2013年10月27日

2013年10月27日(日)1 クロストレーニングセミナー・伝統派空手編

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 朝の9時前を目処に、高田馬場にやってきました。今日は、第76回のクロストレーニングの予定の日です。なぜか今日は、パンではなく、蕎麦を食べたい気持ちでした。いつもの「Vie de France」で、コーヒーだけをテイクアウトで購入し、立ち食い蕎麦屋で、ざる蕎麦を食べてから、道場に向かいました。
 9時半前に、道場に到着します。鍵を開けて、まだ誰もいない道場に入り、道着に着替え、ウォーミングアップをします。
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 今日は、道場内から女性1人を含む2人、道場外から女性2人を含む10人が集まってくれました。今日は、極真空手、新極真、芦原空手、大道塾、佐藤塾と、極真から分裂した団体の道着が揃いましたね。正道会館の関係者もいらっしゃいましたし・・・、普通はあり得ない集まりです(笑)。
 よく冗談で自分のことを、「国境なき医師団」のパロディーで、「節操なき医師団」と言ったりしますが、よくも、こう、節操もなく・・・(笑)。
 おまけに、今日、学ぼうとするのは、伝統派空手です。どういうこと・・・(笑)?
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 まず、ランニング、サイドステップ、カリオカステップでのウォーミングアップに続いて、第一部は空手の基本練習です。今日、初めての方がいらっしゃいました。それも、ほとんど運動をしたことがないという女性でした。「空手」というものに、恐怖心を持たれたり、つまらないと思われてもいけないので、キックミットを叩いてもらったり、蹴ってもらったりして、楽しく身体を動かしてもらうことにしました。
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 第二部は、昨年9月にも講師をしていただいた、鍼灸師の秋元清吾先生にお願いしました。伝統派の代表的な技、遠い間合いからの上段突きを習得するということが、今日のテーマだとのことでした。現在、秋元先生が、その下で修行をされているという、日本空手協会総本部の師範、中達也先生の動画を最初に見せてくださいます。遠い間合いから、一気に飛び出しての攻撃、実に見事です。
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 まず、下肢のパワートレーニング、スピードトレーニングを、いくつか紹介していただきました。
 道場の端に並びます。しゃがんだ姿勢で、右手で右の足首を、左手で左の足首を持ちます。この状態で、道場の端から端まで、全速力で移動します。不覚にも、ここで私、転びそうになってしまいました。普通は、右足を前に進めるときには左腕を前に出し、左足を前に進めるときには右腕を前に出します。右足と右手が固定され、左足と左手が固定されていて、ギクシャクとした動きになってしまい、「あれっ」と思って途中で悩んだら、「居付いて」しまいました(笑)。
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 ライフセービングの競技のように、まずは、道場の端のマットの上に、うつ伏せで寝ます。
 
 
 
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 秋元先生の合図で、起き上がり、腿上げを10回した後で、道場の端までダッシュします。
 
 
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 次に、2人がペアになり、前後に並びます。後ろの人が、前の人の帯の背中のところを持ちます。前の人が走り出そうとするのを、後ろの人が帯を引っぱって、負荷をかけます。
 
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 次はプライオメトリクスエクササイズです。2人がペアになり、一人がマットの上に背中を丸めた格好で四つ這いになります。もう一人が、それを左右に跳び越えます。これを15秒間。
 
 
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 もう一つ、プライオメトリクスエクササイズです。4、5人が、背中を丸めてマットの上に、横に並びます。それを両足ジャンプで、順番に跳び越えていきます。端までジャンプしたら、向きを変えて元の方向に戻り、これを15秒間。
 
