第87回全国花火競技大会「大曲の花火」今年も約300名のお客様を連れて行って参りました。
途中にわか雨に降られましたが全体に風もあり、ここ数年では良いコンディションだったと思います。
今回は久々に最初から最後までじっくり鑑賞してきました。
今回の芯入割物の部では五重芯を上げた小松煙火工業と山煙火製造所が良い出来でしたので、三重芯や四重芯での上位進出は難しかったようです。

トップの紅屋青木煙火店の創造花火「桜−世界へ届け日本の心−」 はふくろい遠州の花火とほぼ同内容でしたが、ストップモーションのように季節の変化と木々の芽生え、そして桜の満開の様を見事に表現していました。
ふくろいを見て「これはスゴイ」と思いましたが、大曲では更に進行上で手直しがあったのか「ため」も見事に活用して、起承転結のある、まさに「叙情詩」とも言える素晴らしい内容でした。
五重芯が失敗だったら、総合優勝は紅屋青木煙火店が持って行ったんだろうと思います。



注目の五重芯に挑戦した小松煙火工業ですが、野村さん以来久々に素晴らしい五重芯を拝ませて頂きました。
度々の挑戦で、ようやくほぼ完璧な形で成功したと思います。
自由玉の「時間差発光体」の進化形である「カメレオンボール」も素晴らしかったです。



今回自由玉で一際歓声が大きかったのが、和火屋の「昇天銀龍万華鏡写輪丸」 。小割物ですが、その器用な細工は「あっぱれ」の一語です。また、創造花火の「純白のラプソディー〜天-国の母から父へのメッセージ〜」は純白の小割物を多用してMISIAの「逢いたくていま」の曲に乗せて、ドラマチックな進行でした。純白の発色にこだわったため、逆にセンスは良かったのですが、もう一ひねり有れば更なる高得点だったと思います。和火屋の躍進が始まりそうな予感です。



その他ですと、我が新潟県の「新潟煙火工業」の四重芯は今までの割物で最高の出来でした!創造花火の松島も効果的で良かったのですが、その後の時間差イルミが単調だったのが残念でした。持ちうる球の厚みが増せば今後上位入賞も覗えるのではないでしょうか?