2017年10月21日(土) 秋雨前線2017年10月22日(日)2 高田馬場3丁目「タワン・タイ」

2017年10月22日

2017年10月22日(日)  クロストレーニングセミナー・スポーツ競技空手編

 9時過ぎを目処に高田馬場にやってきました。JR高田馬場駅戸山口から徒歩数分、極真空手増田道場に移動し、道場の鍵を開けて、中に入ります。今日はここで、128回目のクロストレーニングセミナーが開かれる予定になっています。
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 道場内から1名、道場外から1名、合計2名の参加がありました。台風21号が接近している暴風雨の中、来てくれただけでも、ありがたいです。酔狂な3人が集まりました(笑)。
 ウォーミングアップ、ストレッチングに続いて、空手の基本稽古に移ります。今日は、第二部も空手の予定なので、空手以外のトレーニング方法を、少しだけ取り入れてみました。
akimoto-seigo-sensei-20171022
 その後、第二部に移ります。第二部の講師は、現在、伝統派空手の稽古をされている、秋元誠吾先生にお願いしました。シニアの「組手の部」での東京都チャンピオンでもあります。
 テーマは「スポーツ競技空手」です。2020年東京オリンピックの正式種目に決まっている「空手(WKFルール)」の、組手競技での基本的な動き、ポイントを取るための基本の技(テクニック)を主なテーマとして、紹介してくださるとのことです。
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 まず、「構え方」についての説明を受けます。ルールによって、そのルールに適した「構え方」があるとのことでした。
 「フルコンタクト空手」と呼ばれる、直接打撃制の空手競技や、「伝統派」でも、今までの多くの試合での構え方は、30度、45度ほどの傾斜で向かい合うものでした。相手にダメージを与えることが目的ではなく、より早く、相手の身体に自分のパンチや蹴りを届かせるかを競う空手競技では、相手の身体に対して、身体は直交する向きに構えます。
 「前屈立ち」で、身体の向きを斜めにする構え方を、「エビ形」と呼ぶのだそうです。身体の向きを真横にする構え方を、「カニ形」と呼ぶのだそうです。相手の攻撃を避けて、後ろに下がる際には、「カニ形」の方が、断然、速いとのことでした。
 「空手」というより、「テコンドー」、あるいは「フェンシング」の構えにも似ていると思いました。
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 次に、ステップです。まずは、前後に動きます。相手に向かって地下ずく方向と離れる方向が「前後」となりますが、身体の向きからすると、「左右」に動く感じですね。「スポーツ競技空手」では、軽く上下にジャンプしながら、前後に動きます。
 次に、左右に動きます。これも、相手から見ると、「左右」に動くわけですが、自分の身体の感覚からすると、前後へのステップとなります。分かりやすいように、左足を相手の近くに置く「オーソドックススタイル」で、自分の身体の向きを基準にして、書いていきたいと思います。
 相手の左、つまり前に移動したいときには、相手に近い左足を軽く後ろに引き、そこから右足を前に出します。
 相手の右、つまり後ろに移動したいときには、相手から遠い右足を軽く前に踏み出し、そこから左足を後ろに引きます。
 左右の足とも、前、前と足を踏み出したり、後ろ、後ろと足を引いたりしていると、急いで移動しようとした際に、両足を一緒にジャンプさせる格好になって、隙ができたりしてしまいます。また軽く前に出した足、引いた足の筋肉の伸びを収縮に変える、「伸張反射」を利用することも、素早く動けることにつながるのかなと思いました。さらには、相手に対するフェイントと、いくつものメリットがありそうです。「目から鱗」でした。
 実際の稽古では、慣れない動きで、こんがらがってしまいましたし、太もも、ふくらはぎが筋肉痛になってしまいました。
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 次に、「スポーツ競技空手」での、パンチの打ち方を教えていただきます。相手の身体に、より早く到達するということが重要なので、できるだけ、身体を伸ばして、腕を伸ばして、パンチを出します。それが、どれだけのダメージを与えるかは、重要ではありません。
 ボクシングの「ジャブ」に相当する、前に出した側の手で攻撃する「刻み突き」、ボクシングの「ストレート」に相当する、後ろ側の手で攻撃する「逆突き」を、まず教わります。前に飛び出してパンチを出しますが、後ろになる足は、まるでバレリーナのように、後ろに上げて、身体を前傾させます。
 相手へのダメージを重視する「フルコンタクト空手」だと、「そんなパンチでは、効かないよ」となるでしょうが、「効く」、「効かない」はここでは問題になりません。また、身体が流れてしまうことに対して、隙ができてしまうという考えもあるでしょうが、これに対しては、パンチを出した後に、突いた手と反対の手で、相手の身体を押すことにより、その欠点を補います。
 その二つのコンビネーションの「ワンツー」では、最初に「刻み突き」を出して、片足になった状態から、そのまま「逆突き」を出す方法、片足でさらにジャンプして「逆突き」を出す方法を教わりました。
 なお、顔面などの「上段」を狙う際には、「刻み突き」も「逆突き」もポイントになるけれど、ボディを狙う「中段」の際には、「刻み突き」がポイントになることはほとんどなく、「逆突き」でなければポイントにならないのだそうです。
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 2人組みになり、先ほど教わった「刻み突き」を「ダッキング」で避ける練習をします。「スポーツ競技空手」でよく使われるディフェンスなのだそうです。水平から15度、せいぜい30度程度まで、腰を折って、相手の突きを避けます。
 何度か避ける練習をした後、そこから反撃する練習をします。
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 次は、「裏回し蹴り」です。「中段回し蹴り」の軌道で蹴りを出すと見せかけ、そこから腰を後ろに引き、膝を曲げて、相手の側頭部を蹴ります。
 キックミット、サンドバッグを使い、前に出した足、後ろにある足で、これを練習します。
 「刻み突き」を出し、それを相手に受けさせて、そこから、前に出した足で「裏回し蹴り」を出す練習をします。
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 オリンピックに向けての空手競技では、「接近戦」になった際に、3秒以内の「掴み」と「投げ」が許されることになりそうだとのことです。これが、アジア発祥の武道競技で、すでに「柔道」、「テコンドー」がオリンピック競技になっていて、それらとの差別化を図るためのルールのようです。
 掴んでからの「裏回し蹴り」を練習します。相手の道着を掴んで自分の方に引いたときに、相手は崩されまいと、後ろに身体を引きます。そこで距離を作り、「裏回し蹴り」を出します。
 また「投げ」は、回転の中心が、腰よりも高いような、「背負い投げ」のような技は許されず、回転の中心が腰よりも低い、「体落とし」、「大外刈り」、「支え釣り込み足」などは使えるようです。
 ルールについても、いろいろと「目から鱗」でした。
 今日の講義の内容を生かして、2020年の東京オリンピックに向けて、日本代表を目指そうというのは冗談ですが、今日の知識で、オリンピックの空手競技の観戦が、より楽しみになったことは確かですね。
 秋元先生、ありがとうございました。

koyamaclinic at 23:32│Comments(0) 空手 | トレーニング

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