2013年08月25日

2013年8月25日(日) クロストレーニングセミナー・サバキ編

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 午前9時前、高田馬場に向かいます。今日は、クロストレーニングセミナーの日です。今日で74回目のセミナーになります。
 いつもの「Vie de France」や、前回の「サンマルクカフェ」から、今日も少しだけ趣向を変えてみました。駅前の、日本そば屋さんに入ってみました。立ち食いそば屋ではないものの、どこにでもある、自動券売機のあるそば屋さんです。軽く、ざる蕎麦を一枚だけ食べてから、極真空手増田道場に向かいます。
 この20年ほど、これからハードなトレーニングをしようというときには、その直前に、しっかりと炭水化物を摂取するようにしています。運動により、血糖値が下がってしまうと、筋肉の「異化」が始まります。つまり、せっかくトレーニングで獲得した筋肉が、飢餓状態に置かれることにより、エネルギー源として使われてしまいますから・・・。
 食べることも、トレーニングの一つです。
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 今日のセミナーには、増田道場内から2名、道場外から8名、合計10名の方が参加してくださいました。
 まず、ランニング、サイドステップ、カリオカステップでのウォーミングアップに続いて、第一部は空手の基本練習です。蹴りの基本稽古は短めにして、組手構えからの、移動稽古を少し、取り入れてみました。第一部も、マンネリに陥らないよう、少しずつ、変化させていきたいと思っています。
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 第二部、今日のテーマは「サバキ」です。「サバキ」とは、漢字で書くと「捌き」となりますが、「空手バカ一代」の中で、「ケンカ十段」として描かれていた、芦原英幸氏の創設した芦原会館の代名詞のようなものですね。
 早大極真会の出身で、その後、芦原会館で修行をされた、弥永尚氏に、講師をお願いしました。ステップ、ポジショニングなど、「サバキ」の基本動作について、ご指導いただくことになりました。
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 弥永氏、本日の講義内容を、レジュメにしてくださっています。レジュメの最初に、「今日のゴール」という言葉がありました。それによると、今日のゴールは、「サバキの基本パターンを理解する」、「ポジショニングのためのステップを身につける」、「基本的なサバキを身につける」となっています。そのレジュメの流れに沿って、トレーニングが進行していきます。
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 まず、「ポジショニング」、相手が攻めにくく、自分が攻めやすい場所へ移動するということですが、簡単に言うと、「相手の背後に回りこむ」ということでしょうか。
 相手の右手や右足での攻撃は、自分の右側に受け流した後、左前にステップインして、相手の背後に回ります。相手の左手や左足での攻撃は、自分の左側に受け流した後、右前にステップインして、相手の背後に回ります。
 ここで、通常の攻撃に対しては、大きく前に移動しますが、相手が勢いよく、大きく踏み込んできたようなときには、後ろへの移動は必要最小限にして、左右に移動します。つまり、ポジショニングのパターンとしては、「大きく左前」、「大きく右前」、「小さく左後ろ」、「小さく右後ろ」の4種類となります。
�1のポジション(大きく左前):相手の右パンチ→左外受け→1のポジションへ
�2のポジション(大きく右前):相手の左パンチ→右外受け→2のポジションへ
�3のポジション(小さく左後ろ):相手の突っ込んでの右パンチ→左外受け→3のポジションへ
�4のポジション(小さく右後ろ):相手の突っ込んでの左パンチ→右外受け→4のポジションへ
 これを、号令にあわせて、各10本ずつぐらいで、相手の技を想定しながら、各方向に移動する練習をしていきます。
sabaki-20130825
 次に、相手の攻撃を捌いて、自分の攻撃につなげるパターンとして、次のような流れを教えていただきます。
�ポジショニングから攻撃まで(その1)
・組手の構えから→1のポジション→右上段ストレート
・組手の構えから→2のポジション→左上段ストレート
・組手の構えから→3のポジション→右上段ストレート
・組手の構えから→4のポジション→左上段ストレート
�ポジショニングから攻撃まで(その2)
・組手の構えから→1のポジション→右上段ストレート→右回し蹴り
・組手の構えから→2のポジション→左上段ストレート→左回し蹴り
・組手の構えから→3のポジション→右上段ストレート→右回し蹴り
・組手の構えから→4のポジション→左上段ストレート→左回し蹴り
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 続いて、相手の体勢を崩してから、投げにつなげる練習です。
・相手の右前蹴り→外受け →崩しながら巻き込み投げ
・相手の左前蹴り→下段払い→崩しながら巻き込み投げ
・相手の右前蹴り→外受け →崩しながら裏投げ
・相手の左前蹴り→下段払い→崩しながら裏投げ
 巻き込み投げとは、右手を相手の左腋の下に差し入れ、左手で相手の首を抑えて相手を左下方向に転がすような投げ技です。相撲で言うと、相手のまわしを持たない下手投げに、かつて千代の富士がやっていたウルフスペシャルを加えたような投げ技ですね。
 芦原空手の「裏投げ」は、柔道の裏投げとは違って、柔道の「大外刈り」、「大外落とし」のような技です。
 これを二人組になり、稽古していきます。
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 さらに、芦原空手の特徴でもある、肘打ちのバリエーション、水平方向の肘打ち、斜め上から打ち下ろす肘打ち、横から回す膝蹴りなども教えていただきました。
 最後、腕立て伏せ30本、まっすぐ身体を起こす腹筋30本、ひねりを入れた腹筋20本、まっすぐ身体をそらせる背筋30本、ひねりを入れた背筋20本、四股30本、ワンツーパンチ左右10本ずつ、金的蹴り20本で、今日の稽古を終了します。
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 弥永氏は今回、資料を作成してくださったばかりか、その資料を、クリアファイルに入れて、みなさんに配ってくださいました。「いやあ、汗で濡れるでしょ」というお言葉、これには、思わず「おーっ」と唸ってしまいました。私も、過去に、資料をプリントしてきたことがありましたが、参加者の方の汗のことまでは、気が回りませんでした。気配りですね・・・。
 後々のFACEBOOKのやり取りで、弥永氏のご友人からは、「仕事の場面では『サムライ』の精神を感じ、空手指導の場面では『ビジネスパーソン』として上質の心遣いを感じた」といった投稿がありました。さすがです。空手とビジネスの、クロストレーニングということでしたね。私にとっては、これが今日一番の、「目から鱗」でした。
 有志7人で、第二道場に向かいます。今日は、「石庫門」でした。
 少数精鋭の3人が、さらに第三道場に向かいました。
 以下は、私の単なる備忘録です。高田馬場駅で、クイックバーバーに入りました。待ち時間が短かそうだったので、即決即断でした。さっぱりと、2ヶ月前の頭にしてもらいました。

