaclinic at 23:21│Comments(0)TrackBack(0)トレーニング | 空手

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