 
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 ここから、今日の本題に入ります。遠い間合いから飛びこんでの、順突き、逆突きです。
 まずは、ステップの練習です。前の足を送り出して、後から後ろ足が付いてくるステップ、後ろの足を前に出してから、前の足をさらに遠くに送り出すステップ、これを何度か繰り返します。
 相手にミットを持ってもらい、そのステップを使いながら、ミットを打ち込む練習をします。
 ここで、秋元先生から、今日の「奥義」とでも言うべき(笑)、「目から鱗」のポイントを解説していただきました。
 まず、両足を揃えての平行立ちの姿勢から、身体を前後左右に揺らしてみるようにとおっしゃいます。両足の爪先、両足の踵を結ぶ直線と、両足の外側のラインとでつくられる長方形、これを「支持基底面」というそうですが、身体の重心から下ろした垂線が、そのぎりぎりまで移動する感覚を、まず体感します。その後に、そのぎりぎりのラインを越えて、倒れそうになったところで、さっと足を出して、バランスをとる感覚を体感します。
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 その感覚を頭に残しながら、空手の基本的な構えの姿勢を取ります。構えている姿勢から、重心の位置はそのまま、前足を軽く上げると、身体が前に倒れそうになります。ここで後ろの足を蹴り出すと、一気に前に飛び出すことができます。
 パートナーにミットを持ってもらい、その理論を使って、打ち込む練習をしました。慣れないと、勢いが付き過ぎて、つんのめってしまいそうになります。それだけ、この理論が有効だということですよね。
 勉強になりました。
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 空手の基本的な型である「太極」を使って、さらに負荷の強い稽古をしました。前屈立ちの前足のつっかえ棒を外して、重心の位置はそのままに、足を踏み替える練習をしました。普通なら、前屈立ちで前に進んでいくところ、その場で足を踏み替える形になります。
 どうしても、腰が高くなってしまいます。また、慣れていないと、ジャンプしてスイッチしてしまいそうになります。
 この動きは、筋肉の「遠心性収縮」を要求されます。山道は、登りよりも下りが疲れるように、稽古の後、両方の太腿がパンパンになってしまいました。
 今日も、いい稽古ができました。ありがとうございました。
 最後、プライオメトリクスを使った腕立て伏せでのジャンプなどの補強運動を行い、正拳中段突き、金的蹴りで、今日の稽古を締めました。

koyamaclinic at 23:22│Comments(6)TrackBack(0)空手 | トレーニング

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この記事へのコメント

1. Posted by 秋元   2013年10月30日 09:42
小山先生
前回同様、講師を引き受けることで、自分が一番勉強になったように思います。ありがとうございました。



>この動きは、筋肉の「遠心性収縮」を要求されま
>す。山道は、登りよりも下りが疲れるように、稽古
>の後、両方の太腿がパンパンになってしまいました

やってみて思ったのですが、この「太極」でやった動きは、重心の不安定を体感するものですが、腰をなるべく低くして行うことで、下肢の筋力トレーニングとしても優良ですね。
2. Posted by 小山郁   2013年10月30日 15:05
 秋元先生、コメント、ありがとうございます。
 おっしゃる通りですね。私も、毎回、勉強させていただいています。
 今度、先生が伝統派空手の稽古に行かれるとき、ぜひ見学させてくださいね。
3. Posted by 身のほど   2013年10月30日 21:26
小山先生、秋元先生、
本当に参加したかったです。
結局、月曜日も会社をサボるほど、熱が下がりませんでした。
不安定の中の安定、よく中先生がおっしゃっていますね。中先生の中丹田の理論が凄く好きです。
剛柔流では、ガマク、チンクチ、ムチミ、袴腰。。。など身体移動がありますね。
次回は是非参加させていただきますが、次回11月は必ず参加させていただきます。
宜しくお願いいたします。

身のほど
4. Posted by 宮田   2013年10月30日 22:43
秋元さん
素晴らしい講義に参加させていただいたと思います。「気づき」ばかりの講義でした。
特にブログ上に記載されている「奥義」を体を使って実体験できたことは大きな収穫でした。
「奥義」は様々なスポーツに活用できる理論であると考えます。
まさにクロストレーニングですね。
ありがとうございました。
5. Posted by 小山郁   2013年10月31日 11:19
 身のほど様、コメント、ありがとうございます。
 チンクチ、ムチミ、かつて読んだ「義珍の拳」を思い出しました。
 次回、お待ちしております。お大事になさってください。
6. Posted by 小山郁   2013年10月31日 11:32
 宮田様、コメント、ありがとうございます。
 ぜひ、ボクシングにも利用してみてください。レポート、お待ちしています。

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