koyamaclinic at 23:02│Comments(4)TrackBack(0)空手 | トレーニング

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この記事へのコメント

1. Posted by 弥永尚   2013年08月28日 08:18
小山先生、参加いただいた皆様、この度は有り難うございました!
今回、私自身も芦原カラテの基本を見直すよい機会となりました。
拙い指導でしたが、多少なりとも参加いただいた皆様のお役に立てたのならうれしいです。
有り難うございました。
2. Posted by 三岩@テコンドー立川   2013年08月29日 00:13
先日はお疲れ様でした&ありがとうございました。

サバキは以前吉川さんが指導下さった時に初めて知ったのですが、前回同様に今回の弥永さんの指導も大変勉強になりました。

体裁きと同時の受けから投げ、極め、止めに至るまで、流れるような無駄のない動きと的確さに感嘆しっぱなしでした。

ほんの少しでも体得して普段の動きに活かせたらな、と思います。
ありがとうございました。
3. Posted by 小山郁   2013年08月29日 12:38
 弥永尚様、コメント、ありがとうございました。
 「拙い」など、とんでもありません。分かりやすく、そして楽しい講義、ありがとうございました。
 弥永さんのビジネスでの姿は存じ上げませんが、仕事もできる方なのだろうなあと分かりましたよ。
 今後とも、よろしくお願いします。
4. Posted by 小山郁   2013年08月29日 12:49
 三岩@テコンドー立川様、コメント、ありがとうございます。
 お疲れさまでした。
 私のぎこちない投げで、あちこち、身体が痛くなったんじゃないかと心配です(笑)。
 今後とも、よろしくお願いいたします。

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