2013年12月22日

2013年12月22日(日) クロストレーニングセミナー・柔道「打ち込み」編

 火曜日が休診日のわれわれのクリニックにとって、今日が3連休の1日目になります。
 朝の8時半過ぎに、高田馬場にやってきました。今日は、第78回のクロストレーニングの予定の日です。いつもの「Vie de France」で、コーヒーを飲み、パンを食べて、ゆったりとした時間を過ごしてから、道場に向かいました。
 9時半前に、道場に到着します。鍵を開けて、まだ誰もいない道場に入り、道着に着替え、ウォーミングアップをします。
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 今日は、増田道場内での交流試合があり、残念ながら、道場内からの参加者はありませんでした。みなさんにとっては、3連休の中日だというのに、道場外から女性5人を含む22人の方が集まってくれました。ありがたいです。
 まず、ランニング、サイドステップ、カリオカステップでのウォーミングアップに続いて、今日は、前転、後転、受け身を入れました。その後のストレッチングですが、体幹のストレッチングを、カポエラの指導者である塩見正太郎先生にお願いしました。続く、股関節のストレッチングを、テコンドーの指導者である三岩将男氏にお願いしました。自分の不得手な点、相手の方が優れていると思われる点については、素直に教えを請う姿勢が、このクロストレーニングのコンセプトだと思っています。
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 その後の第一部は空手の基本練習です。参加者が多く、また、初めての方、久しぶりの方もいらして、自己紹介に時間が取られてしまいました。それぞれの技を、いつもなら20本するところを、10本ずつにして、少し端折りました。
 このところ、第二部では、サーキットトレーニングをはさみ、空手の違った団体の稽古方法の紹介が、3回続きました。今日の第二部は、組み技系のトレーニングを紹介したいと思っていました。いろいろと考えた末、柔道の稽古の中でも、「打ち込み」に特化して、紹介することにしました。
 まず、柔道の基本の、「崩し・作り・掛け」について、説明します。柔道の技をかける際には、まず、「相手の重心を崩す」ことを考えます。その後、どの方向に押すか、引くか、どこに足をかけるかなどは、物理学、力学の世界になります。その理にかなった技に入る姿勢が「作り」で、さらに技を「掛け」ていきます。打ち込みは、「崩し」、「作り」までの反復練習です。
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 柔道では、右手で相手の左襟を持ち、左手で相手の右の袖を持つ持ち方を、「右組み手」と呼び、反対に、左手で相手の右襟を持ち、右手で相手の左の袖を持つ持ち方を、「左組み手」と呼びます。
 これからは、右利きの人間にとって標準的な、「右組み手」で説明を進めていきます。
 柔道では、相手を前に崩す技として、「背負い投げ」、「体落とし」、「内股」、「袖釣り込み腰」などがあります。反対に、相手を後へ崩す技として、「小内刈り」、「大内刈り」、「小外刈り」、「大外刈り」などがあります。また、「右組み手」の人間にとって「時計回り回転」の技として、「袖つりこみ腰」があります。「反時計回り」の技として、「背負い投げ」、「体落し」、「内股」などがあります。回転の要素の少ない、直線的な技として、「大外刈り」があります。
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 まずは、柔道の代表的な技として、「背負い投げ」、「大外刈り」を説明して、みなさんに体験していただきます。柔道の経験のある6人に、前に並んでもらいます。柔道の世界で言う、「元立ち」です。自分は前に立ち、次から次へと立ちはだかる相手の、練習相手を務めます。道着の握り方、手首の角度など、細かい注意をすると、いくらでも注意はできますが、細かいことを言わず、10本目には、「さあ、投げて、投げて・・・」と、気持ちよく相手を投げることを体験していただきます。
 次に、「コンビネーション」での、「打ち込み」の練習です。「前に崩す技」から「後ろに崩す技」へのコンビネーション、たとえば「背負い投げ」から「小内刈り」へのコンビネーション、「反時計回りの技」から「時計回りの技」へのコンビネーション、たとえば「背負い投げ」から「袖つりこみ腰」へのコンビネーション、「前」から「前」へのコンビネーション、たとえば「背負い投げ」から「体落し」への連続、「後ろ」から「後ろ」へのコンビネーション、「小内刈り」から「大内刈り」へと追い込んでいくコンビネーションなどを、それぞれ自分で組み立てていただきます。
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 休憩時間の余興、あるいは柔道を見たことのない人達へのデモンストレーションという意味で、柔道経験者に乱取りをしてもらいました。私はここで、何人かに続けて指名を受け、ボロ雑巾のように投げられてしまいました。ヘトヘトです。
 
 
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 次に「交互打込み」です。これは神経系、相手の「後の先」をとる稽古です。この稽古法の目的は、「相手が技を掛けてきて、戻るやいなや、技を掛ける」ということです。戻る二歩目の足に合わせて踏み込んでいきます、ゆえに、非常に速い打ち込みになります。ここでのコツは、最初に技を出した人が、心持ち、大きく足を引き、相手が入りやすいように、スペースを作ってあげることです。
 自分の好きな技につなげられるように、さらに何の技にでも対応できるように稽古することが理想ですが、今日、初めて柔道を経験される方は、とりあえず「大外刈り」と「背負い投げ」の組み合わせで、組み立てていただきます。
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 「打ち込み」の最後の応用として、三人打ち込みを紹介しました。受け手の後ろに、もう一人が補助につき、打ち込みの最後に、相手が押したり、引いたりしても、相手が「岩のように動かない」という状況を作ります。そこを耐えて、5秒間、全身全霊で技をかけようとします。全身のアイソメトリクス、パワー系のトレーニングです。
 これで、今日の第二部、柔道「打ち込み」編は終了です。
 柔道のトレーニングを終え、力をいれずにスピードを重視した「正拳中段突き」を30本、金的蹴りを30本、これで、今日の稽古を終了しました。
 最後、記念撮影で、みんなが揃い、私が前列で正座で座ろうとした際に、両方のふくらはぎがつってしまいました。こむらがえり、両下腿三頭筋の痙攣です。後で気がついたら、休憩中も話をしたり、乱取りをしていたりして、持参したスポーツドリンクが未開封のままでした。冬場でも、水分補給はしっかりしないといけません。スポーツドクターでありながら、お恥ずかしい。反省しました(笑)。
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 しかし、私が怪我をしても、誰もケアしてくれないことが分かりました。
 つったのは下腿で、腕じゃないのに、誰かが、ドサクサ紛れに、アームロックかけようとしています(涙)。
 鍼灸師、柔道整復師、看護師もいて、誰も助けてくれません。おまけに、この写真を撮ったのも、柔道整復師です。写真撮る暇があったら、治療してよ・・・と言いたいです(笑)。

koyamaclinic at 23:33│Comments(0)TrackBack(0)空手 | トレーニング

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